節約の達人が伝授!ゼロから貯める節約術
【第23回】 2016年6月8日 風呂内亜矢

貯金を増やすコツは「5つのルール」を守ること!
貯められないOLからお金の専門家に変身した
ファイナンシャルプランナーの貯金術を大公開!

【貯金のルール②⇒衝動買いを禁止する】
事前によく考えて買うと決めていたもの以外、買わない

 出費を減らすには、よく考えてお金を使うことが大切です。深く考えず、「あ、これほしいかも」と思って、即決で買い物する頻度が高いと、どうしてもムダが多くなります。よって、「衝動買いをしない」というルールを自分に課しましょう。

 このルールは、何を買うときにも守る必要があります。例えば、食品を買うとき。買うものをメモしてスーパーに行ったにもかかわらず、特売品に目が留まり、予定していなかったものを買ってしまう――というのは、よくある話です。きちんと使い切れるものであればいいのですが、それほど必要のないものだったりすると、ムダ遣いになってしまいます。

 それなら、消費期限切れを特に心配する必要のない洗剤やティッシュなどの日用品ならいいのか、という話になりますが、これは少量であればいいでしょう。ただ、いくら特売と遭遇しても、大量に買い込むのはおすすめしません。場所をとって、どこに何があるかわからなくなりがちだからです。ストックがあるのに、見つからなくて新しいものを買ってしまうという失敗は、誰しも一度くらいは経験があるのではないでしょうか?

 それに、ストックがたくさんあるものは、あまり大事に使わなくなってしまう傾向もあるようです。例えば、家にティッシュのストックがなかったら、一枚一枚を大事に使い、すぐなくならないように注意するでしょう。しかし、家にストックがいっぱいあったら、ティッシュ1枚で済むところをつい2枚3枚と使ってしまう……なんてことも起こりがち。そのため、ストックは何でも1つか2つ程度に収めるのがベターです。

 話を戻しますが、食品や日用品以外のものも、当然即決で買うのはNGです。私は以前、OLをしていたのですが、20代のときには実家暮らしにもかかわらず、あまり貯金ができていませんでした。その当時を振り返ると、高い頻度で衝動買いをしていたように思います。洋服や靴、バッグ、化粧品など、ふらりと立ち寄った百貨店などで、「ほしい」と思ったものを即決で買ってしまうことがよくありました。今思えば、それがお金を貯められない大きな要因だったと思います。

 もちろん、ふらりと百貨店に立ち寄るなど、ウィンドーショッピングをすること自体はいいのです。また、ほしいものを買うことも心の潤いになるので、多少は問題ありません。むしろ、ガマンしすぎるのもよくないので、たまには買い物をしたほうがいいでしょう。ですが、ほしいと思った瞬間に買うのではなく、「その場はいったん冷静になってお店を離れ、一日よく考える」という習慣をつけることをおすすめします。

 これは私自身が習慣づけるようにしてみて、有効だった方法です。そのとき強くほしいと思っても、一晩寝かせてみると、「やっぱりいらなかった」と考え直す確率は非常に高かったです。

 それは、ネットショッピングも同じです。Amazonなどを眺めていると、閲覧・購入履歴に合わせてさまざまな商品をおすすめされるので、つい色々と「ほしいものリスト」に放り込んでしまいがち。それらをすぐには買わず、しばらく寝かせてから再びリストを眺めると、本当にいらないものばかり入っていることもザラです。

 逆に、一晩寝かせてもほしいものは、本当にほしいものだと考えられるので、買ってもいいと思います。もちろん、お小遣いで買える範囲。長く使う家電などであれば、貯金で買える範囲内での購入を心がけましょう。

【貯金のルール③⇒給与明細と銀行口座は定期的にチェック】
自分の収入と支出の内訳、資産の推移を把握するようにする

 給与明細の大切さについては、この連載でも以前にお話ししました。
(※給与明細の参考記事はコチラ⇒給与明細の正しい見方と注意するべきポイントとは?毎月の給与明細で本当の収入と隠れた支出を確認し、将来のために保管しておく習慣をつけるのが大切!

