「ポイント投資」の基本をわかりやすく解説! 買い物などで貯まったポイントを運用して、投資体験を始めてみよう!
ダイヤモンド・ザイでは、特集「ポイント投資の始め方」を掲載。ポイント投資とは、買い物などで貯まったポイントを運用し、投資体験ができるサービスだ。特集では、サービスの基本や種類、オススメの活用法などを紹介している。
今回はその中から、「ポイント投資の基本」の解説記事を抜粋。ポイント投資という言葉を初めて聞いた人、これから始めてみたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてほしい!
「ポイント投資」の人気の理由は、始めやすさ!
買い物などで貯まったポイントで投資ができる
「ポイント投資」という言葉を見聞きする機会が多くなったこの頃。実際に始める人も続々と増えている。
(※関連記事はコチラ!)
⇒クレジットカードのポイントを投資で増やす時代に!還元率1.0%のインヴァストカードや楽天カードで貯めたポイントを運用して、還元率をアップさせよう
例えば、NTTドコモが提供する「dポイント投資」は、2018年5月のサービス開始から、たった2カ月半で利用者が20万人を突破した(2018年7月末時点)。クレディセゾンが提供する「永久不滅ポイント運用」も、利用者は2018年7月時点で16万人以上となり、ポイント投資の波が確実に押し寄せていることが分かる。
高まる人気の秘密は、一体どこにあるのか。よく指摘される、ポイント投資の最大の魅力は、投資未経験の人でも手を出してみたくなる圧倒的な「気軽さ」だ。
そもそも、ポイント投資とは、投資信託などの金融商品や、それに連動するコースを選んで、ポイントを運用できるサービスのこと。投資というと、損失のリスクが気になってしまう人も多いだろう。しかし、買い物などで還元された、いわば「オマケ」のポイントを投資に回すとなれば、グッとハードルは下がる。
次に挙げられる魅力は、ポイントの新たな使い道となるところ。ポイントの使い方が思いつかず、なんとなく貯め続けていた人や、うっかり失効させてしまっていた人にとって、ポイント投資は目からウロコのようなサービスだ。
ポイントを上手にやり繰りしてきた人にとっても、ポイント投資はとてもお得な使い道となる。上手く運用できれば、増えたポイントでショッピングや食事をさらに楽しむこともできるからだ。
「ポイント運用」と「現金運用」の2タイプがあるので、
どんな形で運用成果を受け取りたいか考えよう!
なお、ポイント投資は運用方法によって大きく2タイプに分けられる。
1つは、ポイントのまま運用する「ポイント運用型」。運用中はポイントが増減し、決済した後もポイントで戻ってくる。2つめは、ポイントを現金化して運用する「現金運用型」。運用中は現金が増減し、決済すれば現金が受け取れる。運用タイプによって受け取る形が変わるので、サービスを選ぶうえでの重要なポイントとなる。
右の図は、各社のサービスを運用タイプ別に2つに分けたものだ。
このうち、「トラノテック」と「ストックポイント」は、複数のポイントを1つにまとめる「ポイント交換サービス」を経由してからでないと運用できないので、注意しておきたい。
■「ポイント投資」のサービスを、提供会社で比較! | |
現金運用型 | ◆楽天証券 |
【対象ポイント】楽天スーパーポイント※、楽天証券ポイント (※期間限定ポイント、他のポイントから交換した楽天スーパーポイントは対象外) |
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【詳細】1P=1円で現金投資とほぼ同じ商品が購入可能。具体的には「ひふみプラス」「ニッセイ日経225インデックスファンド」「たわらノーロード先進国株式」など約2600本の投信から選べる。「楽天スーパーポイント」は、楽天市場や楽天カードの利用で原則100円ごとに1Pの還元で貯めることができ、「楽天証券ポイント」は、楽天証券での取引などで貯まる。2018年9月30日から、つみたてNISAを含む投信積立での買付けができるようになる。 | |
