2020年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」を発表!
「ふるさと納税」で「お米」の返礼品をお得にもらおう!
「お米」は、日本人の食生活に欠かせない食材。毎日食べるものだからこそ、おいしいお米をお得にゲットしたいところだ。
そこでおすすめしたいのが「ふるさと納税」を活用すること。お米は「ふるさと納税」の返礼品の中でも人気が高く、全国のほとんどの自治体がお米の返礼品を用意している。しかし、返礼品の数が多いからこそ、本当にお得なものを見極めるのはなかなか大変だ。
そこで、ザイ・オンライン編集部では「ふるさと納税」で「お米」がもらえる自治体を徹底的にリサーチ。調査対象は“寄付金額1万円以下”の気軽に申し込める返礼品に絞り、“1万円換算でどれだけ多くのお米がもらえるか”というコストパフォーマンスを基準にランキングにした。
なお、現在は「返礼品の還元率を寄付金額の3割以下に抑えなかった自治体は、ふるさと納税の控除対象から除外する」といった規定が厳格化されているが、今回紹介する自治体は、すべて「ふるさと納税」の控除対象になっているので安心してほしい。
【※関連記事はこちら!】
⇒「ふるさと納税」は新制度の導入でどう変わったのか?還元率が30%以上&地元産品以外の「返礼品」は禁止でも、“やらなきゃ損する”お得な制度に変わりなし!
それでは、さっそく、2020年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」を発表しよう。このランキングを参考にして、ぜひ、2020年も「ふるさと納税」をフル活用してほしい。
【同率1位】1万円の寄付でお米12kg!
ふっくらしていてモチモチした食感が特徴の
「いすみ米ふさこがね12kg」がもらえる「千葉県いすみ市」!
2020年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」第1位は、1万円の寄付でお米12kgがもらえる4自治体が同率で並んだ。その同率1位の4自治体の中から、まずは「千葉県いすみ市」を紹介しよう。
2005年に「夷隅町(いすみまち)」「大原町」「岬町」が合併して誕生した「いすみ市」は、温暖な気候に恵まれていることから、お米の栽培が盛んな地域。特に「いすみ市」の「国吉」という地域で作られていたお米は、皇室献上米になるほど高品質だったことで知られており、現在もそのブランドは「いすみ米」として受け継がれているそうだ。
そんな「いすみ市」に1万円を寄付すると「いすみ米ふさこがね12kg」がもらえる。この「ふさこがね」は千葉県の独自品種で、ふっくらとした炊き上がりとモチモチの食感が特徴とのこと。そんな「ふさこがね」をお得に味わってみたい人は「いすみ市」への寄付を検討してみよう。
なお、本記事の最後には「いすみ市」の「ふるさと納税」の担当者に行なったインタビューを掲載している。「いすみ市」に1万円を寄付するともらえる「いすみ米ふさこがね12kg」の特徴や、そのほかのおすすめ返礼品などを聞いたので、ぜひ、最後までお読みいただきたい。
【同率1位】1万円の寄付でお米12kg!
発送直前に精米しているので鮮度も抜群な
「無洗米『ほたるの灯り』12kg」がもらえる「熊本県和水町」!
続いて紹介する同率1位の自治体は「熊本県和水町(なごみまち)」。
熊本県の北西部に位置する「和水町」は人口1万人ほどで、お米を筆頭に、野菜や果物などの農作物の栽培が盛んな町。また、自然が豊かでありながら、隣接する福岡県の都市部へのアクセス条件も良く、暮らしやすい町となっている。
そんな「和水町」に1万円の寄付をすると「無洗米『ほたるの灯り』熊本県なごみ町産 12kg」がもらえる。「ほたるの灯り」は粒が立っており、お米の一粒一粒から香りと甘みを感じられる品種とのこと。さらに「和水町」は、よりおいしい状態で届けるために、発送日の当日または前日に精米しているそうだ。
また「和水町」では、無洗米の返礼品として、1万円の寄付でもらえる「特A受賞2品 無洗米 菊池川流域の米 11kg(ヒノヒカリ5.5kg+森のくまさん5.5kg)」も用意している。ややコスパは落ちるが、それでも今回のランキングで上位に食い込めるほどのお得な返礼品になっているので、無洗米が欲しい人は要チェックだ。
【同率1位】1万円の寄付でお米12kg!
10年の月日を費やして開発したブランド米の
「令和2年産 さがびより12kg」がもらえる「佐賀県上峰町」!
同率1位の3つ目の自治体は「佐賀県上峰町(かみみねちょう)」だ。
佐賀県東部に位置する「上峰町」は人口9000人ほどの町。1989年に「旧・上峰村」から「上峰町」として生まれ変わって以降、農業生産に加えて工場の誘致や住宅の増設にも力を入れ、農工の共存を実現した町だ。
そんな「上峰町」に1万円の寄付をすると「令和2年産 さがびより12kg(5kgx2袋 2kg×1袋)」がもらえる。「さがびより」は、佐賀県が10年の月日を費やして独自で開発したブランド米。豊かな香りと甘みに自信があるという「さがびより」をこの機会に堪能してみてはいかがだろうか。
ちなみに「上峰町」は、2019年度の「ふるさと納税」の寄付受入件数のランキングで、全国で2000近くある自治体のうち第6位にランクインするほどの人気自治体。同じく1万円でもらえる「100g×3尾 柳屋の国産うなぎ蒲焼」や「絶品塩もつ鍋12人前(シマ腸1.2kg)」なども人気なので「さがびより」のお供として、これらの返礼品も一緒に申し込むのもよさそうだ。
【同率1位】1万円の寄付でお米12kg!
お米ハイコスパな自治体の常連として貫禄の2年連続1位!
「茨城県のお米4種食べ比べ12kgセット」がもらえる「茨城県境町」!
同率1位の最後の自治体は「茨城県境町(さかいまち)」。2019年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」でも堂々の第1位に輝いていた自治体だ。
「境町」は、利根川と江戸川の分岐点に位置しており、江戸時代には利根川沿い有数の町として栄え、人や物の行き交いが盛んだったという。2019年には、新国立競技場のデザインを手掛けた隈研吾氏が設計した「さかい河岸レストラン茶蔵」がオープンし、地元のブランド豚「梅山豚(めいしゃんとん)」や新鮮野菜を気軽に味わえるようになった。
そんな「境町」に1万円の寄付をすると「茨城県のお米4種食べ比べ12kgセット(3kg×4袋)」がもらえる。4種の内訳は、必ず含まれるコシヒカリに加えて、あきたこまち、ひとめぼれ、ゆめひたち、あさひの夢、チヨニシキ、ふくまる、一番星、ミルキークイーンの中から、その時期に合ったおすすめの3種がもらえるとのこと。さまざまなお米がもらえるので、その日の献立にピッタリのお米を炊くという、贅沢な楽しみ方もできそうだ。
ちなみに「境町」の「ふるさと納税」では、1万1000円の寄付でもらえる「特選常陸牛A5・A4ももステーキ100g×5枚(チョイス限定)」や、1万円の寄付でもらえる「常陸牛すき焼き・しゃぶしゃぶ用400g」など、常陸牛の返礼品も人気とのことなので、こちらもチェックしてみては?
【同率5位】9000円の寄付でお米10kg!(=1万円で11.1kg)
程よいモチモチ感が楽しめるブランド米の
「茨城県産しきゆたか10kg」がもらえる「茨城県稲敷市」!
2020年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」第5位は、9000円の寄付でお米10kgがもらえる「茨城県稲敷市(いなしきし)」と「熊本県長洲町(ながすまち)」が同率でランクインした。今回は、そのうち「茨城県稲敷市」を紹介しよう。
「稲敷市」は、2005年に「江戸崎町」「新利根町」「桜川村」「東村」が合併してできた自治体。利根川、新利根川、小野川、霞ヶ浦といった豊富な水に恵まれた環境にあり、お米づくりが盛んなほか、レジャーやアウトドアの拠点としても親しまれているそうだ。
そんな「稲敷市」に9000円の寄付をすると「【令和2年産】茨城県産しきゆたか10kg(5kg×2袋)」がもらえる。「しきゆたか」は、モチモチした粘り気や大きめの粒が特徴とのことなので、食べごたえのあるお米が好きな人におすすめだ。多くの自治体が“1万円の寄付でお米10kg”の返礼品を用意しているなか、「稲敷市」は“9000円の寄付でお米10kg”と、お手頃な寄付金額でお得にお米をもらえるのが嬉しいポイントだ。
ちなみに「稲敷市」は、このほかにも「あきたこまち」「ミルキークイーン」「コシヒカリ」といったお米の返礼品も用意しているので、お米の品種にこだわりがある人は、一度「稲敷市」の返礼品をチェックしてみるといいだろう。
さて、改めて今回紹介した自治体のランキングをまとめると以下のとおり。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
※同じ自治体の同じような返礼品でも「ふるさと納税サイト」ごとに自治体が支払う手数料が異なり、返礼品の内容量や寄付額が違う場合もあるので、このランキングで返礼品を上手に選ぼう!
◆2020年度 「ふるさと納税」で「お米」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2020年8月17日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | ||
寄付金の使い道 | ||||
1位 | 千葉県いすみ市 | |||
・1万円⇒いすみ米ふさこがね12kg(箱入) ・1万円⇒こしひかり改良種 五百川10kg(箱入) |
ほか、1万2000円で「甘みと酸味のバランスが絶妙♪千葉県いすみ市の豊水梨5kg」などがある | |||
【寄付金の使い道】活力があふれ豊かに生活できるまちづくり事業/健康で安心とやさしさを実感できる住みよいまちづくり事業/輝くいすみっ子と多彩な文化を育むまちづくり事業/豊かな自然と生活が共存するまちづくり事業など | ||||
1位 | 熊本県和水町 | |||
・1万円⇒無洗米「ほたるの灯り」 熊本県なごみ町産 12kg ・1万円⇒無洗米「ひのひかり」 熊本県なごみ町産 11kg ・1万円⇒ 松村さんちの田んぼで穫れたお米「にこまる」10kg ・1万円⇒旬の特産品詰合せ(野菜、フルーツ、お米) |
ほか、1万円で「本場熊本産!あか牛 切り落とし 1000g」などがある | |||
【寄付金の使い道】「金栗四三」顕彰事業/「あいのりくん」運用事業/町長に一任 | ||||
1位 | 佐賀県上峰町 | |||
・1万円⇒令和2年産 さがびより12kg(5kgx2袋 2kg×1袋) ・1万円⇒10日で発送!さがびより11kg |
ほか、1万円で「100g×3尾 柳屋の国産うなぎ蒲焼」などがある | |||
【寄付金の使い道】10日で発送!さがびより11kg /ずっと住みたいまちづくりプロジェクト/宝を磨き活かすしごとづくりプロジェクト/町長おまかせ | ||||
1位 | 茨城県境町 | |||
・1万円⇒茨城県のお米4種食べ比べ12kgセット(3kg×4袋)10kg以上 ・1万5000円⇒茨城県産コシヒカリ無洗米15kg(5kg×3袋) ・1万円⇒新鮮野菜を盛り沢山&茨城県産コシヒカリ5kgセット ・1万円⇒【令和元年産米】茨城県産こしひかり&ふくまる10kg(5kg×2袋) |
ほか、1万1000円で「特選常陸牛A5・A4ももステーキ100g×5枚」などがある | |||
【寄付金の使い道】教育文化の向上に関する事業/住民福祉の増進に関する事業/都市基盤と生活環境施設の整備に関する事業/農業振興と商工業の育成に関する事業など | ||||
5位 | 茨城県稲敷市 | |||
《1万円換算/11.1kg》 ・9000円⇒茨城県産しきゆた10kg(5kg×2袋) ・1万3000円⇒ふっくらもっちり茨城県産 ミルキークイーン白米10kg ・1万9000円⇒【元年産】稲敷産あきたこまち20kg |
ほか、1万3000円で「ネスカフェ ドルチェグスト リッチブレンド マグナムパック」などがある | |||
【寄付金の使い道】1.産業及び観光の振興に関する事業/2.自然環境の保全に関する事業/3.福祉の充実に関する事業/4.教育、文化活動及びスポーツ振興に関する事業/5.その他、市長におまかせ(その他全般) | ||||
■以降のランキングはこちら!⇒【ふるさと納税】お米がもらえる自治体ランキング!(2020年度版)人気の「お米」がもらえる自治体を比較して、コスパ最強のおすすめの自治体を発表! |
今回の記事では紹介しきれなかった同率5位の「熊本県長洲町」を含めた上位の約60自治体は「【ふるさと納税】お米がもらえる自治体ランキング!(2020年度版)」で発表しているので、お目当てのブランド米がある人は、ぜひ、こちらもチェックしてみてほしい。
ちなみに「ふるさと納税」を実施している自治体数は2000近くあるため、今回の調査でもすべての自治体を調べるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
この記事を見て「ウチの特典のほうがすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報をお持ちの方は、下記のメールアドレスまで情報をお寄せください。確認のうえ、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2020年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」同率1位に輝いた
「千葉県いすみ市」のふるさと納税担当者にインタビュー!
2020年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」第1位は、1万円の寄付でお米12kgがもらえる「千葉県いすみ市」「熊本県和水町」「佐賀県上峰町」「茨城県境町」が同率で並ぶ結果となった。今回は、そのうち「いすみ市」のふるさと納税担当者・大屋さんにインタビューを行なった。
まずは「いすみ市」に1万円を寄付するともらえる「いすみ米ふさこがね12kg」の特徴について聞いてみた。
「千葉県の独自品種の『ふさこがね』は、粒が大きく、ふっくらとした炊き上がりが特徴のお米です。また、冷めても硬くなりにくいので、おにぎりやお弁当にもピッタリ。他の自治体では『1万円の寄付でお米10kg』の返礼品を用意しているところが多いようなので、『いすみ市』では『1万円の寄付でお米12kg』のお得な返礼品をご用意しました」
この「いすみ米ふさこがね12kg」は非常に好評とのことで、実際に申し込んだ寄付者からは「おいしい」や「量が多くて助かる」といった声が届いているそうだ。また、「いすみ市」には、このほかにもおすすめの返礼品があるという。
「実は『いすみ市』は、全国で1位2位を争う『伊勢エビ』の産地なんです。ちょうど8月初旬に今年の伊勢エビ漁が解禁されまして、『いすみ市』の『ふるさと納税』でも返礼品としてご用意しているので、ぜひ、一度味わってみていただきたいです。また、チーズの返礼品もおすすめです。『いすみ市』には『高秀牧場』と『よじゅえもん』というチーズ工房があるのですが、どちらも国際コンクールやジャパンチーズアワードなどで受賞実績がある実力派。どちらもハイクオリティなチーズを作っているので、食べ比べてみてはいかがでしょうか」
伊勢エビの返礼品が気になる人は、「いすみ市」に3万4000円を寄付するともらえる「活き伊勢エビ3~5匹(合計0.7~0.9kg)」や、2万円を寄付するともらえる「活〆冷凍伊勢エビ(160~190g×4匹)」などもチェックしてみよう。
また、チーズの返礼品は、1万5000円の寄付でもらえる「高秀牧場のこだわりセット(モッツァレラ100gなど全6種)」、1万円の寄付でもらえる「よじゅえもんのチーズセット(カチョカバロチーズ170gなど全6種)」を用意している。
ちなみに、「いすみ市」は「ふるさと納税」の寄付も順調に集まっているそうで、2019年度は寄付件数が2万1160件ほど、寄付金額が3億3000万円ほどだったとのこと。今年度は7月末時点で寄付件数が7000件、寄付金額が9000万円ほどと、昨年の同時期よりも伸びているそうだ。これだけの寄付が集まるのも、「いすみ市」が魅力的な返礼品を豊富に用意しているからだろう。
最後に「いすみ市」の魅力を聞いてみたところ、やはり、幅広い“食”を提供できる環境がアピールポイントだという。
「『いすみ市』は、アカウミガメが産卵に訪れたり、コウノトリやコハクチョウが舞い降りたりするほど、美しい自然に囲まれた町です。さらに『いすみ市』の沖合は“親潮”と“黒潮”が交わっており、一流シェフも認める伊勢エビやサザエ、アワビのほか、さまざまな魚が水揚げされています。しかも『いすみ市』は、温暖な気候と肥沃な大地のおかげで、四季折々のおいしい農作物も収穫できます。もちろん、いすみ川の水で育てた『いすみ米』は自慢の一品。今回取り上げていただいたお米を始めとして、ぜひ一度、『いすみ市』自慢の特産品を召し上がっていただきたいです!」
現地まで行かなくても、全国各地の特産品を自宅で楽しめるのも「ふるさと納税」の醍醐味の一つ。今回の「ふるさと納税ランキング~お米編~」を参考に、お得にお米の返礼品を手に入れたら、そのお米に合う“おかず”も「ふるさと納税」で探してみるのもよさそうだ。
(取材・文/A4studio)
【2019年度版】
1万円の寄付で10kg以上の「お米」がもらえるのは当たり前!
「ふるさと納税」で、各地のブランド米をお得に手に入れよう!
「お米」は毎日のように食べるからこそ、できるだけ安くておいしいものを手に入れたいところだ。とはいえ、おいしそうなブランド米はそれなりに値が張ってしまうだろう。そこで、おすすめなのが「ふるさと納税」を活用すること。
というのも「ふるさと納税」を活用すれば「コシヒカリ」や「あきたこまち」のなど、全国の自治体が誇るブランド米はもちろん、地元だけでしか流通しないような希少なお米もお得に手に入れることができるからだ。
そこで、ザイ・オンライン編集部では「ふるさと納税」でお米がもらえる自治体を徹底的に調査! 今回は“寄付金額1万円以下”の申し込みやすい返礼品に限定し、“寄付金額に対して、どれだけ多くのお米がもらえるか”を基準にランキング化した(玄米やパックライスは除く)。
なお、2019年6月から「返礼品の還元率を寄付金額の3割以下に抑えなかった自治体は、ふるさと納税の控除対象から除外する」という新制度が始まったが、今回紹介する自治体はすべて「ふるさと納税」の控除対象になっている自治体となっているので安心してほしい。
それでは、さっそく2019年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」を発表しよう! お得にお米をもらえる自治体が一目瞭然なので、ぜひ、2019年の「ふるさと納税」の参考にしてほしい。
【同率1位】1万円の寄付でお米12kg!
「コシヒカリ」を含む4種のお米を
3kgずつ食べ比べできる「茨城県境町」!

