東京市場まとめ
1.概況
日経平均は591円高の49,129円と反発して寄付きました。米半導体大手のエヌビディア[NVDA]が決算を発表し、売上高・純利益ともに市場予想を上回り、ここのところ調整ムードであった半導体関連銘柄への買い材料となりました。寄付きから堅調な推移となった日経平均は早々に節目の5万円を超えると、9時28分には2,037円高の50,574円をつけ、本日の高値を更新しました。その後も底堅く推移し、前場は1,487円高の50,025円で取引を終えました。
後場の日経平均は伸び悩み、わずかながら5万円を割り込んでの推移となりました。今晩に発表予定である9月分の米雇用統計などが上値を重くし、最終的には1,286円高の49,823円と5日ぶりに反発して取引を終えました。TOPIXは53ポイント高の3,299ポイントをつけ、5日ぶりに反発しました。
新興市場では東証グロース250指数が4ポイント高の679ポイントと6日ぶりに反発となりました。
2.個別銘柄等
住友ファーマ(4506)は一時13.4%高の2,765円をつけ、年初来高値を更新しました。19日、国内証券が同社の目標株価を従来の1,400円から前日終値(2,438円)を上回る2,600円に引き上げ、これを材料視した買いが入りました。アナリストは今後の抗がん剤の開発における提携の決定などが5-10%の株価上昇につながるとしています。
SOMPOホールディングス(8630)は一時11.5%高の4,998円をつけ、年初来高値を更新しました。19日、2026年3月期(今期)の当期純利益について従来予想を2,050億円上方修正する5,400億円(前期比2.2倍)を見込むと発表し、また、発行済み株式総数(自己株式を除く)の2.64%にあたる2,400万株、金額にして770億円を上限とする自社株買いを発表し、これらを好感した買いが入りました。
東京海上ホールディングス(8766)は7.9%安の5,350円をつけ、大幅反落となりました。19日、2026年3月期(今期)の当期純利益が従来予想の9,300億円から下方修正となる9,100億円(前期比13.8%減)を見込むと発表し、市場予想を下回ったほか、従来予想に対する上振れが期待されていたため、失望売りが出ました。
医用電子機器メーカーである日本光電工業(6849)は一時4.3%安の1,494円をつけ、年初来安値を更新しました。19日、外資系証券が同社の投資判断を3段階で最上位の「バイ(買い)」から真ん中の「ニュートラル(中立)」に、目標株価を従来の2,470円から1,610円に引き下げたことを嫌気した売りが優勢となりました。
串カツ田中ホールディングス(3547)は1円高の2,139円とほぼ横ばい圏も、4日ぶりに反発となりました。19日、従来は未定としていた2025年11月期(今期)の期末配当予想を1株あたり15円にすると発表し、前期比2円増となる配当政策を好感した買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は2.7%高で反発となりました。寄り付き前に発表されたエヌビディア[NVDA]の好決算を受けて、直近で弱含んでいた半導体関連銘柄が持ち直したことが寄与しました。
明日の材料には、9月分と期間が空いた米雇用統計の発表や地区連銀総裁の講演があげられます。雇用統計は9月分とかなり前のデータであることから、よっぽど悪い内容でない限り、市場への影響は限定的と予想されます。一方でここ数日、追加利下げに消極的な姿勢を見せる連銀総裁の発言もあったことから、今回の講演でも金融政策の見通しに関する発言に注目が集まるといえるでしょう。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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