伊藤忠商事
創業者である伊藤忠兵衛の姓名に由来している。1858(安政5)年、初代伊藤忠兵衛が、大坂経由、泉州、紀州へ麻布の行商を開始(伊藤忠商事創業年)。1872(明治5)年、呉服太物商「紅忠」を創立。1893(明治26)年、「伊藤糸店」を開店。1914(大正3)年、個人経営の組織を改め、「伊藤忠合名会社」を設立。1918(大正7)年「伊藤忠商事」を創立し、現在に至る。
関連ニュース
#16
三菱商事、伊藤忠、丸紅…株価も業績も絶好調の商社株は「脱景気連動」で中長期でも有望か
ダイヤモンド編集部,篭島裕亮
上方修正ラッシュとなった総合商社の今期決算。一方で業績は資源高による瞬間風速という声もあり、株価も高値警戒感が漂う。だが大和証券の永野雅幸シニアアナリストは、総合商社は従来イメージの景気循環株から変貌しており、三つの理由から中長期で有望だと指摘する。

伊藤忠・岡藤会長が語る、就活生や社員に求める「最も大切な資質」とは
野地秩嘉
大学生の就職人気ナンバーワンの伊藤忠商事だが、岡藤正広会長が就活生や社員たちに最も求める「伊藤忠パーソン」としての資質はどういうものなのか。昨年12月に『伊藤忠 財閥系を超えた最強商人』を上梓した野地秩嘉氏が、岡藤会長に話を聞いた。

敵は三菱商事にあらず!伊藤忠がアクセンチュア対抗戦を仕掛ける理由
ダイヤモンド編集部,名古屋和希
伊藤忠商事がDX(デジタルトランスフォーメーション)コンサルティング事業の拡大を急いでいる。仮想敵はライバルの三菱商事などではなく、コンサル絶対王者、アクセンチュアだ。伊藤忠がアクセンチュアに対抗戦を仕掛けているのはなぜか。

伊藤忠商事・岡藤会長が「景気拡大はそろそろ終わる」と言い切る理由
野地秩嘉
総合商社各社は2月3日、今年度第3四半期の業績とともに、今年度の連結業績見込みを発表した。資源価格の高騰や円安などの影響もあり、連結純利益で三菱商事が1兆1500億円、三井物産が1兆800億円と、総合商社で初の1兆円台を見込む。さらに伊藤忠商事も8000億円に達する見込みだ。総合商社で空前の好決算が続く中、昨年12月に『伊藤忠 財閥系を超えた最強商人』を上梓した野地秩嘉氏が、伊藤忠商事の岡藤正広会長に、同社の経営戦略や今年の経営環境などについて、話を聞いた。

アクセンチュアの競合はBIG4にあらず!伊藤忠、電通、ITベンダー…「猛烈領空侵犯」の狙い
ダイヤモンド編集部,竹田幸平
コンサルティング界の巨艦アクセンチュアはどこまで拡大を続けるのか――。異業種企業を次々とライバルに巻き込み、猛烈な“領空侵犯”に突き進む同社日本法人の狙いを分析。仁義なき戦いの実相を明らかにした。

伊藤忠会長が「マネジメントの失敗」と断言!ファミマ等所管の第8カンパニー、機能不全の舞台裏
ダイヤモンド編集部,山本興陽
伊藤忠商事がファミリーマートなどを所管する第8カンパニーの立て直しを急いでいる。トップを交代させ、エドウィン社長の小谷建夫氏が4月から新たなプレジデントとして就任する。岡藤正広会長の肝入り組織でありながらも、「マネジメントの失敗」と岡藤会長が自ら言及したことで業界の話題を集めた第8カンパニーは、なぜ機能不全に陥ったのか。

#5
ゼネコン、電力、電機…「名経営者」がいなくなった業界はどこ?新旧比較で徹底検証
ダイヤモンド編集部,名古屋和希
40年前には鹿島建設や東京電力、日本電気などのトップも名経営者に名を連ねたが、現在の社長が選ぶ「名経営者」にはそうした企業は出てこない。40年前と現在の「名経営者」の顔ぶれを徹底比較すると、理想のリーダー像の変化が浮かび上がる。

ソフトバンクはソニーと対等合併もおすすめ?23年は企業も「タイパ」の年に
鈴木貴博
2023年の日本経済のキーワードは「タイパ(=タイムパフォーマンス)」です。実は、新年会離れも、大企業病も、企業の後継者問題も全て、「タイパ」から考えると様相が変わるのです。

#56
ファミマ社長が“経済圏”拡大を大胆宣言!伊藤忠流の「勝ち癖」戦略とは
ダイヤモンド編集部,名古屋和希
円安や原料高による値上げや人手不足、コンビニ飽和論など逆風に見舞われているコンビニエンスストア業界。3強の一角、ファミリーマートはこの難局をどう乗り切ろうとしているのか。伊藤忠商事出身の細見研介社長を直撃。細見氏は「ファミマ経済圏」という概念を打ち出し、利便性だけではない新しいコンビニを拡大していく考えを示した。

#1
社長100人が選ぶ「名経営者」ランキング【全58人】1位は経営の神様、2位は現役の大物
ダイヤモンド編集部,名古屋和希
ダイヤモンド編集部は上場企業の現役社長に「現代の名経営者」を問うアンケートを試みた。現役トップ100人の回答で、最も多い票を集めたのは「経営の神様」と称される経営者で、2位には現役の大物経営者が入った。現代の名経営者に選ばれた総勢58人の顔ぶれを全公開する。