2019年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」は、「1万円の寄付でお米12kg」がもらえる2自治体が同率1位という結果になった。まずは、その2自治体の中から「茨城県境町」の返礼品を紹介しよう。
【※関連記事はこちら!】
⇒【茨城県境町】ふるさと納税の返礼品ランキング!「ふるさと納税」の受入件数が全国17位の境町で、もっとも申込数が多かった、おすすめの特典を発表!
関東平野の中心に位置している「境町」は、肥沃な大地と利根川の恵みを受けて、農業が活発に行われている町。また、2019年4月には、新国立競技場のデザイン担当者でもある隈研吾(くまけんご)氏が設計したレストランが「道の駅さかい」にオープンし、「境町」自慢の旬の食材を満喫できるようになった。
そんな「境町」に1万円の寄付をすると「【令和元年産】茨城県のお米4種食べ比べ12kgセット(3kg×4袋)」がもらえる。この返礼品は「コシヒカリ3kg」に加えて、「あきたこまち」「ひとめぼれ」「ゆめひたち」「あさひの夢」「チヨニシキ」「ふくまる」「一番星」「ミルキークイーン」の中から、自治体が選んだ3種類を3kgずつもらえるセットになっている。
なお、今回のランキングは「寄付金額1万円以下の申し込みやすい返礼品」だけに絞っているので、ランキングには入らなかったが、「境町」に1万5000円を寄付すると「【令和元年産】茨城県のお米4種食べ比べ20kgセット(5kg×4袋)」がもらえる。こちらのほうがコストパフォーマンスは高いので、よりお得に大量のお米をゲットしたい人は、この返礼品もチェックしてみよう。
【同率1位】1万円の寄付でお米12kg!
それぞれのお米の長所を最大限に引き出した
独自配合のブレンド米がもらえる「長野県阿南町」!

同率1位の自治体2つ目は「長野県阿南町(あなんちょう)」。
南アルプスと中央アルプスの間にある「阿南町」は、夏が来ればホタルが飛び交うほか、「アマゴ」という川魚の養殖もしているなど、水質がきれいな町。また、農業も盛んで、和合地区という小さな集落で作られている「鈴ヶ沢なす」や「鈴ヶ沢うり」は“信州の伝統野菜”として名高い。
そんな「阿南町」に1万円の寄付をすると「あなんの誉12kg(6kg×2袋)」がもらえる。この「あなんの誉」は、「コシヒカリ」をベースに「天竜乙女」と「風さやか」という長野県のオリジナル米をブレンドした銘柄で、「ふるさと納税」でしか入手できない逸品。「ブレンド米」というと、安価なお米をイメージする人も多いだろうが、この「あなんの誉」の場合は、それぞれのお米の長所を引き出せるように、あえて配合しているそうだ。複数の銘柄のいいとこ取りをした「ブレンド米」の味を「ふるさと納税」で確かめてみてはいかがだろうか。
ちなみに「あなんの誉」がもらえるのは、寄付金の活用方法として「農業支援」を指定した場合のみ。「農業支援」ではなく「一般(ふるさとの父母兄弟のための福祉に関する事業など)」を選んだ場合は、1万円の寄付で「阿南育ち信州黄金シャモ」などの別の特産品がもらえるので、気になる人はこちらも要チェックだ。
【同率3位】9000円の寄付でお米10kg!(=1万円で約11.1kg)
「コシヒカリ」の子孫である「ヒノヒカリ」や
「森のくまさん」がもらえる「熊本県長洲町」!

