東京市場まとめ
1.概況
日経平均は57円安の68,676円と下落して取引を開始しました。前日の米国市場では、主要な半導体関連銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が5.4%安となっており、日本市場も人工知能(AI)・半導体銘柄に売りが出ました。軟調なスタートとなった日経平均は9時30分に1,123円安の67,609円でこの日の安値をつけました。前場後半に上昇に転じた日経平均は、510円高の69,243円で前引けとなりました。
後場は徐々に上げ幅を拡大し、底堅い値動きとなりました。69,500円付近で推移した日経平均は、最終的に1,010円高の69,744円で反発となりました。
TOPIXは49ポイント高の4,064ポイントで5日続伸、新興市場では東証グロース250指数が20ポイント高の733ポイントで続伸となりました。
2.個別銘柄等
良品計画(7453)は3.0%高の3,615円をつけ、続伸しました。2日のドル円は一時1ドル=160円60銭台まで上昇するなど円安一服が見られ、輸入コスト増を通じた収益悪化の懸念を和らげたことが買い材料となりました。同社は東南アジアなどの製造拠点から衣料品や生活雑貨などを輸入して販売しており、円高が進めば採算は改善しやすいとされています。
味の素(2802)は2.1%高の6,167円をつけ、反発となりました。2日、国内証券が同社の目標株価を従来の4,500円から5,800円に大幅に引き上げ、現在の株価水準よりは低いものの、これを材料視した見直し買いが入りました。アナリストは、「電子材料が引き続き業績のけん引役」と評価しています。
ファーストリテイリング(9983)は2.6%高の84,500円をつけ、4営業日ぶりに反発しました。2日、傘下の「ユニクロ」の6月の国内既存店(電子商取引を含む)売上高は、前年同月比14%減となったものの、季節性の要因が大きいとの見方から、特段の売り材料とならず買いが優勢となりました。
電通総研(4812)は15.5%高の2,732円をつけ、大幅続伸となりました。2日、日本経済新聞が「電通グループ(4324)が子会社の電通総研の株式を非公開にする方針だ」と報じました。非公開化によるTOB(株式公開買い付け)への思惑から短期筋の買いが集まりました。
Terra Drone(278A)は3.7%高の8,410円をつけ、3日続伸となりました。3日、小泉進次郎防衛相が閣議後記者会見で、防衛装備庁の迎撃用のドローン取得計画に38社から提案があったと明らかにし、改めてドローン関連への買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は米国の半導体株安を受け、軟調なスタートとなったものの、最終的に1.5%高で取引を終えました。今晩の米国市場は、独立記念日の振替休日で休場となります。来週は、7月9日(木)にファーストリテイリング、セブン&アイ・ホールディングス(3382)の決算発表が注目材料です。小売業を皮切りに決算発表が相次ぐシーズンであり、足元の業績動向に注目が集まります。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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