株データブックWeb「記者が斬る!」

公募価格の3倍になったモブキャストに続けるか!?2012年7月に新規公開する3銘柄の初値を大予想!IPO特集第1弾 「IPOで騰がる株」の3条件とは?

【第16回】 2012年7月2日公開(2025年3月21日更新)
ザイ・オンライン編集部
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事

12年上半期は17戦13勝4敗

 2012年に入ってIPO(新規株式公開)が好調だ。まずは下の表1を見てほしい。

 12年1月~6月に新規上場したのは17銘柄。そのうち、上場後の初値が公募価格を上回ったのは13銘柄もある

 騰落率が最も高かったのは、この6月26日にデビューしたばかりのモブキャスト3664)で、800円の公募価格に対して初日は買い気配のまま初値がつかず翌27日に付いた初値は2301円で、公募価格の2.87倍、約3倍にもなった。

 2位になったのは4月4日、新年度に入ったばかりに上場したエイチーム3662)でこちらも初値は公募価格のほぼ3倍となった。以下、アイスタイル3660)、エムアップ3661)と続く。

 一方、初値が公募価格を下回ったのは、大阪工機3173)、ウチヤマホールディングス6059)など4社にとどまった。つまり、12年上半期のIPO市場は、公募価格vs初値ということでいえば初値の17戦13勝4敗となった。

 ちなみに、昨年(2011年)は36銘柄が新規上場。初値が公募価格を上回ったのは19銘柄で、同価格が3銘柄、初値が公募価格を下回ったのが14銘柄。初値の勝率は今年上半期のほうが断然いい。

 次ページでは今年上半期のIPO市場の特徴について調べてみる。そこで得られた共通項をもとに7月に公開を予定している3銘柄の初値について考えてみたい。

「IPOだったらなんでも騰がる」わけではない

 前ページに示した表でベスト4に入ったのは、ソーシャルゲームなどの携帯コンテンツの制作(モブキャスト、エイチーム、エムアップ)やコミュニティサイトの運営(アイスタイル)とを手掛ける、いわゆるネット関連銘柄であり、しかもすべて東証マザーズに上場している。

 どうやら、新規公開で騰がる株にはなんらかの共通項が見いだせそうだ。この点を専門家に詳しく聞いてみた。

小川佳紀さん フィスコのアナリストでIPOを担当する 

 今回話を聞いたのは小川佳紀さん。ザイ・オンラインでさまざまな投資ニュースを届けてくれる投資情報サービス会社、フィスコの情報発信部に所属するアナリストだ。小川さんはさっそく「昨今のIPOで初値が非常に騰がりやすい株には3つの共通項があります」と指摘してくれた。

1)SNSや電子書籍など、ネット関連の中でも特に現在の時流に乗った事業を展開する

2)東証マザーズに上場している

3)公開時の企業規模が小さい

 「まず共通項の1について。IPOに対する熱気は昨年の秋から徐々に高まってきましたが、その『温度』を上げたのはネット関連企業、それも人気が本格化してきたスマートフォンでのサービスを展開する事業を営む企業でした」(小川さん)

 下の表2を参照してほしい。昨年の9月以降には20銘柄が上場しているが、このうちネット関連企業は6社で、いずれも初値が公開価格を上回っている。

 しかも、初値が公開価格の2倍以上になったのはデータ解析やASP事業を営むブレインパッド3655)、ソーシャルゲームの運営を行うKLab3656)、スマホやPC向けに電子書籍を販売するイーブックイニシアティブジャパン3658)の3社で、いずれもネット関連、それも「時流に乗った事業を営む会社でした」(小川さん)。

 「昨年秋からのこうした流れを引き継いで、今年も3~4月にエムアップ、アイスタイル、そしてエイチームとネット関連銘柄の初値が好成績を収め、そしてこの6月のモブキャストにつながった」と小川さんは分析する。

 モブキャストの初値上昇率は今年一番となったわけだが、その背景には個別銘柄としての魅力・注目度は当然として、相場全体の状況や雰囲気が大きく関係していたというわけだ。

 共通項の2番目だが、これはあのホリエモンこと堀江貴文氏が率いていた頃のライブドアの印象が残っているからだろうだと、小川さん。「成長企業イコールマザーズというイメージが、まだ残っていると思います。実際、非常に初値が上がっている銘柄はいずれもマザーズ銘柄ですし」

