東京市場まとめ
1.概況
日経平均は、120円安の45,634円と反落で寄付きました。前日の米国市場は経済指標が景気の底堅さを示し、FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げを急がないといった観測から主要3指数が揃って下落となりました。これを受け日経平均は朝方から売りが優勢でのスタートとなるも、次第に持ち直して一時は反転し、10時49分に11円高の45,766円を付け本日の高値を更新しました。その後は再び下落に転じ、125円安の45,629円で前引けとなりました。
後場は利益確定の売りが出て、下げ幅を拡大する展開となりました。徐々に下落した日経平均は最終的に399円安の45,354円で4日ぶり反落となりました。
新興市場では東証グロース250指数が3日ぶりに反発、0.2%高となりました。
2.個別銘柄等
レーザーテック(6920)は8.4%安の19,730円をつけ6日ぶりに反落となる大幅安となりました。AI関連の需要拡大を示唆する材料が相次ぎ、同社株は前日まで5日続伸となっていましたが、今日は短期的な過熱感を嫌気した売りが優勢となりました。
リクルートホールディングス(6098)は2.8%高の8,243円をつけ大幅続伸となりました。25日、発行済み株式総数(自己株式を除く)の1.05%に当たる1,500万株、金額にして最大1,300億円の自社株買いを実施すると発表し、これを好感した買いが入りました。
ニデック(6594)は1.0%安の2,636.5円をつけ反落となりました。貿易取引上の不正調査のため延長していた2025年3月期(前期)の有価証券報告書の提出期限が26日までとなっているなか、子会社の中国事業などで不適切会計の疑いも浮上したことなどから期限内に有価証券報告書を提出するか再延長となるかを見通せず、ガバナンスへの懸念が売りを呼びました。
ベッドメーカーのパラマウントベッドホールディングス(7817)は一時19.7%高の3,800円を付け、株式分割考慮後ベースの上場来高値を更新しました。24日、MBO(経営陣が参加する買収)を実施すると発表し、前日25日は大量の買いを集め、取引時間中に売買が成立せず、ストップ高水準で大引けに配分となりましたが、今日もTOB価格である3,530円を上回る水準で、買いが優勢となりました。
業務用洗剤のニイタカ(4465)が一時、9.9%高の2,430円を付け、年初来高値を更新しました。25日に発表した2026年5月期の第1四半期決算は、営業利益が前年同期比36.6%増の5億8,200万円となるなど増収増益で、足元の堅調な業績を好感した買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は週間で0.7%高となりました。週明けの相場にむけての注目は、今晩に発表されるPCE価格指数があげられます。昨日の米国市場では、底堅い経済指標がFRBの次回の利下げ観測の後退を呼び、株安につながりました。
今晩発表されるインフレ指標は、コアPCE価格指数が市場予想で前月比0.2%上昇、前年同月比は2.9%上昇が見込まれています。インフレ鈍化を示し、利下げ観測を強めるか、はたまた根強いインフレが示され利下げの可能性が低くなるか注目です。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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