IPO株の銘柄分析&予想

「QPS(キューピーエス)研究所」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の衛星の開発・製造企業との比較や予想まで解説![2023年12月25日 情報更新]

2023年10月31日公開(2023年12月25日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 QPS(キューピーエス)研究所
市場・コード/業種 グロース・5595/情報・通信業
上場日 12月6日
申込期間(BB期間) 11月20日~11月27日
おすすめ証券会社 SMBC日興証券SBI証券楽天証券マネックス証券松井証券岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 860円(+120.51%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

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QPS研究所が12月6日にIPO(新規上場)!

「QPS研究所」の公式サイトより

 QPS研究所は、2023年10月31日、東京証券取引所に上場承認され、2023年12月6日にIPO(新規上場)することが決定した。

 QPS研究所は2005年6月15日に設立された。地球のリアルタイム観測が当たり前となった世界を実現するため、①夜間や悪天候時でも撮影が可能であること、及び②常に衛星が上空を飛んでいる状態にするために多数の衛星を打ち上げることの両方を実現するべく、小型SAR衛星の開発及び製造を行い、小型SAR衛星により取得した地球観測データ及び画像の提供を主な事業としている。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

QPS研究所のIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 11月17
ブックビルディング(抽選申込)期間 11月20日~11月27日
公開価格決定 11月28日
購入申込期間 11月29日~12月4日
払込日 12月5日
上場日 12月6日

QPS研究所のIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2023年11月21日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SMBC日興証券(主幹事証券)
[最短即日で取引可能]
93.9
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SBI証券
[最短翌日に取引可能]
0.9
公式サイトはこちら!
楽天証券
[最短翌日に取引可能]
0.4
公式サイトはこちら!
松井証券
[最短翌日に取引可能]
0.4%
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マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
0.4%
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岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)
[最短2日後に取引可能]
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DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
みずほ証券 1.1  
東海東京証券 0.7  
岡三証券 0.7%  
FFG証券 0.7%  
香川証券 0.7%  

QPS研究所のIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 380
仮条件
[予想PER(※2)
380~390円
倍~倍]
公募価格 390円
初値 860円
初値騰落率 +120.51%
予想トレーディングレンジ(※3) 300~2000
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社4社の予想PER(2023年11月15日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【4社平均】 22.1倍
NESIC<1973> 22.7倍(連)
セーレン<3569> 11.5倍(連)
さくらネット<3778> 49.1倍(連)
パスコ<9232> 5.0倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社4社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は赤字予想のため割安度を比較できない

QPS研究所の発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 3180万2300株(予定)
公開株式数 公募572万800株  売出-株
(オーバーアロットメントによる売出85万8100株)
想定公開規模(※1) 25.0億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

QPS研究所は九州大学発、小型宇宙SAR開発など

 小型SAR衛星の開発、製造、小型SAR衛星より取得した画像データ販売を手掛ける。2023年6月に6号機の打上げが成功。2024年5月期中には5・7・8号機までの打上げが完了する見通し。同社の分解能1m以下100kg級小型SAR衛星は日本初。

 宇宙ベンチャー初のIPOとして今年4月に上場したispace<9348>は公開価格の3.9倍となる強い初値をつけた。同社も宇宙関連ビジネスを展開し、日本初の小型衛星技術を有していることから注目を集めるだろう。赤字上場となる点への警戒感はあれど、成長期待の方が上回りそうだ。

 公開規模は20億円台となる見込み。

⇒ispace<9348>のIPO情報はこちら!

◆「QPS研究所」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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QPS研究所の業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損失
(伸び率)
純損失
(伸び率)
2020/5 (―)
(―)
▲ 902
(―)
▲ 903
(―)
2021/5 4
(―)
▲ 630
▲ 631
2022/5 18
(336.0%)
▲ 385
▲ 387
2023/5 372
(1884.5%)
▲ 323
▲ 1,105
2024/5予 1,447
(288.9%)
▲ 709
▲ 713
2023/8 1Q 175
(―)
▲ 85
(―)
▲ 86
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円/0.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

QPS研究所の業績コメント

 2024年5月期の業績は、売上高が前期比288.9%増の14.4億円、経常損失が7.0億円(前期は3.2億円)の増収・赤字幅拡大の見通しとなっている。

 2023年3月に内閣府が主担当のプロジェクト「小型SAR衛星コンステレーションの利用拡大に向けた実証」の採択事業者の1社として選定され、今期は本プロジェクトを中心とした画像販売を実施。第1四半期累計期間(2023年6月~8月)においては、売上高1.7億円(通期計画に対する進捗率12.1%)となっている。