 最後の共通項3だが、公開時の企業規模とは公募価格に公募株数を掛けたもの。この数値が10億円以下の会社は初値が騰がりやすいと小川さんは指摘する。実際、同じネット関連企業でも、公開時の企業規模が910億円のネクソン3659)の場合、初値は公募価格よりわずか7円しか上がらなかった。一方、公開時の企業規模が4.1億円のブレインパッドや3.9億円のKLabの好パフォーマンスは表2で見たとおりだ。なお、公募価格、公募株数のデータはIPO目論見書(新規上場にあたって企業が投資家向けに作成・配布しなければならない書類)に掲載されている。IPO目論見書は証券会社のサイトで閲覧できる。

 さて、こうした点を踏まえた上で、小川さんに7月に新規上場する3銘柄の初値はどうなるのかを予想してもらった。次ページ以降で、各銘柄の上場に関する説明をしてからお披露目する。

 2012年7月に上場するのは下の表3で示した3銘柄となる。

  以下、公開が早い順に紹介していくのだが、ちょっとその前に、いまいちどIPO銘柄の買い方についておさらいしておきたい。個々の銘柄の説明にもリンクするので重要だ。

 IPO銘柄だっていったん上場してしまえば、あとは普通の株と同じ。どこの証券会社でもその株は買える。ただし、新規上場する時だけは別。新規上場時の株の購入は、あらかじめ決められた証券会社でのみ可能なのだ。

 IPO銘柄が買える証券会社を幹事証券という。どこの証券会社が幹事証券となるかは個々のIPO銘柄によって異なり、その数も2社程度から10社近くまでさまざまだ。なお、幹事証券の代表で、販売する株数が最も多いのが主幹事証券となる。

 あるIPO銘柄を上場時に手に入れたいと思ったら、まずブックビルディング期間中に証券会社に買いたい旨の申し込みを行う。希望する投資家が多ければ抽選となり、その抽選に当たれば買えるわけだが、そもそも自分が口座を開いている証券会社がその銘柄の幹事証券でなければ、申込みすらできない。

 というわけで、IPOで儲けるためにはできるだけ多くの証券会社に口座を開いておく必要がある。その際のコツは、従来からのお得意様が多く営業マンによる思惑での裁量配分が行われやすい大手証券よりも、人の思惑が入らない完全抽選制がメインのネット証券のほうが、普通の個人投資家の場合は不利にならずにすむ可能性が高い。もちろん、ネット証券でも取引の回数が多いなどの条件がつく場合はあるが、裁量配分よりは公平でわかりやすいといえる。IPOで儲けたいなら、その取り扱いが多いネット証券会社を調べて口座を開設しておきたいものだ。

 さて、お待たせしました。7月のIPO銘柄3社を公開が早い順に紹介していく。

全国の不動産関連企業をネットワーク

 まずはアクトコール(6064)。事業内容は、東京証券取引所のサイトで入手した新規上場会社概要によれば、「水廻り、電気、ガス、鍵等、日常におけるトラブル全般を解決するサービスの提供」となっている。

 これだけだと、不特定多数の一般顧客を相手にする各種便利業と同じように思われるかもしれないが、主要顧客は賃貸管理業を営む不動産会社であり、そうした会社が自分たちの物件に入居している住民に対して行う各種住生活サービスをアクトコール社が代行する、というのが正確な内容といえる。

 住生活サービスの提供のほか、企業の社宅探しをサポートするなど、全国千数百社の不動産会社とのネットワークを活用したさまざまなビジネスを展開していく。上場している同業他社は、ジャパンベストレスキューシステム(2453)などがある。

 上場にあたってのスケジュール(ブックビルディング期間、公開価格決定日、購入申込期間等)は表3のとおり。IPOを扱う証券会社は主幹事のSBI証券と、エイチ・エス証券の2社となる。

社員9名のWi-Fiサービス提供会社

 7月19日に上場するのがワイヤレスゲート

 「ホットスポット、BBモバイルポイント、livedoor Wireless、 UQ Wi-Fi(新型成田エクスプレスエリア・スーパーひたち/フレッシュひたちのみ)」といった「複数の公衆無線LANサービスをひとつのIDで利用できる無線LAN統合サービス」(ワイヤレスゲート社のサイトより)を提供する。

