闇株新聞[2018年]

いざとなればペンス副大統領の「昇格」も!?FBIを敵に回したトランプ政権の今後は?闇株新聞が分析するロシアゲート事件の今後

2017年5月26日公開(2022年3月29日更新)
闇株新聞編集部
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事

ようやく全閣僚の議会承認を終えたトランプ政権ですが、副長官ポストは国務・財務・国防などの重要省庁で前政権時代の人物が留任したまま。さらに政治任用ポストは議会の承認待ちを入れても全体の2割に満たず、とても正常な行政執行どころではありません。そこへ追い打ちをかけるのが「ロシアゲート疑惑」です。米国の内政がさらに停滞することは確実で、好調な世界経済への影響が懸念されるところ。刺激的な金融メルマガ「闇株新聞プレミアム」が、今後の展開を予想します。

いざとなればペンス副大統領の「昇格」も!? FBIを敵に回したトランプ政権の今後は?  闇株新聞が分析するロシアゲート事件の今後

政権内部からも情報リークが始まった
FBIも敵に回しトランプはますます窮地!

 「ロシアゲート疑惑」の追及はトランプ大統領による「捜査妨害」と「米国民へのウソ」に重点が移っているようですが、これは米国の政治家にとっては最もダメージとなりかねず、かつてウォーターゲート事件でニクソン大統領が失脚したことを想起させます。

 辞任したフリン国家安全保障担当補佐官(当時)が就任前からロシア側に情報提供しており、FBIの捜査対象となっていたことを「知っていながら起用した」などの新事実がポロポロと出ています。これはFBIのコミー長官を解任してしまったからで、今後もコミー氏とFBI周辺からリークが続くのは確実です。

 さっそくフリン氏がトルコ政府から不正資金を受け取っていた事実などが暴露されています。おそらくフリン氏は司法取引で逮捕を免れ、そのかわりにトランプ大統領の関与など一切合切を自白するのではないでしょうか。

 ワシントンポストは「関係者の話」として「トランプ氏に近いホワイトハウス高官が捜査線上に上がっている」と報じています。この高官とはトランプに同行しなかった大統領上級顧問のクシュナー氏と、ロシアゲート疑惑の捜査から外されているセッションズ司法長官のことと思われます。

 ここでは「関係者の話」というのがクセモノで、政権内部から情報リークが始まっているとすれば、事態は加速度的に(トランプにとって)不利になっていきます。ニクソンを辞任に追い込んだウォーターゲート事件でも政権内部にマスコミへの情報提供者がいました。トランプはFBIも敵に回してしまったため、ますます追い詰められていくでしょう。

ニクソンのように辞任に追い込まれるか!?
好調続く株式市場への影響は…

 トランプは辞任に追い込まれるでしょうか? 弾劾裁判を発議する連邦下院は共和党が多数を占めているため、少なくとも来年11月の中間選挙までは「そのまま」と考えます。共和党も一枚岩ではありませんが、いざとなれば議会との関係が良好なペンス副大統領を「昇格」させるカードもあり、あわてて動く必要はありません。

 もちろん内政は停滞したままですからトランプ政権は史上最速でレームダック化することになり、なんとか得意の外交で存在感を示そうとするでしょう。

 金融市場・株式市場との関連でいえば、現時点でロシアゲート疑惑の捜査が進展してもしなくても、米国をはじめ世界の株式市場にとっては「イベント=突発的悪材料」の1つにすぎず、調整するとしても短期間・小幅に終わるはずです。

 つまり、世界の金融緩和・量的緩和は想定以上に維持され、米国ではFRBの利上げペースや保有資産縮小開始が遅れ、ますます世界中に投資資金が溢れ返ることになります。


世界の政治経済の情勢を丹念に拾ってその背景を探り、どこにどんな影響が及ぶかを考えていくと、自ずと「見えてくるもの」があるはず。刺激的な金融メルマガ「闇株新聞プレミアム」はニュースを投資に結び付ける分析記事や解説に定評があります。毎週継続して読んでいただくことで、テレビや新聞でニュースに触れたとき「株や為替はどう動くか」を予想する投資脳が鍛えられます。

闇株新聞PREMIUM

闇株新聞PREMIUM
【発行周期】 毎週月曜日・ほか随時  【価格】 2,552円/月(税込)
闇株新聞PREMIUM 闇株新聞
週刊「闇株新聞」よりもさらに濃密な見解を毎週月曜日にお届けします。ニュースでは教えてくれない世界経済の見解、世間を騒がせている事件の裏側など闇株新聞にしか書けないネタが満載。
お試しはコチラ

 

DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

●DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)とは?

