◆先週末から気温が急上昇し、東京の開花予想は今日、24日である。何をするにも素晴らしい春の到来だ。ところがそんな季節の訪れを素直に喜べない事情がある。昨年、還暦を迎えたと同時に花粉症になってしまった。それまで60年間、花粉とは無縁に過ごしてきただけに驚きと戸惑いが未だにある。僕の症状は比較的軽いほうだが、それでも鬱陶しい。重症の人は、さぞや辛いだろう。春なんか来てくれるなとさえ思うのではないか。
◆花粉症とは比べ物にならないが、同じ思いを東北の被災地の方々も感じているかもしれない。東日本大震災の記憶は何年たっても消えることはない。そこにまた山火事の被害が重なった。何故かの地ばかり災いに見舞われるのか。それも季節が春に向かう時期に。春を恨めしく思う気持ちが生まれていないだろうか。
◆天災だけでなく「人災」である戦争も、今年の春の憂いのひとつである。イスラエルは先週18日、パレスチナ自治区ガザに大規模空爆を加えた。子どもを含む数百人が死亡したと伝わる。1月にイスラエルとハマスが停戦に合意して以降で最大規模の攻撃だという。同じ日にロシアのプーチン大統領はトランプ大統領との電話会談で、米国が主導する全面停戦案を拒否した。他国がウクライナへのすべての軍事援助を停止しない限り、応じられないと主張している。春になっても一向に戦争終結の目途が見えない。
◆そして経済戦争とも言える関税合戦の号砲が鳴らされようとしている。米国のトランプ政権が検討を進めている自動車関税や相手国と同水準の関税を課す相互関税の詳細が出るとされる4月2日が目前に迫っている。季節の廻りに逆行して世界景気は貿易や投資の冷え込みで冬へと向かう恐れがある。
◆気が滅入る話ばかりだが、何も春が悪いわけではない。天災も戦争も不景気も季節を問わず起こり得る。春がいけないのは花粉症だけか。いやいや、秋にもブタクサなどの花粉が飛散し花粉症の症状が出る人がいる。つまり、憂鬱なことは一年中起こっているのである。それが世の中であり、人生である。それでもやっていけるのは、その憂鬱なことを吹き飛ばすくらいに楽しいこともまた、季節を問わず一年中起こり得るからである。
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