来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

日経平均株価の来週~再来週(4/27~5/8)の予想レンジは5万8000~6万1500円! GWで売買が減る中、ハイテク株の決算やFOMCなどの金融イベントに注目

2026年4月24日公開(2026年4月24日更新)
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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日経平均株価は、ソフトバンクグループやアドバンテストなどの
“値がさハイテク株”に牽引され、一時は史上初の6万円台を記録!

 今週(4月20〜24日)の日経平均株価は上昇し、23日には史上初の6万円台を記録。しかし、その後は調整を見せ、最終的に先週末と比べて1240.28円(2.12%)高い5万9716.18円で終えました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 米国とイランを巡る戦争終結が見通せない状況が続く一方、東京市場では米国のハイテク株高に牽引される形でソフトバンクグループ(9984)アドバンテスト(6857)など指数インパクトの大きい半導体株やAI関連株への資金流入が続き、日経平均株価を押し上げました。ただし、ホルムズ海峡の封鎖懸念が長期化し、原油先物価格が高止まりしているため、物色対象に広がりが見られず、東証プライムの騰落銘柄を見ても値下がり数が8割を超える日が目立ちました。

 そんななか、米国のトランプ大統領は現地時間の4月23日、イスラエルとレバノンの停戦が3週間延長されると自身のSNSに投稿したことで、翌24日の日経平均株価は上昇。しかし、この日もソフトバンクグループアドバンテストの2社で日経平均株価を480円ほど押し上げた一方で、東証プライムの値下がり数は6割を占めており、一部のハイテク株に資金集中している様子がうかがえました。

GW明けにかけての日本市場は、市場参加者が限られるなか、
主要企業の決算発表を踏まえた短期的な売買が中心に!

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 5万8000 ~ 6万1500円

 
 来週からゴールデンウイーク明け(4月27日〜5月8日)にかけての日経平均株価は、引き続きイラン情勢をにらみながらの相場展開になるでしょう。ただ、早期の戦闘終結は期待しにくいため、物色対象については半導体株やAI関連株に向かいやすいと見られます。また、ゴールデンウイークに突入すると市場参加者が限られるため、短期的な売買が中心になりそうです。

 また、国内ではアドバンテスト日東電工(6988)日立製作所(6501)信越化学工業(4063)ナブテスコ(6268)レーザーテック(6920)東京エレクトロン(8035)伊藤忠商事(8001)三井物産(8031)など主力企業の決算発表が予定されています。特にハイテク企業の決算次第では物色対象に変化が起こる可能性があるので要チェックです。

 一方、米国ではアップル(AAPL)アマゾン・ドット・コム(AMZN)マイクロソフト(MSFT)の決算が注目されます。

 そのほか、日銀金融政策決定会合米国の連邦公開市場委員会(FOMC)などの金融イベントにも注目が集まるでしょう。具体的なスケジュールについては、以下のリンク先にまとめてあります。
【※詳細はこちら!】
来週からGW明けにかけての主要イベント

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
津田駒工業が+113.30%で値上がり率トップ!

 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキングのトップは津田駒工業(6217)でした。4月13日に発表した2026年11月期・第1四半期の連結業績は、営業損益が1億3400万円の赤字(前年同期は2億7600万円の赤字)と赤字幅が縮小。これが材料視され、発表以降、ストップ高を交えての上昇が続きました。ただし、週末24日に一時ストップ安となったことで、短期的な過熱感が意識されそうです。

 値上がり率2位は河西工業(7256)イクヨ(7273)が4月22日、2026年9月末までに河西工業の株式を持株比率15%程度まで取得することを目指すと発表したことが材料視されました。

 値上がり率3位のアズジェント(4288)は4月21日、英国のAIセキュリティスタートアップであるヒルンドAIと提携し、生成AIのハルシネーションや情報漏洩した内容を記憶(学習済みの内容)から消去する「マシンアンラーニング」技術について、5月中旬から日本で提供すると発表。これが材料視されました。

