IPO株の銘柄分析&予想
2019年9月11日 ザイ・オンライン編集部

「ワシントンホテル」のIPO情報総まとめ!
スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、
他のビジネスホテル運営企業との比較や予想まで解説!

[2019年10月23日 情報更新]

会社名 ワシントンホテル
市場・コード/業種 東証二部、名証二部・4691/サービス業
上場日 10月18日
申込期間(BB期間) 10月1日~10月7日
おすすめ証券会社 東海東京証券SMBC日興証券大和証券SBI証券マネックス証券岡三オンライン証券カブドットコム証券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 1462円(+11.60%)
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ワシントンホテルが10月18日にIPO(新規上場)!

「ワシントンホテル」の公式サイトより

 ワシントンホテルは、2019年9月11日、東京証券取引所と名古屋証券取引所に上場承認され、同年10月18日にIPO(新規上場)することが決定した。

 ワシントンホテルは1961年5月11日に設立された。「ワシントンホテルプラザ」「R&Bホテル」及び「名古屋国際ホテル」の計3ブランドのホテル事業を展開している。運営するホテルは全国に42ホテル(2019年8月末現在)であり、ビジネス、観光等様々な顧客が利用している。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

ワシントンホテルのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 9月27日
ブックビルディング(抽選申込)期間 10月1日~10月7日
公開価格決定 10月8日
購入申込期間 10月9日~10月15日
払込日 10月17日
上場日 10月18日

ワシントンホテルのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2019年10月1日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
東海東京証券 1.7
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SMBC日興証券
[最短3日で取引可能]
0.9
公式サイトはこちら!
大和証券
[最短翌日に取引可能]
0.9%
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SBI証券
[最短翌日に取引可能]
0.9%
公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短2日後に取引可能]
0.9%
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岡三オンライン証券
[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
カブドットコム証券
[最短4日後に
取引可能]
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DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事証券) 88.7  
みずほ証券 4.3  
岡三証券 1.7  

ワシントンホテルのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 1290
仮条件
[予想PER(※2)
1280~1310円
8.8倍~9.0倍]
公募価格 1310円
初値 1462円
初値騰落率 +11.60%
予想トレーディングレンジ(※3) 1100円~2000円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2019年9月26日ザラバの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 12.9倍
アメイズ<6076> 8.0倍
グリーンズ<6547> 13.1倍(連)
共立メンテ<9616> 17.7倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

ワシントンホテルの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 1190万株(予定)
公開株式数 公募180万株
(オーバーアロットメントによる売出27万株)
想定公開規模(※1) 26.7億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

ワシントンホテルは「ワシントンホテルプラザ」運営

 ビジネスホテルの運営を行う。計3ブランドのホテル事業の運営を行っており、「ワシントンホテルプラザ」は直営18ホテルをチェーン展開。主要駅もしくは繁華街に近い立地と、老舗としての安心感が評価されている。宿泊特化型ホテルの「R&Bホテル」は全国で直営23ホテルのチェーン展開を行っている。

 ホテル運営会社のIPOは近年の訪日外国人客(インバウンド)の増加を背景に初値堅調だが、足元では日韓関係悪化の影響が警戒されている。同社に関しては初値期待の高まりにくい東証2部上場案件であり、業績面でも2期連続の経常減益見通しとなっており、成長企業として評価を受けづらい。

 公開規模については20億円台後半となる見込みで、同日上場の浜木綿<7682>と比べやや荷もたれ感が意識されそうだ。

◆「ワシントンホテル」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
東海東京証券
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SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
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大和証券[最短翌日に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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ワシントンホテルの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2016/3 21,007
(―)
3,088
(―)
1,963
(―)
2017/3 19,661
(-6.4%)
3,389
(9.7%)
2,432
(23.9%)
2018/3 19,556
(-0.5%)
2,949
(-13.0%)
1,873
(-23.0%)
2019/3 19,709
(0.8%)
2,857
(-3.1%)
1,940
(3.5%)
2020/3予
(―)

(―)

(―)
■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2018/3 21,417
(―)
3,009
(―)
1,912
(―)
2019/3 21,410
(0.0%)
2,836
(-5.8%)
1,704
(-10.9%)
2020/3予 22,234
(3.8%)
2,426
(-14.5%)
1,727
(1.3%)
2019/6 1Q 5,506
(―)
787
(―)
505
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円 連結:145.13円/28.00円
予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの

ワシントンホテルの業績コメント

 2020年3月期の業績は、売上高が前期比3.8%増の222.3億円、経常利益が同14.5%減の24.2億円と増収減益の見通しとなっている。

 ホテル業界においては、今後も人件費・原材料費といったコストの上昇や、消費増税が国内需要に及ぼす影響に留意する必要はあるものの、訪日外国人の増加、東京オリンピック・パラリンピックの開催など好影響となる要素も多くある。このような環境下、同社は新規出店として、2019年6月に「R&Bホテル名古屋新幹線口」を開業した。また、競争力向上のため、飛騨高山ワシントンホテルプラザに大浴場を設置した。

