東京市場まとめ
1.概況
前日の米国市場でナスダック総合株価指数が最高値を更新するなどハイテク株が上昇した流れを引き継ぎ、日経平均は300円高の48,035円で反発して寄付きました。その後堅調な推移となった日経平均は、ソフトバンクグループ(9984)などが指数を押し上げ、670円高の48,405円で前引けとなりました。
後場も勢いを落とすことなく、上げ幅を拡大する展開となりました。15時12分には、862円高48,597円をつけ本日の高値を更新しました。その後も高値圏で底堅く推移した日経平均は最終的に、845円高の48,580円で取引を終え、終値で初の48,000円台超えとなりました。
また、新興市場では東証グロース250指数が5日続伸、0.8%高となりました。
2.個別銘柄等
ソフトバンクグループ(9984)は一時13.2%高の23,335円をつけ、株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。前日の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数と主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇し、それぞれ最高値を更新するなど、米ハイテク株の上昇を背景に、同社傘下のソフトバンク・ビジョン・ファンドの運用収益の拡大を期待した買いが入りました。
SCREENホールディングス(7735)は2.5%安の14,295円をつけ3日続落となりました。8日、外資系証券が、同社について投資判断を3段階で真ん中の「中立」から最下位の「売り」に引き下げ、これを嫌気する売りが出ました。
日立製作所(6501)は2.0%高の4,568円をつけ続伸となりました。ソフトバンクグループのスイス重電大手のロボット事業買収に関して、同社にも好印象だとする指摘があり、こうしたAI関連への期待から買いが集まりました。
医療機器のマニー(7730)は9.3%高の1,428.5円をつけ5日続伸となりました。8日、2026年8月期(今期)の売上高が前期比9.4%増の328億円、営業利益が同12.3%増の92億円を見込むと発表し、営業利益の見通しは市場予想平均を上回ったことで、業績成長に期待した買いが入りました。
企業向けの業務連絡用通話アプリを販売するサイエンスアーツ(4412)は一時、ストップ高水準となる21.9%高の1,668円をつけ株式分割考慮後の最高値を更新しました。8日、2025年8月期(前期)の当期純利益が1億1,200万円の黒字(前の期は3,100万円の赤字)を見込むと発表した。従来予想の2,000万円の黒字から上振れとなり、これを好感した買いが殺到しました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は845円高で反発、終値で初の48,000円台をつけ取引を終えました。明日の材料には、主要銘柄の決算発表があげられます。
日本では、本日大引け後にファーストリテイリング(9983)とセブン&アイ・ホールディングス(3382)が予定されているほか、米国でもペプシコ[PEP]やデルタ航空[DAL]が予定されています。足元の株高を後押しする内容となるか、市場の関心は決算発表に移っていくものと考えられます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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