東京市場まとめ
1.概況
日経平均は154円高の42,093円と反発して寄付きました。前日の米国ハイテク株高を受けて、日本市場も買いが優勢でのスタートとなりました。海外勢による株価指数先物への買いも追い風となり上げ幅を拡大し、前場の日経平均は、517円高の42,456円で取引を終えました。
後場も勢いを落とすことなく上昇基調で推移しました。堅調に推移した日経平均は14時20分に669円高の42,608円をつけ本日の高値を更新しました。その後も高値圏で推移した日経平均は最終的に641円高の42,580円で大引けとなりました。
新興市場では東証グロース250指数が4日ぶりに反発、0.3%高となりました。
2.個別銘柄等
ニデック(6594)はストップ安水準となる22.4%安の2,420円をつけ大幅続落となりました。3日、本体およびグループ会社において不適切な会計処理の可能性のある事案が見つかったと発表しており経営陣が関与または認識した上での不適切な会計処理が行われていたとの疑惑から、先行きの不透明感を嫌気した売りが殺到しました。
ソフトバンクグループ(9984)は6.5%高の15,510円をつけ4日ぶりに反発となりました。世界的な長期金利の上昇がハイテク・グロース株の逆風になるとの見方から、同社は前日まで3日続落し、1割程度下落していましたが、本日は長期金利の上昇一服や自律反発狙いの買いが入りました。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は2.1%高の2,247.5円を付け反発となりました。国内証券が3日付けのリポートで、邦銀株の一部について3段階で最上位の「買い」を継続したほか、同社の目標株価を従来の2,600円から2,700円に引き上げ、これを材料視した買いが入りました。同様に三井住友FG(8316)の目標株価も5,000円から5,500円に引き上げられており、3.0%高となりました。
朝日インテック(7747)は1.8%高の2,701円を付け5日続伸となりました。外資系証券が3日付けのリポートで同社の目標株価を3,600円から3,900円に引き上げたほか、最も買いを推奨する銘柄の「トップピック」を継続したことで、これを材料視した買いが入りました。
衣料品のオンワードホールディングス(8016)は一時3.5%高の676円を付け年初来高値を更新しました。3日に8月の既存店売上高が前年同月比4.3%増だったと発表し、3ヶ月ぶりとなる既存店売り上げの増収を好感した買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は1.5%高で取引を終えました。明日に向けて、米国の経済指標が材料に挙げられます。8月30日週の新規失業保険申請件数が発表されるほか、8月のADP雇用者数といった労働市場の指標や、8月のISM非製造業景気指数、7月の貿易収支など複数の経済データがアップデートされます。中でも労働関連指標は、今週末の雇用統計と併せて、FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ判断に影響することから特に注目が集まります。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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