2019年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」第3位には「寄付金額1万円あたり約11.1kgのお米」がもらえる2自治体が同率でランクインした。まずは、その同率3位の自治体の中から「熊本県長洲町(ながすまち)」を紹介しよう。
有明海に面している「長洲町」は、「あみ漬け」と呼ばれるエビの塩辛を筆頭に、海苔やアサリといった海産物が有名な町。これらは「長洲町」の「ふるさと納税」の返礼品にもラインナップされているので、ご飯に合うおかずを探している人は見逃せないだろう。
そんな「長洲町」に9000円の寄付をすると「令和元年産★熊本県産ヒノヒカリ10kg」「令和元年産★熊本県産 森のくまさん10kg」などがもらえる。「ヒノヒカリ」は「コシヒカリ」を父に持つ品種で、「コシヒカリ」よりも小粒かつ食感がもっちりしているという人気のお米。そして「森のくまさん」は、「コシヒカリ」と「ヒノヒカリ」を配合した熊本県の奨励品種で、強い粘り気を楽しめるそうだ。
また、前述のとおり「長洲町」では、1万1000円の寄付で「有明海の幸3点セット 内野海産」として「あみ漬け320g」「あみの味噌漬け320g」「海苔の佃煮320g」のセットがもらえる返礼品も用意している。ご飯のお供にはもちろん、お酒のつまみにもピッタリなので、ぜひ、こちらもチェックしてみてほしい。
【同率3位】9000円の寄付でお米10kg!(=1万円あたり約11.1kg)
「コシヒカリ」よりも高評価だった
「よさ恋美人」などのお米がもらえる「高知県田野町」!
2つ目の同率3位の自治体は「高知県田野町」だ。
四国でもっとも面積が小さい「田野町」は、ジャガイモやオクラといった野菜の栽培や「うなぎ」の養殖などに力を入れている、人口2600人ほどの町。11~2月の寒い時期には、太陽が水平線に沈む瞬間、光の屈折によって太陽が2つあるように見える“だるま夕日”という現象を観測できることもあるという。
そんな「田野町」に9000円の寄付をすると「令和元年産 田野米10kg」がもらえる。「田野米」の中身は「コシヒカリ」「ヒノヒカリ」「にこまる」「よさ恋美人」「黄金錦」のいずれかで、このうち「よさ恋美人」は、2017年に高知県の奨励品種になったばかりのお米。「コシヒカリ」との食べ比べアンケートを実施した際に「よさ恋美人」のほうが高評価を獲得したこともあるそうで、まさに新進気鋭の品種だといえるだろう。
しかし、残念ながら、この返礼品はすでに“品切れ”となってしまっている。ただし、新たに受け付けを再開する可能性もあるので、どうしても「田野町」のお米を味わってみたい人は、こまめに自治体の「ふるさと納税」ページをチェックしてみよう。
【同率5位】1万円の寄付でお米11kg!
北海道トップクラスの米どころで作られた
北海道米を食べ比べできる「北海道当麻町」!

第5位には「寄付金額1万円あたりお米11kg」がもらえる3自治体が同率で並んだ。今回は、その3自治体の中から、ザイ・オンライン編集部が注目する「北海道当麻町(とうまちょう)」を紹介しよう。
「当麻町」は、「北海道農協米対策本部」が定める北海道米ランキングにおいて、12年連続で最高位ランクを獲得した実績を持っている、北海道トップクラスの米どころ。また、皮が黒くてユニークな「でんすけすいか」の産地でもあり、2019年6月の初競りでは、1玉75万円もの高値がついたというから驚きだ。
そんな「当麻町」に1万円の寄付をするともらえるのが「お米のセット2種食べ比べ(合計11kg)」。この返礼品に申し込むと、北海道で開発された品種「ほしのゆめ5kg」と「きたくりん5kg」に加えて、「ほしのゆめ無洗米1kg」のセットがもらえる。
「ほしのゆめ」は、ほどよい粘り気があり、食感は柔らかめで、「きたくりん」は、ほのかな甘みとあっさりとした食味が特徴なのだとか。この2種類の北海道米を味わってみたい人は「当麻町」の「お米のセット2種食べ比べ」に申し込んでみては?
なお、本記事の最後には「当麻町」の「ふるさと納税」担当者のインタビューを掲載している。おいしいお米を届けるための秘訣や、お米と同時に申し込むべきおすすめの返礼品についても聞いたので、ぜひ、最後まで読んでみてほしい。
さて、改めて今回紹介した自治体のランキングをまとめると以下のとおり。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
※同じ自治体の同じような返礼品でも「ふるさと納税サイト」ごとに自治体が支払う手数料が異なり、返礼品の内容量や寄付額が違う場合もあるので、このランキングで返礼品を上手に選ぼう!
◆2019年度 「ふるさと納税」で「お米」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2019年9月13日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | ||
寄付金の使い道 | ||||
1位 | 茨城県境町 | |||
・1万円⇒【令和元年産】茨城県のお米4種食べ比べ12kgセット(3kg×4袋) (コシヒカリ3kg、あきたこまち、ひとめぼれ、ゆめひたち、 あさひの夢、チヨニシキ、ふくまる、一番星、ミルキークイーンの 中から3種類×3kg) ・1万円⇒低温製法米パックライス180g×40個【茨城県境町産コシヒカリ使用】 ・1万円⇒新鮮野菜を盛り沢山&茨城県産コシヒカリ5kgセット (コシヒカリ5kg、野菜10品以上) ・1万円⇒さかいの卵かけご飯セット (たまご30個とパックライス10個) (低温製法米パックライス180g×10個、卵10個、 低温製法米パックライス180g×40個) |
ほか、1万円で「すずきやさんのお惣菜 ごはんの友『旨辛野菜』5袋セット」などがある | |||
【寄付金の使い道】教育文化の向上に関する事業/住民福祉の増進に関する事業/都市基盤と生活環境施設の整備に関する事業/農業振興と商工業の育成に関する事業/指定なし/被災の復旧に関する事業 など | ||||
【関連記事】【茨城県境町】ふるさと納税の返礼品ランキング!「ふるさと納税」の受入件数が全国17位の境町で、もっとも申込数が多かった、おすすめの特典を発表! | ||||
1位 | 長野県阿南町 | |||
・1万円⇒お米12kg(あなんの誉12kg) | ほか、1万円で「フルタヤ椎茸の原木干し椎茸セット」(信州どんこ90g×1袋、信州椎茸45g×3袋、割れ欠け椎茸110g×1袋、レシピ集)などがある | |||
【寄付金の使い道】農業振興への支援に特化した「農業支援ふるさと納税」/農業支援以外への支援を目的とした「一般ふるさと納税」 | ||||
3位 | 熊本県長洲町 | |||
≪1万円換算/11.1kg≫ ・9000円⇒平成30年度産★熊本県産ヒノヒカリ 10kg ・9000円⇒平成30年度産★熊本県産ヒノヒカリ<無洗米> 10kg (ヒノヒカリ無洗米5kg×2袋) ・9000円⇒平成30年度産★熊本県産 森のくまさん 10kg ・1万円⇒平成30年度産★熊本県産くまさんの力 大容量11kg (くまさんの力10kg×1袋、1kg×1袋) |
ほか、1万円で「有明海産 焼き海苔 全型100枚入り」などがある | |||
【寄付金の使い道】ふるさとを担う子どもたちの人材育成・確保/健康づくり・福祉の充実/文化を創造し個性あふれる人づくり | ||||
3位 | 高知県田野町 | |||
≪1万円換算/11.1kg≫ ・9000円⇒予約受付中【四国一小さな町の新米】令和元年産 田野米 10kg (田野米5kg×2袋) ・5000円⇒予約受付中【四国一小さな町の新米】令和元年産 田野米 5kg ・9000円⇒予約受付中【四国一小さな町のもち米】令和元年産もち米 8kg ・1万円⇒【四国一小さなまち】田野屋塩二郎の塩ごはーん 4袋セット(無洗米) (塩ごはーん無洗米324g×4袋、天日塩) |
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【寄付金の使い道】産業の振興に関する事業/教育、文化の振興に関する事業/医療、福祉の充実に関する事業/田野町を応援するため | ||||
5位 | 北海道当麻町 | |||
・1万円⇒お米のセット 2種食べ比べ(ほしのゆめ5kg、きたくりん5kg、 ほしのゆめ無洗米1kg) ・1万円⇒【新米予約】お米のセット2種食べ比べ(ほしのゆめ5kg、 きたくりん5kg、ほしのゆめ無洗米1kg) ・1万円⇒無洗米セット(きたくりん)(きたくりん5㎏×2袋、1kg×1袋) ・1万円⇒お米・トマトジュース「朝もぎ一番」セット(ほしのゆめ5kg、 トマトジュース「朝もぎ一番」1L×3本) |
ほか、1万円で「トマトカレーとお米(ゆめぴりか)のセット」(ゆめぴりか1kg、トマトカレー3個)などがある | |||
【寄付金の使い道】安全・安心な農産物の生産供給等農業振興に関する事業/環境の保全に資する森林整備、水源かん養、環境緑化等に関する事業/未来を担う子どもの育成支援に関する事業/事業を指定しない | ||||
■以降のランキングはこちら!⇒【ふるさと納税】お米がもらえる自治体ランキング!(2019年度版)人気の「お米」がもらえる自治体を比較して、コスパ最強のおすすめの自治体を発表! |
今回、紹介しきれなかった同率5位の自治体は「佐賀県上峰町」と「北海道当別町」となっており、「上峰町」では「さがびより」、「北海道当別町」では「ななつぼし」「おぼろづき」「ゆきひかり」と、それぞれの地域に根ざしたお米がもらえる。特に「上峰町」に1万円を寄付するともらえる「令和元年産 新米さがびより11kg」は、ふるさと納税サイト「ふるなび」の「米・パンの人気返礼品ランキング」で第1位に輝くほどの人気返礼品なので、こちらも要チェックだ(2019年10月時点)。
【※関連記事はこちら!】
⇒「ふるさと納税」で人気の「お米」ランキング!2019年10月に「ふるなび」掲載中の返礼品の中から、みんなに人気の「お米ランキング」トップ10を発表!
また、第8位以下の自治体もまとめた「【ふるさと納税】お米がもらえる自治体ランキング!(2019年度版)」も公開中なので、こちらの記事も参考にしながら、自分の食べてみたい品種を探してほしい。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体数は2000近くあるため、今回の調査でもすべての自治体を調べるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ、下記のメールアドレスまで情報をお寄せください。確認のうえ、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2019年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」同率5位の
「北海道当麻町」の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!
今回、ザイ・オンライン編集部では、2019年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」同率5位にランクインした「北海道当麻町」のふるさと納税担当者・塚田さんにインタビューを敢行した。
まず、「当麻町」に1万円の寄付をするともらえる「お米のセット2種食べ比べ」について話を聞いてみよう。前述したように、もらえるお米は「ほしのゆめ」と「きたくりん」の2品種だが、これらのお米は「今摺米(いまずりまい)」というブランド米でもあるそうだ。
「JA当麻が栽培している『今摺米』は、稲を刈り取ったあとに、お米を籾の状態のまま低温で貯蔵するという一手間を加えているんです。注文を受けてから、発送する直前に籾殻を取り除いて精米しているので、いつでも新鮮な状態のお米をお届けできるんです。しかも、JA当麻は、昨年、全国の単一農協では初めて『精米HACCP(ハサップ)』の認定を受けるという快挙を成し遂げたんですよ」
「精米HACCP」の認定は、お米の製造・加工の段階で金属混入などが発生しないように、厳格な管理をしている事業者しか取得できない。つまり、JA当麻のお米は、それだけ安全かつ高品質だというわけだ。
そんな「お米のセット2種食べ比べ」には、どれほどの申し込みがあるのだろうか。
「2019年度の申し込み件数は、9月末時点で237件となっており、予想していたよりは多いですね。ただ、『当麻町』の『ふるさと納税』では、『無洗米セット(きたくりん)』という返礼品もご用意しているのですが、どちらかといえば、こちらのほうが人気かもしれません」
塚田さんが言う「無洗米セット(きたくりん)」とは、1万円の寄付で「きたくりん無洗米11kg」がもらえる返礼品のこと。より手軽にお米を炊きたい人は、この返礼品に申し込むといいだろう。
次に、「当麻町」の自慢のお米と合う、おすすめの返礼品についても聞いてみた。

「1万円の寄付でお申し込みいただける『山本精肉店のジンギスカン(合計2.3kg)』がおすすめです! 生姜が効いていて、かなり濃い目の味つけなのですが、これが非常にご飯とマッチするんですよ。ジンギスカンはビールのお供にもなりますし、ご家族で楽しんでいただけることでしょう」
たしかに、北海道のソウルフードであるジンギスカンは、ご飯との相性がピッタリだ。「当麻町」のお米を手に入れるなら、塚田さんがおすすめする「山本精肉店のジンギスカン」への申し込みも検討してみよう。
続いて、「当麻町」の「ふるさと納税」の寄付状況を教えてもらった。
「2019年度は、8月下旬時点で寄付件数は7019件、寄付金額は1億2115万2000円となっており、これは当初の想定額の倍に近いペースです。『当麻町』では、もともと返礼品が15種類ほどしかありませんでしたが、総務省による“還元率3割規制”の関係などで、昨年10月に『ふるさと納税』の返礼品を見直した際に、60種類以上に拡充したのが要因かと思います。また、今年の冬から、公式のInstagramやFacebookを使ったPRにも取り組んでおります」
そういった努力が実り、「当麻町」には順調に寄付金が集まっているようだ。では、その寄付金はどのように活用しているのだろうか。
「寄付者の方々には、『安全・安心な農産物の生産供給等農業振興に関する事業』『環境の保全に資する森林整備、水源かん養、環境緑化等に関する事業』『未来を担う子どもの育成支援に関する事業』の3つから使途を選んでいただいているのですが、この中でもっとも指定が多いのは『未来を担う子どもの育成支援に関する事業』ですね。『当麻町』では、食育の一環で『田んぼの学校』という事業を行なっており、子どもたちが自ら田植え・稲刈りをして、そのお米を給食で食べています。また、小学生までの子どもたちには、毎年、町から誕生日プレゼントとして絵本を贈っており、それらの事業に『ふるさと納税』の寄付金を活用させていただいているんです」
「ふるさと納税」の寄付金が子どもたちへの教育に役立っているというのは、寄付者としても嬉しい限りだろう。
最後に、塚田さんは、「当麻町」が「ふるさと納税」にかける思いについて、こう話した。
「これまで、寄付者の皆様から『お米がおいしかったので、また申し込みます』といった心温まるメッセージをたくさんいただいてきました。寄付してくれた方々には、今後も継続して『当麻町』のファンでいてほしいですし、『いつか当麻町に訪れてみたいな』と思ってもらえたら幸いです。そして、寄付金をうまく活用することで、『当麻町』に住む人々にも、全国からこんなに応援されていることを知ってもらえたら嬉しいですね」
「ふるさと納税」を活用すれば、全国の特産品をお得に味わえるうえに、それがそのまま自治体への支援にもなる。そして、返礼品が気に入ったら、実際に寄付した町に訪れてみるのも一興だ。今回の「ふるさと納税ランキング~お米編~」を参考にしつつ、自治体にとっても自分にとっても有意義な「ふるさと納税」をしてほしい。
【※関連記事はこちら!】
⇒ふるさと納税の8大サイトの特徴やメリットを比較!最も便利なサイトはどこ?取扱い自治体数や特典は?ザイがおすすめする「ふるさと納税サイト」を紹介!
(取材・文/森井隆二郎[A4studio])
【2018年度版】
「ふるさと納税」で、各自治体が自信を持っておすすめする
「おいしいお米」をお得&大量にゲットしよう!
「お米」は、日本人の食生活と切っても切り離せない関係にある食べ物だ。毎日のように食べるお米は、食費の中でもそれなりの割合を占めるため、できるだけ安く手に入れたいところ。とはいえ、スーパーなどで安いお米を見かけても「あんまりおいしくないかも……」と思って、買うのをためらってしまう人もいるのではないだろうか。
そんな、お得においしいお米を手に入れたい人におすすめなのが「ふるさと納税」だ。「ふるさと納税」の返礼品として用意されているのは、各自治体が自信を持っておすすめする特産品ばかり。ということは、「ふるさと納税」でもらえるお米なら、ほぼ間違いなくおいしいはずだ。
しかし、「ふるさと納税」でお米の返礼品を用意している自治体は全国に1000以上もある。となると、悩ましいのは「どこの自治体に寄付して、どのお米をもらうか」ということだ。
そこでザイ・オンライン編集部では、今年も「ふるさと納税」で「お米」がもらえる自治体を徹底調査! さらに、「寄付金額に対して、どれだけ多くのお米がもらえるか」というコストパフォーマンスを基準に、「ふるさと納税」で「お米」をもらえる自治体をランキング化した。2018年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」を参考にして、ぜひ、今年も「ふるさと納税」をお得に活用してほしい。
【ふるさと納税の基礎知識はコチラ!】 | |
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【同率1位】5万円の寄付でお米120kg!(=1万円あたり24kg)
昨年と変わらぬコストパフォーマンスで2連覇を達成したのは
「長生産ふさこがね(玄米)」がもらえる「千葉県長生村」!

2018年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」では、2017年の同ランキングに続いて「千葉県長生村(ちょうせいむら)」が第1位に輝いた。
九十九里浜に面している「長生村」は、人口1万4000人強の自治体。気候が穏やかで、なだらかな地形が続いているため、お米を含めた農業を営むにはうってつけの環境。村名にちなんで名付けられた「長生(ながいき)トマト」を開発するなど、農産物のブランド化にも意欲的だ。
そんな「長生村」に5万円を寄付すると「長生産ふさこがね(玄米120kg)平成30年産新米」がもらえる。昨年と同じく、寄付金額1万円あたりお米24kgがもらえるというボリューム感は、今年のランキングでも強さを発揮した。
「長生村」に寄付するともらえる「ふさこがね」は、千葉県のオリジナル品種。しっかりとそびえ立つ稲が、ロボットの「鉄人28号」を連想させることから、かつては「ちば28号」と呼ばれていたそうだ。ほかのブランド米に比べると、ややネームバリューは劣るかもしれないが、粒が大きく、もっちりとした食感が特徴で、有名ブランド米と遜色ない味だという。また、炊いてから時間が経っても硬くなりにくいという特徴もあるので、おにぎりやお弁当などに適しているお米なのだとか。
なお、この返礼品は「白米」ではなく「玄米」である点には注意しよう。玄米は、そのまま食べれば白米よりも食物繊維やビタミンが豊富なほか、町のコイン精米所や5000~1万円ほどで買える自家用精米機で精米すれば、いつでも新鮮なお米を食べられるというメリットもある。
とはいえ、玄米の風味や食感が苦手な人や、自分で精米するのが面倒だという人もいるだろう。そんな人は、「長生村」に1万円を寄付するともらえる「長生産ふさこがね(白米20kg)平成30年産新米」に申し込むのがおすすめ。この返礼品も、2018年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」で第3位にランクインできるほどお得な一品。玄米でもいいという人は、5万円の寄付でもらえる「長生産ふさこがね(玄米120kg)平成30年産新米」、白米のほうが好きな人は、1万円の寄付でもらえる「長生産ふさこがね(白米20kg)平成30年産新米」に申し込むのがいいだろう。
【第2位】2万6000円の寄付でお米60kg!(=1万円あたり約23kg)
予約段階から申し込みが殺到したほど大人気の
「なはり米」がもらえる「高知県奈半利町」!
続いて紹介するのは、2018年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」第2位にランクインした「高知県奈半利町(なはりちょう)」。
「奈半利町」は、人口3200人ほどの小さな自治体でありながら、これまでザイ・オンラインが作成してきた「ふるさと納税ランキング」の各ジャンルに何度も名を連ねている実力派の自治体。実際に、2016年度の「ふるさと納税」では約20億4000万円もの寄付を集め、寄付受入額で全国20位にランクインしたほどの人気自治体だ。
そんな「奈半利町」に2万6000円を寄付すると「数量限定 新米!なはり米60kg」がもらえる。つまり、寄付金額1万円あたり約23kgのお米をもらえる計算だ。この返礼品に申し込むと、「コシヒカリ」「ヒノヒカリ」「にこまる」の3品種の中から、どれか1つの品種が送られてくる。
ところが「数量限定 新米!なはり米60kg」は、昨年から先行予約を受け付けていたこともあり、現時点(6月14日)で申し込み受付を停止してしまっている。ただし、今年のお米の収穫が順調にいけば、10月頃に追加で申し込みを受け付ける可能性もあるとのことなので、諦めてしまうのはまだ早い。この返礼品が欲しい人は、秋が近づいたら「奈半利町」のWebサイトをこまめにチェックするといいだろう。
なお、本記事の最後には、「奈半利町」の「ふるさと納税」担当者のインタビューを掲載している。「なはり米」のお供におすすめの返礼品なども教えてもらったので、あわせて参考にしてほしい。
【同率3位】1万円の寄付でお米20kg!
「コシヒカリ」や「あきたこまち」などを絶妙な比率で配合した
ブレンド米「あなんの誉」がもらえる「長野県阿南町」!

2018年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」第3位は、「1万円の寄付でお米20kg」の特典を用意している12自治体が同率で並んだ。そこで今回は、ザイ・オンライン編集部がおすすめする、3つの自治体をピックアップして紹介しよう。
最初に紹介する同率3位の自治体は「長野県阿南町(あなんちょう)」だ。「阿南町」は、南アルプスと中央アルプスに囲まれており、自然が豊かなことから農業が活発な町。「阿南町」の「鈴ケ澤」という10人ほどしか住んでいない地域は「なす」や「うり」が特産品で、それぞれ「信州の伝統野菜」に認定されているのだとか。
そんな小規模の自治体ながら農業が盛んな「阿南町」に1万円の寄付をすると「あなんの誉20kg」がもらえる。「あなんの誉」とは、「阿南町」で作られた「コシヒカリ」「あきたこまち」「天竜乙女」「風さやか」の4品種をブレンドしたお米のことで、各品種を絶妙な比率で配合することにより、それぞれの持ち味をフルに引き出しているという。「ブレンド米」というと、あまり良いイメージを持っていない人もいるだろうが、「あなんの誉」は、こだわりを持って作られているブレンド米なのだ。
ただし残念ながら、この「あなんの誉」もすでに予定数に達してしまっており、現在は申し込み受付を停止している。しかし、「阿南町」に1万円の寄付をするともらえる「阿南産コシヒカリ(5kg×2袋)」などは現在も申し込み受付中なので、阿南産のお米を食べたい人は、こちらもチェックしてみよう。
【同率3位】1万円の寄付でお米20kg!
さまざまなお米を食べ比べしたい人におすすめの
「茨城県のお米4種食べくらべ20kgセット」がもらえる「茨城県境町」!