 要はMVNO(他企業が保有する通信インフラを借り受けて、高速無線データ通信サービスを提供する業者)であり、同じMVNOとしては日本通信(9424)が先駆。

 2012年5月末日現在、従業員は9名。家電量販店のヨドバシカメラと販売代理契約を結んでいるほか、自社サイトや携帯電話販売店などでも販売を行っている。なお、ヨドバシカメラは同社の筆頭株主(17.15%)でもある。

 アクトコール同様、上場にあたってのスケジュール(ブックビルディング期間、公開価格決定日、購入申込期間等)は表3のとおり。IPOを扱う証券会社は主幹事のSMBC日興証券のほか、みずほ証券、大和証券、SBI証券、マネックス証券、いちよし証券。

ソーシャルショッピングサイトを運営

 3社の中で最後、7月24日に上場するのがエニグモ(3665)。ソーシャル・ショッピング・サイト「BUYMA(バイマ)」の運営を行う。

 ソーシャル・ショッピング・サイトとは聞きなれない言葉だが、要は海外にいる日本人バイヤー(出品者)と国内の購入者をネットで結びつける、それがBUYMAだということ。「日本未入荷や海外限定アイテム、国内完売の人気アイテムも、レアな商品が満載」「バイヤーが海外で直接買い付けをするから、日本で買うより安い商品が豊富」(BUYMAサイトより)とPRしている。

 収益源は個人からの決済手数料(取引価格の5%)と、バイヤーからの成約手数料(取引価格の5~7%)になる。類似のビジネスモデルを展開するのは、スタートトゥデイ(3092)や楽天(4755)だろう。

 ソネットエンタテインメント(3789)が筆頭株主で、24.83%を所有する。他2社同様、上場にあたってのスケジュール(ブックビルディング期間、公開価格決定日、購入申込期間等)は表3のとおり。IPOを扱う証券会社は主幹事の大和証券のほか、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、いちよし証券、SMBC日興証券、高木証券、東海東京証券、藍澤証券、岩井コスモ証券。

 さて、3社の初値はどうなるだろう? 次ページでいよいよフィスコ・小川さんの予想を公開する。

現時点の予想では最も低い銘柄で公開価格の30%増

 お待たせしました。小川さんによる3銘柄の初値予想だが、現在の相場環境が持続するという前提だが「もっとも上昇率が高くなりそうなのはエニグモで、公開価格の2倍はいくでしょう」(小川さん)

 「先に挙げた、IPO銘柄で騰がる株の共通項を考えると、最も合致するのがエニグモで、あとの2つはちょっと異なるというのが根拠のベース」と小川さん。「エニグモは3社の中で最も業績がしっかりしている。上場後の株価をイメージすると、初値が非常に上がり、過熱感の解消とともにいったんは下がるものの、また業績を確認して上がる銘柄となりそう。筆頭株主が同じネット系の企業というのも、安心感があります」。

 次に高くなりそうなのがワイヤレスゲート。同社の販売代理を行うヨドバシカメラは、店舗数こそ多くないがネット関連の営業は非常に強いようだと、小川さん。「その意味で業績に安心感があります。また、事業の参入障壁も高いと考えています。相場全体のムードにもよりますが、5割から3割程度は騰がるのではないか」(小川さん)

 一番厳しくなったのがアクトコールで、初値は公開価格の30%増しくらいと予想する。6月29日現在、3銘柄の公開価格は未定。唯一、アクトコールだけが仮条件が決まっている。それが1600円~1700円であり、小川さんの予想でいけば、公開価格が仮に1700円とすると約2200円が初値となる計算だ。

 「ネット関連という意味では3社の中では最も縁遠い。事業への参入障壁は低く、この会社しかできないこととなると、他の2社よりは少ないと言わざるを得ません」と小川さん。それでも「IPOがはやされる現在の相場環境からすれば、3割ぐらいは騰がると予想します」

IPOの初値は大型株とは反対の動きとなる

 アクトコールやワイヤレスゲートで2倍3倍を夢見ている投資家の皆さんにはちょっと残念な予想となった(それでも3割上昇なら相当のものだが)。その上でさらに冷や水を浴びせることになりそうで申し訳ないのだが、欧州をはじめとする海外の情勢次第ではさらに初値は伸び悩む恐れも出てくる、と小川さんは指摘する。

 この4~6月は大型株が低迷、短期資金が新興市場に向かいやすい環境だったが、「7月に入ってEUの情勢が安定してきてユーロ高・円安に向かい、大型株中心のムードが高まると、IPOが忘れ去られてしまう恐れもあります」

