東京市場まとめ
1.概況
日経平均は9円安の45,484円と小反落で寄付きました。前日の米国市場は、これまで市場を支えていた利下げ期待が後退したことで利益確定の売りが優勢となり、主要3指数が揃って反落。その流れを受けて日本市場も売りが優勢で取引を開始しました。朝方は方向感に欠ける展開となりましたが、徐々に下げ幅を拡大し10時43分に288円安の45,205円を付け、本日の安値を更新しました。その後は持ち直し、193円安の45,300円で前引けとなりました。
後場は下げ幅を縮小して始まり、中盤には上昇に転じました。株価指数先物に買いが入り、日経平均も連れ高となるなど後半は上げ幅を拡大する展開となりました。最終的に日経平均は136円高の45,630円で大引けとなりました。
新興市場では東証グロース250指数が3日ぶりに反落、1.1%安で取引を終えました。
2.個別銘柄等
ソフトバンクグループ(9984)は一時、6.5%高の19,090円を付け、上場来高値を更新しました。日本時間24日、米オープンAIや米オラクル[ORCL]と進める米国のAIインフラ整備計画「スターゲート」について、南部テキサス州などに5つのデータセンターを設けると発表し、計画が着実に進捗しているとの見方が買いを誘いました。
ソニーグループ(6758)は1.5%安の4,322円をつけ反落となりました。同社の傘下で、金融事業を担うソニーフィナンシャルグループは29日、東証プライム市場に上場が予定されており、スピンオフに関する材料の出尽くしや直近で高値を付けていたことなどを受けて、売りが優勢となりました。
IHI(7013)は9.7%高の17,710円をつけ3日続伸となる、大幅高で取引を終えました。米ボーイング[BA]に関して、米中両政府の間で民間機の大型受注を巡る協議が最終段階にあるとの報道から、23日の米株式市場ではボーイング株が2%高となり、これを受けて、航空機向けエンジンなどを開発・製造する同社にも思惑買いが入りました。
光回線の敷設や提供をするIPS(4390)は一時14.8%高の3,950円を付け上場来高値を更新しました。22日、国際海底ケーブルの共同建設に関する追加情報を公表し、その中で、パートナー企業としてメタ・プラットフォームズ[META]やソフトバンク(9434)などが参画し、サプライヤーが日本電気(6701)であることが明らかになるなど、発表を材料視した買いが入りました。
開運の栗林商船(9171)は一時、16.7%高の1,681円を付け年初来高値を更新しました。22日に発表した、2026年3月期の業績見通しの上方修正や自社株買いの実施を好感され、連日で買いが殺到しました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は後場に底堅い推移となり、最高値を更新して取引を終えました。TOPIXも同様に最高値を更新し、高値警戒感がありながらも日本市場の底堅さがうかがえます。今晩の米国市場では、米サンフランシスコ連銀のデイリー総裁の講演が控えているものの、大きな材料となる可能性は低く、日中も材料難であることから明日は小動きでの展開が予想されます。一方で、高値警戒感から利益確定の売りがでる可能性も考えられるでしょう。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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