東京市場まとめ
1.概況
日経平均は866円高の46,636円と大幅続伸で寄付きました。週末に投開票された自民党総裁選で、高市早苗前経済安全保障相が新総裁に選任され、財政拡張的な政策期待から買いが優勢でのスタートとなりました。ドル円が円安に振れたことも株高を後押しし、序盤から堅調な推移となった日経平均は、2,065円高の47,835円と大幅高で前引けとなりました。
後場は序盤に伸び悩むも、再び上げ幅を拡大する展開となりました。中盤には節目の48,000円を超え、14時48分に2,380円高の48,150円を付け本日の高値を更新しました。その後は高値圏から利益確定の売りが出るも、最終的に2,175円高の47,944円と大幅高、史上最高値を更新し取引を終えました。
新興市場では東証グロース250指数が続伸、2.8%高となりました。
2.個別銘柄等
安川電機(6506)は19.3%高の3,790円をつけ3日続伸となる大幅高となりました。3日に2026年2月期の当期純利益が従来予想から上方修正となる前期比35.1%減の370億円を見込むと発表し、従来予想は同330億円であり、業績回復や市場予想を上回るガイダンスを好感する買いが集まりました。
三菱重工業(7011)は一時15.2%高の4,251円をつけ株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。4日の自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障相が選出され、同氏はこれまで防衛力強化を主張する場面が多かったため、防衛関連銘柄の一角に買いが集まりました。
再生可能エネルギー会社のレノバ(9519)は11.8%安の840円をつけ大幅反落となりました自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障相が新総裁に選出され、同氏は原発再稼働に前向きのスタンスであり、再生エネルギー事業には逆風になるとの見方から関連銘柄に売りが出ました。
アパレル大手のワールド(3612)は0.5%安の2,716円をつけ小幅安で取引を終えました。3日、2026年2月期(今期)の当期純利益が前期比8.6%増の120億円を見込むと発表し、従来予想から8億円上方修正したものの、材料出尽くし感から売りが出ました。
データ分析サービスを提供するデータセクション(3905)は4.0%高の2,200円をつけ続伸となりました。3日、AIデータセンターサービスにかかる大口の利用契約を獲得したと発表し、これを材料視する買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
高市早苗前経済安全保障相が自民党新総裁に選任されたことが材料となり、日本市場は同氏の政策期待感から全面高の様相です。
明日に向けて、日本市場は引き続き高市新総裁の閣僚人事などが材料となるでしょう。足元の報道では、麻生派の鈴木俊一総務会長が幹事長に起用されるとあり、財務相経験者でもある同氏の起用から財政規律への配慮がうかがえます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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