NISA拡充などの後押しもあり株や投資信託での資産運用が“当たり前”に! 日本が米国や英国のような“投資信託”大国になる日も近い!【投資信託の最前線】

NISA拡充などの後押しもあり株や投資信託での資産運用が“当たり前”に! 日本が米国や英国のような“投資信託”大国になる日も近い!【投資信託の最前線】

2024年10月12日公開
藤原延介
facebook-share
x-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事

個人資産の内訳で「現金・預金」の
割合が年を追うごとに低下傾向

 金融機関や法人、家計といった各部門の金融資産の動きをまとめた「資金循環統計」で、6月末時点の家計金融資産(個人資産)の残高が2211兆6511億円と前四半期比1.2%増加に。初めて2200兆円を突破したことが話題となりました。4~6月は、好調な株式相場と円安外貨高のトレンドが継続し、過去最高の残高を更新したのは6四半期連続となりました。

 拡大を続ける個人資産の内訳を見ると、引続きその半分強(51.0%)を占めているのは、「現金・預金」です。ただし、現金・預金の比率は2022年末で54.8%、2023年末は52.6%だったので、その比率は大きく低下傾向。現金・預金の残高は、ここ2~3年で大きく伸びておらず、物価高(インフレ)と低金利環境の中でその魅力は低いままのようです。
【※関連記事はこちら!】
『サステナビリティ(持続可能性)』は投資のスタンダードに! ただし運用の中身で成績に差があるため、投資信託選びには注意【投資信託の最前線】[第5回]

個人資産の残高の拡大は
「株」や「投資信託」などリスク資産の増加がけん引!

 「現金・預金」の比率が減っている一方で、残高の増加が目立つのが、「投資信託」や「株式」といったリスク資産です。個人が保有する投資信託の残高は2022年末時点では87兆円と100兆円に届いていませんでしたが、2023年末に107兆円、2024年6月に128兆円と急拡大しています。また、株式も2022年末から順に124兆円、158兆円、180兆円と大きく増加しています。個人資産の残高拡大は、こうしたリスク資産がけん引したと言ってよいでしょう。

 過去に遡ってみても、インフレや株高・円安外貨高が続くという期待が高まると、リスク資産を保有してこなかったいわゆる投資初心者が、投資信託を活用して資産運用を始める傾向がありました。これに加えて、2019年に公表された金融審議会の報告書によって話題となった「老後2000万円問題」や、NISA(少額投資非課税制度)の拡充などによって、資産形成の動きが加速したことも、この数年間の個人資産の残高拡大の大きな要因となっていると考えられます。

個人の投資信託の残高は過去最高を更新中!
過去の投信ブーム時を超える水準に

 下のグラフは、個人資産における投資信託の残高と全体に占める投資信託の比率の四半期ごとの推移です。

 最新の6月末時点の投資信託の比率は5.8%にまで上昇してきました。残高が過去最高を更新しているのももちろんのことですが、投信ブームと言われた2007年にも、アベノミクス後の2014年にも届かなかった投資信託の比率5%を大きく突破しています。

 投資信託が個人資産における存在感を高め、米国や英国といった投信大国に近づきつつあることを示すものと言えるでしょう。

【※関連記事はこちら!】
「オルカンとは何なのか」をマンガで解説! 新NISAで話題沸騰の「全世界株型(オール・カントリー)」投資信託は、低コストで分散投資ができる優れもの!

