【日本株】増配傾向にあって足元の利回りも高い注目株は、配当利回り5.00％の「酒井重工業」と、配当利回り5.48％の「伯東」！
発売中のダイヤモンド・ザイ4月号の大特集は「10年に一度の”買い”チャンス！ 最強の【高配当株】」！ このところ配当による株主還元に力を入れる企業が増加し、日本株市場では利回り5％超の高配当株の数が、過去最高水準に！ そこで、この大特集では、なかでも注目すべき高配当株を、アナリストや高配当株好きの個人投資家に聞いている。
今回はこの大特集から「連続増配はしていないが、着実に増配傾向の高配当株」2銘柄を紹介！
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長期間増配している「連続増配株」は注目度が高いので、株価も高い！
“非連続”ながら増配傾向の株には割安で高配当な優良株も多数！
配当株に投資するなら、長期で保有して、ずっと配当をもらい続けたいと考えるのが普通だろう。そこで、注目されやすいのが「連続増配株」だ。長期にわたって少しずつ配当を増やし続ける株のことで、なかでもコロナ・ショックなどの逆風に負けず、10年以上も連続増配してきた銘柄は人気が高い。
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ただ、長期で連続増配している株は優良株揃いなので、投資家からの人気が集中し、株価が高め、配当利回りは低めになりがちだ。もちろん、足元の配当利回りが低くても、持ち続けている間に増配すれば、購入時の株価に対して高配当になる可能性は高いだろう。しかし、「今、できるだけ利回りが高い株が欲しい」という人にとっては、少々物足りなく感じられるかもしれない。
そこで、次なる投資先候補としたいのが「連続ではないが増配傾向」の株だ。配当額が横ばいの年があっても、あるいはたまに減配があっても、長期で右肩上がりに増えていれば十分魅力的と言える。
こうした株なら、連続増配株よりも選択肢は増えてくるし、配当利回りが4～5％台の銘柄も珍しくない。そのわりに、連続増配年数のランキングなどには出てこないこともあって、投資家からは見逃されがちだ。
もちろん、増配傾向の株もすべてが優良というわけではないので、見極めは必要になる。「魅力的な高配当株の条件」として、フェアトレードの田村祐一さんが挙げるのは「増収増益であること」と「株価が下落トレンドではないこと」の2点。「利益が伸びていない銘柄は、やはり避けたほうがいいでしょう。また、どんなに高配当の株でも、値下がりで損をしたら本末転倒です」（田村さん）
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注目は配当利回り5.00％で業績も好調な「酒井重工業」と、
配当利回り5.48％で、ここ10年減配していない「伯東」！
ここからは、そんな増配傾向の株の中で、注目の2銘柄を紹介する。銘柄選びにあたっては「今期予想を含む直近10年で、減配回数が2回以下」「増配回数が5回以上」「配当利回り4％以上」であることを条件とした（※銘柄選定と分析コメントはフェアトレードの田村祐一さん。配当利回りなどのデータは2月3日時点）。
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一つ目の銘柄は、配当利回り5.00％の酒井重工業（6358）だ。
酒井重工業は、道路用の建設機械を製造販売する企業。国内事業は、総額15兆円に及ぶ国土強靭化対策を背景として、堅調に推移。売上の半分を占める海外も、旺盛なインフラ投資を受け、米国が好調だ。
中国はロックダウンなどの影響があるが、インドネシアでの需要が大幅に拡大しており、今後一段の成長が見込める。配当政策は配当性向とDOE（株主資本配当率）の2本建てで、減益時も一定の配当額を維持する。
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続いて紹介するのは、配当利回り5.48％の伯東（7433）だ。
伯東は、半導体関連を柱とする専門商社。工業薬品の開発製造も手掛ける。今期は車載用や産業機器関連などの販売が好調で、前期に続き売上・利益とも大幅に増加。過去最高の連続更新が堅い。
無人化・省人化や半導体製造装置の設備投資が追い風。モバイル関連や白物家電など、民生機器向けは低調だが、今後は経済活動の正常化に伴い、同社が取り扱う製品の需要拡大が期待できる。
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