IPO株の銘柄分析&予想

「モダリス」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の治療薬の研究開発企業との比較や予想まで解説![2020年8月19日 情報更新]

2020年6月26日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 モダリス
市場・コード/業種 東証マザーズ・4883/医薬品
上場日 8月3日
申込期間(BB期間) 7月14日~7月20日
おすすめ証券会社 SBI証券SMBC日興証券マネックス証券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 2520円(+110.00%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

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モダリスが8月3日にIPO(新規上場)!

「モダリス」の公式サイトより

 モダリスは、2020年6月26日、東京証券取引所に上場承認され、2020年8月3日にIPO(新規上場)することが決定した。

 モダリスは2019年1月14日に設立された。コアとなるプラットフォーム技術である『切らないCRISPR技術(CRISPR-GNDM技術)』を用いた創薬によって、その多くが希少疾患に属する遺伝子疾患に対して治療薬を次々と生み出し、企業理念である「Every life deserves attention(すべての命に、光を)」のとおりに、病気のために希望を失わなくてすむ社会の実現に貢献する。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

モダリスのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 7月10日
ブックビルディング(抽選申込)期間 7月14日~7月20日
公開価格決定 7月21日
購入申込期間 7月22日~7月29日
払込日 7月31日
上場日 8月3日

モダリスのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2020年7月13日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SBI証券
[最短翌日に取引可能]
9.6
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SMBC日興証券
[最短3日で取引可能]
9.6%
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マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
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DMM.com証券
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みずほ証券(主幹事証券) 78.3  
いちよし証券 1.3  
エース証券 1.3%  

モダリスのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 820
仮条件
[予想PER(※2)
1000~1200円
108.8倍~130.6倍]
公募価格 1200円
初値 2520円
初値騰落率 +110.00%
予想トレーディングレンジ(※3) 850円~3000円
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2020年7月9日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 153.3倍
ペプチド<4587> 132.8倍
セルソース<4880> 188.8倍
タカラバイオ<4974> 138.4倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

モダリスの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 2720万株(予定)
公開株式数 公募210万株  売出60万株
(オーバーアロットメントによる売出40万5000株)
想定公開規模(※1) 25.5億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

モダリスは黒字の「ゲノム編集」創薬ベンチャー

 コアとなるプラットフォーム技術である『切らないCRISPR技術(CRISPR-GNDM技術)』を用いた遺伝子治療薬の研究開発を行う。アステラス製薬<4503>エーザイ<4523>をパートナーとする5品目の協業モデルパイプラインと2品目の自社モデルパイプラインを有している。治療薬がない希少疾患の問題解決に挑む。旧社名はエディジーン。

 東京大学発のゲノム編集技術を用いた創薬ベンチャーとして知られ、年央のIPOのなかでも注目度が高い案件の1つとなるだろう。製品開発型バイオベンチャーながら足元の業績は黒字を確保しており、個人投資家からの人気は一段と高まりそうだ。

 公開規模については20億円台半ばとなる見込みだが、人気化すれば十分に吸収可能な水準。ベンチャーキャピタル株主も初値期待の高さから売り急ぐ向きは少ないだろう。

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モダリスの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 事業収益
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2016/12
(―)
▲ 45
(―)
▲ 46
(―)
2017/12 17
(―)
▲ 141
(―)
▲ 142
(―)
2018/12 65
(264.4%)
▲ 228
(―)
▲ 229
(―)
2019/12 644
(887.0%)
128
(―)
127
(―)
2020/12予
(―)

(―)

(―)
■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 事業収益
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2018/12 65
(―)
▲ 213
(―)
▲ 217
(―)
2019/12 644
(887.0%)
146
(―)
140
(―)
2020/12予 1,100以上
(70.7%以上)
300以上
(105.0以上)
250以上
(77.9%以上)
2020/3 1Q 13
(―)
▲ 116
(―)
▲ 118
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円 連結:9.19円以上/0.00円
予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの

モダリスの業績コメント

 2020年12月期の業績は、売上高が前期比70.7%増の11.0億円以上、経常利益が同105.0%増の3.0億円以上と増収増益の見通しとなっている。

 同社グループは、「Every Life Deserves Attention(すべての命に、光を)」を経営理念として掲げ、そのほとんどが希少疾患に属する遺伝子疾患に対して画期的な新薬を提供することを目標とし、2016年の設立から5期目に当たる当期においても、積極的に経営を取り組んできた。技術的基盤となるCRISPR-GNDMプラットフォームの強みを生かし、「幅のある創薬」と「バリューチェーンの補完」を目指し、自社とパートナリングを組み合わせたハイブリッド型ビジネスモデルにより遺伝子疾患治療薬の創出を実現すべく取り組んでいる。