続いて紹介する同率3位の自治体は、約2万4000人の町民が暮らす「茨城県境町」。ネギやレタスなどの野菜が栽培されているほか、町内の塚原牧場では、日本に100頭ほどしかいない「梅山豚(メイシャントン)」という希少な豚が飼育されているなど、農業や畜産業が盛んな町だ。
そんな「境町」に1万円の寄付をすると「茨城県のお米4種食べくらべ20kgセット」または「【平成29年産】厳選茨城コシヒカリ20kg【限定600セット】」がもらえる。
前者の「茨城県のお米4種食べくらべ20kgセット」は、「コシヒカリ5kg」に加えて、「ひとめぼれ」「ゆめひたち」「あさひの夢」「あきたこまち」「ミルキークイーン」の中から、自治体が選んだ3品種を5kgずつもらえるセットになっている。お得にお米を手に入れたい人だけでなく、さまざまなブランド米の味見をしてみたい人にもうってつけの返礼品だ。
このほかにも「境町」の「ふるさと納税」では、お米を研ぐ手間が省ける「茨城県産コシヒカリ無洗米15kg」や、日本穀物検定協会が主催する食味ランキングで1位を獲得したこともある「森のくまさん10kg」がそれぞれ1万円の寄付でもらえる。さまざまなお米の返礼品が用意されているので、お米好きの人は「境町」のWebサイトをチェックしてみよう。
【同率3位】1万円の寄付でお米20kg!
「コシヒカリ」のルーツでもある「朝日」など、
発送時期に一番おいしいお米がもらえる「岡山県総社市」!

最後に紹介する同率3位の自治体は「岡山県総社市(そうじゃし)」。岡山県の南西部に位置し、人口は約6万9000人と、県内ではそれなりの規模の自治体だ。また、企業誘致を推し進める一方、農業にも力を入れており、市内産の農産物を学校給食で使うなどの「地産地消」にも取り組んでいるという。
そんな「総社市」に1万円の寄付をすると「そうじゃのお米【精白米】20kg」がもらえる。また、2万円の寄付でもらえる「そうじゃのお米【玄米】40kg」もコストパフォーマンスは同じなので、玄米が欲しい人はこちらを選ぶといいだろう。
「そうじゃのお米」に申し込むと、「ヒノヒカリ」「にこまる」「きぬむすめ」「朝日」のうち1品種がもらえる(もらえるお米は収穫時期によって変わる)。すべて西日本が発祥の品種で、なかでも「朝日」は、「コシヒカリ」や「あきたこまち」といった有名品種のルーツで、大正時代に岡山県の奨励品種になった、歴史あるお米なのだとか。この「朝日」は、あっさりとした甘みがネタを引き立ててくれることから、寿司職人にも支持されているそうだ。
また、「総社市」では、5000円を寄付するともらえる「そうじゃ小学校ライスカレー」というレトルトカレーを用意している。この返礼品は、「総社市」の小学校で出されていた給食カレーの味を再現したというユニークな商品で、なんと、「総社小学校版」や「常磐小学校版」など、15校分も商品化されているそうだ。気になった人は「そうじゃのお米」と一緒に申し込んで、「総社市の味」を楽しんでみてはいかがだろうか。
改めて、今回紹介した自治体をまとめると以下の通り。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
◆2018年度 「ふるさと納税」で「お米」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2018年6月14日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | ||
寄付金の使い道 | ||||
1位 | 千葉県長生村 | |||
≪1万円換算/24kg≫ ・5万円⇒長生産ふさこがね(玄米120kg)平成30年産新米 (ふさこがね玄米30kg×4袋) ・1万円⇒長生産ふさこがね(白米20kg)平成30年産新米 (ふさこがね白米5kg×4袋) ・2万円⇒長生産ふさこがね(白米40kg)平成30年産新米 (ふさこがね白米5kg×8袋) ・3万円⇒長生産ふさこがね(玄米60kg)平成30年産新米 (ふさこがね玄米30kg×2袋) |
ほか、1万円で「特大塩数の子 1.5kg」(数の子500g×3パック)などがある | |||
【寄付金の使い道】福祉/教育/環境/産業/村に一任 | ||||
2位 | 高知県奈半利町 | |||
≪1万円換算/約23kg≫ ・2万6000円⇒数量限定 新米!なはり米60kg (なはりのお米5kg×12袋) ・1万円⇒新米!なはり米20kg (なはりのお米5kg×4袋) ・1万円⇒(平成30年産米)お米五つ星マイスター推奨♪なはり米20kg (なはりのお米5kg×4袋) |
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【寄付金の使い道】観光で賑わうまちづくり事業/活力のあるまちづくり事業/元気な人づくり事業/その他、より良いふるさとのまちづくりに必要な事業 | ||||
3位 | 長野県阿南町 | |||
・1万円⇒お米20kg (あなんの誉10kg×2袋) ・2万円⇒お米40kg (あなんの誉10kg×4袋) ・3万円⇒お米60kg (あなんの誉10kg×6袋) ・1万円⇒阿南産コシヒカリ (コシヒカリ5kg×2袋) |
ほか、1万円で「ふるさとセット」(さしみこんにゃく、小梅の甘漬け、ゆずみそ、干し椎茸、野沢菜漬物、お菓子、米こうじみそ)などがある | |||
【寄付金の使い道】農業支援/ふるさとの父母兄弟のための福祉に関する事業/ふるさとの教育、少子化対策などに関する事業/ふるさとの自然環境保全に関する事業/ふるさとの歴史文化保存に関する事業/寄附者とのふるさと交流事業 | ||||
3位 | 茨城県境町 | |||
・1万円⇒茨城県のお米4種食べくらべ20kgセット (コシヒカリ5kg+ひとめぼれ、ゆめひたち、あさひの夢、 あきたこまち、ミルキークイーンのいずれか3種を各5kg) ・1万円⇒ 【平成29年産】厳選茨城コシヒカリ20kg【限定600セット】 (コシヒカリ10kg×2袋) ・1万円⇒【平成30年産】茨城県産コシヒカリ無洗米15kg (コシヒカリ無洗米5kg×3袋) ・3万6000円⇒ 【29年産】境町産コシヒカリ白米40kg (コシヒカリ10kg×4袋) |
ほか、1万円で「いばらき地養豚カレーセット(道の駅さかい 駅長セレクト)」いばらき地養豚カレー220g×5箱)などがある | |||
【寄付金の使い道】教育文化の向上に関する事業/住民福祉の増進に関する事業/都市基盤と生活環境施設の整備に関する事業/農業振興と商工業の育成に関する事業/被災の復旧に関する事業/町長におまかせ | ||||
3位 | 岡山県総社市 | |||
・1万円⇒そうじゃのお米【精白米】20kg (ヒノヒカリ、にこまる、きぬむすめ、 朝日のいずれかの精白米5kg×4袋) ・2万円⇒そうじゃのお米【精白米】40kg (ヒノヒカリ、にこまる、きぬむすめ、 朝日のいずれかの精白米5kg×4袋×2回) ・2万円⇒そうじゃのお米【玄米】40kg (ヒノヒカリ、にこまる、きぬむすめ、 朝日のいずれかの玄米10kg×2袋×2回) ・3万円⇒そうじゃのお米【精白米】60kg (ヒノヒカリ、にこまる、きぬむすめ、 朝日のいずれかの精白米5kg×4袋×3回) |
ほか、5000円で「そうじゃ小学校ライスカレー食べ比べセット」(そうじゃ小学校ライスカレー8個)などがある | |||
【寄付金の使い道】ふるさとの父母・子育て応援団/鬼ノ城・吉備文化応援団/水とみどりの応援団/ふるさとなんでも応援団 | ||||
■以降のランキングは後日公開予定です! お楽しみに!! |
今回の記事では紹介できなかったが、「1万円の寄付でお米20kg」がもらえる自治体として同率3位にランクインした「茨城県潮来市(いたこし)」や「山形県寒河江市(さがえし)」なども、「コシヒカリ」や「はえぬき」などのブランド米の返礼品を用意している。もらえるお米の量だけでなく、品種にもこだわりたい人は、後日公開予定の「お米がもらえる自治体ランキング!(2018年度版)人気の『お米』がもらえる自治体を比較して、コスパ最強のおすすめの自治体を発表!」もチェックしてほしい。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体数は1700以上もあるため、今回の調査でもすべての自治体を調べるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
もし、この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2018年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」で第2位に輝いた
「高知県奈半利町」の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!
2018年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」は、5万円の寄付でお米120kgがもらえる「千葉県長生村」が2連覇を果たしたが、もらえるお米は「玄米」なので人を選ぶだろう。そこで今回は、惜しくも第2位になってしまったものの、2万6000円の寄付で白米60kgがもらえる「高知県奈半利町(なはりちょう)」のふるさと納税担当者・柏木雄太さんにインタビューを敢行した。
さっそく、2018年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」で第2位を獲得した「数量限定 新米!なはり米60kg」を提供するようになった経緯について聞いてみた。
「実を言うと、当初『奈半利町』では、お米の返礼品はそれほど取り扱っていませんでした。しかし、もともとお米の生産を推進している自治体ではありましたし、農家さんも『自分たちが作った自慢のお米を全国のみなさんにも食べていただきたい』という思いが強かったので、お米の返礼品の数がどんどん増えていったんです。今年は、ありがたいことに『数量限定 新米!なはり米60kg』に6000件近くのお申し込みをいただき、予定数に達したためすでに募集は締め切ってしまいましたが、収穫量によっては10月頃に受け付けを再開するかもしれません。農家さんも『もっとおいしいお米を作るため、今後も頑張っていきたい』と意気込んでおります」
では、そんな農家の情熱が込められた「なはり米」は、どのような特徴を持ったお米なのだろうか。
「『なはり米』は、品種を統一せず、寄付者のみなさんには『コシヒカリ』『ヒノヒカリ』『ニコマル』の3品種のいずれかをお届けしております。それぞれ粒が大きく、弾力のあるお米なので、味の濃いおかずに合いますよ。『奈半利町』の返礼品で言いますと、『米ヶ岡鶏』を使ったソーセージや、『ゆず豚』との相性がいいのではないでしょうか」
柏木さんの言う「『米ヶ岡鶏』を使ったソーセージ」とは、3000~8000円の寄付でもらえる「米ヶ岡鶏ソーセージ(10~50本)」のこと。この返礼品は、標高400mで育った米ヶ岡鶏の胸肉を使ったソーセージで、ヘルシーでありながら、しっかりとした味わいになっているのだとか。
このほかにも「奈半利町」では、1万円の寄付でもらえる「豚肩ロースこだわりにんにくしょうゆ味150g×10枚」や6000円の寄付でもらえる「本マグロ入りネギトロセット100g×6パック」など、ご飯に合う返礼品を多数用意している。
このように「奈半利町」は、お米に加えて、肉類や魚介類、野菜類など、幅広い返礼品を取り揃えているのが魅力の自治体。実際に寄付者からも好評のようで、今年度は、6月上旬時点で寄付件数は約1万5000件、寄付額は約2億3000万円も集まっており、最終的に50億円の寄付額が集まることを想定しているという。
これだけ多額の寄付が集まっていることもあり、「ふるさと納税」が「奈半利町」にもたらしている効果は大きいようだ。
「これまで『奈半利町』には、これといった産業がありませんでしたが、『ふるさと納税』の返礼品のラインナップを増やすために、新たな加工品の開発をするようになったことで、雇用の創出や自治体の活性化につながりました。また、これまでは財源が足りず、二の足を踏んでしまっていた事業もあったのですが、『ふるさと納税』のおかげで手を出せるようになったのも大きいです。例えば、子供のいる家庭のために保育料を無料化したり、地震による津波対策として幼稚園や保育園を高台へ移転したりできるようになりました。『ふるさと納税』の恩恵は、返礼品を提供してくれている業者のみならず、『奈半利町』の町民全体に行き渡っているんです」
「ふるさと納税」によって雇用が創出されたり、子育て支援が手厚くなったりすることで、「奈半利町」への移住希望者も増えそうだ。実際に「ふるさと納税」で「奈半利町」のことを知った人の中には、「奈半利町」に訪れてみようと思った人もいるのではないだろうか。
そこで最後に、「奈半利町」に訪れようと思っている人、寄付をしようと思っている人に向けて、「奈半利町」の魅力のほか、この先、どのように「ふるさと納税」を活用していきたいか聞いてみた。
「『奈半利町』には海、山、川という自然が揃っており、水質も良好です。お米作りに適した環境というだけでなく、海岸線沿いの消波ブロックには珊瑚が群生していて、これは世界的にも珍しいと言われていますね。また、これからは、持続可能な力強い産業を作っていくことが目標です。『奈半利町』では『ふるさと納税』を活用して、特産品の開発を進めてきました。とはいえ、まだ制度の中でしか動けていない部分もありますので、一般販売やネット販売などを通して、『ふるさと納税』の枠を超えた流通経路を確立できるかどうかが、一番の課題だと考えております。なおかつ、人材育成や教育も大事ですから、これからも『奈半利町』を活性化するために、バランスよく『ふるさと納税』の寄付金を使わせていただきたいと思っています」
制度の仕組みがよくわからなかったり、面倒臭く感じてしまったりといった理由で、これまで「ふるさと納税」を避けてきた人もいるかもしれない。しかし、柏木さんの言うように、「ふるさと納税」は、お米などの返礼品をお得にもらえるうえに、寄付先の自治体に貢献もできるという、非常に有意義な制度だ。以前から「ふるさと納税」を使いこなしている人はもちろん、初心者の人も、今回のランキングを参考にして「ふるさと納税」をフル活用してほしい。
(取材・文/森井隆二郎[A4studio])
【2017年度版】
お米の価格は2014年から上昇傾向!
食費の節約のために「ふるさと納税」でお得にお米をゲットしよう!
毎日食べる人も多い「お米」は、食費の中でもそれなりの割合を占めるもの。
しかも、農林水産省が発表している「お米の出荷価格(
当然、この値上がり分は小売価格にも影響するはずで、
そんなときにぜひ活用したいのが、2008年にスタートした「ふるさと納税」だ。「ふるさと納税」とは、自分が応援したい自治体に寄付することで、お米や牛肉などの返礼品をもらえる制度のこと。近年では、返礼品として大量のお米を提供してくれる自治体が増えているため、「ふるさと納税」を活用すれば、食費の節約になるはずだ。
しかし、今年4月に、総務省が各自治体に「返礼品の価格は寄付額の3割以下に抑えること」との要請をしたことで、いくつかの自治体では、返礼品の見直しを進めている。そのため、「『ふるさと納税』を活用しても、もうあんまりお得じゃなくなったんじゃないの?」と心配する人もいると思うが、安心してほしい。今まで同様のお得な返礼品を用意している自治体は、まだまだたくさん存在する。むしろ、昨年よりもお得な特典を用意している自治体もあるくらいだ。
(※関連記事はこちら!⇒福井県の自治体の「ふるさと納税」返礼品ベスト3!総務省の「返礼率規制」の通知に異議を唱えている福井県は、カニ・エビ・フグなど海産物が超充実!)
とはいえ、「ふるさと納税」を実施している自治体は1700以上に上るため、お米の特典を用意している自治体を調べるだけでも骨が折れるだろう。そこでザイ・オンライン編集部では、「ふるさと納税」の特典にお米を用意している自治体を調査して、「1万円の寄付につき、どのくらい多くのお米がもらえるか」のコストパフォーマンス順でランキングを作成したので、ぜひ参考にしてほしい。さっそく、ランキング発表といきたいところだが、まずは「ふるさと納税」の仕組みについて、改めて説明しておこう。
「ふるさと納税」とは、「納税」と銘打っているが、要するに各自治体への寄付金制度のこと。寄付した翌年に、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。例えば、控除の対象となる寄付金上限額が5万円の人の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち4万8000円が控除対象額となるのだ。
※2000円以外が戻ってくる上限額の詳細は下記の記事を参照!
⇒ふるさと納税の仕組みと始め方をわかりやすく解説!自己負担額たった2000円だけで返礼品をもらう方法や通信販売並みに便利に使いこなすワザを一挙紹介!
また、以前はサラリーマンであっても、寄附金控除を受けるために確定申告をする必要があったが、現在は、寄付先が年間5自治体までであれば確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」も創設されている。ただし、2016年から、「ワンストップ特例制度」を利用するためには、マイナンバーの記入と本人確認の書類が必要になったので注意しよう。
※「ワンストップ制度」と「確定申告」の詳細は下記の記事を参照!
⇒ふるさと納税して確定申告が必要になる人とは?「ワンストップ特例」と「確定申告」の違いやそれぞれの注意点、用意すべき書類をまとめて紹介!
それではいよいよ、2017年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」を発表しよう!
【第1位】5万円の寄付でお米120kg!(=1万円あたり24kg)
ランキング圏外から数ある自治体をごぼう抜きにして
堂々の第1位に輝いたのは「千葉県長生村」!
2017年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」の第1位に輝いたのは、「千葉県長生村(ちょうせいむら)」だ。2016年の同ランキングではランク外だった「長生村」だが、今年は、ほかの自治体をごぼう抜きにしてトップに躍り出た。
「長生村」は、沖積層(ちゅうせきそう)という平野に位置している村。その平坦な土地はお米作りに適しており、村内全域に水田が広がっている。さらに、「長生村」は太平洋に面しているため、アジや貝のほか、青のりなどの海産物も特産品だ。
そんな「長生村」に5万円を寄付すると「長生村産ふさこがね(玄米120kg)」をもらえる。つまり、寄附金額1万円あたり24kgのお米がもらえる計算だ。「ふさこがね」は、もっちりとした食感が楽しめる大粒のお米で、冷めてしまっても比較的に柔らかいので、お弁当やおにぎり、太巻きなどに使ってもおいしく食べられるそうだ。
ただし、同特典は「精米」ではなく、「玄米」なので注意しよう。玄米が好きな人なら問題ないが、苦手な人は、街中のコイン精米機や5000円~1万円ほどで買える自家用精米機などを利用する必要がある。「お米を精米するのにお金をかけたくない」と思うかもしれないが、お米は、精米したときから酸化が進んでしまい、どうしても風味などが落ちてしまう。しかし、自分で玄米を精米すれば、いつでも新鮮でおいしいお米を食べられるため、考えようによっては、玄米をもらえるのはメリットでもあるのだ。
また、どうしても自分で精米するのは手間だと感じる人は、「長生村」に1万円を寄付するともらえる「長生村産ふさこがね(白米20kg)」に申し込むのもおすすめだ。
なお、本記事の最後には「長生村」のふるさと納税担当者のインタビューを掲載している。2017年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」に番狂わせを起こした背景などを伺ったので、ぜひ最後まで読んでみてほしい。
【第2位】2万4000円の寄付でお米50㎏!(=1万円あたり約21kg)
ご飯のお供として新鮮な魚介類に申し込むのもおすすめ!
2017年産の奈半利米がもらえる「高知県奈半利町」!
続いて紹介する第2位の自治体は、「高知県奈半利町(なはりちょう)」だ。2016年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」では、寄附金額1万円あたり約18kgという特典で第29位に甘んじていた。ところが、今年は去年よりもお得な特典を用意したことで、一気に順位を上げた。
「奈半利町」に2万4000円を寄付すると「平成29年分新米を先取り!うんまい奈半利米50kg」をもらえる。つまり、寄附金額1万円あたり約21kgのお米をもらえる計算だ。
人口約3000人の小さな町「奈半利町」は、土佐湾につながる水量豊かな奈半利川が流れており、米作りに適した地域。そこで作られた「奈半利米」は、マイナーな品種ながらも味は確かと言えよう。
また、「奈半利町」は土佐湾に面しているため、キンメダイやカツオなどの魚もたくさん獲れる。特に、土佐湾で獲れたシラスは絶品だそう。「奈半利町」では、3000円の寄付でシラス500gをもらえる特典も用意しているので、ご飯のお供として、一緒に申し込むのもおすすめだ。
【第3位】3万円の寄付でお米60.45kg!(=1万円あたり20.15kg)
はえぬきとつや姫の新米がセットになっていて、
それぞれのお米を食べ比べできるのが嬉しい「山形県舟形町」!

2017年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」第3位は、「山形県舟形町(ふながたまち)」だ。
「舟形町」は、日本でも有数の米どころである、山形県北部に位置する人口5500人ほどの町。最上川と小国川の合流地点にあるので、水量に恵まれており、米作りには最適の地だ。
そんな「舟形町」に3万円を寄付すると「平成29年産はえぬき60kg+つや姫450g」をもらえる。つまり、寄附金額1万円あたり20.15kgのお米がもらえる計算だ。
「はえぬき」は山形県独自の品種で、他県ではほぼ生産されていない。世間での認知度はそこまで高くないが、日本穀物検定協会が発表している「米の食味ランキング」では、最高位の特Aランクを22年連続で獲得した実績を持っている。コシヒカリなどの有名なブランド米にも、味では決して引けを取らないのだ。
また、「つや姫」も「はえぬき」と同じく、「米の食味ランキング」の常連で、「つや姫」が発売された2010年から7年連続で特Aランクを受賞中。1万円の寄付で、山形県が誇る2大品種を味わえるのだから、かなりお得な特典と言えるだろう。
なお、「舟形町」の「ふるさと納税」では、昨年に引き続き「ポイント制度」を導入しているため、さまざまな特典を自分の好きなように組み合わせることが可能だ。「ポイント制度」の詳細は、「舟形町」のWebサイトを確認してほしい。
【同率4位】1万円の寄付でお米20kg!
ヒノヒカリとコシヒカリの2品種から好きなお米を選べる!
うどんだけではなく、お米もハイレベルの「香川県三木町」!
第4位には、「1万円の寄付でお米20kg」の特典を用意している24自治体が同率で並んだ。今回は、ザイ・オンライン編集部がおすすめする、2つの自治体を紹介しよう。
まず紹介する同率4位の自治体は、「香川県三木町」だ。昨年も1万円の寄付でお米20kgという特典で同率3位につけており、今年は順位を1つ下げたものの、難なく上位にランクイン。
香川県と言えば、うどんのイメージが強いが、2013年度の「米の食味ランキング」では、香川県産の新品種「おいでまい」が四国のお米としては初の特Aランクを獲得するなど、近年は米どころとしての一面ものぞかせつつある。
そんな香川県の「三木町」に1万円を寄付すると、「平成28年香川県産精米20kg(ヒノヒカリ)」または「讃岐米こしひかり20kg」をもらえる。
「ヒノヒカリ」は、寒暖の差が小さいという香川県の土地柄に合った品種で、粘りのある食感が特徴。一方、「讃岐米こしひかり」も香川県の風土に適したお米で、ブランド米として名高い品種だ。
ちなみに、「三木町」には、1万円の寄付でもらえる特典として、「おいでまい5kg」や「おいでまい使用米粉500g」などがセットになった「三木まんでがんセット」を用意している。香川県産の新品種「おいでまい」の味が気になる人は、こちらの特典に申し込むのもおすすめだ。
【同率4位】1万円の寄付でお米20kg!
自然豊かなつくば山の麓で作られた
新品種のお米をもらえる「茨城県石岡市」!
続いて紹介する同率4位の自治体は、「茨城県石岡市」だ。
「石岡市」に1万円を寄付すると、「つくば山麓厳選コシヒカリ(恋瀬姫の舞)玄米20kg」または「つくば山麓厳選ふくまる 玄米20kg」をもらえる。
つくば山の麓にある「石岡市」は、あまり雨が降らないうえに、昼と夜で寒暖差が大きいので、甘みのあるお米が作れるのだとか。「つくば山麓厳選コシヒカリ(恋瀬姫の舞)」は、そんな「石岡市」の気候を活かして作られた品種だ。
一方、「つくば山麓厳選ふくまる」は、茨城県の奨励米に指定された新しい品種のお米で、コシヒカリよりも大粒なので、歯ごたえのある食感が楽しめるとのこと。「ふくまる」は、茨城県でしか生産されていないため、興味のある人は「石岡市」に寄付してみてはいかがだろうか?
改めて、今回紹介した自治体をまとめると、以下の通りだ。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
◆2017年度 「ふるさと納税」で「お米」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2017年7月1日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | |||
寄付金の使い道 | |||||
1位 | 千葉県長生村 | ||||
・5万円⇒長生村産ふさこがね(玄米120kg) (ふさこがね玄米30kg×4袋) ・1万円⇒長生村産ふさこがね(白米20kg) (ふさこがね白米5kg×4袋) ・2万円⇒長生村産ふさこがね(白米40kg) (ふさこがね白米5kg×8袋) ・3万円⇒長生村産ふさこがね(玄米60kg) (ふさこがね玄米30kg×2袋) |
ほか、1万円で「水揚げ直送 生うに 240g【期間限定】」(生うに120g×2パック)などがある | ||||
【寄付金の使い道】福祉/教育/環境/産業/その他 | |||||
2位 | 高知県奈半利町 | ||||
・2万4000円⇒平成29年分新米を先取り!うんまい奈半利米50kg (奈半利米5kg×10袋) ・2万円⇒町制100周年記念!うんまい奈半利米35kg (奈半利米5kg×7袋) ・1万3000円⇒町制100周年記念!うんまい奈半利米20kg (奈半利米5kg×4袋) ・1万円⇒町制100周年記念!うんまい奈半利米15kg・ちょこっと新鮮野菜セット♪ (奈半利米5kg×3袋、新鮮野菜4種程度) |
ほか、3000円で「【土佐の黒潮の恵み!】ふっくら♪釜揚げシラス 800g」などがある | ||||
【寄付金の使い道】観光で賑わうまちづくり事業/活力のあるまちづくり事業/元気な人づくり事業/その他より良いふるさとのまちづくりに必要な事業 | |||||
3位 | 山形県舟形町 | ||||
・3万円⇒平成29年産はえぬき60kg+つや姫450g(精米) (はえぬき10kg×6袋、つや姫450g) ・3万円⇒平成29年産はえぬき60kg(玄米) (はえぬき30kg×2袋) ・1万円⇒つや姫10㎏+つや姫一分づき玄米パックご飯3個 (つや姫5kg×2袋、つや姫玄米パックご飯3個) |
ほか、1万円で「舟形マッシュハヤシ」(ハヤシソース200g)などがある | ||||
【寄付金の使い道】子育てを支援するまちづくり/健やかに暮らせるまちづくり/地域の活力あるまちづくり/環境にやさしいまちづくり/安全で安心なまちづくり/国宝「縄文の女神出土」の西ノ前遺跡整備への取り組み | |||||
4位 | 香川県三木町 | ||||
・1万円⇒平成28年香川県産精米(ヒノヒカリ) 20kg (ヒノヒカリ10kg×2袋) ・1万円⇒讃岐米こしひかり 20kg (コシヒカリ10kg×2袋) ・3万円⇒【頒布会】平成28年香川県産精米(ヒノヒカリ) 60kg (ヒノヒカリ10kg×2袋×3回) |
ほか、1万円で「『福一』烏骨鶏餃子48個+定番餃子30個(烏骨鶏餃子12個×4袋、餃子のタレ80g×2袋、福一定番餃子30個)」などがある | ||||
【寄付金の使い道】自然環境及び地域景観の保全並びに活用に関する事業/少子高齢化対策に関する事業/教育環境整備及び青少年の健全育成に関する事業など | |||||
4位 | 茨城県石岡市 | ||||
・1万円⇒つくば山麓厳選コシヒカリ(恋瀬姫の舞)玄米20kg ・1万円⇒つくば山麓厳選ふくまる玄米20kg ・3万円⇒つくば山麓厳選玄米55kg+ぽんせん (コシヒカリ玄米30kg、ふくまる玄米25kg、恋瀬姫のポンせん) ・1万円⇒恋瀬姫の舞18kg(おすそ分けセット2kg×9) (コシヒカリ2kg×9袋) |
ほか、1万円で「原木栽培生椎茸 2kg」などがある | ||||
【寄付金の使い道】生活や文化の中心地として,活気あるまちづくりに関する事業/心豊かに生活でき,誇りに思えるまちづくりに関する事業/健やかに暮らし,生涯現役で活躍できるまちづくりに関する事業など | |||||
※以降のランキングはこちら!⇒お得な「ふるさと納税」ランキング~お米編~特産品でもらえる「お米」で得する自治体は? |
2017年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」では、「山形県舟形町」や「茨城県石岡市」などの常連自治体が上位に名を連ねた一方で、「千葉県長生村」や「高知県奈半利町」のように、昨年から一気に順位を上げた自治体も多かった。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体は1700以上に上るため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2017年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」で第1位に輝いた
「千葉県長生村」のふるさと納税担当者にインタビュー!
2017年の「ふるさと納税ランキング~お米編~」では、5万円の寄付で120kgものお米をもらえる「千葉県長生村」が数ある自治体を抑えて第1位に輝いた。そこで今回は、「長生村」のふるさと納税担当者・河内(こうち)さんに「ふるさと納税」の取り組みについてお話を伺った。
「今まで『長生村』では、『ふるさと納税』の返礼品として、カニやハマグリといった海産物を用意することに力を入れていました。しかし、村の基幹産業は農業だということもあり、今年からは、長生村産のお米の特典を用意することにも注力しています。今年は、6月までに2834万円の寄付金が集まっており、当初の想定よりも多くの方から反響をいただいております」
「長生村」は、1万円の寄付をすると「ズワイガニ2kg」をもらえる特典で、2016年の「ふるさと納税ランキング~カニ編~」で第1位を獲得した実績を持つ。今年も同じ特典が用意されているほか、1万円の寄付で「サザエ3kg」や「ボタンエビ1.5kg」がもらえる特典など、お得な海産物の返礼品を用意している。
さらに、今年は、5万円の寄付で「長生村産ふさこがね(玄米120kg)」をもらえる特典を用意したことで、寄付者からの反響がより大きくなりそうだが、いったいどのような経緯で、この「長生村産ふさこがね(玄米120kg)」を提供できるようになったのだろうか。
「『長生村』では、5万円の寄付で『ふさこがね玄米120kg』を提供していますが、1万円の寄付では『ふさこがね白米20kg』を提供しています。つまり、寄附金額1万円あたり24kgの玄米のほうが、白米よりもお得な特典になっています。なぜかと言うと、玄米ならこちらで精米する手間がかかりませんし、お米の出荷には30kgの袋を使うことが多いため、量を30の倍数に設定したほうが効率よく出荷できるからです。もちろん、提供元の長生農業協同組合さんが頑張ってくださったのも理由の1つです。『ふさこがね』は、まだまだ知名度が低いお米ではありますが、ぜひ一度試しに食べていただいて、千葉県にもおいしいお米があることを知っていただければ幸いです」
玄米は、白米よりもビタミンや食物繊維を豊富に含んでいるため、健康食としても注目されている。5万円の寄付で120kgもの玄米をもらえるので、健康志向の人にとっては、かなり嬉しい特典だろう。また、前述のように、街中のコイン精米機や5000円~1万円ほどで買える自家用精米機などを利用すれば、いつでも新鮮でおいしいお米を食べられるのもメリットだ。
最後に、集まった寄付金の使い道や今後活用したい事業などについて伺った。
「『長生村』では、寄付をいただく際に大まかな使い道を選んでいただいています。中でも、『教育や子育ての事業』を選ぶ方が多いので、寄付金は主に、図書館に置く書籍の購入や天文科学の教育に使うプラネタリウムの運営などに使わせていただいています。また、現在、『長生村』では、創生総合戦略を作成しており、村内に唯一ある駅(外房線八積駅)を中心として生活できるような、コンパクトな町作りを進めているほか、周遊型の観光事業も検討しているところです。町作りというのは大変な事業で、多くの費用が必要になります。村の特産品の中には、まだ『ふるさと納税』の特典として提供できていないものもあるので、引き続き、全国から応援していただけるように努めたいと思っています」
河内さんが語ったように、町作りには膨大なお金が必要になるもの。とはいえ、小規模の自治体では、なかなかお金を集めることは難しいだろう。しかし、「ふるさと納税」で寄付金を募ることにより、住みやすい町作りを進められたり、観光事業に注力できたりと、小規模の自治体でも大きく発展できるチャンスが生まれたのだ。
「ふるさと納税」で寄付する側としては、節税効果やお得な特典にばかり目が行きがちだが、自分が寄付したお金がどのように使われて、自治体がどのように発展していくのか見守るのも「ふるさと納税」の楽しみ方の1つだろう。今まで、「ふるさと納税」に手を出していなかった人は、ぜひ今年は、お得かつ地方の活性化につながる同制度をフル活用しよう!
(取材・文/小林倫太郎[A4studio])
【2016年度版】
1万円の寄付につき20kg以上のお米がもらえる自治体が増加!
激しい上位レースを抜け出した自治体はどこだ!?
お米は、日本人にとって欠かせない食べ物だ。しかし、ほぼ毎日食べるものだからこそ、食費を圧迫する原因にもなりかねない。
JC総研が2016年7月に発表した「米の消費行動に関する調査結果」によると、日本人がお米を購入するときに最も重視するのは「価格帯」だそうだ。さらに、同調査によると、日本人が購入するお米(5kg)の主な価格帯は、「1500~1700円未満」が20.9%で第1位、「1500円未満」が20.8%で第2位、「1700~2000円未満」が18.0%で第3位となっている。つまり、節約のために安いお米を購入する傾向にあり、味は二の次というわけだ。
しかし、「ふるさと納税」を上手に利用すれば、食費を節約できる上に、各自治体が誇る、おいしいブランド米をお得にもらうことが可能! 毎日、おいしいお米を食べられるとなれば、「ふるさと納税」を活用しない手はない!
そこで今回は、「ふるさと納税」でお米がもらえる自治体をザイ・オンライン編集部が大調査! ザイ・オンライン編集部では、「1万円の寄付につき、どのくらい多くのお米がもらえるか」を基準にランク付けしているが、今年度は、例年にも増してハイレベルな争いになった。
2年ほど前から、ランキング上位のボーダーラインが「1万円の寄付でお米20kg」となっており、昨年の調査では、13の自治体がこれをクリアしていた。ところが、今年の調査では、このボーダーラインをクリアしている自治体が27に急増! つまり、お得にお米をもらえる自治体が、昨年よりも2倍近く増加したのだ!
さっそく、ランキング発表といきたいところだが、まずは「ふるさと納税」の仕組みについて改めて説明しておこう。
「ふるさと納税」とは、「納税」と銘打っているが、要するに各自治体への寄付金制度のことだ。寄付した翌年に、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。例えば、控除の対象となる寄付金上限額が5万円の人の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち4万8000円が控除対象額となるのだ。
また、制度改正により、2015年からは控除額が約2倍にUP! つまり、2014年以前の控除額が3万円だった人は、今は6万円ほどになっている。さらに、制度改正前は、サラリーマンであっても、寄附金控除を受けるために確定申告をする必要があったが、現在は、寄付先が年間5自治体までであれば確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」も創設されている。
要するに、控除対象額以内におさえれば実質負担額は2000円のままで、よりお得に、よりお手軽になったのだ。ただし、2016年から、「ワンストップ特例制度」を利用するためには、マイナンバーの記入と本人確認の書類が必要になったので注意しよう。
※2000円以外が戻ってくる上限額の詳細は下記の記事を参照!
⇒4月1日からふるさと納税のお礼品を申し込もう! 寄附できる限度額やワンストップ特例の解説、都城市など5つの人気自治体とお礼の品も紹介!
さて、いよいよ、「ふるさと納税ランキング・お米編」を発表しよう! ザイ・オンライン編集部が、お米を特典として用意している150以上の自治体を調査して、コストパフォーマンスが優れた自治体をまとめたので、ぜひ、今年の「ふるさと納税」の参考にしてほしい!
【第1位】1万円の寄付でお米25kg!
昨年度より募集上限を増やすも、即座に受付終了した
「茨城県稲敷市」が2連覇を達成!

昨年に続き、お米ランキングの第1位に輝いたのは「茨城県稲敷市」!
「稲敷市」は、利根川や小野川などの河川に加えて、霞ヶ浦とも隣接しており、米作りに必要な水が豊富な地域。気候が温暖なため、通常よりも早めに収穫できる「早場米」の産地としても有名だ。
肥沃な大地に恵まれ、お米の一大産地である「稲敷市」に、1万円の寄付をすると「特別栽培米あきたこまち25kg」がもらえる。こちらは、昨年も大好評だった特典だ。
「あきたこまち」は、味が優れている「コシヒカリ」と病害や冷害に強い「奥羽292号」を交配し、双方の良いとこ取りをしたお米。そんな「あきたこまち」を、化学肥料や化学合成農薬の量を減らして栽培したのが「特別栽培米あきたこまち」だ。手間ひまかけて作られたお米なので、味が一流であることは間違いなし!
しかし、残念ながら、すでに「特別栽培米あきたこまち25kg」は、受付終了となっている。昨年は「限定30名」の募集で、今年は「限定100名」に募集上限がアップしたものの、応募が殺到し、即座に受付終了となってしまった。
ただし、1万円の寄付で「コシヒカリ」「あきたこまち」「ミルキークイーン」の新米がそれぞれ5kgずつもらえる「稲敷米 3大品種セット(合計15kg)」などは、現在も申し込むことが可能!「稲敷市」で作られている、さまざまな品種の新米を食べ比べてみたい人は、「稲敷米3大品種セット(合計15kg)」を申し込むといいだろう。
なお、当記事の最後には「稲敷市」のふるさと納税担当者のインタビューを掲載しているので、「稲敷市」のお米の人気ぶりについては、この記事の最後を読んでみてほしい。
【第2位】4万円の寄付でお米80kg+赤米がゆ10個!
ヘルシーな玄米と保存食に便利な赤米がゆの
お得なセットがもらえる「岡山県総社市」が第2位!

