東京市場まとめ
1.概況
前日の米国市場は主要3指数が揃って下落した流れを引き継ぎ、日経平均は224円安の42,085円と反落で寄付きました。半導体関連銘柄に売りが出たことで、下げが優勢でのスタートとなるも、ドル円が円安方向に推移していることが相場を支え、緩やかながらも下げ幅を縮めて推移しました。一時16円安まで持ち直した日経平均は123円安の42,186円で前引けとなりました。
後場は下げ幅を拡大する展開となりました。株価指数先物への売りが断続的に出たことで、日経平均も下げ幅を拡大し、節目の42,000円を割り込んでの推移となりました。14時13分には447円安の41,863円をつけ本日の安値を更新するとその後も安値圏で推移し、最終的には371円安の41,938円で大引けとなりました。
新興市場では東証グロース250指数が3日続落、2.2%安で取引を終えました。
2.個別銘柄等
三菱重工業(7011)は5.3%安の3,508円をつけ4日続落となる大幅安となりました。これまで地政学リスクの高まりや防衛費増額をテーマとして買われていた反動で、利益確定売りが優勢となりました。同業の川崎重工業(7012)は1.3%安、IHI(7013)は2.7%安となりました。
フジクラ(5803)は0.6%高の12,500円をつけ続伸となりました。前日の米株式市場ではAI関連の光ファイバー需要が引き続き好調との見方から、特殊ガラスのコーニング[GLW]の株価が上昇し、これを受けた連想買いが同社の株価を押し上げました。
良品計画(7453)は3.1%安の3,017円をつけ続落となりました。2日に発表した8月の国内既存店売上高(オンラインストアを含む)は衣料品や食品が堅調で、前年同月比6.1%増となった一方で、品目別で最も売上比率の大きい生活雑貨の伸び率が鈍化し、業績の先行きを懸念した売りが出ました。
内田洋行(8057)は一時16.0%高の12,620円を付け年初来高値を更新しました。2日、2026年7月期(今期)の連結純利益が前期比9.9%増の108億円を見込むと発表し、また今期の期末配当予想を従来予想の220円から300円に引き上げ、これらを好感した買いが集まりました。
メガネチェーン店「Zoff(ゾフ)」を運営するインターメスティック(262A)は一時、ストップ高水準となる19.2%高の3,115円をつけ、上場来高値を更新しました。2日、約190億円を投じて、投資ファンドなどからメガネスーパーを運営するビジョナリーホールディングスの全株式を取得すると発表し、これによる事業拡大を期待した買いが殺到しました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は節目の42,000円を割り込む41,938円で大引けとなりました。グローバルに金利高となり、ハイテク株への重荷となりました。
明日の材料には、米国にてFRB(米連邦準備制度理事会)より発表される地区連銀経済報告(ベージュブック)があげられるほか、今年に入り軟調な推移となっているセールスフォース[CRM]の決算発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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