#40
伊藤忠の石井社長が明かすドル円相場予想「日本は安いので投資を促進したい」
ダイヤモンド編集部,大矢博之
商社で「非資源ナンバーワン」を掲げる伊藤忠商事は、円安と資源高の追い風に乗り切れていない。2023年3月期の純利益予想を8000億円に上方修正したものの、前期と比べ減益の見通しだ。どう巻き返していくのか。伊藤忠の石井敬太社長に、23年の投資先とドル円相場予想について聞いた。

#38
三井物産の堀社長が語る資源バブル益の使い道「3つの攻め筋に投資する」
ダイヤモンド編集部,大矢博之
三大商社の中で資源ビジネスへの依存度が高く、円安と資源高の恩恵を享受する三井物産。2023年3月期の純利益予想を9800億円へと上方修正し、1兆円の大台に迫る。稼いだ金を何に使い、23年の市況をどう見ているのか。三井物産の堀健一社長に、稼いだ利益の投資先と、23年のドル円相場予想について聞いた。

#35
三菱商事の中西勝也社長が明かすドル円相場観「適正水準は125円」
ダイヤモンド編集部,大矢博之
2023年3月期の純利益予想を1兆円超へと上方修正し、商社業界の王者としての実力を見せつける三菱商事。資源高と円安が業績のけん引役だ。稼いだ金を何に使い、23年の市況をどう見ているのか。三菱商事の中西勝也社長に、脱炭素投資の進捗と、23年のドル円相場予想について聞いた。

#32
三菱商事、伊藤忠、三井物産の社長3人が明かす「2023年のドル円相場」予測
ダイヤモンド編集部,大矢博之
三菱商事が2023年3月期決算で1兆円超の純利益予想を見込むなど、絶好調の商社業界。後押しするのは、記録的な円安と資源高だ。しかし、日本銀行のサプライズ政策修正で円安に歯止めがかかった。資源バブルで得た利益の使い道が、23年の企業の命運を分けそうだ。三菱商事、三井物産、伊藤忠商事の3社長が描く投資先と、23年のドル円相場予測をお届けする。

伊藤忠・岡藤会長が「創業者の墓参り」を毎年欠かさない理由
野地秩嘉
岡藤正広は社長就任した翌年の2011年から初代伊藤忠兵衛の墓参りを欠かさない。墓所は京都の東山区にある大谷本廟だ。そこは浄土真宗本願寺派の本山、本願寺の墓地で、宗祖親鸞の御廟所(墓)がある。

伊藤忠が「がんで亡くなった社員の家族」を守る制度を導入できた理由
野地秩嘉
2022年初めにマスコミ各社が出した「今年の展望」をあらためて見直すと、各メディアともに「新型コロナの感染がいつ収まるか」だけが論じる対象だった。2月下旬にロシアがウクライナに侵攻して、戦争になるとは日本ではどのメディアも予想はしていなかった。

伊藤忠が中国CITICへの6000億円投資で弾いた「攻めと守り」のそろばん勘定
野地秩嘉
岡藤正広の「防ぐ」経営思想がもっとも表れているのは、2014年から15年にかけて行った、タイと中国への巨額の投資だ。彼は当時、こんな説明をしている。「狙うべき地域は、人口が増え、マーケットが広がる中国を中心とするアジアです。そのためには現地の強力なパートナーがいると考え、CP、CITICとの資本提携を決めた。CPは東南アジア、中国での事業運営力がある。CITICは中国で知見と信用力があり、資金も持っている。財閥系商社が資源分野で強くなったのは電力会社などのお客と組んだから。伊藤忠はそれがない。その代わりに、生活消費関連でノウハウを持っている会社と組もうと考えた」

伊藤忠・岡藤会長が気づいた自社の弱点、「防ぐ経営」の誕生秘話
野地秩嘉
伊藤忠は2021年3月期の決算で時価総額、株価、連結純利益で総合商社のナンバーワンになった。だが、1年後にはロシアのウクライナ侵攻の影響もあり、資源価格が高騰。22年3月期の連結純利益トップは三菱商事、2位は三井物産となり、伊藤忠は3位となった。

バフェット氏が「5大商社株」を買い増し、何を評価した?
山崎 元
「投資の神様」とも評されるウォーレン・バフェット氏が、日本の5大商社株を買いましたことが分かった。あのバフェット氏は、日本の商社株の何を評価したのか。そして、今後の狙いとして注目すべきポイントとは何か。

伊藤忠の前会長が投資案件の判断で「人間観察」を重視した理由
野地秩嘉
総合商社の歴史と変化を簡単に振り返ると、政府の御用から始まった三菱商事、三井物産は国有財産の払い下げを受け、資源、エネルギーを主に扱う商社となっていった。三菱商事、三井物産であれば、鉄鉱石を輸入してきたら日本製鉄など製鉄会社が引き取ってくれる。石油、LNGを調達したら東京電力など電力会社が買ってくれた。当初から大口顧客がいたから資源商社と呼ばれる彼らの地位は盤石だった。他の領域の仕事もやっているけれど、今も資源を主として扱っている。
