東京市場まとめ
1.概況
日経平均は510円安の49,812円と続落して寄付きました。米国における追加利下げ観測の後退をきっかけに、前日の米国株指数が軒並み下落したことで日本市場も売りが優勢となりました。朝方は下げ幅を拡大するも、中ごろから下げ渋り、前場は891円安の49,432円で午前の取引を終えました。
後場は一段安となり、下値を探る動きとなりました。13時26分に1,662円安の48,661円をつけ、本日の安値を更新しました。その後は安値圏で一進一退に推移するも、主だった材料に欠けたほか、19日に控えるエヌビディア[NVDA]の決算発表を前に動きづらく、最終的には1,620円安の48,702円と大幅安で取引を終えました。TOPIXも96ポイント安の3,251ポイントで3日続落しました。
新興市場では東証グロース250指数が18ポイント安の679ポイントで4日続落となりました。
2.個別銘柄等
フジクラ(5803)は9.9%安の17,875円をつけ、大幅反落となりました。17日の米株式市場では追加利下げ観測の後退からAI関連やハイテク株が下落した流れを引き継ぎ、日本市場でもデータセンター関連銘柄である同社に売りが出ました。年初から堅調な決算が続いていたことも、過熱感を警戒した売りにつながりました。
独立系の大手総合エンジニアリング会社である日揮ホールディングス(1963)は一時4.4%高の1,879円をつけ、年初来高値を更新しました。国内証券が同社の投資判断を3段階で真ん中の「ニュートラル(中立)」から最上位の「バイ(買い)」に、目標株価を従来の1,400円から足元の水準を上回る2,200円に引き上げ、これを材料視する買いが入りました。
明治ホールディングス(2269)は0.3%高の3,195円をつけ、8日続伸となりました。相場をけん引してきたAI・半導体関連株が大きく下落する一方、出遅れ感のある食料品株が物色されたほか、インフルエンザの感染拡大を受けた乳酸菌飲料などの需要も買い材料となりました。
住友金属鉱山(5713)は5.9%安の4,792円をつけ、3日続落となりました。17日に開催した経営戦略説明会で、松本伸弘社長が銅事業を取り巻く事業環境について、『来期(2027年3月期)も厳しくなる可能性がある』と述べ、製錬事業の採算悪化懸念から、売りが優勢となりました。
合成樹脂製品などを製造・販売するウェーブロックホールディングス(7940)は8.0%高の1,225円をつけ、4日ぶりとなる大幅反発となりました。17日、アクティビスト(物言う株主)として知られる村上世彰氏の長女である野村絢氏らが、同社株を買い増ししたことが明らかとなり、非公開化を目指しTOB(株式公開買い付け)を実施中の同社に対し、今後の株主提案などを見越した買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は3.2%安と大幅安となりました。半導体関連銘柄など、ハイテク株を中心に売りが出ており、反転材料は19日に予定されるエヌビディア[NVDA]の決算発表となるでしょう。
明日の日本市場の材料は、今晩の米国市場の動向があげられます。足元でS&P500株価指数先物が下落しており、米国市場も一段安となった場合には明日の日本市場も弱含む可能性があるでしょう。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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