個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!
2016年5月25日 ザイ・オンライン編集部

20万円を日本株で3000万円にした26歳男性が登場!
資産を増やした割安株を見つける3条件、
人気のインバウンド株を買わない理由などを公開!

今発売中のダイヤモンド・ザイ7月号には、投資により1億円以上の資産を作った億万長者たちの投資のワザをまとめた別冊付録「アナタも1億円!億万長者224人の投資の思考術&儲け方」が付いている。今回はその中から、なんと株で資産を150倍に増やした個人投資家の手法を紹介しよう。

好業績の割安株が減少する中、
成長力重視の株選びにシフト!

 17歳で投資を開始して、わずか9年間で資金20万円を3000万円にしたのが、弱冠26歳の、さっかくさんだ。

若干26歳にして元手20万円を9年間で3000万円にした理論派投資家

 「将来、自分で稼げる方法を探していた時に、リーマンショックのニュースで金融市場のことを知って、投資に興味を持ったんです」

 バイトで貯めた資金の20万円を元手にFXを開始。某国立大学に入学し、株式投資研究会に入ると、株への投資にシフトしていった。

 「当時はリーマンショック後で、割安な株がゴロゴロあったんです。例えば、リサイクルショップを展開するトレジャーファクトリー(3093)は利益が大きく伸びていたのに、PERは12 ~13倍だった。資金を集中して買ったことで、資産も急増しました」

 PERが割安な株の投資で成功したさっかくさんは、
(1)売上高が成長
(2)1株利益が2桁伸びている
(3)PERが20倍以下の銘柄

の3条件を満たす銘柄を選んでいたが、最近は1株利益が30~40%伸びそうならPER30倍程度でも買うようになった。

 「財務内容や株価指標だけで選ぶと、急騰する株は選べません。利益を伸ばし、株価が大きく上昇するのは、PERが高くても独自のビジネスや、参入障壁が高い事業を行なっている競合がいない企業なんです」

 さらに、そういう株の多くは、ITやサービス、医療関連の事業を行なっていることが多く、設備投資などで巨額の資金を必要としないのもポイントだと言う。

人気化しているインバウンド関連株は
あえて買わないというその理由とは?

 「テーマ性も確認しています。一度流れができると、元に戻らないテーマがいい。インバウンド関連は、円高などで外国人観光客が急減するリスクがあります。しかし、自動運転や人工知能などは、それが導入されると、インターネットの普及のように、社会を大きく変え、それがない世界に戻ることはないはず」

インバウンド関連は一時的ブームかも

 3月に投資を開始したHamee(3134)はスマホケース販売から、クラウド型のEC支援事業へと事業内容が変化しているのを知ったのが、買うきっかけになった。

人工知能関連株のHamee(3134)が大幅上昇

 「営業利益が約40%も伸びる会社予想なのに、PERを見ても15倍程度と割安でした。スマホケース販売から、EC支援事業へと事業転換しつつある点を、市場が織り込んでいると思えなかったんです」

 加えて、同社は人工知能などの研究も開始しており、テーマ性も高い。日本郵便との提携強化や、初の配当実施を発表したことで、株価は2カ月間で3.3倍まで上昇した。

 さっかくさんは、その企業が今後有望かどうかを、徹底的に調べるが、重視する資料のひとつが中期経営計画だ。中期経営計画を見ると、企業の数年後の利益目標や新事業のことなどがわかるので、今後の会社の成長性を判断するための材料になる。

 「中期経営計画は、企業の目標です。過去の資料も見て、目標を達成していれば、会社が発表している業績予想などに対する信頼性も高まります。しかも、ちゃんとした経営者かどうかを判断するヒントにもなるんです」

 さっかくさんは、数多くの投資や経営に関する本を読み、投資の勉強に今も励んでいる。

 「みんなが焦っている時ほど、株にはチャンスがあります。『戦いは始まる前に勝敗が決まっていて、事前の準備がすべて』という著名投資家の言葉を忘れないように、いろんな企業の分析を続けます」。

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