藤原延介藤原延介(ふじわら・のぶゆき)
1998年三菱信託銀⾏(現三菱UFJ信託銀行)⼊社後、2001年ロイター・ジャパン(リッパー・ジャパン)、2007年ドイチェ・アセット・マネジメント、2019年アムンディ・ジャパンを経て、2021年にBNPパリバ・アセットマネジメントに入社。投信営業本部マーケティンググループ 部長。ドイチェAMでは資産運用研究所長を務めるなど、約25年に渡り資産運用や投資信託に関するリサーチや投資啓蒙に従事。慶応⼤学経済学部卒。
関連記事
業界20年超のプロが斬り込む!投資信託の最前線の記事一覧
ダイヤモンド・ザイのお得な定期購読はこちら!
年200万円利用で高級ホテル宿泊券がもらえる!最強ゴールドカードを検証! ダイヤモンド・ZAi無料会員登録はコチラから 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
ゴールド・プリファード・カードの公式サイトはこちら 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の公式サイトはこちら! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の魅力を徹底解説!日本株の売買手数料が完全無料(0円)に! クレカ積立の還元率が業界トップクラスなのも魅力! 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード!
ゴールド・プリファード・カードの公式サイトはこちら 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の公式サイトはこちら! 三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の魅力を徹底解説!日本株の売買手数料が完全無料(0円)に! クレカ積立の還元率が業界トップクラスなのも魅力! 楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

上がる&増える高配当株143
AI・半導体の本命株
iDeCo入門

9月号7月21日発売
定価950円(税込)
楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[上がる&増える高配当株143]
◎巻頭インタビュー
米国・欧州・インドのプロがズバ斬り!
世界株の行方と投資家がすべきこと

◎巻頭特集
業績絶好調!まだ狙える!
日本のAI・半導体の本命株34

●データセンターの中身から儲かる銘柄
●半導体の本命株9
●電子部品&電力の本命株10
●ロボットなどの本命株15

◎第1特集
インフレに勝てる!
上がる&増える高配当株143

●高配当株の選び方が変わった!
インフレ&金利上昇時代の新基準3

●AI一辺倒相場の今がお買い得!下がりすぎ人気高配当株14
●ぜんぶ4%超!長期保有でも安心!10年減配なしの高配当株100
●利益の成長とともに株価も上昇!配当がぐんぐん増える株19

◎第2特集
短期集中連載スタート!ガチ自腹50万円
株好きアイドル[ラフ×ラフ]高梨結VSザイ部員
スイングトレード株バトル

●第1回:ちょる子さんから学ぶ「スイングトレード」の極意
◎第3特集
空前の株高で立ち見の会社も!
2026株主総会32社直撃レポート

●モノ言う個人投資家・田端信太郎氏がアドバイス!
●AI・半導体株:キオクシアHD・ソフトバンクGなど

●お騒がせ株:日産自動車・ニデックなど
●中東問題で揺れる株:日本郵船・旭化成など

◎第4特集
AI相場に乗れる!長期成長が取れる!
新興国株投資の新常識&買うべき投信14

●<目的1>AI・半導体相場に乗る
●<目的2>長期の経済成長に期待

◎別冊付録
【4号連続企画の1回目】
iDeCo入門「改正点とメリット」

●マンガで理解!iDeCoって何?
●iDeCoのココがスゴイ!

ー掛け金ぜんぶが所得控除に!
ー受取る時にも税金優遇など
●iDeCoの5つのQ&A
―iDeCoとNISAの優先度は?
―何に投資するのが正解?など

◎いつもの連載も充実!
●10倍株を探せ!IPO株研究所2026年6月編
「日本のIPO株に海外の投資家が注目」
●ZAiのザイゼンがチャレンジ!目指せ!お金名人Vol.24
「新幹線に安く乗ろう!」
●17億円トレーダー・ジュンのFX成り上がり戦略Vol.19
「AIとの壁打ちで精度を上げる」
●おカネの本音!VOL.49 西岡孝洋さん
「タワマンは金融商品だ!?住んで、売って、築いた元フジアナの資産づくり」
●株入門マンガ恋する株式相場!VOL.117
「家電業界くっつき物語!」
●マンガどこから来てどこへ行くのか日本国
「株高の恩恵はいずこへ!?株価が上昇しても不況感が強い理由」
●人気毎月分配型100本の「分配金」速報データ
「円安進行で本当の利回りは高水準を維持」
●ZAiクラブ拡大版!1カ月で1番上がる株を当てろ!
「上げ幅は大きくないがマツキヨ株が堅調に推移!」

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!


「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

ザイクラブ・アンケートはこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報