東京市場まとめ
1.概況
日経平均は82円高の53,205円と続伸して取引を開始しました。値がさ株の人工知能(AI)や半導体関連銘柄に買いが入り、序盤から堅調な推移となりました。前引け間近に、上げ幅を拡大した日経平均は11時24分に915円高の54,039円で、この日の高値をつけました。
節目の54,000円を超えたこともあり、後場は利益確定の売りが出たことで上げ幅を縮小して始まりました。徐々に持ち直したものの、依然として不透明感の残る中東情勢が上値を抑えました。最終的に日経平均は290円高の53,413円で続伸しました。
TOPIXは小幅安の3,644ポイントで反落、新興市場では東証グロース250指数が7ポイント高の740ポイントで続伸しました。
2.個別銘柄等
ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)は4.3%高の992.1円をつけ、続伸しました。6日、取引開始前に大手スーパーのOlympicグループ(8289)を株式交換方式で完全子会社化すると発表しました。買収による今後の業績拡大の期待から、買いが優勢となりました。
すかいらーくホールディングス(3197)は2.3%安の3,395円をつけ、反落しました。3日、3月の既存店売上高は前年同月比2.3%増であったと発表しました。2月の5.7%増から伸びが鈍化したほか、既存店客数も前年同月比2.6%減少したことで、これを嫌気した売りが出ました。
信越化学工業(4063)は1.1%高の6,523円をつけ、続伸しました。6日、日本経済新聞が同社が基礎化学品エチレンからつくる樹脂などの一部を値上げすると報じました。足元では、ホルムズ海峡の事実上の封鎖の影響から、エチレン価格が高騰しており、価格転嫁姿勢を評価した買いが入りました。
ソニーフィナンシャルグループ(8729)は2.4%安の144.2円をつけ、反落しました。3日、外資系証券が同社の投資判断を3段階で最上位の「オーバーウエート」から真ん中の「ニュートラル」に、目標株価は従来の200円から155円に引き下げ、これを材料に売りが優勢となりました。
創薬ベンチャーのオンコリスバイオファーマ(4588)は2.3%高の2,317円をつけ、続伸しました。3日、2025年12月に製造販売承認を申請した、食道がん治療再生医療等製品である腫瘍溶解ウイルス「QBP-301」を巡って、適合性書面調査およびGCP(医薬品の臨床試験の実施の基準)実地調査を受け、医薬品医療機器総合機構(PMDA)から「適合」との結果通知書を受領したと発表しました。この発表により、新薬開発の進捗を評価した買いが優勢となりました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は0.6%高で続伸しました。日本時間7日午前2時ごろに予定されているトランプ米大統領の記者会見を控え、中東情勢に関する発言内容に注目が集まっています。当面は、同会見内容が主な材料となりそうです。
このほかに、明日の材料として、経済指標ではISM非製造業景気指数の発表が予定されています。国内では本日引け後の中古車販売のネクステージ(3186)やウェザーニューズ(4825)、壱番屋(7630)などの決算発表が控えています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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