 販売面においては、最大の販売チャネルとなっている同社公式サイト「宿泊ネット」について、その使い勝手を向上させるためポイント交換単位を引き下げたほか、宿泊予約比較サイト(トラベルコ等)へ掲載し露出を増やすことにより、販売室数の増加を図った。さらに、国内外のリアルエージェント経由の販売を増やすためプロジェクトチームを発足し、営業体制を強化した。

 他方、経費面においては、人手不足による清掃費の上昇、並びに販売手数料などの運営コストが増加した。

ワシントンホテルの詳細情報

■基本情報
所在地 愛知県名古屋市千種区内山三丁目23番5号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 内田 和男(昭和25年2月10日生)
設立 昭和36年5月11日
資本金 9500万円(令和1年9月11日現在)
従業員数 新規上場会社426人 連結会社458人(令和1年7月31日現在)
事業内容 ビジネスホテルの運営
■売上高構成比率(2019/3期 実績)
品目 金額 比率
北海道 464 百万円 2.2%
東北 626 百万円 2.9%
関東・甲信越 4,678 百万円 21.9%
東海・北陸 4,899 百万円 22.9%
近畿 4,471 百万円 20.9%
中国 2,316 百万円 10.8%
四国 459 百万円 2.1%
九州 3,492 百万円 16.3%
合計 21,410 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 株式会社丸栄 143万3520株 14.20%
2 藤田観光株式会社 106万1280株 10.51%
3 株式会社三菱UFJ銀行 50万3000株 4.98%
3 株式会社みずほ銀行 50万3000株 4.98%
3 株式会社名古屋銀行 50万3000株 4.98
6 日本生命保険相互会社 49万5000株 4.90%
7 明治安田生命保険相互会社 44万株 4.36%
8 株式会社近藤紡績所 31万6800株 3.14%
9 名古屋中小企業投資育成株式会社 29万7000株 2.94%
10 朝日生命保険相互会社 27万5000株 2.72%
合計   582万7600株 57.73%
■その他情報
手取金の使途 新規店舗の出店費用及び既存店舗のリニューアル費用へ充当する予定
関係会社 名古屋国際ホテル(株) 連結子会社 ホテル事業
VC売却可能分(推定) 株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 -年-月-日
割当先
発行価格
◆「ワシントンホテル」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
東海東京証券
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SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
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大和証券[最短翌日に取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
マネックス証券[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
岡三オンライン証券[最短2日後に取引可能]
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カブドットコム証券[最短4日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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ワシントンホテルの銘柄紹介

 同社グループは、同社及び連結子会社である名古屋国際ホテル(株)の計2社で構成されている。
同社グループは、「ワシントンホテルプラザ」「R&Bホテル」及び「名古屋国際ホテル」の計3ブランドのホテル事業の運営とゴルフ場クラブハウス内レストランの運営受託をしている。

(1)ワシントンホテルプラザ

 「ワシントンホテルプラザ」は1969年の1号店開業以来、50年の歴史があり、高度経済成長の時代のなか、低料金で安全に泊まることができるスタイルがビジネスパーソンに支持され出店を伸ばしてきた。ビジネスホテルのチェーンとして、全国の多くのビジネスパーソンが認知している。主要駅もしくは繁華街に近い「立地」と、老舗としての「安心感」が評価されており、部屋タイプは、シングル、ツイン、ダブルと各種タイプの部屋を保有している。

 また、一部のワシントンホテルプラザには飲食店や宴会場を併設し、幅広い顧客ニーズに対応している。利便性の高いビジネス・観光の拠点となるよう直営18ホテルをチェーン展開している。2019年3月期のワシントンホテルプラザのADR(平均客室単価)は6570円(前期比0.2%増加)、稼働率は72.6%(同1.4pt減少)、RevPAR(販売可能客室数当たりの客室売上)は4767円(同1.7%減少)となっている。

(2)R&Bホテル

 「R&Bホテル」は宿泊特化型ホテルとして首都圏を中心に、全国で直営23ホテルのチェーン展開を行っている。毎朝、スタッフが焼き上げるあつあつの焼きたてパン、挽きたてのコーヒー、ジュース、スープ、味付けゆで玉子を無料で提供することで、付加価値の向上を目指している。また、スタッフの95%以上が女性であり、細やかな配慮で、少しでも顧客の役に立てるよう親切な応対を心がけており、女性の顧客でも安心して泊ることができる。客室はR&Bホテル八王子の16室のツインを除いてほかは全てシングルである。

