世界投資へのパスポート
【第266回】 2013年5月27日 広瀬 隆雄

米株に警鐘! FRBはこの数カ月のうちに
債券買い入れプログラム縮小を試行する!

今後、経済指標が強かった場合、それはすべて「悪いニュース」に

難しいことは「立つ鳥」が片づけるのが習わし

 さて、もし新しい人が次のFRB議長に推されるのであれば、バーナンキ議長には、今やっておくべきひとつの仕事が残されています。それは次の議長が着任直後に仕事がやりやすいような環境を作っておくということです。

 債券買い入れプログラムは、非伝統的緩和政策と呼ばれることもありますが、その言葉が示す通り、下のグラフで示した通常のフェデラル・ファンド(FF)金利の上げ下げによる操作とは異なる、異例の措置です。

 異例の措置だけに、その手仕舞いに際しては未知数のことが多いと思われています。言い換えれば手綱さばきが難しいのです。

 すると、「立つ鳥あとを濁さず」ではありませんが、難しいことは既に市場との対話に慣れている現職の議長が在職中にとりかかるというのが、FRBの不文律のならわしになっているのです。

 現在、FRBが置かれている状況にそれを当てはめると、債券買い入れプログラムの縮小の小手調べを行うのはバーナンキ議長の仕事となるわけです。