【関連記事】 ◆「楽天スーパーポイント」で投資信託を買ってみた!「楽天カード」で貯めたポイントを「楽天証券」で運用できるので、初心者でも気軽に投資ができる! ◆楽天スーパーポイントで投資信託を積み立ててみた!6カ月間の運用成績のほか、投資信託を購入できる、楽天スーパーポイントをお得に貯めるコツも伝授! |
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◆インヴァスト証券 | |
【対象ポイント】インヴァストカードポイント | |
【詳細】1P=1円換算で投資でき、積立金が増えると選べる商品も増える。具体的には「S&P500ETF」「日経225ETF」「世界株ETF」「高利回り社債ETF」など全8本のETFから選べる。「インヴァストカードポイント」は、インヴァストカードを利用すると原則1%の還元で貯まり、トライオートETF口座に自動換金される。実際は、CFD取引でETFに連動する形での運用となる。 | |
【関連記事】 ◆「インヴァストカード」は、年会費「実質」無料で、利用額の1%で自動的に株(ETF)に積立投資できる! 元手0円で投資ができるので、投資初心者におすすめ! ◆「インヴァストカード」は、クレカ利用でポイントを貯めて、世界の株(ETF)に積立投資できる優れ物! 就職、結婚を機に、元手0円で投資デビューしよう! |
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ポイント運用型 | ◆クレディセゾン |
【対象ポイント】永久不滅ポイント | |
【詳細】投信はリスク別に「アクティブコース」と「バランスコース」の2コースがある。アクティブコースは積極的な運用を、バランスコースは安定的な運用をめざす。また、ETFは「日本株(TOPIX)」と「米株(VOO※S&P500を指す)」の2本を用意している。「永久不滅ポイント」は、セゾンカードインターナショナルなどのセゾンカードの買物利用で、原則1000円ごとに1Pの還元で貯まる。ポイント投資口座へのチャージは100P単位だが、運用は1Pから可能。 | |
【関連記事】 ◆クレジットカードのポイントを“投資”で増やせ!セゾンの「ポイント運用サービス」なら、眠っている永久不滅ポイントを外国株や債券などで運用できる! |
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◆NTTドコモ | |
【対象ポイント】dポイント(※期間・用途限定ポイントは除く) | |
【詳細】投信はリスク別に「アクティブコース」と「バランスコース」の2コースがある。アクティブコースは積極的な運用を、バランスコースは安定的な運用をめざす。「dポイント」は、ドコモの通信利用料のほか、dカードやdカード GOLDの買物利用などで原則100円ごとに1Pの還元で貯まる。運用は100P単位。 | |
【関連記事】 ◆「dポイント」を増やせる「投資サービス」が開始!口座開設せずに「dカード」や「dカード GOLD」で貯めたdポイントを100ポイント単位で運用できる! |
必要な口座とコスト、さらに商品をチェックしよう!
金融商品を買いたいなら「現金運用型」を選択
次にチェックしたいのが「口座」と「コスト」だ。「現金運用型」は口座が必要となり、現金で投資信託などを買うときと同様に、取引コストがかかる。加えて、「トラノコ」は月額300円の利用料も発生する。
一方で、「ポイント運用型」の場合は、口座を開設する必要はなく、コストもかからないのが一般的だ。例外として、「ストックポイント」ではポイントを交換する時に手数料が発生し、ポイントから引かれる。
サービス選びでは、さらに「商品」もチェックしたい。注意点は、「ポイント運用型」で選べるのは、投資信託や株式そのものではないということ。用意されているのは、金融商品の価額に連動してポイントが増減する「運用コース」。金融商品を買いたいなら、「現金運用型」を選ぼう。
また、運用タイプに関係なく、選べる商品は企業によってさまざまだ。投資信託の他にETFや株式をラインナップしている場合もある。商品数にも幅があるので、気になる商品が、どのポイント投資にあるのか確認してサービスを選ぼう。さらに、商品を買うために必要な最低ポイント数もそれぞれ異なるので、貯まりやすいポイントを確認しておくことも重要だ。
(※関連記事はこちら!)
