H.I.S.の上級会員サービス「CLASS ONE」とは？
「CLASS ONE」のお得な特典や利用方法に加え、
審査不要で入会できるクレジットカードを紹介！

　H.I.S.は、ビジネスクラス・ファーストクラスでの海外旅行をプランニングする「CLASS ONE（クラスワン）」というトラベルデスクを運営している。

　CLASS ONEのメンバーになるには入会審査が必要だが、一部のクレジットカードを保有していれば、審査が不要になる。

　今回は、CLASS ONEの利用方法やサービス内容に加えて、審査が不要になるクレジットカードを解説したい。

海外旅行専門デスク「CLASS ONE」のメンバーなら、
さまざまなお得な特典を使える！

　CLASS ONEは、ビジネスクラス・ファーストクラスの海外旅行専門デスクだ。H.I.S.の新宿店、表参道店、丸の内店、横浜店、渋谷店のそれぞれにはCLASS ONE専用のラウンジがあり、専任コンシェルジュが旅行の提案から手配まで行なってくれる。

　CLASS ONEの入会には審査がある上に、2年間にCLASS ONEで50万円以上のビジネスクラス・ファーストクラスの利用実績がない場合はメール会員となり、CLASS ONEのサービスを利用できなくなる。

　専任コンシェルジュやラウンジ以外のサービスとしては、「出入国カードの無料作成」「手荷物無料宅配サービス」「成田駐車場特典」「成田・羽田空港へのプライベート送迎割引サービス」などを利用することが可能だ。

【CLASS ONEメンバーが使える特典・その1】
専任のコンシェルジュサービス

　CLASS ONEのモットーは、「より早く的確に、よりリーズナブルに、そしてより上質に」だ。そのモットーの通り、利用者1人1人のスタイルにあった旅行を提案してくれる。

　CLASS ONE専用のラウンジがあるのは、新宿・銀座・渋谷・表参道・丸の内・横浜のみだが、来店できない場合は、電話でのやり取りもできる。

　筆者は、クレジットカードのコンシェルジュデスクで旅行の手配をよく行なう。クレジットカードのコンシェルジュデスクは、24時間365日、電話1本でホテル予約・チケット手配などをしてくれるため、非常に便利なサービスだ。ただし、CLASS ONEの場合は、24時間対応ではないので注意しよう。
（※関連記事はこちら！⇒プラチナカードのコンシェルジュの実力は？JCB「ザ・クラス」では大相撲千秋楽やJRのチケットも手数料無料で手配できる！）

【CLASS ONEメンバーが使える特典・その2】
空港駐車場の割引サービス

　CLASS ONEメンバーは、成田空港または羽田空港で「駐車場優遇サービス」を利用可能だ。成田空港の場合は「サンレッドガレージ」と「サンパーキング成田店」、羽田空港の場合は「サンパーキング羽田浮島店」をそれぞれ優待料金で利用できる。
（※関連記事はこちら！⇒中部国際空港セントレアの駐車場をお得に利用できるクレジットカードはコレ！バレーパーキングが無料で使えるカードも紹介！）

 「駐車場優遇サービス」を利用した場合の駐車料金は、下記の通りだ。

■CLASS ONEの「駐車場優遇サービス」を利用した場合の駐車料金
	サンレッドガレージ	サンパーキング成田店	サンパーキング羽田浮島店
3日	6480円 （割引なし）	6480円 ⇒5180円	7020円 ⇒4210円
4日	7560円 （割引なし）	7560円 ⇒6040円	9180円 ⇒5000円
5日	8640円 ⇒7770円	8640円 ⇒7770円	1万800円 ⇒6480円
6日	9720円 ⇒7770円	9720円 ⇒7770円	1万2420円 ⇒7450円
7日	1万800円 ⇒7770円	1万800円 ⇒7770円	1万4040円 ⇒8420円
8日	1万1880円 ⇒7770円	1万1880円 ⇒7770円	1万5660円 ⇒9390円
以降1日ごと	1080円 ⇒1000円	1080円 ⇒1000円	1620円 ⇒970円
※すべて税込。利用日によっては、別途3000円の追加料金が発生する場合がある。

 「駐車場優遇サービス」の利用方法は、サン予約センターに電話し、CLASS ONEのメンバーIDを伝えて、サンレッドガレージかサンパーキングを指定する。そして、利用当日に「CLASS ONEカード」を提示すれば、駐車場を割引料金で利用できる。

【CLASS ONEメンバーが使える特典・その3】
MKタクシー空港送迎優待サービス

　CLASS ONEメンバーは、「羽田空港または成田空港から自宅など」をハイヤーで送迎してくれるサービス「MKタクシー空港送迎」を優待料金で利用できる。MKタクシーで直接予約しても基本料金は同じだが、高速代金は無料になるため、その分お得だ。例えば、羽田空港からの送迎の場合は、首都高速代金（上限700円）が無料となる。
（※関連記事はこちら！⇒自宅⇔空港間の「ハイヤー送迎サービス」を格安で利用する方法を伝授！　クレジットカードの特典を活用して、満足度が格別の「ハイヤー」を使おう！）