 給与明細を見ると、自分の収入の内訳がわかるだけでなく、社会保険や税金などにどれだけお金を払っているのかもわかります。それに、給与明細の内容は稀に間違っていることもあるので、残業代が正確に反映されているか、役職手当などがきちんとつけられているかなど、確認する必要があります。

 また、銀行の口座も毎月1回は確認するようにしましょう。貯金用の口座は(頻繁に引き出さないのであれば)しょっちゅうチェックする必要はないので、固定費の支払いをしている口座、生活費口座を確認してください。前月の給与振込前日と、当月の給与振込前日の残高を比較すれば、赤字なのか黒字なのかわかります。

 貯金は別口座で管理しているとしても、生活費用口座の残高が減っていたら前月よりお金を使いすぎているということなので、何が理由なのか検証し、使いすぎを見直す習慣にしたいところです。

 給与明細にしろ銀行口座にしろ、しょっちゅうじっくり見る必要はなく、それぞれ5分くらいで構いません。大変なことは長続きしなくなるので、気楽にちょっと目を通す程度くらいの感覚でいましょう。

【貯金のルール④⇒貯金の目的・目標を設定する】
将来、必要になるお金、使いたいお金を具体的に意識してみよう

 人間誰しも、具体的な目的・目標があるときのほうが、底力を出して頑張れるものです。ですから、貯金をする上でも、自分が一体何のために努力してお金を貯めようとしているのか、一度整理して考えてみることをおすすめします。

 内容は何でも構いません。「貯金して結婚資金にしたい」でもいいですし、「家を買いたい」でもいいでしょう。それにいくらくらいかかるのか、具体的に知っておくと、貯金を頑張るモチベーションがアップします。

 大金が必要になる大きな計画である必要はありません。「貯金できたら、海外旅行したい」「バッグを買いたい」といった、比較的少額で叶う夢でもいいと思います。ボーナスを使い果たして旅行したり、バッグを買ったりするのではなく、日々の貯金の一部で買うようにするのです。貯金がゼロだった人が、努力して10万円貯金ができた場合、当然全部使うのはNGですが、「10万円貯まったら高めのランチを楽しむ」などの目標を立てておくのは問題ありません。

 貯金して目標を実現することができたら、次はもう少し大きな目標を立ててみる。この連続によって、徐々に貯金の習慣はついていくはずです。

【貯金のルール⑤⇒臨時収入のムダ遣いを禁止する】
臨時収入も給与も同じお金。どちらも決してムダ遣いはしない!

 臨時収入とは、本当にたまたま手に入ったお金に限らず、ボーナスや、残業代などの変動する手当も含みます。この臨時収入をパーッと使ってしまう人は、世の中に大変多いです。

「メンタルアカウンティング」(心の会計)という言葉があります。「人のお金の使い方は、必ずしも常に合理的ではない」という事実を説明するときに使われる言葉ですが、実際に多くの人の臨時収入の使い方を見ると、非合理的にお金を使っていることに気づかされます。

 たとえば、スーパーの買い物で2種類の牛乳があったとき、価格を比較して10円でも20円でも安いほうを選ぶ、という人は多いですよね。しかし、同じ人がマンションを買うときに、設備のオプションとして「20万円プラスすればより高機能なものがつけられる」と言われると、「20万円なら長い目で見れば安いもの」と、即座に判断したりもする。数千万円単位の大きい買い物をするにあたって、20万円のオプションは安く感じられてしまうのでしょう。しかし、これは非合理的です。

 こうした事例は、日常生活のあちこちに見られると思います。臨時収入に関してもそうです。給与も臨時収入も同じお金であることに変わりないのに、臨時収入だとパーッとムダ遣いしてしまいがちです。「業績好調で会社から寸志が出た」「残業代がいつもより多かった」といったときに、ずっと我慢して買わなかったものをポーンと買ってしまったり、飲み会で派手に使ってしまったり……。営業のインセンティブ(外交員報酬など)がつく人も、それを臨時収入と見なしてムダ遣いする例をわりとよく見聞きします。

 ですが、当然ながら「臨時でいつもより多く入ってきたお金=ムダ遣いしてもいいお金」ではありません。投資に関してもそうです。投資で儲けたお金は「あぶく銭」などといわれて、ムダに使ってもいいお金であるかのように表現されがちです。が、ムダに使っていいお金など、あるわけはありません。

 このように、私たちは知らず知らずのうちに、お金に「色」をつけているのです。この状態のままだと、ムダ遣いが習慣化します。お金に色をつけず、臨時収入は貯金に回すというルールを厳格化したほうがいいでしょう。ですが、ごほうび的なお金が入ってくるのは嬉しいもの。なので、普段順調に貯金ができている人であれば、「臨時収入の半分は絶対貯金に回す」などの、少しゆるいルールでもいいと思います。

 さて、ここまで貯金するための5つのルールを紹介してきました。以下にもう一度まとめておきましょう。

【貯金のルール①⇒天引きで「先取り貯蓄」する】
【貯金のルール②⇒衝動買いを禁止する】
【貯金のルール③⇒給与明細と銀行口座を定期的にチェック】
【貯金のルール④⇒貯金の目的・目標の設定する】
【貯金のルール⑤⇒臨時収入のムダ遣いを禁止する】


 この5のルールは上手に貯金するコツです。これらのルールを守りながら生活していれば、少しずつお金は貯められるようになっていきますので、ぜひ意識しながら生活するようにしてみてください。

(取材・構成/元山夏香)

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