 2023年6月に同社の小型SAR衛星QPS-SAR6号機「アマテル-Ⅲ」が打上げに成功し、民間のSAR衛星として日本最高となる分解能46cmの画像取得を発表している。今期中には5・7・8号機までの商用機計4機の打上げが完了する見通し。衛星の打上げはスケジュールの変更、打上げ失敗のリスクはあるが、衛星の打上げから販売までの間には初期運用などで一定の期間を要することから、今期中に打上げ予定の5・7・8号機が今期業績に与える影響は軽微なものであるとみている。

 また、2023年10月に経済産業省の中小企業イノベーション創出推進事業に同社の「高分解能・高画質且つ広域観測を実現する小型SAR衛星システムの実証」が採択されたが、業績予想策定時点では未締結であり業績への影響が未定のため、前提条件に含まれていない。

QPS研究所の詳細情報

■基本情報
所在地 福岡県福岡市中央区天神一丁目15番35号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長CEO 大西 俊輔(昭和61年3月7日生)
設立 平成17年6月15日
資本金 1億円(令和5年10月31日現在)
従業員数 47人(令和5年9月30日現在)
事業内容 小型SAR衛星の開発、製造、小型SAR衛星より取得した画像データ販売 
■売上高構成比率(2023/5期 実績)
品目 金額 比率
地球観測衛星データ事業 372 百万円 100.0%
合計 372 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 大西 俊輔 400万株 15.34%
2 スカパーJSAT(株) 285万7000株 10.95%
3 (株)INCJ 272万株 10.43%
4 (株)SMBC信託銀行
(特定運用金外信託口契約番号12100440)
240万株 9.20%
5 八坂 哲雄 200万株 7.67
5 市來 敏光 200万株 7.67%
7 (株)SMBC信託銀行
(特定運用金外信託未来創生2号ファンド)
178万3000株 6.84%
8 日本工営(株) 114万2900株 4.38%
9 (株)SMBC信託銀行
(特定運用金外信託未来創生3号ファンド)
71万5000株 2.74%
10 リアルテックファンド1号投資事業有限責任組合 70万3800株 2.70%
合計   2032万1700株 77.92%
■その他情報
手取金の使途 小型SAR衛星の製造費用に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2023年2月28日
割当先 スカパーJSAT(株)、日本工営(株)、MSIVC2021V投資事業有限責任組合、リアルテックグロースファンド1号投資事業有限責任組合
発行価格 700円 ※株式分割を考慮済み
◆「QPS研究所」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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楽天証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短翌日に取引可能]
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マネックス証券[最短翌日に取引可能]
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岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)[最短2日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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QPS研究所の銘柄紹介

 同社は九州の地に宇宙産業を根付かせるべく2005年に設立。小型SAR衛星の開発及び製造を行い、小型SAR衛星により取得した地球観測データ及び画像の提供を主な事業(地球観測衛星データ事業)としている。九州大学における小型衛星の開発にルーツを持ち、30年近くの小型衛星研究・開発の実績がある。

 人工衛星による地球観測データの取得において、現在主流となっている観測手段は光学衛星である。光学衛星は、地球から反射する太陽光を光学カメラやセンサーによって観測する。そのため衛星と観測地点の間に雲のような遮蔽物が入る悪天候時や、観測地点に太陽光が届かない夜間には、観測データの取得が著しく制限される。同社ではこのような課題を解決し、地球のリアルタイム観測が当たり前となった世界を実現するため、(1)夜間や悪天候時でも撮影が可能であること、及び(2)常に衛星が上空を飛んでいる状態にするために多数の衛星を打ち上げることの両方を実現するべく事業を展開している。

 将来的に36機の小型SAR衛星によるコンステレーション(多数個の人工衛星が協調動作する様子を星座(英:constellation)に見立てたシステム)を構築することで、地球上のほぼどこでも任意の地点を平均10分間隔で観測できる、もしくは特定の地域を選んで平均10分ごとに定点観測できる世界の実現を、同社は目指している。

 衛星コンステレーションを構築する多数個の人工衛星を打ち上げるには、製造コスト及び打上げコストを大幅に低減させる必要がある。同社が開発する100kg級の小型SAR衛星は、従来の数トン単位の大型SAR衛星とは異なり小型かつ軽量であるため、製造コストや打上げコストを低く抑えることができ、かつ短期間での開発が可能である。

 同社では、2019年12月に実証試験機である小型SAR衛星1号機(愛称「イザナギ」)を、2021年1月に同じく実証試験機である2号機(愛称「イザナミ」)を打ち上げた。2021年5月には2号機イザナミにより高精細モード(分解能70cm)の地球観測画像の取得に成功し、2021年12月より2号機による地球観測画像の販売を開始した。