　予約方法は、MKタクシーHIS専用ダイヤル（24時間対応）に電話して、CLASS ONEの受付コードを伝えるだけだ。これで、「MKタクシー空港送迎」を優待料金で利用できる。

【CLASS ONEメンバーが使える特典・その4】
手荷物無料宅配サービス

　ここからは、クレジットカードでも利用できる、CLASS ONEの特典を解説する。クレジットカードの特典を使ったほうがお得な場合が多いが、対象のクレジットカードを保有していない人向けに紹介しよう。

　CLASS ONEメンバーは、海外旅行の出国・帰国のどちらか一方に限り、手荷物1個を「指定場所⇒空港」または「空港⇒指定場所」に無料で送付できる特典を利用できる。なお、利用できる空港は、成田空港、羽田空港、中部空港、関西空港の4カ所だ。

　ただし、一部のクレジットカードには「手荷物無料宅配サービス」が付帯しており、CLASS ONEの特典よりも送付できる荷物の個数が多い場合や往復で利用できる場合があるため、対象のクレジットカードを保有しているのであれば、そちらを使ったほうがいいだろう。「手荷物無料宅配サービス」を利用できるクレジットカードについては、下記の記事を参照してほしい。
（※関連記事はこちら！⇒「国際線手荷物無料宅配サービス」が付帯しているクレジットカードで、海外旅行の道中を楽ちんに！手ぶらで海外旅行に行けるカードの特典の利用法！）

　ちなみに、「ダイナースクラブカード」に付帯する「手荷物無料宅配サービス」の場合は、「往路のみ、手荷物1個まで」という条件があるので、CLASS ONEの特典と併用すれば、往復無料で送付することが可能となる。

■ダイナースクラブカード
還元率	0.4～1.5％ （※1.5%は「ダイナース グローバルマイレージ」加入時、1ポイント＝1マイル＝1.5円換算）
発行元	三井住友トラストクラブ
国際ブランド	Diners
年会費（税込）	2万4200円（「ダイナース グローバルマイレージ」加入時は別途年会費6600円）
家族カード（税込）	あり（年会費5500円）
ポイント付与対象の 電子マネー	ICOCA
関連記事	◆「ダイナースクラブカード」のメリット・デメリットをわかりやすく解説！ 年会費以上に得をする特典や手厚い旅行保険など“日本初のカード”の実力を検証！ ◆【ダイナースクラブカードおすすめ比較(2022年版)】ダイナースクラブカードの15種類のメリットや特典、年会費を比較して、おすすめのカードを詳しく紹介！

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【CLASS ONEメンバーが使える特典・その5】
海外用のレンタルWi-Fiルータが15％オフ

　CLLAS ONEメンバーは、海外用のレンタルWi-Fiルータ「グローバルWi-Fi」を通常料金の15％オフで借りることができる。ただし、「MUFGカード」などでは、「グローバルWi-Fi」を20％オフで借りられるため、割引特典を利用できるクレジットカードを保有している場合は、そちらを使ったほうがお得だ。
（※関連記事はこちら！⇒「海外用Wi-Fiルータ」をお得にレンタルする方法！「ダイナースクラブカード」などの特典を使えば、通常料金の約20％オフの格安料金で借りられる！）

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【CLASS ONEメンバーが使える特典・その6】
海外レストランの予約代行

　CLASS ONEメンバーは、海外レストランを代理で予約してもらえるサービスを利用できる。利用料金は、1件あたり1000円（税抜）、5名以上の予約の場合は2000円（税抜）となる。1件あたり1000円（税抜）というのは、アメリカやイタリア、フランスなどの金額となり、それ以外の地域の場合は1件あたり2000円（税抜）だ。

　しかし、プラチナカードに付帯するコンシェルジュサービスなら、海外レストランの予約代行などを無料で利用できるため、そちらを使ったほうがお得だ。
（※関連記事はこちら！⇒プラチナカードやブラックカードは本当に得なのか？ウワサの「充実した付帯サービス」の内容とインビテーション不要のプラチナカードを徹底比較！）

【CLASS ONEメンバーが使える特典・その7】
プライオリティ・パスの年会費優遇

　CLASS ONEメンバーは、プライオリティ・パスの初年度年会費が割引される特典を利用できる。スタンダード会員の場合は20米ドル割引、スタンダード・プラス会員の場合は50米ドル割引、プレステージ会員の場合は80米ドル割引となる。

■CLASS ONEのプライオリティ・パスの年会費優遇
	スタンダード会員	スタンダード・プラス会員	プレステージ会員
通常年会費	99米ドル	249米ドル	429米ドル
CLASS ONE特別年会費	79米ドル	199米ドル	319米ドル