 実際、日本を代表する大型株で構成される日経平均株価は、EUの首脳会議で12兆円もの大型経済対策の枠組みが基本合意に達したことを受け、6月29日の終値は9006円と、約1か月半ぶりに9000円を回復、上昇率は前日比1.5%となった。本稿を書いている7月2日は一時9100円台を回復した(午後2時現在、9022円)。今後、さらに大型株中心のムードが高まると、IPOへの熱気が去ってしまうかもしれない。

 「今年は初値が倍になる銘柄が4月、6月と続きましたから、その延長で今後も大丈夫と考えていると、危ういかもしれません」(小川さん)

 もちろん、その逆に、さらにIPOが過熱することだって十分に考えられるわけで、極端な悲観は無用だろう(もちろん極端な楽観も、だが)。

 あくまでクールに、どんな銘柄なのかを事前に調べておくことが何より重要だと、小川さん。「何をやっている会社なのか? 株式を公開して資金調達することで伸びる可能性があるのかどうか? まずはこれをきちんと調べておきましょう」

 なお、IPOに関しては今後も各証券会社の当選ルールや、過去データから調べた意外な結果など、さまざまな情報をお届けするので、ザイ・オンラインをぜひチェックしてみてほしい。

【※関連銘柄の株価チャートはこちら!】
◆モブキャスト(3664)
◆エイチーム(3662)
◆アイスタイル(3660)
◆エムアップ(3661)
◆大阪工機(3173)
◆ウチヤマHD(6059)
◆ブレインパッド(3655)
◆KLab(3656)
◆イーブックイニシアティブジャパン(3658)
◆ネクソン(3659)
◆ジャパンベストレスキューシステム(2453)
◆日本通信(9424)
◆スタートトゥデイ(3092)
◆楽天(4755)
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。
株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
証券会社(ネット証券)比較!売買手数料で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!取引ツールで比較ページへ
NISAおすすめ比較ページへ
証券会社(ネット証券)比較!人気の証券会社で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!株アプリで比較ページへ
 iDeCo(個人型確定拠出年金)おすすめ比較&徹底解説!詳しくはこちら!
ネット証券会社(証券会社)比較!最短で口座開設できる証券会社で比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!外国株で比較ページへ
桐谷さんの株主優待銘柄ページへ
証券会社(ネット証券)比較IPO(新規上場)比較ページへ
ネット証券会社(証券会社)比較!キャンペーンで比較ページへ
証券会社(ネット証券)比較!総合比較ページへ
【2025年3月7日時点】
【証券会社おすすめ比較】
 手数料、取引ツールetc.で総合比較! おすすめネット証券はココだ!
株式売買手数料(税込) 投資信託 外国株
1約定ごと 1日定額
10万円 20万円 50万円 50万円
◆楽天証券⇒詳細情報ページへ
すべて0円 2572本
米国、中国
、アセアン
【楽天証券のおすすめポイント】
国内株式の現物取引と信用取引の売買手数料が完全無料(0円)! 株の売買コストについては、同じく売買手数料無料を打ち出したSBI証券と並んで業界最安レベルとなった。また、投信積立のときに楽天カード(一般カード/ゴールド/プラチナ/ブラック)で決済すると0.5〜2%分、楽天キャッシュで決済すると0.5%分の楽天ポイントが付与されるうえ、投資信託の残高が一定の金額を超えるごとにポイントが貯まるので、長期的に積立投資を考えている人にはおすすめだろう。貯まった楽天ポイントは、国内現物株式や投資信託の購入にも利用できる。また、取引から情報収集、入出金までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経テレコン(楽天証券版)を利用することができるのも便利。さらに、投資信託数が2500本以上と多く、米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、金の積立投資もできるので、長期的な分散投資がしやすいのも便利だ。2024年の「J.D. パワー個人資産運用顧客満足度調査<ネット証券部門>」では総合1位を受賞。
【関連記事】
◆【楽天証券の特徴とおすすめポイントを解説!】売買手数料が安く、初心者にもおすすめの証券会社! 取引や投資信託の保有で「楽天ポイント」を貯めよう
◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・楽天証券の公式サイトはこちら
【楽天カードを活用すれば、投資しながら楽天ポイントもゲット!】
