IPO株の銘柄分析&予想

「フロンティア」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の自動車部品輸入販売企業との比較や予想まで解説![2021年11月8日 情報更新]

2021年9月29日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 フロンティア
市場・コード/業種 福証Q-Board・4250/化学
上場日 11月1日
申込期間(BB期間) 10月13日~10月19日
おすすめ証券会社 SBI証券マネックス証券岡三オンライン証券DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 958円(+3.01%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

フロンティアが11月1日にIPO(新規上場)!

「フロンティア」の公式サイトより

 フロンティアは、2021年9月29日、福岡証券取引所に上場承認され、2021年11月1日にIPO(新規上場)することが決定した。

 フロンティアは2003年12月22日に設立された。製品の企画開発、品質管理、納期管理、輸入、販売までの一貫した機能を持ち、自社工場を持たずに技術力の高い中国国内工場に生産委託をしているファブレスメーカー。事業形態としては、PB販売事業とOEM/ODM事業の2つに事業を区分している。

 PB販売事業(プライベートブランド販売事業)では、主に自動車アフターパーツの製造・販売を行っている。OEM/ODM事業は、連結子会社であるフロンティア香港の主たる事業で、顧客の要望する商品の製造を受託し同社が選定した工場にて製品化し、顧客に納品している。現在は、主に国内玩具メーカー向けの電子玩具を中国提携工場で完成品まで製造し日本国内へ出荷している。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

フロンティアのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 10月11
ブックビルディング(抽選申込)期間 10月13日~10月19日
公開価格決定 10月20日
購入申込期間 10月22日~10月27日
払込日 10月29日
上場日 11月1日

フロンティアのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2021年10月13日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SBI証券
[最短翌日に取引可能]
5.2
公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
0.9%
公式サイトはこちら!
岡三オンライン証券
[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※同社事情により受付停止
 
エイチ・エス証券(主幹事証券) 82.6  
岡三証券 3.5  
西日本シティTT証券 2.6  
アイザワ証券 2.6%  
ひろぎん証券 1.7  
FFG証券 0.9  

フロンティアのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 910
仮条件
[予想PER(※2)
830~930円
7.1倍~8.0倍]
公募価格 930
初値 958円
初値騰落率 +3.01%
予想トレーディングレンジ(※3) 800~1400
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2021年10月8日ザラバの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 10.5倍
トヨタ紡織<3116> 7.8倍(連)
セーレン<3569> 15.2倍(連)
TSテック<7313> 8.4倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より若干割安と判断できる。

フロンティアの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 68万株(予定)
公開株式数 公募5万株  売出5万株
(オーバーアロットメントによる売出1万5000株)
想定公開規模(※1) 1.0億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

フロンティアは自動車パーツの製販など

 自動車部品等の企画・輸入販売事業を展開する。自社工場を持たずに技術力の高い中国国内工場に生産委託をしているファブレスメーカー。PB販売事業は、主に自動車アフターパーツの製造・販売を行っている。サイドバイザーが主力製品で、フロアマットやナンバーフレームも取り扱う。OEM/ODM事業は、主に国内玩具メーカー向けの電子玩具を手掛ける。

 9/13のGeolocation Technology<4018>と同様、TOKYO PRO Marketの上場を廃止したうえで福証Q-Boardに上場する。初値買いの入りにくい地方市場への上場だが、公開規模は相応に小さい。ただ、足元の業績こそ堅調だが、バリュエーション水準の大幅な上昇は期待しにくいだろう。

 公開規模については1億円前後となる見込み。短期的に売り手となりそうな大株主は見当たらず、10月末から11月初めにかけてのIPO件数は多くない。

⇒Geolocation Technology<4018>のIPO情報はこちら!