金融・経済・ビジネス・投資に役立つタイムリーかつ有益な情報からブログに書けないディープな話まで、多彩な執筆陣がお届けする有料メールマガジンサービス。
初めての方は、購読後20日間無料! 


世の中の仕組みと人生のデザイン
【発行周期】 隔週木曜日  【価格】 864円/月(税込)
世の中の仕組みと人生のデザイン 橘 玲
金融、資産運用などに詳しい作家・橘玲氏が金融市場を含めた「世の中の仕組み」の中で、いかに楽しく(賢く)生きるか(人生のデザイン)をメルマガで伝えます。
お試しはコチラ

堀江 貴文のブログでは言えない話
【発行周期】 毎週月曜日、水曜、ほか随時  【価格】 864円/月(税込)
堀江 貴文のブログでは言えない話 堀江 貴文
巷ではホリエモンなんて呼ばれています。無料の媒体では書けない、とっておきの情報を書いていこうと思っています。メルマガ内公開で質問にも答えます。
お試しはコチラ

 


ダイヤモンド・ザイのお得な定期購読はこちら!
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2021年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

攻めと守りの高配当株
NISAの攻略法
高配当株トップ300

9月号7月20日発売
定価780円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[攻めと守りの高配当株]
◎巻頭企画
誌上初対談!
優待株で5億円超!桐谷広人さん×累計利益100億円!テスタさん

「どんな相場でも勝てる戦略で年後半に挑む」

◎第1特集
インフレに強い!NISAにもピッタリ!
攻めと守りの高配当株
●守り:持ちっぱなしOK!ド安定高配当株63

・過去最高に稼ぐ高配当株
・減配しない10年配当株

●攻め:配当と値上がり益を両取り!

欲バリ高配当株29
・さらに増配する高配当株
・稼ぐチカラがある高配当株
・中小型の増配株

●高配当株の達人 かんちさんの投資術
●隠れ高配当株に注目!
●武藤十夢のアガる高配当株教えて!


◎第2特集
勝ち組8人のリアルバイ!
8人8色の攻略法を大公開!NISAで何買ってる?
●成長投資枠は投信・ETFメイン
米高配当ETFをスポット購入/高配当株投信を積立など
●成長投資枠は株メイン
割安&高成長の配当株を長期保有/優良IPO株の当選待ち!など


◎第3特集
つみたて投資枠投信の6カ月の通信簿
●積立てた時の成績上位50本ランキング
●好成績で発進した8本を分析!

 

◎第4特集
株主総会2024-37社の突撃レポート!
●桐谷さんも参戦!要注目のお騒がせ株
ダイドーリミテッド/日産自動車/ニデック
●みんなが持ってる人気株
東京エレクトロン/ソフトバンクG/ソニーグループほか
●気になる高配当&金融株
三井住友FG/三菱HCキャピタル/オリックス
●ザイの新人記者がNTTの総会に初参加!
●2024年株主総会の4つの特徴


【別冊付録】
買いか売りかをズバリ判定!
利回り4.1%以上ぜんぶ載せ!
高配当株トップ300大診断

 

◎連載も充実!

◆おカネの本音!VOL.25ジャスティンさん
「働き方の常識を更新 エジプトで暮らせば月収5万円で悠々自適」
◆10倍株を探せ!IPO株研究所2024年6月編
「新興株市場の底打ちでIPO株も取引が活発化」
◆株入門マンガ恋する株式相場!VOL.93
「サイバー攻撃でヤりたい放題!?」
◆マンガどこから来てどこへ行くのか日本国
「困った場合の救済策も!奨学金を人生の重しにしない方法」
◆人気毎月分配型100本の「分配金」速報データ


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!


「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2023】 クレジットカードの専門家が選んだ 2023年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報