東京市場まとめ
1.概況
日経平均は米ハイテク株高が追い風となり、38円高の43,876円と続伸して寄付きました。日本でもハイテク株を中心に買いが優勢での推移となり、早々に節目の44,000円を超えると、その後も堅調に上げ幅を拡大し、434円高の44,271円で前引けとなりました。
後場も勢いを落とすことなく、上げ幅を拡大してのスタートとなりました。12時48分には559円高の44,396円を付け本日の高値を更新しました。その後は、利益確定の売りが出たことで伸び悩み、中ごろには44,000円付近まで上げ幅を縮小するも、大引けにかけて持ち直し、最終的には534円高の44,372円と、終値で初めて44,000円を超え、連日で最高値を更新して大引けとなりました。
新興市場では東証グロース250指数が下落、1.1%安で取引を終えました。
2.個別銘柄等
キオクシアホールディングス(285A)は一時14.9%高の4,005円を付け、上場来高値を更新し取引を終えました。半導体需要の増加期待を背景に関連株に買いが広がる中、11日に発表された法人企業景気予測調査では、製造業の景況感に改善が示されたことも追い風となりました。
JX金属(5016)は一時10.8%高の1,629.5円を付け、上場来高値を更新しました。10日、外資系証券が同社の投資判断を3段階で最上位の「買い」として調査を開始したと伝わり、今後12ヶ月の目標株価は1,770円とされ、これを材料視した買いが入りました。
虫ケア用品などのアース製薬(4985)は1.5%高の5,310円を付け反発となりました。国内証券が同社の投資判断を3段階で真ん中の「2(中立)」から最上位の「1(アウトパフォーム)」に、目標株価を従来の5,500円から6,800円にそれぞれ引き上げ、アナリストの強気な見方が買い材料となりました。
パック餅・米販売のサトウ食品(2923)がストップ高水準となる18.3%高の9,680円を付け上場来高値を更新しました。10日発表した2026年4月期の第1四半期決算で、純利益が前年同期比6.2倍の10.6億円と大幅な増益を好感する買いが殺到しました。
MonotaRO(3064)は8.9%安の2,325円をつけ大幅続落となりました。10日発表の8月の月次売上高が前年同月比7.4%増の226億円と増収は維持したものの、前回7月の15.1%増から伸び率が鈍化し、月間売上高の水準も2025年12月期でもっとも低く、成長鈍化を懸念した売りが出ました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は連日で最高値を更新する534円高で取引を終えました。明日の材料は、今晩発表される8月の米消費者物価指数(CPI)があげられます。
昨日発表された米生産者物価指数(PPI)は市場予想を下回り物価の下落が確認された一方でCPIはコア指標で前月比0.3%と前回7月から横ばいが見込まれています。来週のFOMC(米連邦公開市場委員会)にむけ、インフレの減速が確認できるかが焦点となるでしょう。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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