最下層からの成り上がり投資術!
【第134回】 2014年10月28日 藤井 英敏

日本株は世界の景気敏感株。
いまは日本株を買うタイミングではない!

 なぜなら、日本株は世界の景気敏感株です。先行きの世界景気が不透明だと、先進国で最も売られるのが日本株なのです。ましてや今は、消費再増税がどうなるのか、内部要因も不透明です。

 実際、10月第3週(14~17日)の投資部門別株式売買動向では、外国人は3週連続で売り越しました。売越額は4076億円(前週は3370億円の売り越し)でした。外国人が買い越しに転じてこないと、残念ですが日本株の本格的上昇は期待できませんね。

 株式投資で成り上がりたいあなたにとって、最も儲けにくい投資環境になったと考えます。おそらく、消費税の再増税が来年10月から予定通り実施されるのか、または、実施が延期されるのかが正式に決まるまでは、今のような儲けにくい相場が環境が続くとみています。

これから2番底をつけにいく展開を予想

 足元で日経平均は26週移動平均線(27日現在1万5240.71円)と13週移動平均線(同1万5496.19円)とに挟まれたゾーンで推移しています。今後、26週移動平均線割れなら、まずは200日移動平均線(同1万5079.41円)の攻防が予想されます。

 一方、13週移動平均線を上抜けるようなら、まずは25日移動平均線(同1万5579.89円)の攻防ということになるでしょう。なお、消費税の再増税の件が確定するまでは、日経平均は25日移動平均線を超えることは難しいとみています。万が一、超えても一時的で、売り場になるというのが現時点での私の相場観です。

 ちなみに、日経平均の9月25日高値1万6374.14円から10月17日安値の1万4529.03円までの下げ幅は1845.11円です。この半値戻しが15451.59円です。これに対して、10月27日の戻り高値は1万5424.05円です。値幅的には十分戻りました。このため、この1万5424.05円が、目先1カ月程度の高値になったとしても、まったく意外感はありません。

 ただし、現時点では、いったんは25日移動平均線ブレイクをトライして失敗するというのがメインシナリオです(笑)サブシナリオは、27日の1万5424.05円が戻り高値となり、1番底の10月17日に1万4529.03円に対する2番底をつけにいくというものです。

 現時点では安倍首相の決断を見極めてから、株を買えばいいわけで、あえてリスクをとって、日本株に投資するタイミングではないような気がします。