 今第1四半期(2020年1-3月)においては、協業モデルパイプライン4本、自社モデルパイプライン2本を進めている。そのなかで、パートナーと複数パイプラインの共同研究を着実に進めたことにより、2つのパイプラインで共同研究のマイルストンを達成することができた。

モダリスの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都中央区日本橋兜町16番5号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 森田 晴彦(昭和44年8月9日生)
設立 平成28年1月14日
資本金 13億円(令和2年6月26日現在)
従業員数 新規上場会社3人 連結会社16人(令和2年5月31日現在)
事業内容 コアとなるプラットフォーム技術である『切らないCRISPR技術(CRISPR-GNDM技術)』を用いた遺伝子治療薬の研究開発
■売上高構成比率(2019/12期 実績)
品目 金額 比率
遺伝子治療薬開発事業 644 百万円 100.0%
合計 644 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 株式会社ライフサイエンスイノベーションマネジメント 500万株 19.92%
2 濡木 理 450万株 17.93%
3 富士フイルム株式会社 235万株 9.36%
3 ファストトラックイニシアティブ2号投資事業有限責任組合 235万株 9.36%
5 SBIベンチャー投資促進税制投資事業有限責任組合 105万株 4.18
6 協創プラットフォーム開発1号投資事業有限責任組合 100万株 3.98%
7 片山 晃 80万株 3.19%
8 SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合 75万株 2.99%
8 Sosei RMF1投資事業有限責任組合 75万株 2.99%
10 みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合 72万5000株 2.89%
合計   1927万5000株 76.79%
■その他情報
手取金の使途 (1)今後新規に開始されるプロジェクトを含めた自社パイプラインの研究開発を推進するために必要な資金、(2)米国子会社の関連施設の増床等で必要となる資金(家賃増額分及び移転費用等)、としてそれぞれ充当する予定
関係会社 Modalis Therapeutics Inc. (連結子会社)  遺伝子治療薬開発事業
VC売却可能分(推定) 株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2019年5月24日
割当先 PEGASUS TECH VENTURES COMPANY I, L.P.
発行価格 500円 ※株式分割を考慮済み
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モダリスの銘柄紹介

 同社グループ(同社及び連結子会社Modalis Therapeutics Inc.(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ市)の2社)は、コアとなるプラットフォーム技術である『切らないCRISPR技術(CRISPR-GNDM技術)』を用いた創薬によって、その多くが希少疾患に属する遺伝子疾患に対して治療薬を次々と生み出し、企業理念である「Every life deserves attention (すべての命に、光を)」のとおりに、病気のために希望を失わなくてすむ社会の実現に貢献する。

(1)同社のビジネスモデルの概要

 創薬事業は、一般的に多額の研究開発費用と長い時間を要す。したがって、同社のように開発の初期段階を担う企業は、開発から上市までの収益の谷間を投資家からの資金と製薬企業等のパートナーからの契約金で賄っていく必要がある。

 同社のビジネスモデルは、パートナーに技術プラットフォームであるCRISPR-GNDM技術を開放し、パートナーの選定したターゲットに対してパートナーの資金で治療薬の開発を行う「協業モデルパイプライン」と自社でCRISPR-GNDM技術を用いてターゲットの選定から行い、自己資金でCRISPR-GNDM技術を用いて治療薬の開発を行う「自社モデルパイプライン」の2種類がある。

 同社は、協業モデルパイプラインと自社モデルパイプラインを組み合わせることによって、協業モデルの利点である早期の収益獲得と自社モデルの利点である将来の大きなアップサイドである上市後の収益獲得の両者の特徴を組み合わせた、「ハイブリッドモデル」を目指している。ハイブリッドモデルの強みは、このように幅広い収益機会に下支えされた資金を効果的に活用することで事業計画の選択肢が増え、その選択肢を最適化することで経営基盤の安定と成長領域への投資の双方を両立することを同社がコントロールできることにある。

(2)協業モデルパイプライン

 同社の協業モデルパイプラインでは、最初に製薬企業等のパートナーとのターゲットの合意のもとに共同研究開発契約を締結し、同社の技術プラットフォームであるCRISPR-GNDM技術を使用することに伴う共同研究開発の契約一時金(A)を受領する。

 共同研究開発契約後は、米国子会社においてパイプラインの開発を行い、その進捗に応じて共同研究開発のマイルストン収入(B)を受領する。

 プロトタイプ分子の作成、システムの最適化、動物モデルでの検証を経て、通常は前臨床試験の前の段階で将来の製造販売権の全てあるいは一部を譲渡するライセンス契約を締結し、ライセンスの契約一時金(C)を受領する。

