今日の注目株&相場見通し

【5月15日の注目株&日本株市場見通し】
トヨタの次は? 最新営業利益ランキング/株型投信の
組合わせ方/日経平均続伸 「デイリーZAi」5/15号

2024年5月15日公開(2024年5月15日更新)
ザイ編集部
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【1】今日の株式相場早わかり!
今夜発表の米国消費者物価の結果待ちで小幅高に!

 日経平均株価は小幅続伸! 前日に米国市場でNYダウが反発し、ナスダック総合指数も史上最高値を更新したことから、買いが優勢でスタート。前場では一時460円高の3万8816円まで上昇した。だが、その後は伸び悩み、終値は29円高と小幅なプラスに。今晩は米国で4月の消費者物価指数(CPI)が発表されるが、インフレの実態、ひいては株価に大きく影響する政策金利に影響するため、その結果を待ちたい投資家心理が買い控えを呼んだ模様だ。

 個別銘柄では、米ハイテク株高を好感して半導体関連が買いを集め、東京エレクトロンなどが堅調。決算発表銘柄では、山一電機がストップ高に。前日発表した2025年3月期の大幅増益・増配予想が好感された。三越伊勢丹ホールディングス成長が持続することが好感されて急伸。ソニーグループは前日発表した今期の営業増益見通し、1→5株の分割、総額2500億円の自社株買いの3つの材料が買いを呼んだ。

日経平均】38385.73円(+29.67円)
グロース250】643.52↓↓(-15.74)
NYダウ】 39558.11ドル(+126.60ドル、14日)
ナスダック】16511.180(+122.942、14日)

■日経平均株価チャート/日足・6カ月

日経平均株価チャート(出典:SBI証券公式サイト)※画像をタップで最新データに飛びます

【2】今日の注目株!
トヨタに続く企業は? 最新営業利益ランキング!

 2024年3月期の決算発表が最終盤を迎えた。5月8日の決算発表では、トヨタ自動車の2024年3月期の営業利益が国内企業で初めて5兆円超えとなり、話題になった。ではトヨタに続く営業利益を叩き出しているのはどんな企業なのだろうか? そこで、今日は最新決算を反映した「営業利益トップ10」を紹介する(3月期決算企業のみ対象、5月14日決算発表分まで)。2024年3月期の営業利益に加え、今期の営業利益予想、さらに効率良く稼ぐ力を表すROE(自己資本利益率)なども合わせて見ていこう。

2024年3月期の営業利益トップ10

 トップ10は、時価総額からもわかるとおり、年初来の日本株上昇をけん引してきた主要大型株がズラリ。1位トヨタ自動車の5兆3529億円が圧倒的とはいえ、同じく海外で高い知名度を有する3位ホンダの1兆3819億円4位ソニーグループの1兆2088億円、そして2位NTTの1兆9229億円5位KDDIの9615億円など通信各社の健闘も光る。ROEは、一般的に市場の要求水準とされる8%を10銘柄そろってクリア。稼ぐ力が優れている企業であることがわかる。

 では今期はどうなるだろうか? 1位のトヨタは、人的投資や成長領域への投資を加速させるとして2ケタ営業減益を見込む。9位の関西電力2ケタ減益の予想だ。一方、5位のKDDI8位の日立製作所2ケタ営業増益となる見込み。KDDIは通信ARPU収入(契約あたり月間収入)増とDXや金融などの注力領域の成長が増益を牽引するとしている。

 今期減益予想となったトヨタ、NTTは決算発表当日または翌日に株価が下落する結果となった。主要大型株は前述の通り年初来大きく上昇しているが、今期業績見通しや今後の進捗を受けて方向感が異なってくる可能性がある。

■トヨタ自動車株価チャート/日足・6カ月

トヨタ自動車株価チャート(出典:SBI証券公式サイト)※画像をタップで最新データに飛びます
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【3】水曜連載「投資の疑問に答えます」
たくさん持っている株型投信を整理するポイント

(ご質問)
 長期分散を意識して、全世界株、全米国株、先進国株、新興国株など、多数の株型投資信託を積立てています。ただ、投資先が重複しているので絞りたいです。信託報酬以外に注目すべき点を教えてください。

(答え)
 手持ちの株型投資信託ぜんぶを合わせた時、“どこにどれくらいの比率で投資しているか”を意識して、リスクを調整しましょう。

 「どこ」は投資する国・地域を指し、国内株先進国株米・英・独など。この場合、日本を除く)、新興国株(インド・中国など)の3つに分けて考えます。株自体がリスク資産ですが、先進国株より新興国株の方がリスクが高く、期待できるリターンも大きいと考えられます。それぞれの国・地域の株にどれくらいの比率で投資するかで、自分が取るリスクの度合いは、調整できます。(*)

 質問者さんのように「分散投資」を意識して、複数の株型投資信託を買っている人も多いでしょう。ただ、「分散投資=たくさんの投資信託を組合わせること」ではありません。特に全世界株型の投資信託を買っている場合は、投資先の重複が起きやすいため、注意が必要です。

 全世界株型の投資信託は、1本で国内、先進国、新興国と幅広い国・地域に分散投資できます。その手軽さから大人気となっているわけですが、「1本だと不安だから、米国株型の投資信託も買って分散しよう」と考えたことはありませんか? それ、逆効果です。そもそも、主要な全世界株型インデックスファンドの投資先は、50%以上が米国株です。そこに米国株100%の投資信託を加えると、下図のように分散どころか米国株への投資比率が高まり、偏りが生まれてしまうのです。

 多くの投資信託を持っていると、自身の投資先の内訳が見えにくくなります。一度、保有投資信託の棚卸をしてみるとよいでしょう。質問者さんの場合は、全世界株型1本に絞るのも手ですし、重複の原因である全世界株型を売って、国内株、先進国株、新興国株の低コスト投資信託を、自分の裁量で組合わせるのも良いでしょう。ちなみに、投資信託とは別に日本の個別株を持っているなら、日本株型の投資信託は買わない、というのもひとつの考え方です。

 なお地域以外に、投資信託の投資スタイルにも注意が必要です。テーマ型投資信託(AI、5G、ESGなど)は、株式市場全体に投資するタイプより、リスク・リターンが高めです。ただ、テーマの流行り廃りを見極めて売買できないと損をしやすいので、息の長いテーマでない限り長期投資には向きません

(*)値動きが大きい商品ほどリスクが高いといわれるが、その分大きな値上がり益が狙える。

水曜連載「投資の疑問に答えます」


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