東京市場まとめ
1.概況
米国市場におけるハイテク株安の流れを引き継ぎ、日経平均は572円安の49,251円と反落して寄付きました。寄付きから急速に下げ幅を拡大した日経平均は48,600円近辺で下げ止まり、その後は安値圏での推移となりました。中ごろにかけて持ち直すも勢いは続かず、1,170円安の48,653円で前引けとなりました。
後場も基調は変わらず、下げ幅を拡大する展開となりました。13時52分に1,333円安で本日の安値48,490円をつけました。その後も安値圏で一進一退に推移した日経平均は最終的に1,198円安の48,625円で反落して取引を終えました。TOPIXは1ポイント安の3,297ポイントで反落しました。
新興市場では東証グロース250指数が1ポイント高の680ポイントで続伸となりました。
2.個別銘柄等
アドバンテスト(6857)は12.1%安の18,315円をつけ、大幅反落となりました。20日の米株式市場では主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が4.8%安となり、日本の半導体関連銘柄も本日は売りが優勢となりました。前日にはエヌビディア[NVDA]の好決算を受け、8.8%高と大幅反発していました。
サンリオ(8136)は5.3%高の5,522円をつけ、3日ぶりに反発となりました。20日、発行済み株式総数(自己株式を除く)の1.34%にあたる330万株、金額にして150億円を上限とする自社株取得枠の設定を発表し、株主価値の拡大を好感した買いが入りました。
大手家庭用品メーカーであるライオン(4912)は3.7%高の1,671円をつけ、反発となりました。国内証券が同社の投資判断を3段階で真ん中の「中立」から最上位の「買い」に、目標株価を従来の1,800円から1,900円に引き上げ、これを材料視する買いが優勢となりました。アナリストは「事業利益率も前年比で改善が続き、収益改革と売り上げのバランスが取れてきはじめた」と指摘しています。
自動車部品メーカーの豊田合成(7282)は8.2%安と3日ぶりに反落となりました。20日トヨタ自動車(7203)と三井住友フィナンシャルグループ(8316)傘下の三井住友銀行による前日終値(3,754円)ベースで最大1,284億円の株式売り出しと、500億円を上限とする自社株買いを発表するも、株式需給の悪化を懸念する売りが優勢となりました。
本日東証グロース市場に上場したノースサンド(446A)は、初値が公開価格比7.1%高い1,200円、終値は同31.0%高の1,467円をつけ、初日の取引を終えました。ITを中心としたコンサルティング業務を主とする同社は、IT中期計画の策定やアーキテクチャのデザイン検討、IT運用コスト削減などの支援を手掛けるとされています。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は週間で3.5%安、TOPIXは同1.8%安と今週は売りが優勢での推移となりました。エヌビディア[NVDA]の好決算はAI需要の強さを示すも、AIバブルへの懸念感を払しょくするほどとはならず、年末に向けての不安材料とも考えられるでしょう。
来週に向けて、注目の材料としては今晩に予定されるニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁やダラス連銀のローガン総裁の講演が注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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