日本駐車場開発(2353)、11期連続「増配」を発表し、
配当利回り3.5%に! 配当額は11年で4.7倍に増加、
2021年7月期は前期比0.25円増の「1株あたり4.75円」
日本駐車場開発は、2021年7月期の配当を前期比で「増配」とする予想を、2020年9月4日の15時30分に発表した。これにより、日本駐車場開発の配当利回り(予想)は3.33%⇒3.51%にアップし、「連続増配期間」は"10期"から"11期"に更新される見通しとなった。

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日本駐車場開発が発表した2020年7月期の決算短信によると、2021年7月期の予想配当は「1株あたり4.75円」となっている。なお、日本駐車場開発は期末配当による年1回の配当を基本方針としており、中間配当は実施していない。
日本駐車場開発の2020年7月期の配当は「1株あたり4.5円」だったので、前期比で「0.25円」の増配となる。今回の増配発表によって、日本駐車場開発の配当利回り(予想)は3.33%⇒3.51%にアップすることとなった。
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日本駐車場開発は今回、配当予想とともに業績予想も発表しており、2021年7月期の業績予想は前期比で「増収増益」の予想となっている。なお、日本駐車場開発は配当政策の基本方針を、「経営基盤の強化および中長期的な事業展開に備える内部留保と資本効率等を総合的に勘案したうえで、毎期の配当方針を決定すること」としている。
日本駐車場開発の過去12期の配当の推移は?
■日本駐車場開発(2353)の過去12期の配当の推移 | ||||
期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
2009/7 | 1円 | 2016/7 | 3.5円 | |
2010/7 | 1.5円 | 2017/7 | 3.75円 | |
2011/7 | 2円 | 2018/7 | 4円 | |
2012/7 | 2.5円 | 2019/7 | 4.25円 | |
2013/7 | 2.7円 | 2020/7 | 4.5円 | |
2014/7 | 3.3円 | 2021/7 | 4.75円 (予想) |
日本駐車場開発は2011年7月期以降、連続増配を継続しており、2021年7月期の配当予想「1株あたり4.75円」が予想通りに実施されれば”11期連続増配”を達成することになる。
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また、日本駐車場開発の配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まる直前の2010年7月期から2021年7月期までの11年間で、日本駐車場開発の年間配当額は「1株あたり1円」から「1株あたり4.75円」まで、4.75倍に増加している。
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配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、日本駐車場開発の株価は2011年7月の終値40円から本日(2020年9月4日)の終値135円まで、3.3倍に上昇している。
■日本駐車場開発(2353)の株価チャート/月足・10年
日本駐車場開発の配当利回りは?
日本駐車場開発の2020年9月4日時点の株価(終値)は135円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※日本駐車場開発の配当利回り】
株価:135円
年間配当額:4.75円
配当利回り:4.75円÷135円×100=3.51%
日本駐車場開発の配当利回りは3.51%。2020年8月の東証1部の平均利回りは2.11%(配当実施企業のみ)なので、日本駐車場開発の配当利回りは「高め」と言える。
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なお、日本駐車場開発は「時間貸し駐車場の1日駐車料金30%割引券」や「北海道キャンピングレンタカー『Do Camper』車両貸渡料金20%割引券」などがもらえる株主優待を実施している。ただし、株主優待を受け取るには毎年7月31日現在において、1単元(100株)ではなく10単元(1000株)以上の保有が必要である点には注意しておこう。
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日本駐車場開発は、国内外で駐車場事業を展開している会社。スキー場、テーマパーク、遊園地などの運営事業も手掛けている。2021年7月期(通期)の連結業績予想は、売上高2.3%増、営業利益23.5%増、経常利益16.7%増、親会社株主に帰属する当期純利益58.1%増と好調(すべて前期比)。
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■日本駐車場開発 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
不動産業 | 2353 | 東証1部 | 4.75円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
135円 | 100株 | 1万3500円 | 3.51% |
※株価などのデータは2020年9月4日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |