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株、FX、商品……最も効率的な投資先は?アベノミクス本格稼働を控えて緊急チェック!価格上昇率100%以上の株が同12%の商品先物に負けるワケ

2013年2月27日公開(2025年5月29日更新)
商品デリバティブ投資研究会
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脱デフレを目指す大胆な経済・金融政策、アベノミクスはこれからが本番。予算が通り、これから具体的な政策が実行されれば、今の水準よりはるかに高いレベルで円安・株高が進むはず。言い換えれば、今から投資を始めても十分に高いリターンを得られるのです。では何に投資すべきでしょうか? リターンの高さはもちろん、少ないお金で投資できる=資金を効率的に運用できるかどうかも考えたいところです。そこで、昨年末から上昇している株やFX、さらには株価指数、金先物といった投資商品のパフォーマンスを調べ、それぞれの投資効率を探ってみました。

円安・株高をもたらしたアベノミクスの正体とは?

 昨年暮れから急激に進んだ円安、株高を味方につけ、投資資産を短期間で大きく増やした投資家が数多く誕生しています。

 昨年の11月中旬、米ドル/円相場では1米ドル約79円の水準で取引されていました。しかし、3か月後の2月中旬には1米ドルが94円台となり、大きく円安に振れています。FX取引で、米ドルに限らず外国通貨の買いポジションをとった投資家は大きな収益を得たことでしょう。

米ドル/円(USD/JPY) 2012年10月26日~13年2月26日・日足 チャート:セントラル短資FX さらに詳しい為替チャートはザイFX!

 この円安を受けて株式市場も大きな上昇を見せています。11月中旬に8600円だった日経平均は2月中旬には約1万1500円と、わずか3か月間で3000円近くも上昇したのです。

日経平均株価 2012年11月26日~13年2月26日・日足 チャート:株マップ.com

 真っ先に恩恵を受けたのは外需関連株です。中には2倍以上に値を伸ばした銘柄もありますから、そうした銘柄を買っていた投資家は、やはり相応の利益を手にしているはずです。

 今回の株高の引き金は急激な円安です。その意味で両者は不可分な関係にありますが、そうした状況を惹起したのは自民党・安倍政権が提唱した経済政策、いわゆるアベノミクスであることは疑う余地もありません。

昨年末からのアベノミクス期待で最も得した投資先は?

 さて、ここからが本題ですが、こうしたアベノミクスへの期待に対して、株やFX、あるいは指数取引、商品先物といった投資商品はどのように反応したのでしょうか? それぞれの投資に関して、数字を拾ってみましょう。2012年11月14日とおよそ3か月後の2013年2月12日の動向を比較しました。下の表をご参照ください。

※商品デリバティブ投資研究会調べ。取引量:株は株数、FXは通貨量、指数先物と商品先物は取引枚数。各取引とも手数料は割愛。利益は概算。想定証拠金は一例で取り扱い会社によって異なる。

 まずは現物株です。この間に100%を超える上昇率を示したのはマツダ(7261)大平洋金属(5541)NTN(6472)シャープ(6753)の4銘柄。

 飛びぬけたのは自動車メーカーのマツダで、1株あたりの価格は107円から273円へとおよそ1.5倍になりました。ステンレス鋼の原料となるフェロニッケル(鉄とニッケルの合金)の専業メーカーで世界3位の大平洋金属(5541)は247円から514円へ、ベアリング大手のNTN(6472)は131円から266円へ、家電のシャープ(6753)は163円から328円といった具合です。

 では100万円を元手に、これらの銘柄を購入した場合を考えてみましょう。上昇率が最も高かったマツダは1単元が1000株ですから107円×1000株=10万7000円となり、100万円の元手なら9000株が購入できたはずです。これを1株273円で売り抜ければ、元手を差し引いて約149万円の利益を手にすることができる計算です。同様に大平洋金属(5541)NTN(6472)シャープ(6753)はそれぞれ約100万円の利益となります(以下、取引手数料は割愛)。

FXや株価指数先物ならさらに高パフォーマンス

 では、FXならどうだったでしょうか。

 証拠金取引のひとつであるFXでは、価格変動の結果生じる差額のやり取りで取引を終えることを前提としているため、取引総額の一部を証拠金(担保)として預ければいいので、資金効率が優れています。

 例えば、米ドルなら約4万円の証拠金で1万ドル相当の取引が一般的で、100万円あれば25万ドル相当の取引が可能になります。

 少額の投資で大きな取引ができるのは、レバレッジのおかげです。

 取引総額を証拠金額で割って求めるレバレッジは、FXでは最高25倍と定められています。したがって、1米ドルが80円から94円までの円安になった時に25万ドルの取引に対して1米ドルあたりの価格差14円の利益が生じるのですから、収益は(14円×25万)-元手100万円=250万円となる計算です。

 実は米ドル/円の上昇率は約18%で、先のマツダなどの個別株の上昇率にくらべてかなり低いのですが、同じ100万円を投資しても得られるリターンはマツダの場合の約1.7倍にもなります。

 これがFXのレバレッジ効果で、売買代金の総額がそのまま投資資金として必要な(つまりレバレッジがかかっていない)現物株取引との大きな違いなのです。

 FXと同じく証拠金取引である指数先物(日経平均先物)ではどうでしょうか? ある証券会社が提示していた11月14日時点の日経平均先物1枚の証拠金は39万円でした。レバレッジはおよそ28倍です。100万円ならば2枚の取引ができます。

 レバレッジは約28倍。価格差が2705円だと、100万円の元手で441万円(2705円×1万倍×2枚)あまりの利益になります。FXよりも高いですね。

商品先物取引の資金効率は指数先物やFXを凌ぐ

 最後に商品先物取引、今回は金の先物取引を調べてみました。

 2012年11月14日から13年2月12日の間で金価格は1グラムあたり4436円から4987円へと上昇しています。円建ての金価格が5000円に迫るのは実に30数年ぶりのことで大いに話題になりました。ただ、上昇率は12%と、マツダ(7261)大平洋金属(5541)などの株にははるかに及ばず、株価指数先物やFXよりも低い数字でした。

 さて、11月14日時点で、ある商品先物会社が提示していた金先物取引の証拠金は1枚(1000グラム)あたり10万円。レバレッジは約44倍です。100万円の資金があれば10枚の取引ができます。価格差が4987円-4436円=551円なら、100万円の元手で得られる利益は451万円(551円×1000倍×10枚)になります。これは個別株やFX、株価指数先物を上回る金額です。

 さらに注目していただきたいのは、比較した投資商品の中で最も高い利益が、最も低い価格上昇率のもとで実現できたことです。わずかな値動きでも大きなリターンが稼げる。それが商品先物取引なのです。

 脱デフレを目指す大胆な金融政策を含むアベノミクスはまだ動き出したばかり。投資効果を享受するなら、レバレッジを効かせた投資効率のよい商品先物取引を候補に考えてみるべきでしょう。

 もちろん、投資には必ずリスクがありますし、レバレッジが高いということはそれだけ損失のリスクも高まる可能性があります。

 ただ、昨今の商品先物取引ではリスクを限定させて高リターンを目指すスマートCXのような取引形態も用意されていますし、投資家保護のためのさまざまな仕組みも整備されています。

 株やFXよりも資金効率が高く、しかもリスク管理もしっかり整備されている商品先物取引を選択肢に加えて賢い投資活動を行ってみてはいかがでしょうか?

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