東京市場まとめ
1.概況
日経平均は30円安の45,600円で寄付き、小反落で取引を開始しました。序盤は早々に反転するなど一進一退の推移となりましたが、徐々に下げ幅を拡大すると、9時29分に127円安の45,503円を付け本日の安値を更新しました。その後は前場中盤にかけて売りが優勢となる場面もありましたが、前引けにかけて持ち直し、11時1分に194円高の45,824円を付け本日の高値を更新しました。午前の取引は89円高の45,719円で終えました。
後場は売りに押される局面もみられましたが、底堅い推移となりました。上値は重いものの、中間配当の権利取りを狙った買いが相場を支え、最終的には124円高の45,754円で大引けとなりました。
新興市場では東証グロース250指数が続落、0.7%安で取引を終えました。
2.個別銘柄等
三井金属鉱業(5706)は一時、8.3%高の11,915円を付け上場来高値を更新しました。銅先物価格の上昇で非鉄金属株に買い入ったことに加え、外資系証券が同社の目標株価を従来の5,500円から12,300円へと大幅に引き上げたことが買い材料となりました。
サンリオ(8136)は5.3%高の7,101円をつけ大幅続伸となりました。同社株は8月18日に株式分割考慮ベースの上場来高値(8,685円)を付けて以来、軟調な推移となっていたところ、前日には週足チャート上で中期トレンドを示す26週移動平均(6,600円)近辺で下げ渋ったことで、今日の取引では見直し買いが優勢となりました。
化粧品メーカーであるマンダム(4917)は4.4%安の2,257円をつけ4日ぶりに反落となりました。村上世彰氏の長女である野村絢氏らが同社株を、16日時点で6.67%保有していることが明らかとなるも、同社の株価はこのところ急伸が続き、前日に年初来高値を付けていたことから、当面の材料出尽くしと受け止めた利益確定の売りが出ました。
土木資材メーカーのイトーヨーギョー(5287)は8.5%高の1,375円をつけ大幅反発となりました。東京都は24日、指定地域での新たな宅地開発の際に、電柱の新設を原則禁止する方針を示し、同社は電柱を地中に埋める「無電柱化」の関連製品を手掛けており、業績拡大を期待した思惑買いが入りました。
軽量化金属部品の製造加工を手掛けるSTG(5858)は一時、20.2%高の2,356円を付け、年初来高値を更新しました。25日12時、アルミニウムの鋳造部品を手掛けるマレーシアのE-Cast Industriesを子会社化すると発表し、これによる収益貢献を好感した買いが優勢となりました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は売りをこなしながら、堅調に推移、連日で最高値を更新しました。明日も権利付き最終日であることから、今日と同様に下値では一定の買いが入るでしょう。
株価材料としては、今晩米国で発表される新規失業保険申請件数や耐久財受注といった経済指標の内容があげられ、また、明日の夜に発表を控える米PCE価格指数が注目されることから、上値では持ち高調整の動きが出ると予想されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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