株式レポート

(朝)ダウは小幅反発もハイテク株に売り ナスダックは1.5%安 - 市況概況

8月20日 7時55分
マネックス証券
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【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 44,922.27  △10.45 (8/19)
NASDAQ: 21,314.95  ▼314.82 (8/19)

1.概況

19日の米国株式市場は、高値警戒感や利益確定の売りが広がる中、主要3指数はまちまちの展開となりました。ダウ平均は40ドル高の44,952ドルで取引を開始し、堅調に推移。一時は史上最高値を更新する場面もありましたが、ハイテク株を中心とした売りが重荷となり、後場にかけては上値が重くなりました。終値は10ドル高の44,922ドルと、小幅ながら反発して取引を終えました。

一方で、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は314ポイント安の21,314ポイントと1.5%下落し、反落となりました。S&P500種株価指数も37ポイント安の6,411ポイントと、3日続落となっています。

2.経済指標

8月の米住宅着工件数は前月比5.2%増の142.8万件となり、市場予想の129.2万件を上回りました。一方で、先行指標となる7月の住宅建築許可件数は前月比2.8%減の135.4万件となり、市場予想(139.3万件)を下回る結果となりました。住宅市場は底堅さを見せつつも、先行きに慎重な見方も残る形です。

3.業種別動向

S&P500の業種別指数では、全11業種中7業種が上昇しました。不動産、生活必需品、公益事業といったディフェンシブセクターが買われた一方で、4業種が下落。特に情報技術セクターは約2%の下落と、指数全体の重しとなりました。その他、コミュニケーション・サービス、一般消費財、エネルギーも軟調でした。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄では、16銘柄が上昇、14銘柄が下落しました。ホームデポ[HD]は、売上高が市場予想を下回ったものの、2026年1月期の通期見通しが据え置かれたことが好感され、3.2%高で終値上昇率トップとなりました。その他、シャーウィンウィリアムズ[SHW]が2%超上昇、プロクター・アンド・ギャンブル[PG]を含む5銘柄が1%以上上昇しました。

一方、エヌビディア[NVDA]は3.5%下落し、下落率トップになりました。ボーイング[BA]も3%以上下落した他、アマゾン・ドットコム[AMZN]、マイクロソフト[MSFT]、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]、ゴールドマン・サックス[GS]、シェブロン[CVX]も1%超下落しました。

構成銘柄以外では、インテル[INTC]がソフトバンクグループ(9984)による20億ドルの出資や、米政権からの支援報道を受けて7.0%高となりました。住宅建設大手のレナー[LEN]は、住宅着工件数の増加による好業績期待から2.2%上昇。一方で、バイキング・セラピューティクス[VKTX]は、経口減量薬の治験結果で有効性が確認できなかったことから失望売りが広がり、42.1%安と大幅下落となりました。

5.為替・金利動向

米長期金利は前日比で0.03%低い4.30%となりました。為替市場では、20日朝のドル円は147円台半ばで推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点(日本市場への影響)

前日の米国市場は、ダウ平均が小幅反発した一方で、ナスダックとS&P500は下落するなど、方向感に欠ける展開でした。とりわけハイテク株の下落は日本の半導体関連株にも波及しやすく、東京市場の重荷となる可能性があります。

さらに、週末に予定されているジャクソンホール会議(FRB議長の講演含む)を控えて投資家の様子見姿勢が強まることも予想され、本日は売買が手控えられ、小動きの展開が見込まれます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)

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