 一方、今週の値下がり率ランキング1位のShinwa Wise Holdings(2437)は、4月13日に発表した2026年5月期・第3四半期の連結決算において、営業損益が2億4100万円の赤字に転落。これを嫌気した売りが今週も続きました。

 値下がり率2位は山大(7426)。東京証券取引所は4月22日、山大の上場廃止を決定し、整理銘柄に指定すると発表しました。整理銘柄指定期間は4月22日~9月30日、上場廃止日は10月1日となります。

■今週の値上がり率 トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +113.30 津田駒工業(東S・6217)
2 +66.06 河西工業(東S・7256)
3 +61.27 アズジェント(東S・4288)
4 +53.35 武蔵精密工業(東P・7220)
5 +48.94 ACSL(東G・6232)
■今週の値下がり率 ワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −34.86 Shinwa Wise Holdings(東S・2437)
2 −30.11 山大(東S・7426)
3 −29.08 ムラキ(東S・7477)
4 −24.34 KLab(東P・3656)
5 −23.84 ステラファーマ(東G・4888)
■今週の出来高 トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 1,196,672,400 ランド(東S・8918)
2 819,254,900 NTT(東P・9432)
3 743,365,600 ソニーフィナンシャルグループ(東P・8729)
4 539,982,600 オンコセラピー・サイエンスあ(東G・4564)
5 535,128,700 ソフトバンクグループ (東P・9984)

【来週の主要イベント】
国内の日銀金融会合やアドバンテスト、任天堂、トヨタの決算、米国の
FOMCやPCE、雇用統計、アップル、アマゾンの決算などに注目!

 来週は以下のようなイベントが予定されています。

<4月27日(月)>
日銀金融政策決定会合
◆決算:日立製作所(6501)アドバンテスト(6857)日東電工(6988)
◆独5月GFK消費者信頼感調査
◆決算:ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)

<4月28日(火)>
日銀金融政策決定会合、政策金利発表
◆決算:信越化学工業(4063)オリエンタルランド(4661)
◆日銀展望レポート
◆植田和男日銀総裁会見
米連邦公開市場委員会(FOMC)
◆米2月住宅価格指数
◆米2月ケース・シラー米住宅価格指数
◆米4月リッチモンド連銀製造業指数
◆米4月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
◆決算:シャーウィン・ウィリアムズ(SHW)テラダイン(TER)

<4月29日(水)>
◆昭和の日で休場
◆欧4月経済信頼感
◆独4月消費者物価指数(CPI)速報値
◆米MBA住宅ローン申請指数
◆米3月住宅着工件数
◆米3月建設許可件数
◆米3月耐久財受注
米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見
◆決算:アップル(AAPL)アマゾン・ドット・コム(AMZN)マイクロソフト(MSFT)

<4月30日(木)>
◆決算:ナブテスコ(6268)レーザーテック(6920)東京エレクトロン(8035)
◆3月新設住宅着工戸数
◆独4月失業者数
◆独4月失業率
◆欧1-3月期四半期域内総生産(GDP)速報値
◆欧4月消費者物価指数(HICP)速報値
◆ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁会見
◆米3月個人所得
米3月個人消費支出(PCE)
◆米1-3月期四半期雇用コスト指数
◆米1-3月期四半期実質国内総生産(GDP)速報値
◆米4月シカゴ購買部協会景気指数

<5月1日(金)>
◆決算:伊藤忠商事(8001)三井物産(8031)
◆4月東京都区部消費者物価指数(CPI)
◆米4月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆米4月ISM製造業景況指数
◆決算:エクソンモービル(XOM)

<5月4日(月)>
◆みどりの日で休場
◆独4月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆欧4月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆米3月製造業新規受注

<5月5日(火)>
◆こどもの日で休場
◆米3月貿易収支
◆米4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆米4月総合購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆米4月ISM非製造業景況指数
◆米3月雇用動態調査(JOLTS)求人件数

