IPO株の攻略&裏ワザ情報!

2022年2月に新規上場した「IPO株」7銘柄の中で、
株価上昇に期待の2銘柄! 大手企業に導入実績がある
「エッジテクノロジー」、家事代行DXの「CaSy」に注目

2022年3月21日公開(2022年10月12日更新)
ザイ・オンライン編集部
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2022年2月に新規上場したIPO株7銘柄の中で、アナリストが「強気」と診断するのはエッジテクノロジー(4268)CaSy(9215)

ダイヤモンド・ザイ5月号の連載「10倍株を探せ!【IPO株】研究所」では、IPO株の専門家であるフィスコの小林大純さんが、2022年2月に新規上場した「IPO株」全7銘柄を「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で評価している。今回はその中で小林さんが注目している2銘柄を詳しく紹介!
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2月に新規上場した「IPO株」は全部で7銘柄!
相場が軟調な中で、今年最初のIPO株は公開価格割れスタートに!

 2022年2月の「IPO株(新規上場株)」は7銘柄。1月は上場がゼロだったため、2月3日に上場したRecovery International(9214)が今年1社目のIPOとなった。

 だが、このRecovery Internationalがいきなり公開価格割れに。さらに、2月4日上場のセイファート(9213)も公開価格割れスタートとなった。例年、その年の最初のIPOは“ご祝儀”もあって初値好調となる場合が多いので、異例の事態だ。それだけ厳しい相場だったということだろう。ちなみに、2月は上場中止も2社あり、市場環境の悪さを嫌った面が大きいと思われる。

 2月9日上場のライトワークス(4267)以降は、一転して堅調な初値を付けたが、これらも「短期志向のトレードで、需給主導で上がった銘柄が多い」と、フィスコの小林大純さんは指摘する。

 「上場済みの銘柄が不調なので、上がりやすいIPO株に物色が向かったにすぎません。実際、物色が一巡した後の株価は、大幅に下落している。状況はなお不安定なため、特にプライマリー投資(公募の当選狙い)では、上場日までの市場変動リスクに気をつけるべきです」(小林さん)

 1月以降のニュースでもう一つ、今後のIPO株投資を考えるうえで重要なものがある。公正取引委員会が1月28日に発表した報告書で、“公開価格の値付けが安すぎる。場合によっては独占禁止法違反の恐れもある”と表明したのだ。これを受けて、日本証券業協会も公開価格決定の手続きを改善する方針を示した。よって、今後は公開価格を引き上げる方向に向かう可能性が高い。小林さんは「投資家も意識を変えなければならない」と語る。

 「抽選に当たりさえすればIPO株は高い確率で儲かる、という考え方は通用しなくなると思ったほうがいい。より銘柄選別の目が必要になります。たとえば、増益の要因は何か、株価が翌期以降の業績をどこまで織込んでいるか。しっかり分析すれば、それでも十分、利益は取れます」(小林さん)
【※「IPO(新規公開株)」の最新情報はこちら!】
【IPO(新規公開株)スケジュール一覧(2021年)】IPOの申込日や幹事証券、注目度などの最新情報を随時更新中!

2022年2月の【IPO株】7銘柄を徹底診断!

上場日 公開価格 初値
(騰落率)
株価
(3/3)
PER
(PBR)
今後1年の
高値予想
(安値予想)
投資判断
3日  Recovery International(9214・東M)
3060円 2640円
(-13.7%)
1618円 16.0倍
(9.28倍)
2300円
(1200円)
中立
【分析コメント】在宅療養の訪問看護サービス。高齢化の進展で拠点拡大による成長に期待。ただ公開価格が強気だった。株価下落で割高感はなくなったが、当面は見直しの糸口をつかみにくい。
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4日  セイファート(9213・東J)
1120円 1030円
(-8.0%)
798円 4.4倍
(1.43倍)
1100円
(600円)
中立
【分析コメント】美容室向け人材サービス。21年12月期はコスト抑制などで大幅増益も、22年12月期は穏当な成長率。指標面で割安感はあるが、業績の加速を待ちたい。成長施策のアプリに注目。
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9日  ライトワークス(4267・東M)
2100円 3000円
(+42.9%)
2126円 48.7倍
(15.79倍)
3500円
(1600円)
強気
【分析コメント】企業向け学習・スキル・キャリア管理プラットフォーム。大企業の導入が多い点に注目したい。オンライン英会話も需要拡大。成長期待を織込んだ株価だが23年1月期の業績に期待。
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17日  エッジテクノロジー(4268・東M)
350円 694円
(+98.3%)
503円 48.2倍
(31.01倍)
900円
(350円)
強気
【分析コメント】業務改善・経営問題解決のためのAI実装支援やビッグデータ解析を手がける。働き方改革で業務効率化の機運が高まり需要が増加。業績は急成長中で今後も期待が持てる。
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22日  CaSy(9215・東M)
1350円 2001円
(+48.2%)
1362円 38.5倍
(49.56倍)
2000円
(900円)
強気
【分析コメント】家事代行サービスのマッチングを手がける。事業規模こそまだ大きくないが、時流に乗るビジネスで注目。23年11月期の業績を視野に入れれば、株価上昇は十分期待できそう。
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24日  BeeX(4270・東M)
1600円 3750円
(+134.4%)
3440円 59.9倍
(8.83倍)
5000円
(2000円)
中立
【分析コメント】クラウド化支援や保守・運用、クラウドアプリ開発。22年2月期は前期の大型案件の反動などで減益予想。クラウド化の流れから先行きへの期待は強いが、株価に過熱感がある。
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25日  マーキュリーリアルテックイノベーター(5025・東M)
1270円 1355円
(+6.7%)
975円 22.0倍
(9.10倍)
1300円
(650円)
中立
【分析コメント】不動産ビッグデータを活用したSaaS型マーケティングシステム。業界のDXが追い風だが、22年2月期の大幅増益は販管費抑制が主因。中古向け拡大で成長に弾みがつくか注視。
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※データは2022年3月3日時点。

アナリストが特に注目する「2月のIPO株」2銘柄を詳しく分析!
「エッジテクノロジー」と「CaSy」をチェック!

 ここからは、2月に新規上場した7銘柄の中でも小林さんが「高い確度で業績拡大に期待が持てる」という2銘柄について紹介していこう。

 まずは、AIで企業の”困りごと”を解決するエッジテクノロジー(4268)だ。

 エッジテクノロジーは、作業の自動化、売上や需要の予測など、AIを活用した業務改善、経営問題解決を支援する事業を展開。顧客の業務分析からAI実装・運用まで一貫して行う。フリーランス人材を活用している点も特徴だ。

 コロナ禍の影響を受ける場面もあったが、2022年4月期は大幅な増収増益の予想。IT人材の逼迫からか、売上原価の増加が大きいが、売上の急伸でこなしている。上場後の株価下落で、過熱感も徐々に薄くなってきた。すでにAI企業に目新しさがなくなってきたとの声もあるが、同社はサントリー酒類、三井不動産、ホンダといった多くの大企業に導入実績があり、将来性は高い。

 次に紹介するのは”家事代行DX”の先駆者・CaSy(9215)だ。

 CaSyは家事代行を必要とする顧客と、サービスを実施するスタッフをマッチングするプラットフォームを運営。依頼から支払いまでアプリやウェブで完了する。アプリ等は独自に開発。以前から、たびたびメディアに取り上げられるなど、注目度は高かった。公開価格の1.5倍で売却制限が解除される、上場前株主の保有株が多い点には注意が必要だが、2022年11月期に黒字転換の見込みで、今後の利益拡大が期待される。

 在宅時間の増加で家事負担の軽減ニーズが高まり、顧客登録数は順調に増加している。社会変化で共働きや単身世帯が増えていることも追い風と言えるだろう。現在9都府県でサービスを提供しているが、エリア拡大による成長も期待できそうだ。
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2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
341万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1169万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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