東京市場まとめ
1.概況
日経平均は781円高の65,777円と反発して取引を開始しました。序盤から買いが優勢となり、早々に66,000円を超えると、9時6分には1,432円高の66,428円で、この日の高値をつけました。前日の米国市場ではハイテク株が好調で、日本市場でも人工知能(AI)や半導体関連銘柄への買いが指数を押し上げました。一方で、上値では利益確定の売りも見られたことで、高値をつけて以降は伸び悩みました。前引けは820円高の65,816円となりました。
後場も伸び悩む展開は変わらず、日経平均は徐々に上げ幅を縮小しました。最終的に3円高の64,999円とわずかながら反発して取引を終えました。
TOPIXは20ポイント安の3,918ポイントで続落、新興市場では東証グロース250指数が15ポイント安の826ポイントで続落となりました。
2.個別銘柄等
キオクシアホールディングス(285A)は一時7.8%高の67,340円をつけ、連日で上場来高値を更新しました。もっとも、後半にかけては売りが優勢となり終値では3.1%安の60,550円で取引を終えました。前日の米国市場ではマイクロン・テクノロジー[MU]など、半導体メモリー関連の銘柄が上昇したことを背景に、朝方には関連銘柄とされる同社にも買いが入りました。
アステラス製薬(4503)は4.5%安の2,134円をつけ、6日続落となりました。26日、2031年3月期を最終年度とする5カ年の中期経営計画を発表しました。重点戦略製品の売上収益を2031年3月期までに2026年3月期の実績である約4800億円の2倍に引き上げると発表したものの、この目標が市場では物足りないと受け止められ売り材料となりました。
ダイドーグループホールディングス(2590)は8.4%高の2,719円をつけ、6営業日ぶりとなる大幅反発となりました。26日、2027年1月期の第1四半期決算は最終損益が1億1000万円の黒字となったと発表しました。前年同期は28億円の赤字であり、黒字転換を好感した買いが優勢となりました。
武蔵精密工業(7220)は一時13.3%高の7,730円をつけ、連日で株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。26日、国内証券が同社の目標株価を従来の3,400円から7,700円に引き上げ、これを材料視する買いが集まりました。
会計ソフトのフリー(4478)は3.6%安の2,111円をつけ、反落となりました。26日、外資系証券が同社の目標株価を従来の2,100円から2,000円に引き下げ、これを嫌気した売りが出ました。アナリストは、「販促費などコスト負担は重く、先行投資の本格的な回収局面は2028年6月期以降になるだろう」とコメントしています。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は一時66,000円を超え、取引時間中の最高値を更新しました。もっとも、高値圏であることもあり、利益確定の売りが上値を押さえました。明日に向けて、個別株のIRなどが材料となりそうです。
国内では三菱重工業(7011)が中期経営計画の進捗状況説明会を本日引け後に開催するほか、米国ではセールスフォース[CRM]やスノーフレイク[SNOW]の決算発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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