<5月6日(水)>
◆憲法記念日で休場
◆中4月RatingDogサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
◆独4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆欧4月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆欧3月卸売物価指数(PPI)
◆米4月ADP雇用統計

<5月7日(木)>
◆決算:住友林業(1911)、協和キリン(4151)
◆日銀金融政策決定会合議事要旨
◆独3月製造業新規受注
◆欧3月小売売上高
◆米4月チャレンジャー人員削減数
◆米1-3月期四半期非農業部門労働生産性
◆米3月消費者信用残高

<5月8日(金)>
◆決算:太陽誘電(6976)IHI(7013)トヨタ自動車(7203)任天堂(7974)
◆3月毎月勤労統計調査
◆独3月貿易収支
◆独3月鉱工業生産
米4月雇用統計
◆米5月ミシガン大学消費者態度指数
◆米3月卸売売上高

【来週の注目銘柄】
「テスホールディングス」「芝浦メカトロニクス」
「大阪チタニウムテクノロジーズ」の3銘柄をピックアップ!

 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

テスホールディングス(2026年4月24日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
建設業 東P・5074 712円 41.8倍 1.06倍
上期の営業利益の通期進捗率が90.9%と好調
省エネ・再エネ設備を扱う「エンジニアリング事業」と、自社発電所による供給を行う「エネルギーサプライ事業」を展開しています。2026年6月期・第2四半期の業績を見ると、エンジニアリング事業では蓄電池関連の案件が増加。エネルギーサプライ事業については、再エネ発電の売電収入の増加と電気小売供給の好調により、前年同期比で増収増益となりました。第2四半期時点で営業利益の通期進捗率が90.9%あり、通期計画の上振れが期待されます。株価は、足元のリバウンドで3月17日以来の年初来高値を更新しており、一段の上昇が期待されます。
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)
芝浦メカトロニクス(2026年4月24日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
電気機器 東P・6590 4960円 30.1倍 6.20倍
AI需要を追い風に先端半導体パッケージ装置が好調
半導体やフラットパネルディスプレの製造装置を手がける精密機器メーカーです。特に生成AI向けの先端半導体パッケージ装置が好調です。2月5日に2026年3月期第3四半期の決算と併せて、通期計画を修正。営業利益を125億円から150億円に上方修正しました。生成AI用GPUに不可欠な「先端パッケージング」向けのボンディング技術で高い競争力を持ち、AI需要を直接的な追い風にしています。株価は、4月16日に一時5520円まで買われた後は調整が続いていましたが、25日移動平均を下値支持線としたリバウンドから75日移動平均線を上回ってきました。さらなる上昇が期待されます。
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)
大阪チタニウムテクノロジーズ(2026年4月24日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
非鉄金属 東P・5726 2651円 44.3倍 2.16倍
チタンの「脱ロシア」が進むなか、「スポンジチタン」が高評価
世界トップクラスの品質を誇る「スポンジチタン」の製造を主軸とする素材メーカーです。ロシア産チタンの代替需要が増加するなか、高品質なスポンジチタンを安定供給できる存在として欧米の航空機メーカーなどから高く評価されています。なお、スポンジチタンの生産能力を25%増強(増強後に年産5万トン)する計画を進めていますが、建設資材や労務費の高騰を背景に投資額を330億円から390億円へ引き上げています。株価は、上向きで推移する75日移動平均線を支持線としたリバウンド基調を継続しています。足もとで調整をみせていますが、同線をサポートした上昇が期待されます。
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)

【※今週のピックアップ記事!】
日経平均株価が「6万円」突破後も、25日移動平均線を割るまで“日本株には強気”でOK!「AI・半導体関連株」や「フィジカルAI関連株」の押し目を積極的に拾おう!

【NISA】企業変革で復活に期待の「不人気株」2銘柄!配当利回り4.4%&PBR0.5倍で割安感が強い「UBE」、構造改革を完遂して業績回復に期待の「資生堂」に注目

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※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。

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