楽天証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券⇒詳細情報ページへ
すべて0円
※取引報告書などを「電子交付」に設定している場合
2583本
米国、中国、
韓国、ロシア
、アセアン
【SBI証券のおすすめポイント】
ネット証券最大手のひとつ。国内株式の売買手数料を完全無料化! 取引報告書などを電子交付するだけで、現物取引、信用取引に加え、単元未満株の売買手数料まで0円になるので、売買コストに関しては圧倒的にお得な証券会社と言える。投資信託の数が業界トップクラスなうえ100円以上1円単位で買えるので、投資初心者でも気軽に始められる。さらに、IPOの取扱い数は大手証券会社を抜いてトップPTS取引も利用可能で、一般的な取引所より有利な価格で株取引できる場合もある。海外株式は米国株、中国株のほか、アセアン株も取り扱うなど、とにかく商品の種類が豊富だ。米国株の売買手数料が最低0米ドルから取引可能になのも魅力。低コストで幅広い金融商品に投資したい人には、必須の証券会社と言えるだろう。2024年は「JCSI(日本版顧客満足度指数)調査」の「証券業種」で1位を獲得。また口座開設サポートデスクが土日も営業しているのも、初心者には嬉しいポイントだ。
【SBI証券の関連記事】
◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実
◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」!
【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・SBI証券の公式サイトはこちら
◆松井証券⇒詳細情報ページへ
0円
(1日定額)
0円
(1日定額)
0円
(1日定額)
0円/日 1887本
米国
【松井証券のおすすめポイント】
1日定額制プランしかないものの1日の約定金額の合計が50万円以下であれば売買手数料が無料という手数料体系は非常に魅力的。また、25歳以下なら現物・信用ともに国内株の売買手数料が完全無料! 資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。その使い勝手は、チャート形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」を愛用している株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判を押す。また、デイトレード限定で手数料が無料、金利・貸株料が0%になる「一日信用取引」や手数料が激安になる「一日先物取引」など、専業デイトレーダーにとって利便性の高いサービスも充実している。「J.D.パワー2024年カスタマーセンターサポート満足度調査<金融業界編>」では、ネット証券部門で1位を受賞した。
※ 株式売買手数料に1約定ごとのプランがないので、1日定額制プランを掲載。
【関連記事】
◆【松井証券のおすすめポイントは?】1日50万円以下の株取引は手数料0円(無料)! その他の無料サービスと個性派投資情報も紹介
◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」!
【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・松井証券の公式サイトはこちら
1約定ごと(税込) 1日定額(税込) 投資信託
※1
外国株
10万円 20万円 50万円 50万円
◆マネックス証券⇒詳細情報ページへ
99円 115円 275円 550円/日 1795本
米国、中国
【マネックス証券のおすすめポイント】
日本株の取引や銘柄分析に役立つツールが揃っているのがメリット。中でも、多彩な注文方法や板発注が可能な「マネックストレーダー」や、重要な業績を過去10期以上に渡ってグラフ表示できる「マネックス銘柄スカウター」はぜひ利用したい。「ワン株」という株を1株から売買できるサービスもあるので、株初心者はそこから始めてみるのもいいだろう。また、外国株の銘柄数の多さも魅力で、4850銘柄以上の米国株や約2650銘柄の中国株を売買できる。「dカード」や「マネックスカード」で投資信託を積み立てると最大1.1%のポイント還元。さらに、投資信託の保有金額に対し、最大0.26%分(年率)のマネックスポイントが付与されるのもお得だ。なお、2023年10月にNTTドコモと業務提携を発表しており、2024年7月からは「dカード」による投資信託のクレカ積立などのサービスが始まった。
【関連記事】
◆NISAのクレジットカード積立は「dカード積立」がおすすめ! ポイント還元率は業界トップクラスの1.1%で、「dカード GOLD」ならお得な付帯サービスも満載
◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル!

◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ!
【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・マネックス証券の公式サイトはこちら
【人気の「米国株」の銘柄数がトップクラス!】
マネックス証券の公式サイトはこちら
◆三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)⇒詳細情報ページへ
0円
(1日定額)
0円
(1日定額)
0円
(1日定額)
0円/日 1856本
米国
【三菱UFJ eスマート証券のおすすめポイント】
MUFGグループが出資するネット証券で、SB証券や楽天証券などと並んで5大ネット証券のひとつ。日本株は、1日定額制なら1日100万円の取引まで売買手数料が無料(0円)!「逆指値」や「トレーリングストップ」などの自動売買機能が充実していることも特徴のひとつ。あらかじめ設定しておけば自動的に購入や利益確定、損切りができるので、日中に値動きを見られないサラリーマン投資家には便利だ。板発注機能装備の本格派のトレードツール「kabuステーション」も人気が高い。その日盛り上がりそうな銘柄を予測する「リアルタイム株価予測」など、デイトレードでも活用できる便利な機能を備えている。投資信託だけではなく「プチ株(単元未満株)」の積立も可能。月500円から株を積み立てられるので、資金の少ない株初心者にはおすすめだ。「J.D.パワー 2024年カスタマーセンターサポート満足度調査<金融業界編>」において、ネット証券部門で2年連続第1位となった。 
【関連記事】
◆【三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)のおすすめポイントを解説】NISA口座なら日本株と米国株の売買手数料が無料で、クレカ積立の還元率はネット証券トップクラス

◆auカブコム証券の新アプリで「スマホ投資」が進化! 株初心者でもサクサク使える「シンプルな操作性」と、投資に必要な「充実の情報量」を両立できた秘密とは?
◆au PAY カード」で積立投資すると最大5%のPontaポイントがたまる! NISAも対象なので、これから投資を始める人にもおすすめ
【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・auカブコム証券の公式サイトはこちら
◆GMOクリック証券⇒詳細情報ページへ
0円
(1日定額)
0円
(1日定額)
0円
(1日定額)
0円/日 112本
(CFD)
【GMOクリック証券のおすすめポイント】
1日100万円まで取引は売買手数料無料! 1約定ごとプランの売買手数料も最安レベルで、コストにうるさい株主優待名人・桐谷広人さんも利用しているとか。信用取引の売買手数料と買方金利・貸株料も最安値レベルで、一般信用売りも可能だ! 近年は、各種ツールや投資情報の充実度もアップ。米国株の情報では、瞬時にAIが翻訳する英語ニュースやグラフ化された決算情報などが提供されており、米国株CFDの取引に役立つ。商品の品揃えは、株式、FXのほか、外国債券やCFDまである充実ぶり。CFDでは、各国の株価指数のほか、原油や金などの商品、外国株など多彩な取引が可能。この1社でほぼすべての投資対象をカバーできると言っても過言ではないだろう。なお、国内店頭CFDについては、2023年末まで10年連続で取引高シェア1位を継続。頻繁に売買しない初心者やサラリーマン投資家はもちろん、信用取引やCFDなどのレバレッジ取引も活用する専業デイトレーダーまで、幅広い投資家におすすめ!
【関連記事】
◆GMOクリック証券が“業界最安値水準”の売買手数料を維持できる2つの理由とは? 機能充実の新アプリのリリースで、スマホでもPCに負けない投資環境を実現!
◆「株主優待のタダ取り(クロス取引)」で得するなら、GMOクリック証券がおすすめ! 一般信用の「売建」を使って、ノーリスクで優待をゲットする方法を解説!
◆GMOクリック証券を「無料」で利用する裏ワザとは? グループ会社の株主優待を効率よく利用することで、1年間に「最大375回分」の売買手数料が0円に!
◆億トレーダーが初心者におすすめの証券会社を紹介! NISA口座の売買手数料無料のSBI証券と、株主優待で売買手数料が無料になるGMOクリック証券がおすすめ
【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・GMOクリック証券の公式サイトはこちら
1約定ごと(税込) 1日定額(税込) 投資信託
※1
外国株
10万円 20万円 50万円 50万円
◆SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)⇒詳細情報ページへ
0円
(1日定額)
0円
(1日定額)
0円
(1日定額)
0円/ 49本
(米国株CFD)
【SBIネオトレード証券のおすすめポイント】
以前はライブスター証券だったが、2021年1月から現在の名称に。売買手数料を見ると、1日定額プランなら1日100万円まで無料。1日100万円超の価格帯でも大手ネット証券より割安だ。そのうえ信用取引の売買手数料が完全無料と、すべての手数料プランにおいてトップレベルの安さを誇る。そのお得さは株主優待名人・桐谷さんのお墨付き。2023年10月に新取引ツール「NEOTRADER」が登場。PC版は板情報を利用した高速発注や特殊注文、多彩な気配情報、チャート表示などオールインワンの高機能ツールに仕上がっている。また「NEOTRADER」のスマホアプリ版もリリースされた。低コストで日本株(現物・信用)やCFDをアクティブにトレードしたい人におすすめ。また、売買頻度の少ない初心者や中長期の投資家にとっても、新NISA対応や低コストな個性派投資信託の取り扱いがあり、おすすめの証券会社と言える。
【関連記事】
◆【ネット証券おすすめ比較】株の売買手数料を比較したらあのネット証券会社が安かった!

