家計再生コンサルティング
【第23回】 2012年12月11日 横山光昭

あなたは一日何回お財布を開きますか
意外に重要な”財布の見直し”

「浪費財布」を作り、ちょっとした贅沢で浪費心を満足させよう

 とはいえ、いくら消費のリズムを決めても、時々無性にお金を使いたくなることはありませんか? 私はあります。

 ボーナスなどのまとまったお金が入ったときや、休日にリラックスして街をぶらついているとき、もしくはストレスが貯まったときなど……シチュエーションはさまざまでしょうが、ともかく人はときとして無計画にお金を使ってしまうことがあります。頻繁だといただけませんが、時々であれば、ガス抜きとしてそんなことがあってもいいでしょう。

 ですが、一番素晴らしいのは、そんなガス抜きの浪費ですら、計画的に行なうことです。そのためにおすすめしたいのが、「浪費財布」を持つこと。断っておきますが、この浪費財布は何万円もの高額の浪費用ではありません。普段は入らないようなカフェでちょっと高いケーキを食べたり、発泡酒ではなくビールのロング缶を買ったり……程度の、少額の浪費(に準ずるお楽しみ用のお金)を想定したものです。

 その浪費財布のお金は、ズバリ小銭貯金で作ります。小銭貯金の方法については前述の通りですが、毎日小銭を貯めるのが難しければ3日に1度でもいいですし、よくある500円玉貯金などでもいいでしょう。500円はなかなか集まらないので「100円以上貯金」をしていた人も知っていますが、それもまたおすすめの方法です。小銭貯金がある程度貯まったら、普段の財布とは別の財布(あるいはポーチでも何でも構いません)に移してください。

 私の場合は、浪費財布で普段買わないスタバのコーヒーや、ジュースを買うことがたまにあります。普段我慢していることをすると、小さいことでも贅沢感でいっぱいになれるんですよね。

 「小さすぎる」「みみっちい」と思われるかもしれませんが、それは普段我慢をしたことのない方の発想だと思います。そういう人は一度、財布を開く回数を減らし、浪費を我慢してみてください。そして、ガス抜き的に小さな浪費をたまにする。それだけでも、人の浪費心は案外満足するものなんですよ。

 来年からは、普通の財布に加え、おまけの浪費財布、作ってみてください。

(構成/元山夏香)