【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 44,946.12 △34.86 (8/15)
NASDAQ: 21,622.98 ▼87.69 (8/15)
1.概況
先週末の米国市場では、主要3指数は高安まちまちの動きとなりました。ダウ平均は、24ドル高の45,159ドルで始まると、前半は伸び悩む展開となりました。小売売上高やニューヨーク連銀製造業景気指数などの発表が相次ぐ中で、ミシガン大学消費者信頼感指数では先行きのインフレ上昇が示唆されるも、市場の利下げ期待を弱めるものとはならず、ダウ平均は最高値である45,014ドルを上回って推移する時間が続きました。しかし取引終了にかけて伸び悩み、最終的には34ドル高の44,946ドルで取引を終え、小幅に反発しました。
一方で、主要2指数は下落となりました。トランプ大統領が半導体関税を「200~300%になるかもしれない」といった発言が半導体株の重荷となりました。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は、87ポイント安の21,622ポイントで取引を終え、続落しました。S&P500株価指数も18ポイント安の6,499ポイントで取引を終え、4日ぶりに反落となりました。
2.経済指標等
8月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報)は58.6となり、市場予想の62.0を下回る結果となりました。7月の米小売売上高は前月比0.5%増となり、市場予想通りとなりました。ニューヨーク連銀製造業景気指数は、市場予想を大きく上回る11.9と製造業の景況感が示される内容となりました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうちヘルスケアや不動産などの4業種が上げ、一方で金融や情報技術など7業種が下げました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は、30銘柄中13銘柄が上昇となりました。特にユナイテッドヘルス・グループ[UNH]は、ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ[BRK.B]による出資を発表したことを受けて12%近い城所しています。また、アクティビストによる保有が伝わったセールスフォース[CRM]が3%強上昇したほか、アムジェン[AMGN]が2%以上上昇しました。
一方で、17銘柄が下落となりました。なかでもシスコシステムズ[CSCO]がアナリストによる投資判断引き下げが売り材料となり4.5%下落、ダウ平均構成銘柄で下落率トップとなりました。また、スリーエム[MMM]、キャタピラー[CAT]とゴールドマン・サックス[GS]も2%超下落しました。
ダウ平均構成銘柄以外では、半導体部品を供給するアプライド・マテリアルズ[AMAT]はトランプ大統領による半導体への関税が半導体セクター全体への重荷となったほか、決算内容も嫌気され14.1%の下落となりました。小売のターゲット[TGT]はアナリストによる投資判断の引き下げが売り材料となり、1.2%下落となりました。
5.為替・金利等
15日の米長期金利は、前日より0.04%高い4.32%となりました。18日朝のドル円は147円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
先週末の米国市場は高安まちまちの結果となりました。ダウ平均はヘルスケアを中心に買われるもハイテク株などが軟調な展開となりました。週明けの日本市場は、ハイテク株売りの流れを引き継ぎ、軟調なスタートが予想されます。
一方で、今週は21日~23日にジャクソンホール会議が予定されており、米金融政策の行方を占うでパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言に注目が集まる中で、結果を見極めるまで動きづらい展開も予想されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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