東京市場まとめ
1.概況
日経平均は402円高の51,314円で続伸して寄付きました。前日の米国市場では、ハイテク株を中心に買いが入り、日本市場でも半導体銘柄を中心に買いが優勢でのスタートとなりました。9時40分には601円高の51,513円をつけ、本日の高値を更新しました。その後は伸び悩み、上げ幅を縮小する展開となった日経平均は219円高の51,131円で前引けとなりました。
後場は小動きで取引を開始するも、中ごろから売りが優勢となり下落に転じました。終盤にかけては米連邦政府機関の一部閉鎖の解除を見越し、いったんの持ち高調整の動きもあって軟調に推移し、最終的には68円安の50,842円で取引を終えました。
新興市場では東証グロース250指数が反落し、0.4%安となりました。
2.個別銘柄等
川崎重工業(7012)は6.1%安の10,685円をつけ、3日続落となりました。11日、2026年3月期(今期)の売上高にあたる連結売上収益は前期比9.9%増の2兆3,400億円を見込むと発表し、従来予想から上方修正し、過去最高となる見込みも、当期純利益は6.8%減の820億円で据え置きとなったことから、市場予想を下回ったことで失望売りが出ました。
鹿島建設(1812)は一時10.7%高の5,760円をつけ、株式併合考慮後の上場来高値を更新しました。11日、2026年3月期(今期)の当期純利益が従来予想の1,300億円から上方修正となる1,550億円(前期比23.2%増)を見込むと発表し、市場予想も上回る上方修正を好感した買いが入りました。
三菱地所(8802)は5.5%安の3,204円をつけ、大幅続落となりました。10日、2026年3月期第2四半期決算は、純利益が前年同期比16.1%増の580億円となり、市場予想を下回りました。通期業績の上方修正や自社株買いなど驚きのある発表はなく、株価は今年に入ってからの高値圏にあったこともあって、利益確定の売りが出ました。
ブラザー工業(6448)は13.0%高の2,988円をつけ、3日続伸となる大幅高となりました。2026年3月期(今期)の当期純利益は従来予想の550億円から上方修正となる、前期比15.0%増の630億円を見込むと発表し、増益と上方修正を評価した買いが入りました。
大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)は11.3%安の2,232円をつけ、3日続落となりました。10日、2026年3月期(今期)の単独営業利益が従来予想の45億円から上方修正となる、前期比50.4%減の50億円を見込むと発表するも、下期にかけて業績が伸び悩む見込みとなり、これを嫌気した売りが出ました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は0.1%安と小幅安で取引を終えました。明日の材料には、本日の大引け後のソフトバンクグループ(9984)やりそなホールディングス(8308)、JX金属(5016)などの決算発表があげられます。ソフトバンクグループが足元の日経平均の上昇をけん引しており、決算内容を経て買い材料となるか注目です。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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