 さらに、チェックインの工程を細分化し、宿泊台帳記入や金銭授受には従業員の人手を介さず、宿泊台帳記入は館内の案内表示にて顧客を誘導することで対応し、金銭授受は自動精算機を導入して対応するなど少人数オペレーションを徹底し、業務効率を上げることでリーズナブルな価格での提供が可能となっている。2019年3月期のR&BホテルのADRは6013円(同0.2%増加)、稼働率は84.7%(同0.1pt増加)、RevPARは5093円(同0.3%増加)となっている。

(3)名古屋国際ホテル

 「名古屋国際ホテル」は、1964年に名古屋初の本格的都市型ホテルとして開業した、歴史と伝統ある老舗ホテルであり、飲食店舗と宴会場を付帯して運営している。名古屋市の繁華街である栄の中心に位置し、立地の良さでビジネスをはじめ、観光客からも支持されている。2019年3月期の名古屋国際ホテルのADRは8489円(同0.1%増加)、稼働率は69.6%(前期比7.1pt減少)、RevPARは5908円(前期比9.2%減少)となっている。なお、名古屋国際ホテルは2020年9月に営業終了を予定している。

 以上の計3ブランドのホテル事業で、運営するホテルは全国に42ホテル(2019年8月末時点)であり、ビジネス、観光等様々な顧客が利用している。2019年3月期の同社グループホテル全館の客室数は9,118室、ADRは6317円、稼働率は78.6%となっている。同社グループの収益としては、「ワシントンホテルプラザ」「R&Bホテル」「名古屋国際ホテル」での収益が98%超となっており、ゴルフ場クラブハウス内レストランによる収益は僅少なものとなっている。

ワシントンホテルの投資のポイント

 ホテル運営会社のIPOは近年の訪日外国人客(インバウンド)の増加を背景に初値堅調で、2017年12月にジャスダックへ上場したABホテル<6565>(公開規模12.4億円)は公開価格比+104.0%となった。今後もラグビーワールドカップや来年の東京オリンピック・パラリンピックの効果が期待される一方、足元では日韓関係悪化の影響が警戒されている。

 同社に関しては初値期待の高まりにくい東証2部上場案件であり、業績面でも2期連続の経常減益見通しとなっており、成長企業として評価を受けづらい。需給的には浜木綿<7682>の同時上場で資金分散が想定されるうえ、浜木綿に比べ公開規模が大きい。株価の割安感や株主優待取りの動きが一定の下支えとなるものの、初値の伸びは期待しにくい。

 同社グループは、「ワシントンホテルプラザ」「R&Bホテル」及び「名古屋国際ホテル」の計3ブランドのホテル事業の運営とゴルフ場クラブハウス内レストランの運営受託を行っている。ワシントンホテルプラザは1969年の1号店開業以来、50年の歴史がある。主要駅もしくは繁華街に近い立地と、老舗としての安心感が評価されており、部屋タイプはシングル、ツイン、ダブルと各種タイプの部屋を保有している。直営18ホテルをチェーン展開。前期の平均客室単価は6570円、稼働率は72.6%。

 R&Bホテルは宿泊特化型ホテルとして首都圏を中心に、全国で直営23ホテルのチェーン展開を行っている。平均客室単価は6013円、稼働率は84.7%。名古屋国際ホテルは2020年9月に営業終了を予定している。ゴルフ場クラブハウス内レストランによる収益は僅少。「ワシントンホテル」を運営する藤田観光<9722>は発行済株式の10.51%を保有する第2位株主となっている。

 業績面について、2020年3月期は売上高が前期比3.8%増の222.3億円、経常利益が同14.5%減の24.2億円と増収減益の見通しとなっている。株式公開費用が発生するのに加え、人手不足により人件費や清掃費が上昇し、オンライン旅行会社(OTA)などに支払う販売手数料も増える。

 想定仮条件水準の今期予想PERは8~10倍程度となる。グリーンズ<6547>など類似のホテル運営会社を下回る水準だが、今期減益予想を踏まえると妥当なディスカウントと考えられる。期末配当は1株当たり28.0円を予定。また、株主優待として同社ホテルでの宿泊・飲食で割引を受けられる優待券を贈呈する。

 公開規模については20億円台後半となる見込み。中小企業投資育成会社が1社29万7000株(上場時発行済株数の2.5%)を保有しているが、株主には金融機関や名古屋地盤の企業が多い。ロックアップは上場日後180日間。同日上場の浜木綿が公開規模10億円強といったところなので、ワシントンホテルはやや荷もたれ感が意識されそうだ。

◆「ワシントンホテル」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
東海東京証券
公式サイトはこちら!
SMBC日興証券[最短3日で取引可能]
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大和証券[最短翌日に取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
岡三オンライン証券[最短2日後に取引可能]
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カブドットコム証券[最短4日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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