 3号機及び4号機は2022年10月のイプシロン6号機の打上げ失敗により損失を被ったものの、商用機である3号機以降の衛星開発は1号機及び2号機による実証結果を踏まえて改善を施しており、2023年6月に6号機(愛称「アマテル-Ⅲ」)の打上げを成功させ、2号機及び6号機による2機の衛星コンステレーションを構築した。2024年5月期中には5号機の打上げも予定しており、本書提出日時点では射場へ出荷済である。また7号機及び8号機の開発も進んでおり、画像販売事業は本格化局面を迎えている。

 同社では今後の本格的な事業展開に先立ち、日本政府による宇宙開発利用加速化プログラム(スターダストプログラム)に参画し、地震や津波、台風などの自然災害に強い経済社会システムを構築していく取り組みである国土強靭化等の特に公益性の高い分野において、SAR衛星による観測データを提供している。スターダストプログラムを通じて同社は、JAXAを管轄する文部科学省だけでなく様々な官公庁と連携することで、災害時の対応や電力会社等におけるインフラ管理等、多くの分野で協働の可能性を検討している。また、同社の地球観測衛星データ事業は安全保障分野の需要が高く、2022年5月期よりサービスを開始している。現在は特に安全保障、海洋監視、インフラ管理、防災・森林監視について働きかけている。

QPS研究所の投資のポイント

 宇宙ベンチャー初のIPOとして今年4月に上場したispace<9348>は公開価格の3.9倍となる強い初値をつけた。菊池歯車(株)(栃木県)の航空宇宙部門を分社化して設立したAeroEdge<7409>は7月に上場した際に公開価格の約3.5倍となる初値をつけている。同社も宇宙関連ビジネスを展開し、日本初の小型衛星技術を有していることから注目を集めるだろう。赤字上場となる点への警戒感はあれど、成長期待の方が上回りそうだ。

⇒ispace<9348>のIPO情報はこちら! 
⇒AeroEdge<7409>のIPO情報はこちら!

 2005年福岡県福岡市にて設立。創業メンバーは当時九州大学教授で宇宙機ダイナミクスに関する研究を行っていた八坂哲雄氏、同じく九州大学の教授で無人航空機に関する研究を行っていた櫻井晃氏及び当時三菱重工業<7011>のロケット開発者であった舩越国弘氏の3名。のちに八坂氏研究室卒業生の現代表取締役社長CEO大西俊輔氏、(株)INCJ出身で副社長COOの市來敏光氏が経営に加わる。

 2019年12月に小型SAR衛星1号機、2021年1月に2号機を打ち上げ。初の商用機である3号機及び4号機は2022年10月のJAXAによるイプシロン6号機打上げ失敗により滅失。2023年6月に6号機の打上げを成功させ、2号機及び6号機による2機の衛星コンステレーションを構築した。2024年5月期中には5・7・8号機までの打上げが完了する見通し。

 同社の分解能1m以下100kg級小型SAR衛星は日本初。2022年3月以降、防衛省関連案件ならびに内閣府の案件(スターダストプログラム)を総額約19億円獲得したのに加え、2022年12月にはJAXAとの2件の共同研究案件にも採択。2023年10月には総額41億円の経済産業省案件獲得を公表している。従業員は47名。

 業績面について、2024年5月期の業績は、売上高が前期比288.9%増の14.4億円、経常損失が7.0億円(前期は3.2億円)の増収・赤字幅拡大の見通しとなっている。2023年2月に実施した第三者割当増資によって、同社は8号機までの開発・打上げ資金と共に新工場の増設資金を調達している。これまで年間4機であった小型SAR衛星の製造能力を、2024年5月期中に予定している工場の増設によって年間最大10機まで増強することで、コンステレーションの構築を加速させていく見通し。また、上場に先立ち、50億円のシンジケートローンを組成しており、株式の上場と合わせて獲得した資金を今後の衛星の開発・打上げ費用に充当する予定。

 想定仮条件水準の今期予想PSR(株価売上高倍率)は7~9倍程度。類似企業には宇宙関連専業ではないが、SAR衛星ビジネスを手掛けている企業を参考までに挙げた。

 公開規模は20億円台となる見込み。ベンチャーキャピタル株主が散見され、上場日90日後もしくは公開価格の1.5倍以上でロックアップ解除となる株式数が1333万3800株(上場時発行済株式総数の41.9%)と多めなのは警戒材料か。今回親引けを予定しているファンドが現時点で2件あり、今の段階で売り急ぐ向きは少ないと思われるが、将来的な需給懸念にはつながりそうだ。

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◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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