 ライセンス契約締結後は、パートナーまたは共同で開発を行い、その開発の進捗に応じて同社はライセンスの開発マイルストン収入(D)を受領する。

 また、上市後は売上の一部からライセンスのロイヤルティ収入(E)及び一定の売上条件を達成した場合にライセンスのセールスマイルストン収入(F)を受領する予定である。

 ライセンス契約締結後のパイプラインの開発及び販売はパートナーに委ねられており、したがって、(D)(E)(F)について同社でのコントロール及び売上予測は困難になるという特徴がある。

(3)自社モデルパイプライン

 同社の自社モデルパイプラインでは、まずCRISPR-GNDM技術でターゲットにする疾患及び遺伝子の決定から始まる。これは、メカニズムに基づいて妥当と思われる遺伝子を絞り込み、そのなかでアンメットメディカルニーズがあるものを各疾患領域の専門家と綿密なディスカッションを通じて検証を行う。その後に同社技術を用いて、ターゲットに対して有効なプロトタイプ分子の作成を行う。さらにシステムの最適化を行いながら、疾患細胞、動物モデルなどを用いて実際に有効であるかどうかの検証を行う。この後に前臨床試験などによって毒性及び有効量の見積りを行い、原体の製造を行い前臨床試験を行うこととなる。

 一般的には、同社が一定の開発段階まで開発を進めた後に、パートナーとのライセンス契約を行い、ライセンスの契約一時金(C)を受領する予定である。パートナーは、それ以降の開発及び販売を引き継ぐことになり、その開発の進捗に応じて同社はライセンスの開発マイルストン収入(D)、上市後は売上の一部からライセンスのロイヤルティ収入(E)及び一定の売上条件を達成した場合にライセンスのセールスマイルストン収入(F)を受領する予定である。

モダリスの投資のポイント

 東京大学発のゲノム編集技術を用いた創薬ベンチャーとして知られ、年央のIPOのなかでも注目度が高い案件の1つとなるだろう。製品開発型バイオベンチャーながら足元の業績は黒字を確保しており、個人投資家からの人気は一段と高まりそうだ。

 昨年10月に上場した再生医療関連の黒字経営バイオベンチャー、セルソース<4880>は上場日値付かずとなり、2日目に入り公開価格の約2.6倍となる初値を付けた。想定仮条件水準の今期予想PERが高水準だが、セルソースやタカラバイオ<4974>などと比べると割高とは受け止められないだろう。公開規模も軽量とは言えないが、人気化すれば十分に吸収可能な水準。

 同社グループは、コアとなるプラットフォーム技術である『切らないCRISPR技術(CRISPR-GNDM技術)』を用いた遺伝子治療薬の開発を主たる事業としている。ターゲットとする遺伝子疾患はほとんどが希少疾患に属するが、これらの治療薬開発はこれまで敬遠されており、同社グループの技術力で問題解決に挑んでいる。

 パートナーにCRISPR-GNDM技術を開放し、パートナーの選定したターゲットに対してパートナーの資金で治療薬の開発を行う「協業モデルパイプライン」と、自社でCRISPR-GNDM技術を用いてターゲットの選定から行い、自己資金で治療薬の開発を行う「自社モデルパイプライン」の2種類があり、5月末時点でアステラス製薬<4503>エーザイ<4523>をパートナーとする5品目の協業モデルパイプラインと2品目の自社モデルパイプラインを有している。旧社名はエディジーン(株)。

 業績面について、2020年12月期は売上高が前期比70.7%増の11.0億円以上、経常利益が同105.0%増の3.0億円以上と増収増益の見通しとなっている。MDL-101(対象:先天性筋ジストロフィータイプ1A)のライセンスの契約一時金やMDL-202(中枢神経)のライセンスの開発マイルストン、その他にも共同研究のマイルストンの獲得を見込んでいる。

 想定仮条件水準の今期予想PERは84~95倍程度。代表的な黒字バイオベンチャーではタカラバイオとペプチドリーム<4587>が130倍超、セルソースが180倍超となっており、個人投資家らからの人気の高さが窺える。

 公開規模については20億円台半ばとなる見込み。ベンチャーキャピタルや投資会社とみられる株主の保有株は上場時の売出株控除後、少なくとも982万1800株(上場時発行済株数の36.1%)残る。このうち430万株は上場前の第三者割当等に係る継続所有の確約(上場日後6カ月間)が取られているものの、残りは上場日後90日経過または公開価格の1.5倍以上でロックアップが解除される。とはいえ、初値期待の高さから売り急ぐ向きは少ないだろう。8/3は同社のみの上場のため、初値買いが集中することも見込める。

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主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
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ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
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