【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 47,916.57 ▼269.23 (4/10)
NASDAQ: 22,902.89 △80.48 (4/10)
1.概況
米国市場は高安まちまちとなりました。3月の米CPI(消費者物価指数)のコア指数が予想を下回り、イランとの戦争による物価上昇が限定的となったことは好感されたものの、トランプ大統領が再び攻撃を示唆したことから高安まちまちの展開となりました。
ダウ平均は13ドル高の48,199ドルで取引を開始しました。寄付き直後の日本時間22時30分には49ドル高の48,235ドルでこの日の高値をつけました。その後、下落が続き日本時間4時49分に329ドル安の47,856ドルでこの日の安値をつけました。その後は横ばい圏で推移し、最終的に269ドル安の47,916ドルで取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は80ポイント高の22,902ポイントで8日続伸となりました。S&P500株価指数は7ポイント安の6,816ポイントで8営業日ぶりに下落しました。小型株で構成されるラッセル2000は5ポイント安の2,630ポイントで8営業日ぶりの下落となりました。
2.経済指標等
3月の米国の消費者物価指数(CPI)が発表され、前年同月比で3.3%上昇(市場予想3.4%)となり市場予想を下回りました。また、食品・エネルギーを除くコアCPIは前年同月比2.6%上昇(市場予想2.7%)でこちらも市場予想を下回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち4業種が上昇しました。情報技術が0.8%高となりました。素材、一般消費財・サービスが0.6%高で続きました。一方で、生活必需品が1.4%安となったほか、ヘルスケアが1.3%安、金融が1.1%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄では30銘柄中5銘柄が上昇しました。エヌビディア[NVDA]が2.6%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。アナリストの投資判断引き上げを受けたアマゾン・ドットコム[AMZN]が2%高で続きました。一方、25銘柄が下落し、ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]が3.6%安、セールスフォース[CRM]が3.5%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、コアウィーブ[CRWV]がアンソロピックと契約を締結し、ClaudeにAIコンピューティング能力を供給していくことが明らかになったことで10.9%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.05%高い4.32%となりました。13日朝のドル円は159円後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場は高安まちまちの展開となりました。週末の米国とイランの直接交渉が決裂に終わったことから、中東情勢は依然として不透明な状況となっています。また、トランプ大統領がホルムズ海峡の逆封鎖を宣言したことからさらに混乱が増大する可能性も指摘されています。そのため、今週もイラン情勢に左右される市場となりそうです。また、米国では今週予定されているゴールドマン・サックス[GS]やジェイピー・モルガン・チェース[JPM]などの主要企業の決算発表にも注目が集まります。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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