　ただし、プライオリティ・パスの郵送費として、別途で10米ドルが必要になり、2年目以降は通常年会費となるため、プラチナカードに付帯するプライオリティ・パスのほうがお得だ。
（※関連記事はこちら！⇒「プライオリティ・パス」をもっとも安く入手できるクレジットカードは「楽天プレミアムカード」か？空港ラウンジを無制限で利用できるお得なカード比較）

「ラグジュアリーカード」なら、
CLASS ONEに無条件で入会できる！

　次に、CLASS ONEに無条件で入会できるクレジットカードを2枚紹介したい。

　1枚目は、「ラグジュアリーカード」だ。

 「ラグジュアリーカード」の保有者は、2017年10月31日（火）までに、専用ページからCLASS ONEの入会手続きをすることで、無条件で入会できる。さらに、CLLASS ONEで利用できる1万円分の優待券がプレゼントされる。

「ダイナースクラブ プレミアムカード」なら、
永久的にCLASS ONEメンバー資格を維持できる！

　2枚目は、「ダイナースクラブ プレミアムカード」だ。

 「ダイナースクラブ プレミアムカード」の保有者は、CLASS ONEの入会フォームで優待コードを入力することで、無条件で入会できる。また、「ラグジュアリーカード」と同様に、CLASS ONEで利用可能な1万円分の優待券がプレゼントされる。

　さらに、CLASS ONEは、通常であれば2年間に一定の利用実績がないとメンバー資格が失効するが、「ダイナースクラブ プレミアムカード」会員の場合は、永久にCLASS ONEのメンバー資格が与えられる。

■ダイナースクラブカード
還元率	0.4～1.5％ （※1.5%は「ダイナース グローバルマイレージ」加入時、1ポイント＝1マイル＝1.5円換算）
発行元	三井住友トラストクラブ
国際ブランド	Diners
年会費（税込）	2万4200円（「ダイナース グローバルマイレージ」加入時は別途年会費6600円）
家族カード（税込）	あり（年会費5500円）
ポイント付与対象の 電子マネー	ICOCA
関連記事	◆「ダイナースクラブカード」のメリット・デメリットをわかりやすく解説！ 年会費以上に得をする特典や手厚い旅行保険など“日本初のカード”の実力を検証！ ◆【ダイナースクラブカードおすすめ比較(2022年版)】ダイナースクラブカードの15種類のメリットや特典、年会費を比較して、おすすめのカードを詳しく紹介！

CLASS ONEとクレジットカードの特典を比較

　CLASS ONE、「ラグジュアリーカード」、「ダイナースクラブ プレミアムカード」のそれぞれの特典を比較すると、下記の通りだ。

■CLASS ONE、「ラグジュアリーカード」、「ダイナースクラブ プレミアムカード」のそれぞれの特典を比較
	CLASS ONE	ラグジュアリーカード	ダイナースクラブ プレミアムカード
プライオリティ・パス	年会費優遇	プレステージ会員の 年会費無料	プレステージ会員の 年会費無料 （家族カード会員も無料）
国際線手荷物 無料宅配サービス	往路・復路の いずれかで1個	往復3個まで	往路・復路の それぞれで1個ずつ
MKタクシー 空港送迎サービス	高速代金が無料	Mastercard World Elite特典を利用した場合は、車種のアップグレード 　ラグジュアリーカードの特典を利用した場合は、MKタクシーではなく日の丸リムジンとなり、コンシェルジュデスクで購入した旅行商品の金額が200万円以上の場合は往復無料、100万以上200万円未満の場合は片道無料、50万円以上100万円未満の場合は優待料金	プレミアム旅行デスクで購入した旅行商品の金額が50万円以上の場合は片道無料、100万円以上の場合は往復無料

　結論としては、CLASS ONEに無条件で入会できるクレジットカードの場合、もともとのスペックが高いため、CLASS ONEで利用できる特典にそれほど魅力はない。

　CLASS ONEのメリットとしては、対面で旅行相談ができるという点だろう。次回は、実際にCLASS ONEを利用して、旅行をプランニングしてもらおうと思う。

　以上、今回は、ビジネスクラス・ファーストクラスでの海外旅行をプランニングするサービス「CLASS ONE（クラスワン）」について解説した。

■ダイナースクラブカード
還元率	0.4～1.5％ （※1.5%は「ダイナース グローバルマイレージ」加入時、1ポイント＝1マイル＝1.5円換算）
発行元	三井住友トラストクラブ
国際ブランド	Diners
年会費（税込）	2万4200円（「ダイナース グローバルマイレージ」加入時は別途年会費6600円）
家族カード（税込）	あり（年会費5500円）
ポイント付与対象の 電子マネー	ICOCA
関連記事	◆「ダイナースクラブカード」のメリット・デメリットをわかりやすく解説！ 年会費以上に得をする特典や手厚い旅行保険など“日本初のカード”の実力を検証！ ◆【ダイナースクラブカードおすすめ比較(2022年版)】ダイナースクラブカードの15種類のメリットや特典、年会費を比較して、おすすめのカードを詳しく紹介！

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