◆「フロンティア」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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フロンティアの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2017/11 769
(―)
44
(―)
57
(―)
2018/11 789
(2.6%)
1
(-95.6%)
1
(-97.9%)
2019/11 866
(9.8%)
47
(2334.1%)
52
(4304.7%)
2020/11 918
(6.0%)
46
(-2.3%)
32
(-38.4%)
2021/11予
(―)

(―)

(―)
■連結業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常利益
(伸び率)
純利益
(伸び率)
2019/11 1,239
(―)
59
(―)
63
(―)
2020/11 1,480
(19.5%)
77
(29.9%)
61
(-3.8%)
2021/11予 1,688
(14.0%)
103
(33.3%)
79
(28.9%)
2021/5 2Q 612
(―)
42
(―)
29
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:-円 連結:116.18円/20.00円
予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの

フロンティアの業績コメント

 2021年11月期の業績は、売上高が前期比14.0%増の16.8億円、経常利益が同33.3%増の1.0億円と増収増益の見通しとなっている。

 自動車業界においては、新車販売台数が、2020年12月から2021年5月までの累計で前年比112.4%(2021年6月1日発表の一般社団法人「日本自動車販売協会連合会」統計資料より)と新型コロナウイルス感染症拡大の影響や半導体不足の影響もありながらも前年を上回る状況となっている。

 このような状況のなかで、同社グループ(同社、連結子会社)の主力事業であるPB販売事業では、徐々に拡大前の営業活動の再開を目指し国内の新型コロナウイルス感染症の感染状況に充分留意しながら営業活動を行っている。OEM/ODM事業では、クリスマス商戦での出荷ピークを終え、主に今年のクリスマスシーズンに向けた量産準備を行っている。

 なお、通期計画に対する第2四半期末時点における進捗率は、売上高6.1億円で36.2%、経常利益0.4億円で40.7%となっている。

フロンティアの詳細情報

■基本情報
所在地 福岡県福岡市中央区天神2丁目3番36号ibbfukuoka
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 山田 紀之(昭和50年2月6日生)
設立 平成15年12月22日
資本金 3000万円(令和3年9月28日現在)
従業員数 新規上場会社14人 連結会社17人(令和3年8月31日現在)
事業内容 自動車部品等の企画・輸入販売事業
■売上高構成比率(2020/11期 実績)
品目 金額 比率
PB販売事業 918 百万円 62.0%
OEM/ODM事業 562 百万円 38.0%
合計 1,480 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 山田紀之 34万900株 54.11%
2 立石直孝 10万4000株 16.51%
3 伊藤一三 6万株 9.52%
4 加賀電子株式会社 2万株 3.17%
4 石井悠士 2万株 3.17%
4 長弘めぐみ 2万株 3.17%
4 LUM WAI CHEE 2万株 3.17%
8 高橋株式会社 1万6000株 2.54%
9 有限会社イージー・コンサルティング 6000株 0.95%
10 古賀仁志 5000株 0.79%
合計   61万1900株 97.13%

※「2021年11月期中間発行者情報」より
株主・保有株数は2021年5月末時点

■その他情報
手取金の使途 自動車アフターパーツのフロアマット製造工場の建設費、機械購入代金に充当する予定
関係会社 フロンティア香港 (連結子会社)
OEM/ODM事業
VC売却可能分(推定) 株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2016年11月30日
割当先 伊藤一三、藤田隆之、古賀仁志、他2名
発行価格 500円※株式分割考慮済み
◆「フロンティア」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
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DMM.com証券 ※同社事情により受付停止
 
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フロンティアの銘柄紹介

 同社グループは、同社及び連結子会社である新域國際香港有限公司(フロンティア香港)の2社で構成されており、自社工場を持たずに技術力の高い中国国内工場に生産委託をしているファブレスメーカーである。

 ファブレスメーカーとして、製品の企画開発、品質管理、納期管理、輸入、販売までの一貫した機能を有しており、「新たな価値の創造による新たな領域の開拓」の企業理念のもとに、多様な市場ニーズや顧客ニーズに対してフレキシブルに対応できることを強みとしている。事業形態としては、PB販売事業とOEM/ODM事業の2つに事業を区分している。