◆株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券は? 手数料、使い勝手で口座を使い分けるのが桐谷流!
【証券会社おすすめ比較】編集部おすすめ!・SBIネオトレード証券の公式サイトはこちら
【積極的に売買する短期トレーダーに人気!】
SBIネオトレード証券の公式サイトはこちら
※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。

【SBI証券×ザイ・オンライン】タイアップ企画
新規口座開設+条件クリアした人全員に
現金2000円プレゼント!関連記事はこちら

ザイ・オンラインおすすめのネット証券会社!SBI証券の公式サイトはこちら
お得な限定キャンペーン! もれなく2500円プレゼント 株の売買手数料がお得!
SBI証券の公式サイトはこちら!
SBI証券
新規口座開設+条件クリアで
もれなく2000円プレゼント!
岡三オンライン証券の口座開設はこちら!
岡三オンライン証券
1日定額プランで
手数料を大幅値下げ!
松井証券の口座開設はこちら!
松井証券
1日50万円までの取引
なら売買手数料0円!
ネット証券最大手で、ザイ・オンラインでも人気NO.1関連記事 2017年の秋からIPO取扱数がトップクラスに!関連記事 優待名人・桐谷さんも「便利でよく使う」とおすすめ関連記事

UI銀行の「金利&手数料」はなぜお得なのか?詳しくはこちら!
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2021年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード!
楽天カードは年会費永年無料で、どこで使っても1%還元で超人気! 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

株で1億円をつくるワザ
気の株500&
米国株150激辛診断

5月号3月21日発売
定価950円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[株で1億円をつくるワザ]
◎創刊25周年企画
●桐谷さんと振返る日本株の25年史
25年で私たちの投資環境はかなり改善された!
◎第1特集
勝ち組の個人投資家8人に聞いた!
株で1億円をつくるワザ

●億り人の歩んだ道のりから学ぶ1億円への必勝法!
●これだけは押さえよう!1億円達成のための心構え8

●億り人に聞いた!暴落時にどうする?

◎第2特集
買っていい高配当株が94銘柄も!
人気の株500+Jリート14激辛診断

●儲かる株の見つけ方①旬の3大テーマ
今期も来期も連続増益の好調株/連続で増配予想の高配当銘柄/円高が追い風の株
●儲かる株の見つけ方②5大ランキング
来期に売上が大きく伸びる株/営業利益率が高い株/配当利回りが高い株/少額で買える株/理論株価より割安な株
●儲かる株の見つけ方③セクター別平均
株価は業種で騰落真っ二つ!
●2025年春のイチオシ株
10万円株/高配当株/株主優待株/Jリート
●気になる人気株
大型株/新興株/Jリート

◎第3特集
今後25年も上がり続ける期待大!
人気の米国株150診断 2025年4-6月

●爆上がりの25年間を振返り!米国株の強さのヒミツ
●新政権でますます強く!2025年のS&P500を大予測
●GAFAMの最新決算判断も!Big8定点観測&買いの高配当株
●人気の133銘柄買い売り診断
●進化する指数だからS&P500は買い続けろ!

◎第4特集
NISA向き!インデックス投信より好成績!

運用実績25年以上!
儲かる長寿投信ベスト10

【別冊付録】
増益でさらに割安な株は1701銘柄
上場全3909社の最新理論株価

◎新連載・第3回

17億円トレーダー・ジュンのFX成り上がり戦略
◎連載も充実!

●10倍株を探せ!IPO株研究所2025年2月編
●ZAiのザイゼンがチャレンジ!目指せ!お金名人Vol.08
●おカネの本音!VOL.33 髙橋史好さん
●株入門マンガ恋する株式相場!VOL.101
●マンガどこから来てどこへ行くのか日本国
●人気毎月分配型100本の「分配金」速報データ!


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!


「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2023】 クレジットカードの専門家が選んだ 2023年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報