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10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
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2602本 | ○ 米国、中国、 韓国、ロシア 、アセアン |
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【SBI証券の関連記事】 ◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実 ◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」! |
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0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 1810本 | ○ 米国 |
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【松井証券のおすすめポイント】 1日定額制プランしかないものの1日の約定金額の合計が50万円以下であれば売買手数料が無料という手数料体系は非常に魅力的。また、25歳以下なら現物・信用ともに国内株の売買手数料が完全無料! 資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。その使い勝手は、チャート形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」を愛用している株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判を押す。また、デイトレード限定で手数料が無料、金利・貸株料が0%になる「一日信用取引」や手数料が激安になる「一日先物取引」など、専業デイトレーダーにとって利便性の高いサービスも充実している。なお「2023年 オリコン顧客満足度調査」ネット証券初心者部門にて第1位を受賞している。 ※ 株式売買手数料に1約定ごとのプランがないので、1日定額制プランを掲載。 |
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【関連記事】 ◆【松井証券のおすすめポイントは?】1日50万円以下の株取引は手数料0円(無料)! その他の無料サービスと個性派投資情報も紹介 ◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」! |
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1約定ごと(税込) | 1日定額(税込) | 投資信託 ※1 |
外国株 | |||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
99円 | 115円 | 275円 | 550円/日 | 1713本 | ○ 米国、中国 |
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【マネックス証券のおすすめポイント】 日本株の取引や銘柄分析に役立つツールが揃っているのがメリット。中でも、多彩な注文方法や板発注が可能な「マネックストレーダー」や、重要な業績を過去10期以上に渡ってグラフ表示できる「マネックス銘柄スカウター」はぜひ利用したい。「ワン株」という株を1株から売買できるサービスもあるので、株初心者はそこから始めてみるのもいいだろう。また、外国株の銘柄数の多さも魅力で、約4900銘柄の米国株や2600銘柄以上の中国株を売買できる。米国株は最低手数料が0ドル、中国株は手数料が業界最低レベルとコスト面でもおすすめ。また、投資信託の保有金額に対し、最大0.08%分(年率)のマネックスポイントが付与されるのもお得だ。なお、2023年10月にNTTドコモと業務提携を発表しており、今後はdポイントやdカード決済、d払いアプリとの連携、ドコモショップを利用したサービスなどが予想される。 |
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【関連記事】 ◆マネックス証券は「マネックスカード」での積立投資で1.1%分のポイントが貯まってお得! クレジットカードを利用して、投資信託を積立投資する方法を解説! ◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル! ◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ! |
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【人気の「米国株」の銘柄数がトップクラス!】 | ||||||
◆SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券) ⇒詳細情報ページへ | ||||||
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0円 (1日定額) |
0円/日 | 27本 | ○ (米国株CFD) |
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【SBIネオトレード証券のおすすめポイント】 以前はライブスター証券だったが、2021年1月から現在の名称に。売買手数料を見ると、1日定額プランなら1日100万円まで無料。1日100万円超の価格帯でも大手ネット証券より割安だ。そのうえ信用取引の売買手数料が完全無料と、すべての手数料プランにおいてトップレベルの安さを誇る。そのお得さは株主優待名人・桐谷さんのお墨付き。2023年10月に新取引ツール「NEOTRADER」が登場。PC版は板情報を利用した高速発注や特殊注文、多彩な気配情報、チャート表示などオールインワンの高機能ツールに仕上がっている。また「NEOTRADER」のスマホアプリ版もリリースされた。低コストで現物株や先物株をアクティブにトレードしたい人にはもちろん、売買頻度の少ない初心者や中長期の投資家にもおすすめの証券会社と言えるだろう。「2023年オリコン顧客満足度ランキング ネット証券」では「取引手数料」において9年連続で1位を獲得! |
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【関連記事】 ◆【ネット証券おすすめ比較】株の売買手数料を比較したらあのネット証券会社が安かった! ◆株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券は? 手数料、使い勝手で口座を使い分けるのが桐谷流! |
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【SBIグループに入ってIPO取扱数も急増!】 | ||||||
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【関連記事】 ◆GMOクリック証券が“業界最安値水準”の売買手数料を維持できる2つの理由とは? 機能充実の新アプリのリリースで、スマホでもPCに負けない投資環境を実現! ◆「株主優待のタダ取り(クロス取引)」で得するなら、GMOクリック証券がおすすめ! 一般信用の「売建」を使って、ノーリスクで優待をゲットする方法を解説! ◆GMOクリック証券を「無料」で利用する裏ワザとは? グループ会社の株主優待を効率よく利用することで、1年間に「最大375回分」の売買手数料が0円に! ◆億トレーダーが初心者におすすめの証券会社を紹介! NISA口座の売買手数料無料のSBI証券と、株主優待で売買手数料が無料になるGMOクリック証券がおすすめ |
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1約定ごと(税込) | 1日定額(税込) | 投資信託 ※1 |
外国株 | |||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
◆auカブコム証券(旧:カブドットコム証券) ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 1727本 | ○ 米国 |
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