(1)PB販売事業(プライベートブランド販売事業)

 当事業は、同社が、主に自動車アフターパーツの製造・販売を行っているものである。自動車アフターパーツとは自動車工場から出荷された自動車に後付けされるカーナビや、カーエアコン等の自動車部品・用品を言うが、そのアイテム数は多種にわたり国内末端市場は4兆8011億円(注1)とされている。その市場は自動車メーカー指定の純正品と、それ以外の業者が販売する社外品とに区分される。

 同社は自動車アフターパーツを「同社⇒フロンティア香港⇒中国提携工場」といった生産工程を有し、企画開発から製造、販売までを一貫して行う製販一体の体制となっている。このような体制で社外品サイドバイザーの製造販売を開始し、現在ではフロアマット、ナンバーフレーム枠といった製品も製造販売しており今後も新しい商材の開発に取り組んで行く。
(注1)自動車新聞社月刊アフターマーケット別冊2020自動車部品・用品マーケット要覧品目別末端市場規模2019年度より

(2)OEM/ODM事業(注2)

 当事業は、連結子会社であるフロンティア香港の主たる事業で、顧客の要望する商品の製造を受託し同社が選定した工場にて製品化し、顧客に納品している。現在は、主に国内玩具メーカー向けの電子玩具(児童向けパソコン型玩具、タブレット型玩具等)を中国提携工場で完成品まで製造し日本国内へ出荷している。

 OEM/ODM事業は顧客企業の求めるQCD(Quality:品質、Cost:価格、Delivery:納期)を充たすことが重要となるが、玩具業界向けのOEM/ODMの特徴として、低価格で製品寿命が短いこと、クリスマス商戦等の季節需要に対応するために短期間での生産ラインの構築が必要なこと等が挙げられる。

 そうした特徴に加え、同社が主力としている電子玩具は、販売単価が末端市場価格で1万円以上と玩具としては高価格になる反面、製品に多くの半導体やソフトウエアを採用する等、開発・製造工程が他の玩具よりも複雑になるため、製造には電子機器工場と同等の高い技術力・生産管理能力が求められる。人形や模型等比較的安価で単純な玩具を製造している従来の玩具工場ではこうした要求を充たすことは難しく、高付加価値の電子玩具を供給できる適切な生産委託先を確保することは玩具メーカーの課題となっている。

 同社グループはそうした顧客の課題を解決するため、中国国内に有する豊富なサプライチェーンのなかから最適な部品ベンダー及び組立工場を選定し、部品選定から設計の提案等、顧客の企画・開発段階から積極的に関わることで低価格を実現しており、また、同社のPB販売事業で培った中国国内工場の生産管理ノウハウをフロンティア香港を通じて工場と共有することで、高品質・短納期を実現している。
(注2) OEMとは、Original Equipment Manufactureの略語で、委託者が製品の開発から設計までを行い、製造のみを委託する方式である。ODMとは、Original Design Manufactureの略語で、受託者が製品の企画設計から受託する方式である。

フロンティアの投資のポイント

 9/13のGeolocation Technology<4018>と同様、TOKYO PRO Marketの上場を廃止したうえで福証Q-Boardに上場する。主幹事も同じエイチ・エス証券。初値買いの入りにくい地方市場への上場だが、公開規模は相応に小さい。公開規模2.6億円のジオロケは公開価格比+58.5%という堅調な初値を付けた。ただ、IT・インターネット系のジオロケと異なり、同社は足元の業績こそ堅調だが、バリュエーション水準の大幅な上昇が期待しにくいだろう。類似の内外装品を中心とした自動車部品メーカーはPER1ケタ倍というケースが多い。セカンダリーでの流動性低下もやや気掛かり。

⇒Geolocation Technology<4018>のIPO情報はこちら!

