【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 49,167.79 ▼62.92 (4/27)
NASDAQ: 24,887.10 △50.50 (4/27)
1.概況
米国市場は高安まちまちの展開となりました。イランが戦闘終結に向け新たな提案をしたとする報道がある一方で、米国側の姿勢は不透明であり和平協議は停滞しています。
ダウ平均は118ドル安の49,112ドルで取引を開始しました。寄付き直後に上昇し、日本時間22時35分に122ドル高の49,353ドルまで上昇し、この日の高値をつけました。その後徐々に下落し、日本時間0時23分に201ドル安の49,029ドルでこの日の安値を付けました。以降は若干の持ち直しが見られたものの、62ドル安の49,167ドルで取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は50ポイント高の24,887ポイント、S&P500株価指数は8ポイント高の7,173ポイントとなり、いずれも続伸し過去最高値を更新しました。小型株で構成されるラッセル2000は1ポイント高の2,788ポイントで続伸しました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち3業種が上昇しました。コミュニケーション・サービスが0.9%高となりました。金融が0.7%高で続き、情報技術が0.5%高となりました。一方で、生活必需品が1.2%安、不動産、一般消費財・サービスが0.8%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中11銘柄が上昇しました。エヌビディア[NVDA]が4.0%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]が1.6%高で続き、アメリカン・エキスプレス[AXP]が1.5%高となりました。また、マイクロソフト[MSFT]はOpenAIの最先端AIモデルをクラウド経由で独占的に顧客に提供する権利を解消したと発表しましたが、株価への影響はほとんどなく0.1%未満の上昇となりました。一方で、19銘柄が下落し、マクドナルド[MCD]が3.1%安、ウォルマート[WMT]が1.8%安、アイビーエム[IBM]が1.7%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、アメリカン航空の買収を断念したと発表したユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス[UAL]は1.2%安となりました。また、メタ・プラットフォームズ[META]は、中国政府により中国系のAIエージェント新興企業マナスの買収を阻止されることになりましたが、株価は0.5%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.04%高い4.34%となりました。28日朝のドル円は159円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国主要3指数は高安まちまちとなりました。イラン戦争の停戦協議は依然として停滞しています。そして、日本では本日、日銀政策決定会合の結果と展望リポートが発表され、引け後には植田総裁の会見があります。本日の利上げは見送られる公算ですが、今後の利上げや物価の見通しなどについての発言に注目が集まります。
個別株ではアドバンテスト(6857)が27日引け後に2026年3月期の決算を発表しており売上高が前期比45%増の1兆1286億円、純利益は2.3倍の3753億円でした。2027年3月期の純利益についても前期比24%増の4655億円となる見通しを発表し3年連続の最高益の見込みとしましたが、市場予想は下回りました。また、日立製作所(6501)は2027年3月期の連結純利益の予想を前期比6%増の8500億円となる見通しを発表したものの、こちらも市場予想を下回っており本日の株価が注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
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