謹賀新年!2025年も「勝者のポートフォリオ」をよろしくお願いします
明けましておめでとうございます。今年も皆さまにお役に立てる情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。
昨年から今年にかけての年末年始は「奇跡の9連休」と呼ばれる暦の巡り合わせが良い大型連休になった。私自身は米国市場に合わせて12月31日が仕事納め、1月2日が仕事始めという慌ただしい日々を過ごしたが、やはりお正月はきっちり休むほうがいいに決まっている。まぁ、マーケットに身を置く者としては、致し方ないと毎年諦めている。
「勝者のポートフォリオ」は累計+68.8%を達成。主要株式指数を凌駕
さて、今回のテーマは「2025年のマーケットを展望する」である。その前に2024年を今一度振り返ってみたい。
2024年の米国株のパフォーマンスはNYダウが4854ドル高の+12.9%、S&P500が+23.3%、ナスダックが+28.6%。それに対して日本株は日経平均株価が6430円高の+19.2%、TOPIXが+17.7%、グロースが-8.8%となった。日経平均は大納会で4万円を維持できなかったものの、年足ベースで1989年以来35年ぶりとなる最高値を更新した。
「勝者のポートフォリオ」の2024年のパフォーマンスは+32.8%に達し、累計では+68.8%(TOPIX+48.1%、日経平均+44.2%、グロース-42.4%:同期間の配当込み比較)と2024年はさらに大きく飛躍することができた。マーケット分析&個別銘柄選択力で 「市場に打ち勝つ」ことを実践できた成果だと自負している。2024年は逆業績相場から金融相場への転換点となったが、令和のブラックマンデーを始めとする数々のシステマティックリスクによる揺さぶりなどもあり、個人投資家の胆力が試された1年だった。
日経平均の卯年→辰年→巳年の過去3年平均は+71.2%。2025年も期待大
2025年は巳年。ちょうど2年前のコラムで私は干支のアノマリーについて述べたのを覚えておられるだろうか。「卯年、辰年、巳年の3年間は『ホップ、ステップ、ジャンプ』という非常に縁起の良い年回り」「とりわけ辰年は干支別のトップパフォーマーである」という内容だ。1950年からの日経平均のパフォーマンスを見ると、卯年+18.0%(3位)、辰年+28.0%(1位)、巳年+13.4%(6位)となっており、この3年間での投資成果は累積で+71.2%に及ぶ。要するに100万円の投資をしたら3年後に171万2000円になるのだ。
2023年の卯年はマーケットサイクル的には「逆金融相場」から「逆業績相場」へと進み、本来はパフォーマンスが冴えない年であるが、日経平均は+28.2%と大躍進した。そして、2024年の辰年は「逆業績相場」から「金融相場」へと進み、日経平均は+19.2%と高いパフォーマンスを実現。2025年の巳年は年間を通じて本格的な金融相場の局面が続き、株式市場が最も上昇しやすい局面にあたる。ホップ、ステップときて、最後のジャンプを期待したい。
ところで皆さんは干支の相場格言をきちんと知っておられるだろうか。「辰巳(たつみ)天井、午(うま)しり下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ。戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)はつまづき、寅(とら)千里を走り、卯(うさぎ)は跳ねる」。
トランプ政権、参院選挙、日銀利上げ等波乱要因あるが好機として生かす
辰巳天井でいったんピークを付けた後は、やや軟調なマーケットとなるのが相場アノマリーの示唆するところであるが、2026年の午年は「金融相場」から「業績相場」へ移行する局面となり、特に金融相場で活躍したグロース株が「しり下がり」になるのを警戒せよ、という意味合いだと私は解釈している。マーケットいうのはリズムがあり、過去の株価の動きを学ぶことは将来の利益の源泉となる。だから、豊富な経験値を持つ投資家ほど経験則を生かすことができる。私は1988年からマーケット相手に仕事をしてきたが、そう断言できる。
いよいよ2025年のマーケットがスタートする。市場関係者の2025年の見方はかなり保守的であり強気派でも「日経平均4万5000円」との予想になっているが、個人的には2024年以上にチャンスに満ち満ちていると考えている。米国では1月にトランプ政権が発足し、日本では7月に参議院選挙という政局の変化に加え、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ&日銀の利上げの「ねじれ構造」がマーケットに緊張と影響を与えることが予想される。システマティックリスクにひるむことなく、むしろネガティブな動きは好機ととらえて大胆にポートフォリオ運用を行いたい。詳しくは1月9日(木)20時より開催するWebセミナー『2025年のマーケット展望と投資戦略』で解説する予定である。
資産運用目標は必ず立てよう。目標を紙に書き、毎日眺めることが肝要だ
ところで皆さんは、今年の目標を立てられただろうか?
目標設定はとても重要なことであり長期的な人生の幸福度合いを決定する力を持つ。私が「勝者のポートフォリオ」の会員に言っているのは「達成したい年収・金融資産・自分が実現したいこと」をきちんと決め、「ちゃんと紙に書き」、それを「毎日眺めましょう」と。大概の人は目標は決めるが、それを紙に書かず、ましてや毎日眺めていない。2月に入れば忘れてしまう。それではダメだ。実現できない。ぜひとも、今年やっていただきたい私がオススメするお得な習慣がこれである。
私は個人投資家に向けて資産運用に関する仕事を行っているが、私自身も金融資産の目標を設定し、投資助言業者としての運用ルールに則りながら皆さまに資産運用のデモンストレーションをお見せしている。目標は2つ。1つが新NISA口座を使って10年後に夫婦で億り人(1億円)を達成すること、もう1つが特定口座を使って10年後に自由億(10億円)を達成することだ。昨年の結果は新NISAが1012万円(投資元本比 +292万円、+41%)、「勝者のポートフォリオ」連動型個人ファンドが3億5024万円(年初来 +9764万円、+39%)。私は個人的にはすでに「億り人」も「自由億」も達成しているが、「今後10年」という期間を明確にしてそれぞれ新たな目標達成に向けて取り組んでいる。必ず実現できる目標だとすでに確信している。
1月9日に新年初セミナーを開催。2025年の投資戦略を徹底伝授する!
さて、太田忠投資評価研究所とダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ(DFR)がコラボレーションして投資助言を行っている「勝者のポートフォリオ」。毎週のメルマガ配信による運用の指南だけではなく、2大特典として毎月のWebセミナー開催と動画によるスペシャル講義を提供している。
次回のWebセミナーは今週1月9日(木)20時より開催する。テーマは『2025年のマーケット展望と投資戦略』。新年が明けてタイムリーなセミナーになると思う。10日間の無料お試し期間を使えば誰でも参加が可能だ。有料会員になればリアルタイムで参加できなくても、アーカイブでいつでも視聴ができる。
そして、動画による最新のスペシャル講義では『新NISA 2年目の投資戦略』をアップした。コンテンツは「1年目を総括する」「2年目は何を買うか?」の2本立てだ。すでにこれらの講義動画は会員にもの凄い勢いで視聴するなど、「勝者のポートフォリオ」の会員は2025年相場に向けて着々と準備を始めている。
●太田 忠 DFR投資助言者。ジャーディン・フレミング証券(現JPモルガン証券)などでおもに中小型株のアナリストとして活躍。国内外で6年間にわたり、ランキングトップを維持した。現在は、中小型株だけではなく、市場全体から割安株を見つけ出す、バリュー株ハンターとしてもDFRへのレポート提供によるメルマガ配信などで活躍。
国内外で6年連続アナリストランキング1位を獲得した、
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