 同社グループは、自社工場を持たずに技術力の高い中国国内工場に生産委託をしているファブレスメーカー。製品の企画開発、品質管理、納期管理、輸入、販売までの一貫した機能を有し、多様な市場ニーズや顧客ニーズに対してフレキシブルに対応できることが強み。

 前期実績で売上高の62.0%を占めるPB販売事業(プライベートブランド販売事業)は、主に自動車アフターパーツの製造・販売を行っている。サイドバイザーが主力製品で、フロアマットやナンバーフレームも取り扱う。

 同38.0%を占めるOEM/ODM事業は、顧客の要望する商品の製造を受託し同社が選定した工場で製品化する。現在は、主に国内玩具メーカー向けの電子玩具を手掛ける。同事業は第3~4四半期の売上高の割合が大きくなるという季節変動性があり、販売実績135社中上位10社の売上高依存度が79.3%と高い。前期末の有利子負債は総資産の64.3%。山田紀之社長はトヨタ系ディーラーの整備技術者として従事していたが、2002年に個人事業として創業。2018年、TOKYO PRO Marketに上場。

 業績面について、2021年11月期は売上高が前期比14.0%増の16.8億円、経常利益が同33.3%増の1.0億円と増収増益の見通しとなっている。セグメント別売上高は、PB事業が同17.1%増の10.7億円、OEM/ODM事業が同9.0%増の6.1億円。PB事業は営業基盤の拡大を進めており、OEM/ODM事業は人気キャラクター製品の引き合い・商談が堅調で、既にクリスマスシーズンに向けた大口受注も獲得しているという。

 想定仮条件水準の今期予想PERは7~8倍程度で、カーシート大手のトヨタ紡織<3116>テイ・エス テック<7313>並み。これまで配当を実施していなかったが、今期は1株当たり20.0円(上場記念配当5.0円含む)を予定。

 公開規模については1億円前後となる見込み。山田社長を中心とした役職員等が株主に名を連ねており、短期的に売り手となりそうな大株主は見当たらない。また、10月末から11月初めにかけてのIPO件数は多くないが、ジオロケのように個人投資家の取引参加意欲が高まるか見極めたい。

◆「フロンティア」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券[最短翌日に取引可能]
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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

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【2025年2月1日時点】


【2025年版】本気でIPO当選を狙うなら、真っ先に押さえておきたい!
IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
23社
52社
19社
52社
24社
47社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
397万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「キオクシアホールディングス」や「日本郵政グループ3社」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」も提供。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
【関連記事】
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◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
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◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
11社
76社
21社
91社
13社
89社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1367万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2024年は多少数が減ったものの全86社中76社と約88%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
SBI証券の公式サイトはこちら
※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2024年12月末時点。
【2025年2月1日時点】


【2025年版】数多くのIPO株に申し込める!
IPO[取扱銘柄数]の多いおすすめ証券会社

◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
54社
0社
61社
0社
65社
100%:1単元1票の平等抽選 1200万
【ポイント】
ここ数年、IPO取扱数は年々増加しており、2024年には54社と全証券会社のなかで第3位にランクインを果たした。楽天証券に配分されたIPO株は、基本的に100%が抽選に回されるのも個人投資家にはメリット。ただし、抽選方法は「1単元1票」なので、資金を用意して多くの単元数を申し込んだ人ほど有利になる。株の売買手数料が1日100万円までの取引なら手数料0円になったのものメリット大。IPO当選後に売る際の手数料もお得だ。2022年10月にみずほ証券と業務提携したことで、みずほ証券が引き受けるIPOの一部ついて楽天証券が販売委託するとしており、今後ますます取扱銘柄数が増えることが期待できる。
※口座数は2025年1月末時点
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◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
楽天証券の公式サイトはこちら
◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
55社
0社
70社
0社
55社
70%以上:1人1票の平等抽選 162万
【ポイント】
年々IPOの取扱数を増やしており、2024年には55社と全証券会社中で2番目に多くのIPOを取り扱った。事前入金なしにブックビルディング申し込み&抽選が受けられるので、手持ち資金の心配をすることなく手軽にIPOに申し込むことができるのは大きなメリット! ただし、抽選結果が「当選」となっても購入申込をしなかった場合などは、その後6カ月間、IPO・POの抽選対象外となるので注意しよう。 配分予定量の70%以上で「1人1票」の平等抽選が行われるので、限られた資金しかない個人投資家でも当選が期待できる。
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◆IPOの当選確率を上げるための「証券会社の選び方」と「申し込む優先順位」を解説! IPOの当選確率を上げるには「資金繰り」と「抽選配分」をチェックしよう!
◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」!
松井証券の公式サイトはこちら
マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
1社
50社
0社
53社
0社
61社
100%:1人1票の平等抽選 268万
【ポイント】
毎年多くのIPO銘柄を取り扱っており、2024年の取扱銘柄数は50社と全証券会社中で第5位にランクインした。マネックス証券に割り当てられたIPO株は、100%すべてが1人1票の平等抽選で配分される。取引実績や資金量に当選確率が左右されないのは、個人投資家にとっては大きな魅力だ。
【関連記事】
◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ!
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【IPOだけでなく「米国株」の銘柄数もトップクラス!】
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◆岡三オンライン ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
49社
0社
49社
0社
38社
10%以上:1人1票の平等抽選
90%以下:取引実績による優遇抽選
46万
【ポイント】
以前は独立したネット証券だったが、2022年1月からグループ会社の岡三証券と合併。基本的に岡三証券が主幹事・幹事証券に入ったIPO銘柄はすべて岡三オンラインでも取り扱う使うようだ。IPOには力を入れており、ここ数年は取扱銘柄数が急増している。また、割当の100%をネット投資家に配分するのも魅力。取引実績が多いほど優遇されるステージ制が導入されているが、全体の10%以上は取引実績によらず全員を対象とした抽選で割り振られる。買付資金は当選後に入金すればOKなので、資金余力を気にせず申し込めるのも大きなメリットだ。
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◆大和コネクト証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
37社
0社
44社
0社
42社
70%:1人1票の平等抽選
30%:優遇抽選
【ポイント】
大和証券グループのスマホ証券で、大和証券が幹事証券となっているIPO銘柄は基本的にすべて取り扱っている。全割当のうち100%すべてがネット配分で、そのうち70%が1人1票の平等抽選に配分されるのがメリット。また、優遇抽選の対象条件は「39歳以下」「NISA口座を開設済み」「信用取引口座を開設済み」「信用取引の建玉を保有」「投資信託を保有」の5つで、該当する項目が多いほど当選確率はアップする。どの優遇条件も比較的ハードルが低いのはメリットだ。
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◆岩井コスモ証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
35社
0社
42社
0社
37社
10%以上:1人1票の平等抽選 34万
【ポイント】
IPOの取り扱い銘柄数は2023年が42社、2024年が35社と大手証券会社に引けをとらない実績を持つため、IPO投資家であれば口座を持っておきたい証券会社のひとつ。入金のタイミングはブックビルディング後の購入申込期間。その後抽選が行われ、当選すれば約定・受渡となる。また、1人1票の平等抽選で、申し込み単元数は10単元まで。NISA口座でのIPO株の購入も可能。
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◆三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
20社
0社
26社
0社
23社
10%以上:1人1票の平等抽選 178万
【ポイント】
五大証券会社のひとつである「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は毎年複数のIPO銘柄で主幹事を受け持っているが売買手数料が高めなのがネック。しかし、同じグループ会社のネット証券「三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)」なら「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」が引き受けるIPO銘柄に申し込み可能(一部銘柄を除く)なうえ、売買手数料が安めなので使い勝手が良い。ちなみに複数単元を申し込んでも当選確率は変わらないので、資金量が少ない人でも不利にならない。なお、2025年2月1日から「三菱UFJ eスマート証券」に名称が変更される。
※2025年2月1日から名称変更。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2024年12月末時点。
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2024年には23社のIPOの主幹事を務めた
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