東京市場まとめ
1.概況
日経平均は25円安の47,925円と小幅に反落して寄付きました。前日の米国市場では、ハイテク株を中心に利益確定の売りが出たことで、日本市場も値がさの半導体関連銘柄などが売られてのスタートとなりました。寄付き直後は前日終値付近で一進一退に推移したのち上昇に転じるなど、方向感に欠ける展開であった日経平均は14円安の47,965円で前引けとなりました。
後場は軟調な推移となり、徐々に下げ幅を拡大した日経平均は取引終了間際の15時15分に222円安の47,728円をつけ本日の安値を付けると、その後も安値圏で推移して最終的に215円安の47,734円で取引を終えました。
新興市場では東証グロース250指数が4日続伸、0.1%高となりました。
2.個別銘柄等
IHI(7013)は一時、8.2%高の3,129円をつけ株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。7日、小型衛星を開発・製造するオーストラリアの新興企業イノバー・テクノロジーズとIHI子会社である明星電気との3社で、今後の安全保障につながる海域監視能力を高めることを目的とした、小型衛星の技術実証に関する共同研究契約を結んだと発表し、これを材料視した買いを集めました。
アドバンテスト(6857)は0.2%安の17,965円をつけ6日ぶりに反落となりました。7日、日本取引所グループ(JPX)は時価総額が大きい大型株で構成される「TOPIXコア30」に同社を採用すると発表し、これによって海外投資家の間で同社の認知度が一段と高まるとの見方から買いが入りましたが、足元で連騰していた背景から次第に利益確定の売りが優勢となりました。
サカタのタネ(1377)は一時、14.6%高の4,155円をつけ年初来高値を更新しました。7日に発表した2026年5月期の第1四半期決算は純利益が前年同期比3.2倍の36億円と大幅増益となったほか、自社株のTOB(株式公開買い付け)も発表し、好決算と株主還元を好感した買いが集まりました。
アルミや建材を扱う三協立山(5932)は5.3%安の629円をつけ、5日ぶりに反落となりました。7日発表した2026年5月期の第1四半期決算は、最終損益が6億8,700万円の赤字となり、前年同期は4,200万円の黒字であったことから減益を嫌気した売りが出ました。
再生医療ベンチャーのヘリオス(4593)は3.0%高の520円をつけ反発となりました。7日、生きた細胞を患者に移植して病気の改善を目指す「細胞医薬」の分野で、重い呼吸不全など向けに開発中の新薬候補の製造を米ミナリスアドバンストセラピーズに委託すると発表し、早期に国内でこの薬の製造販売の承認申請を目指すことから将来的な収益拡大に期待する買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は利益確定の売りが優勢となり、5日ぶりに反落となりました。一方でTOPIXは4日続伸となりました。
明日の材料は、FRB(米連邦準備制度理事会)が前回9月16日・17日に開催したFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨の公表です。前回のFOMCでは利下げが決定されており、議事要旨の内容次第では、今後の追加利下げを示唆する手がかりとなる可能性がある点に注目が集まります。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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