大紀アルミニウム工業所(5702)、「増配」を発表し、
配当利回り3.2%に! 年間配当は7年で4.6倍に増加、
2021年3月期は前期比3円増の「1株あたり28円」に!
大紀アルミニウム工業所は、2021年3月期の配当予想を修正し、前期比および前回予想比で「増配」とする予想を、2021年3月8日の15時10分に発表した。これにより、大紀アルミニウム工業所の配当利回り(予想)は2.93%⇒3.29%にアップした。

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大紀アルミニウム工業所は、2021年3月期の予想配当を修正し、中間配当(9月・権利確定済み)が「10円」、期末配当(3月)が「18円」、合計の年間配当額は「1株あたり28円」とすると発表した。
年間配当額の前回予想は「1株あたり25円」だったので、前回予想より「3円」の増配となる。今回の増配発表により、大紀アルミニウム工業所の配当利回り(予想)は2.93%⇒3.29%にアップした。
また、大紀アルミニウム工業所の2020年3月期の配当は「1株あたり25円」だったので、前期比でも「3円」の増配となる見込み。
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大紀アルミニウム工業所は今回、配当予想の修正とともに業績予想の修正も発表しており、2021年3月期は前回予想比で「増収・増益」の業績予想となっている。大紀アルミニウム工業所は、この修正後の業績予想を踏まえた結果、今回の「増配」を決定した形だ。なお、増配が発表されたのは2021年3月に権利が確定する期末配当であり、大紀アルミニウム工業所の期末配当の「権利確定日」は2021年3月31日、「権利付き最終日」は2021年3月29日となっている。
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大紀アルミニウム工業所の過去10期の配当の推移は?
■大紀アルミニウム工業所(5702)の過去10期の配当の推移 | ||||
期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
2012/3 | 6円 | 2017/3 | 14円 | |
2013/3 | 6円 | 2018/3 | 18円 | |
2014/3 | 6円 | 2019/3 | 25円 | |
2015/3 | 8円 | 2020/3 | 25円 | |
2016/3 | 10円 | 2021/3 | 28円 (予想) |
大紀アルミニウム工業所は、2015年3月期以降、連続増配を継続していたが、2020年3月期には年間配当額が”横ばい”となったため、連続増配がストップしてしまっていた。しかし、2021年3月期の配当予想「1株あたり28円」が予想通りに実施されれば、再び前期比で「増配」となる見通しだ。
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また、大紀アルミニウム工業所の配当額の伸び具合も確認しておきたい。増配傾向が始まる直前の2014年3月期から2021年3月期までの7年間で、大紀アルミニウム工業所の年間配当額は「1株あたり6円」から「1株あたり28円」まで、4.6倍に増加している。
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配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、大紀アルミニウム工業所の株価は2014年3月の終値245円から2021年3月3日に記録した年初来高値886円まで、3.6倍に上昇している。なお、発表当日(2021年3月8日)の終値は851円で、2014年3月の終値から3.4倍に上昇した水準で推移している。
■大紀アルミニウム工業所(5702)の株価チャート/月足・10年
大紀アルミニウム工業所の配当利回りは?
大紀アルミニウム工業所の2021年3月8日時点の株価(終値)は851円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※大紀アルミニウム工業所の配当利回り】
株価:851円
年間配当額:中間10円+期末18円=28円
配当利回り:28円÷851円×100=3.29%
大紀アルミニウム工業所の配当利回りは3.29%。2021年2月の東証1部の平均利回りは1.89%(配当実施企業のみ)なので、大紀アルミニウム工業所の配当利回りは「高め」と言える。なお、大紀アルミニウム工業所は株主優待を実施していない。
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大紀アルミニウム工業所は、アルミニウム二次合金の大手メーカー。生産量は国内トップ、世界でもトップクラスを誇る。2021年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高15.2%減、営業利益16.4%増、経常利益13.5%増、親会社株主に帰属する当期純利益3.2%増となっている(すべて前期比)。
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■大紀アルミニウム工業所 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
非鉄金属 | 5702 | 東証1部 | 28円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
851円 | 100株 | 8万5100円 | 3.29% |
※株価などのデータは2021年3月8日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |