第1回では、"独身者は案外お金が貯めにくく、老後資金も高くつく場合が多い"という話を紹介した。だが、それでも教育費などの大きな出費がないという点で、独身者には資産形成を考える上でのメリットがある。しかしながら、実際にはその有利さを活かせず、定年までに十分貯蓄できない独身者も大勢いる。また「お金がなくて結婚できないんだから、マネープランを考える余裕なんてない!」という人もいるだろう。そこで第2回は、独身者向けのマネープランのイメージを、年収400万円のモデルケースで紹介していこう。
世帯年収を簡単に増やせないから独身者は辛い
一般的に「一生のマネープラン」を考える際には、社会に出てから定年するまでに経験するであろう「結婚」「出産・育児」「子どもの進学」「マイホームの購入」「老後資金の準備」などの支出にどう備えるかが中心になる。
だが独身者の場合は、結婚や子どもに関連する出費がないため、マネープランの中心になるのは「マイホームの購入」と「老後資金の準備」くらいだ。この2点は、収入が多い人ならば”独り身で余裕があるからと甘く見ないで、きちんと貯めておきましょう”ということで解決してしまう。問題は、近年の未婚理由として増えてきた「お金がなくて結婚できない」という場合だ。
現在、サラリーマンの年収400万円が”当たり前”になっているものの、実際に家を買ったり、老後資金の数千万円を貯めるにはとても厳しい水準。年収400万円でファミリー世帯の場合、出費のかさむライフイベントをこなしつつ、老後に備えなければならないため、もちろんやりくりは大変だ。だがそれでも、夫の収入が少なければ妻も働いて「世帯収入を増やす」という手がある。
ところが独身者は稼ぎ口を増やすことが出来ないため、収入を劇的にアップさせることが難しい。
では、年収400万円の独身者が「老後も生活苦にならずに逃げ切れるマネープラン」とは、どんなものなのだろうか?
ファイナンシャル・プランナーの八ツ井慶子さんは「厳しいプランになりますが、やれないことはありません。ただ、(1)住居費を抑える(2)毎月必ず貯金する(3)贅沢はあまりできない、ということが前提になります」
そしてその中で、少しでも"有利な条件"を手にしておくことが大事だという。
「同じ年収400万円でも、非正規社員より正社員のほうが退職金をアテにできたり、年金額が多く受け取れるという利点があります。また、独身者の場合、実家に住んでいる人もいるも多いと思います。住居費を抑えるために、実家をアテにできることは大きなメリットです。つまり、"雇用形態"と"家"でどれだけ有利な条件を手にできるかがポイントになってくるのです」
「年収400万円・独身」で"老後が逃げ切れる"マネープランとは?
では、年収400万円やそれよりやや少なめの年収の場合、独身者が老後の生活に困らないマネープランとはどんなものなのか? 八ツ井さんにシミュレーションしてもらった。
プランは、80歳までをメドとして、毎年の収入、支出、貯蓄額の3つを考えていく。独身者の特徴は、結婚、教育関連の大きな出費がないので基本的に貯蓄は60歳まで一直線に右肩上がりに増えていくこと。
家を買う場合は、60歳前の貯蓄がいったんグッと減る部分が出てくるが、その分、60歳以降で貯蓄を取り崩すペースが緩やかになり、老後資金に余裕が出る。一方、賃貸の場合は、60歳以降も毎月の家賃が発生するので老後資金を取り崩すペースは速い。ただ、家を買っていない分を60歳までに貯金に回せるはずなので、準備できる老後資金そのものが多くなる。(「独身者は家をどうすべきか」については当特集第4回でさらに詳しく!)
このキャッシュフローに沿って、年収400万円を前提に80歳まで貯蓄が尽きることなく「逃げ切れる」ように金額を当てはめていった場合、住居費や生活費、貯蓄額はどのような金額になるか。正社員の場合、非正規社員の場合、また、家を買った場合、実家の場合などいくつかのケースについて、具体的に見て行こう。
モデルケース(1)
年収400万円・正社員で賃貸暮らしのAさん
まずは、【正社員・賃貸暮らしのAさん】の場合。Aさんの収入・貯蓄状況とキャッシュフローは以下の通り。
■収入
*年収:400万円(60歳まで。61~65歳は再雇用でその半分。66~70歳はバイトで月5万円程度)
■支出
*家賃:7万円/月
*生活費:10万円/月
*保険料:約3000円/月
*貯蓄額:5~7万円/月
*贅沢費(家財買い替え、旅行など):約30~40万円/年
■34歳時点での貯蓄額:400万円
■60歳で退職金を700万円受け取るものとする。

年収400万円で、家賃を7万円程度に抑え、生活費を10万円にして、そのほかに貯金もしたパターン。この場合、毎月5~7万円程度をコツコツ貯蓄し続けたおかげで、60歳時、退職金以外に2000万円強の貯金があり、退職金を合わせて約2900万円に。
年金受給は65歳からで、60~65歳は同じ会社で半分程度の給与で働き、66~70歳までは月5万円程度のアルバイト収入を得る前提としているが、老後も現役時代と同水準の支出が続く生活にもかかわらず70代半ばになっても、1000万円程度貯蓄を残すことができている。八ツ井さんは、次のように話す。
「Aさんはずっと賃貸暮らしで家を買っていないため、キャッシュフローは60歳の定年まで一本調子の右肩上がり。着実な貯蓄と60歳のときに受け取った退職金で、老後の生活費や医療費などを用意することができると予想できます。
ここで大事なのは、年収400万円台という決して高くない収入をしっかり自覚して、贅沢をせずに、毎月きちんと貯金をしていたこと。また、正社員であるため、60~65歳にある程度の収入が得られることも効いています。ですが、決してラクな生活とは言えません。逆に言えば、年収400万円なら、このくらいの水準で生活しつづけることを覚悟しないと、老後も家賃を支払い続ける貯蓄はできないともいえます」
モデルケース(2)
年収400万円・正社員でマイホーム購入のBさん
続いて、【正社員・マイホーム購入のBさん】の場合。Bさんの条件と、キャッシュフローは以下の通り。
■収入
*年収:400万円(60歳まで。61~65歳は再雇用でその半分)
■支出
*住居費:家購入前は月7万円の賃貸。45歳のとき、自己資金500万円+借入金額1300万円(諸経費込みで1800万円)で住宅を購入(ローン借入期間は25年、金利は全期間固定3%)。毎月の返済金額は7万4000円。
*生活費:10万円/月
*保険料:約3000円/月
*貯蓄額:5~7万円/月
*贅沢費(家財買い替え、旅行など):約30~40万円/年
■34歳時点での貯蓄額:400万円
■60歳で退職金を700万円受け取るものとする。

Bさんは家を買っているために、貯蓄が大きく減っている時期がある。だが、退職金が出た時点でローンを繰り上げで完済しているため、老後の住居費が大幅に減り、貯蓄の取り崩しのペースがゆるやかになっているのが特徴。そのため賃貸派のAさんは66~70歳まで毎月5万円程度のアルバイトで収入を増やしているが、持ち家のBさんは年金受給と同時に仕事を辞めている。
「家を買うことには良し悪しがあるものの、単純に老後の貯蓄の減り方が少なくなるという意味では、心理的にラクになれるでしょう。ただし、80歳時点での貯蓄残高は、賃貸派のAさんと大きな差はつきません。
Bさんが老後に困っていないのは、Aさん同様、現役時代に生活費を10万円程度に収めていることが主な要因ですが、高すぎる家を買わなかったおかげで、定年まで無理なく貯蓄できたことも大きいです。Bさんの毎月の住宅ローンの返済額は、家購入前の家賃と変らない程度。それに加えて、正社員であったために退職金が出て、年金生活に入る前に住宅ローンを完済できたこともポイントです」(同)
正社員のパターンが続いたが、最近増えている非正規社員の独身者はどのようなモデルなら、老後も預貯金が尽きることなくいけるのか? 正社員のA、Bさんより年収が少ない【非正規社員・実家暮らしのCさん】のケースで見てみよう。
モデルケース(3)
年収250万円・非正規社員で実家暮らしのCさん
■収入
*年収:250万円(60歳まで。61~70歳までアルバイトでその半分)
■支出
*住居費:親に支払い2万円/月(※親の没後は固定資産税として年10万円負担)
*生活費:10万円/月
*保険料:約3000円/月
*貯蓄額:4万円/月
*贅沢費(家財買い替え、旅行など):なし
■34歳時点での貯蓄額:50万円
■退職金なし

非正規社員の特徴は、正社員に比べると平均的に給料が低いことと、原則として退職金が出ないことだ。そのため、正社員のように、退職金を受け取る60歳時点で貯蓄が急増することはない。また、現役時代に貯蓄できる金額も、必然的に少なくなりがちなので、老後資金がどうしても不足しやすくなる。
だが、Cさんのように実家暮らしであれば、住居費にさして資金を割かなくて済むため、年収250万円であっても老後資金の貯蓄もある程度可能。
「Cさんの場合、"自分が65歳のときに親が亡くなり、資産として家を相続している設定"になっています。
老後に貯蓄を残せているのは、住居費をほとんど負担せずに済んだ、つまり、親のおかげも大きいわけですが、本人の倹約も必要。Cさんは先の例に出てきた正社員のAさん、Bさんと違い、『その他年間支出35万円』といういわゆる"ご褒美的な贅沢費"を拠出していません。現役時代に、わざわざ贅沢費は確保しないけれど、月の生活費10万円、つまり年間120万円をやりくりして贅沢したい部分に充てているわけです。
実家住まいで、月10万円の生活費で生活していけば、年収250万円でも、老後も80歳までは年金をもらいながら貯金が尽きることなく生活できる、という計算になります。ただ、正社員のAさん、Bさんとは年金受給額が年間約30万円違ってしまうため、60歳以降も70歳まではアルバイトを頑張る必要があります」(八ツ井さん)
いくら正社員であっても、高い家を買う、高い家賃を支払うなどしたうえ、さらに貯蓄の努力をしなければもちろん老後の資金は足りなくなる。本人のお金の使い方に問題があったならそれも仕方ないが、次の【非正規社員・賃貸暮らしのDさん】の場合、状況は少し深刻だ。
モデルケース(4)
年収300万円・非正規社員で賃貸暮らしのDさん
■収入
*年収:300万円(60歳まで。61~73歳にアルバイトでその半分)
■支出
*家賃:5万円/月
*生活費:10万円/月
*保険料:約3000円/月
*貯蓄額:4万円/月
*贅沢費(家財買い替え、旅行など):なし
■34歳時点での貯蓄額:50万円
■退職金なし

Dさんは、非正規社員とはいえ前出のCさんより収入が多く、毎月貯蓄も実施。家賃を5万円に抑えて、しっかり切り詰めている。それでも、73歳まで働かないと80歳まで老後資金はもたないことに。
「Dさんは元々の給与がそれほど多くない上に、非正規社員なので退職金がないにもかかわらず、老後も家賃を支払い続けなければならないので相当厳しいです。これ以上出費を削るのは難しければ、収入を増やすしか手立てはありません。70歳を過ぎて高齢になってもできる限りは仕事をするべきでしょう。
ですから、健康で機会さえあれば、いくらでも働いたほうがいいですし、そうすれば老後資金の目減りの速度を遅くすることもできます」(八ツ井さん)
つまり、「正社員である」もしくは「実家に住める」が重要なポイント
八ツ井さんにシミュレーションしてもらった例は、住居費は抑え目にして、毎月の生活費を10万円、貯蓄を4~7万円としている。月の生活費10万円というのは独身者なら余裕のある額とも言えるので、そこをもう少し切り詰めて貯蓄に回すなどして老後資金を増やしていくことは可能だろう。だが、いずれにしても、独り身とはいえ、贅沢できないことは覚悟していく必要がありそうだ。
また、これらの例はあくまで健康に過ごし、60歳を過ぎても一定期間は年金以外に収入を得られるケース。病気になって働けなくなったり、高齢になってから施設に入ることを想定すれば貯蓄額はもっと必要になるため、毎月の生活費10万円をさらに切り詰めて貯蓄額を増やしたり、あるいは年収自体を上げなくてはならない。
今回のシミュレーションでわかったことは、年収400万円・独身者の場合、(1)世帯年収を簡単に増やせないため(働き手が1人しかいないため)正社員であることが非常に重要であること、(2)ただし、非正規社員であっても実家を活用して住居費を抑えられるのなら老後も乗り切れる可能性が高い、ということ。逆に言えば、「非正規社員で賃貸住まい」というケースはかなり厳しいと覚悟する必要がある、ということだ。
次回は、あなた自身が老後のためにいくら準備すればいいか、正しく見定める方法を紹介していこう。
(取材・文/元山夏香)
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
【2025年4月1日時点】 【証券会社おすすめ比較】 手数料、取引ツールetc.で総合比較! おすすめネット証券はココだ! |
||||||
株式売買手数料(税込) | 投資信託 | 外国株 | ||||
1約定ごと | 1日定額 | |||||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
すべて0円 | 2563本 | ○ 米国、中国 、アセアン |
||||
【楽天証券のおすすめポイント】 国内株式の現物取引と信用取引の売買手数料が完全無料(0円)! 株の売買コストについては、同じく売買手数料無料を打ち出したSBI証券と並んで業界最安レベルとなった。また、投信積立のときに楽天カード(一般カード/ゴールド/プラチナ/ブラック)で決済すると0.5〜2%分、楽天キャッシュで決済すると0.5%分の楽天ポイントが付与されるうえ、投資信託の残高が一定の金額を超えるごとにポイントが貯まるので、長期的に積立投資を考えている人にはおすすめだろう。貯まった楽天ポイントは、国内現物株式や投資信託の購入にも利用できる。また、取引から情報収集、入出金までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経テレコン(楽天証券版)を利用することができるのも便利。さらに、投資信託数が2500本以上と多く、米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、金の積立投資もできるので、長期的な分散投資がしやすいのも便利だ。2024年の「J.D. パワー個人資産運用顧客満足度調査<ネット証券部門>」では総合1位を受賞。 |
||||||
【関連記事】 ◆【楽天証券の特徴とおすすめポイントを解説!】売買手数料が安く、初心者にもおすすめの証券会社! 取引や投資信託の保有で「楽天ポイント」を貯めよう ◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実 |
||||||
【楽天カードを活用すれば、投資しながら楽天ポイントもゲット!】 | ||||||
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
すべて0円 ※取引報告書などを「電子交付」に設定している場合 |
2612本 | ○ 米国、中国、 韓国、ロシア 、アセアン |
||||
【SBI証券のおすすめポイント】 ネット証券最大手のひとつ。国内株式の売買手数料を完全無料化! 取引報告書などを電子交付するだけで、現物取引、信用取引に加え、単元未満株の売買手数料まで0円になるので、売買コストに関しては圧倒的にお得な証券会社と言える。投資信託の数が業界トップクラスなうえ100円以上1円単位で買えるので、投資初心者でも気軽に始められる。さらに、IPOの取扱い数は大手証券会社を抜いてトップ。PTS取引も利用可能で、一般的な取引所より有利な価格で株取引できる場合もある。海外株式は米国株、中国株のほか、アセアン株も取り扱うなど、とにかく商品の種類が豊富だ。米国株の売買手数料が最低0米ドルから取引可能になのも魅力。低コストで幅広い金融商品に投資したい人には、必須の証券会社と言えるだろう。2024年は「JCSI(日本版顧客満足度指数)調査」の「証券業種」で1位を獲得。また口座開設サポートデスクが土日も営業しているのも、初心者には嬉しいポイントだ。 |
||||||
【SBI証券の関連記事】 ◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実 ◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」! |
||||||
◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 1890本 | ○ 米国 |
|
【松井証券のおすすめポイント】 1日定額制プランしかないものの1日の約定金額の合計が50万円以下であれば売買手数料が無料という手数料体系は非常に魅力的。また、25歳以下なら現物・信用ともに国内株の売買手数料が完全無料! 資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。その使い勝手は、チャート形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」を愛用している株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判を押す。また、デイトレード限定で手数料が無料、金利・貸株料が0%になる「一日信用取引」や手数料が激安になる「一日先物取引」など、専業デイトレーダーにとって利便性の高いサービスも充実している。「J.D.パワー2024年カスタマーセンターサポート満足度調査<金融業界編>」では、ネット証券部門で1位を受賞した。 ※ 株式売買手数料に1約定ごとのプランがないので、1日定額制プランを掲載。 |
||||||
【関連記事】 ◆【松井証券のおすすめポイントは?】1日50万円以下の株取引は手数料0円(無料)! その他の無料サービスと個性派投資情報も紹介 ◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」! |
||||||
1約定ごと(税込) | 1日定額(税込) | 投資信託 ※1 |
外国株 | |||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
99円 | 115円 | 275円 | 550円/日 | 1808本 | ○ 米国、中国 |
|
【マネックス証券のおすすめポイント】 日本株の取引や銘柄分析に役立つツールが揃っているのがメリット。中でも、多彩な注文方法や板発注が可能な「マネックストレーダー」や、重要な業績を過去10期以上に渡ってグラフ表示できる「マネックス銘柄スカウター」はぜひ利用したい。「ワン株」という株を1株から売買できるサービスもあるので、株初心者はそこから始めてみるのもいいだろう。また、外国株の銘柄数の多さも魅力で、約5100銘柄の米国株や約2650銘柄の中国株を売買できる。「dカード」「マネックスカード」などの提携クレカで投資信託を積み立てると最大3.1%のポイント還元。さらに、投資信託の保有金額に対し、最大0.26%分(年率)のマネックスポイントが付与されるのもお得だ。なお、2023年10月にNTTドコモと業務提携を発表しており、2024年7月からは「dカード」による投資信託のクレカ積立などのサービスが始まった。 |
||||||
【関連記事】 ◆NISAのクレジットカード積立は「dカード積立」がおすすめ! ポイント還元率は業界トップクラスの1.1%で、「dカード GOLD」ならお得な付帯サービスも満載 ◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル! ◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ! |
||||||
【人気の「米国株」の銘柄数がトップクラス!】 | ||||||
◆三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券) ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 1853本 | ○ 米国 |
|
【三菱UFJ eスマート証券のおすすめポイント】 MUFGグループが出資するネット証券で、SB証券や楽天証券などと並んで5大ネット証券のひとつ。日本株は、1日定額制なら1日100万円の取引まで売買手数料が無料(0円)!「逆指値」や「トレーリングストップ」などの自動売買機能が充実していることも特徴のひとつ。あらかじめ設定しておけば自動的に購入や利益確定、損切りができるので、日中に値動きを見られないサラリーマン投資家には便利だ。板発注機能装備の本格派のトレードツール「kabuステーション」も人気が高い。その日盛り上がりそうな銘柄を予測する「リアルタイム株価予測」など、デイトレードでも活用できる便利な機能を備えている。投資信託だけではなく「プチ株(単元未満株)」の積立も可能。月500円から株を積み立てられるので、資金の少ない株初心者にはおすすめだ。「J.D.パワー 2024年カスタマーセンターサポート満足度調査<金融業界編>」において、ネット証券部門で2年連続第1位となった。 |
||||||
【関連記事】 ◆【三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)のおすすめポイントを解説】NISA口座なら日本株と米国株の売買手数料が無料で、クレカ積立の還元率はネット証券トップクラス ◆auカブコム証券の新アプリで「スマホ投資」が進化! 株初心者でもサクサク使える「シンプルな操作性」と、投資に必要な「充実の情報量」を両立できた秘密とは? ◆au PAY カード」で積立投資すると最大5%のPontaポイントがたまる! NISAも対象なので、これから投資を始める人にもおすすめ |
||||||
◆GMOクリック証券 ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 112本 | ○ (CFD) |
|
【GMOクリック証券のおすすめポイント】 1日100万円まで取引は売買手数料無料! 1約定ごとプランの売買手数料も最安レベルで、コストにうるさい株主優待名人・桐谷広人さんも利用しているとか。信用取引の売買手数料と買方金利・貸株料も最安値レベルで、一般信用売りも可能だ! 近年は、各種ツールや投資情報の充実度もアップ。米国株の情報では、瞬時にAIが翻訳する英語ニュースやグラフ化された決算情報などが提供されており、米国株CFDの取引に役立つ。商品の品揃えは、株式、FXのほか、外国債券やCFDまである充実ぶり。CFDでは、各国の株価指数のほか、原油や金などの商品、外国株など多彩な取引が可能。この1社でほぼすべての投資対象をカバーできると言っても過言ではないだろう。なお、国内店頭CFDについては、2023年末まで10年連続で取引高シェア1位を継続。頻繁に売買しない初心者やサラリーマン投資家はもちろん、信用取引やCFDなどのレバレッジ取引も活用する専業デイトレーダーまで、幅広い投資家におすすめ! |
||||||
【関連記事】 ◆GMOクリック証券が“業界最安値水準”の売買手数料を維持できる2つの理由とは? 機能充実の新アプリのリリースで、スマホでもPCに負けない投資環境を実現! ◆「株主優待のタダ取り(クロス取引)」で得するなら、GMOクリック証券がおすすめ! 一般信用の「売建」を使って、ノーリスクで優待をゲットする方法を解説! ◆GMOクリック証券を「無料」で利用する裏ワザとは? グループ会社の株主優待を効率よく利用することで、1年間に「最大375回分」の売買手数料が0円に! ◆億トレーダーが初心者におすすめの証券会社を紹介! NISA口座の売買手数料無料のSBI証券と、株主優待で売買手数料が無料になるGMOクリック証券がおすすめ |
||||||
1約定ごと(税込) | 1日定額(税込) | 投資信託 ※1 |
外国株 | |||
10万円 | 20万円 | 50万円 | 50万円 | |||
◆SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券) ⇒詳細情報ページへ | ||||||
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円 (1日定額) |
0円/日 | 49本 | ○ (米国株CFD) |
|
【SBIネオトレード証券のおすすめポイント】 以前はライブスター証券だったが、2021年1月から現在の名称に。売買手数料を見ると、1日定額プランなら1日100万円まで無料。1日100万円超の価格帯でも大手ネット証券より割安だ。そのうえ信用取引の売買手数料が完全無料と、すべての手数料プランにおいてトップレベルの安さを誇る。そのお得さは株主優待名人・桐谷さんのお墨付き。取引ツール「NEOTRADER」のPC版は板情報を利用した高速発注や特殊注文、多彩な気配情報、チャート表示などオールインワンの高機能ツールに仕上がっている。また「NEOTRADER」のスマホアプリ版もリリースされた。低コストで日本株(現物・信用)をアクティブにトレードしたい人におすすめ。また、売買頻度の少ない初心者や中長期の投資家にとっても、新NISA対応や低コストな個性派投資信託の取り扱いがあり、おすすめの証券会社と言える。 |
||||||
【関連記事】 ◆【ネット証券おすすめ比較】株の売買手数料を比較したらあのネット証券会社が安かった! ◆株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券は? 手数料、使い勝手で口座を使い分けるのが桐谷流! |
||||||
【積極的に売買する短期トレーダーに人気!】 | ||||||
※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。 |

【SBI証券×ザイ・オンライン】タイアップ企画
新規口座開設+条件クリアした人全員に
現金2000円プレゼント!⇒関連記事はこちら
お得な限定キャンペーン! | もれなく2500円プレゼント | 株の売買手数料がお得! |
---|---|---|
SBI証券 新規口座開設+条件クリアで もれなく2000円プレゼント! |
岡三オンライン証券 1日定額プランで 手数料を大幅値下げ! |
松井証券 1日50万円までの取引 なら売買手数料0円! |
ネット証券最大手で、ザイ・オンラインでも人気NO.1⇒関連記事 | 2017年の秋からIPO取扱数がトップクラスに!⇒関連記事 | 優待名人・桐谷さんも「便利でよく使う」とおすすめ⇒ 関連記事 |