第2位に輝いたのは、昨年、第3位にランクインしていた「岡山県総社市」だ。「総社市」に4万円を寄付すると、「ヘルシーお米セット(玄米80kg+そうじゃ赤米がゆ10個)」がもらえる。
「ヘルシーお米セット」は、収穫時期に合わせて、「ヒノヒカリ」「にこまる」「きぬむすめ」「朝日」という4品種の玄米をそれぞれ20kgずつ、計80kg送ってくれる内容となっている。玄米は、白米に比べてビタミンB群が約8倍、食物繊維が約5倍と栄養素が豊富で、まさに「ヘルシー」なお米だ。
「総社市」の「ヘルシーお米セット」が第2位にランクインした理由は、4万円の寄付で「玄米80kg」に加えて、「そうじゃ赤米がゆ10個」がもらえるため。「1万円の寄付でお米20kg」がもらえる自治体は他にもあるが、「そうじゃ赤米がゆ10個」もセットになっていることから、僅差で「総社市」が第2位となった。ちなみに、「そうじゃ赤米がゆ」は、賞味期限が5年半と長く、加熱なしで食べられるレトルト食品なので、災害時の保存食としても便利だ。
ただし、「ヘルシーお米セット」は、「限定100名」の上に、8月末には受付終了している。また、「総社市」は、「1万円の寄付で精白米が20kgもらえるコース」や「3万円の寄付で玄米が60kgもらえるコース」なども用意しているが、いずれも8月末で受付を終了しているので、来年以降に期待しよう!
【同率3位】3万円の寄付でお米60kg!
22年連続で「特A」に輝く「はえぬき」を
たっぷり味わいたいなら「山形県寒河江市」で決まり!

第3位には、「1万円の寄付でお米20kg」の特典を用意している25の自治体が同率で並んだため、ここからは、編集部が厳選した3つの自治体を取り上げよう。
まず、紹介するのは「山形県寒河江市」だ!「寒河江市」は、3万円の寄付で「清流寒河江川育ち 山形産はえぬき60kg(28年産新米)」をもらえる。
山形県は、冬には深々と雪が積もり、春には大量の雪解け水が最上川へと流れこむ。「寒河江市」は、その最上川の支流である寒河江川が流れているため、水量が豊富で、米作りに適した地域となっている。
また、「はえぬき」は、山形県のオリジナル品種であり、日本穀物検定協会が定める「米の食味ランキング」で、最高位である「特A」を22年連続で獲得している安定感バツグンのブランド。米作りに適した地域である「寒河江市」で生産された「はえぬき」が美味であることは間違いないだろう。
ちなみに、「寒河江市」は、「さくらんぼ」を始めとした果物の産地としても知られている。「ラ・フランス」や「りんご」などの特典も用意されているので、お米だけではなく、果物をもらうのもおすすめだ。
【同率3位】1万円の寄付でお米20kg!
ポイント制なので、特典を組み合わせられるのも嬉しい
「山形県舟形町」が同率3位に!

続いて紹介する「1万円の寄付でお米20kg」がもらえる自治体は、「山形県舟形町」。昨年、「ふるさと納税」返礼品のお米出荷量で、日本一となった自治体だ。
「舟形町」に1万円の寄付をすると「はえぬき20kg」、3万円の寄付をすると「はえぬき60kg」をもらえる。
「舟形町」は、最上川とその支流の小国川が流れている。寒河江市産と同様に、清らかな水で育ったお米は、味にも期待できるはずだ! さらに、米袋に「光触媒」の作用を持つ特殊フィルムを使っており、お米の鮮度が落ちないように工夫しているのも嬉しいポイントだ。
なお、こちらの特典は、2016年末まで募集しているものの、発送可能上限数に達した場合は受付終了となるので、早めに申し込んだほうがいいだろう。
ちなみに、「舟形町」は、「ふるさと納税」において「ポイント制」を導入しており、「寄付額×1/2=発行ポイント」となる。例えば、2万円を寄付した場合、1万ポイントの獲得となり、そのポイント内であれば、「はえぬき20kg(5000ポイント)+やまがた地鶏セット(3500ポイント)+山ぶどうビネガージュースセット(1500ポイント)」のように、複数の特典を組み合わせることができるのも嬉しい。
ただし、「1000ポイント未満の端数が発生した場合は切り捨て」「ポイントの有効期限は発行日から1年間」といったルールがあるので注意しよう。
【同率3位】3万円の寄付でお米60kg!
同率3位にランクインした「山口県山口市」は、
白米か玄米かを選択できる上に、発送を複数回に分けてくれる!

最後に紹介するのは、「山口県山口市」だ。「山口市」に3万円の寄付をすると、「阿武川源流米コシヒカリ60kg」をもらえる。なお、5万円を寄付した場合は100kg、10万円を寄付した場合は200kgとなる。
「阿武川源流米コシヒカリ」は、標高400mほどの阿東地域で生産されているコシヒカリ。高い標高が生む昼夜の寒暖差と、阿武川の源流である十種ヶ峰から湧き出る清らかな水によって、甘くておいしいお米が作れるのだとか。そのおいしいお米を60kgも送ってもらえるとは、嬉しい限り!
お米の量以外にも注目すべき点は、白米にするか玄米にするかを選択でき、お米の発送を複数回に分けてくれることだ。玄米を食べたいヘルシー志向の人はもちろん、大量のお米が一気に届くと置き場に困る……なんて人にもおすすめの自治体だ。
改めて、今回紹介した第1位、第2位、同率3位のランキングをまとめると以下のとおり。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
◆2016年度 「ふるさと納税」で「お米」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2016年8月31日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | |||
寄付金の使い道 | |||||
1位 | 茨城県稲敷市 | ||||
・1万円⇒特別栽培米あきたこまち25kg (あきたこまち5kg×5袋) ・1万円⇒稲敷米3大品種セット(合計17kg) (平成27年産 コシヒカリ5kg、あきたこまち5kg、 ミルキークイーン5kg、ミルキークイーン2kg) |
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【寄付金の使い道】産業及び観光の振興/自然環境の保全/福祉の充実/教育、文化活動及びスポーツ振興/その他、市長におまかせ | |||||
2位 | 岡山県総社市 | ||||
・4万円⇒ヘルシーお米セット(玄米80kg+赤米がゆ10個) (ヒノヒカリ、にこまる、きぬむすめ、朝日のいずれかの 玄米10kg×2袋×4回、赤米がゆ10個) ・1万円⇒そうじゃのお米【精白米コース】20kg (ヒノヒカリ、にこまる、きぬむすめ、朝日のいずれかの 精白米5kg×4袋) ・2万円⇒そうじゃのお米【精白米コース】 40kg(合計40kg) (ヒノヒカリ、にこまる、きぬむすめ、朝日のいずれかの 精白米5kg×4袋×2回) ・3万円⇒そうじゃのお米【玄米コース】 1俵(合計60kg) (ヒノヒカリ、にこまる、きぬむすめ、朝日のいずれかの 玄米10kg×2袋×3回) ・5万円⇒そうじゃのお米【精白米コース】 100kg(合計100kg) (ヒノヒカリ、にこまる、きぬむすめ、朝日のいずれかの 精白米5kg×4袋×5回) |
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【寄付金の使い道】ふるさとの父母・子育て応援団/鬼ノ城・吉備文化応援団/水とみどりの応援団/ふるさとなんでも応援団 | |||||
3位 | 山形県寒河江市 | ||||
・3万円⇒清流寒河江川育ち 山形産はえぬき60kg (平成28年産 はえぬき5kg×4袋×3回) ・3万円⇒さがえのよくばりセットF さくらんぼ&つや姫20kg (佐藤錦「秀」Lサイズ以上500g×2パック、つや姫10kg×2回) |
ほか、1万円で「山形牛すじ煮セット(山形牛すじ煮2袋、ぎょうざウインナー4袋、山形芋煮2人前460g)」などがある |
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【寄付金の使い道】グラウンドワークによる市民参加のまちづくり/次世代を担う子どもたちの育成/地域福祉の充実/さくらんぼのまちづくり/中心市街地の活性化/美しい景観づくり | |||||
3位 | 山形県舟形町 | ||||
・1万円⇒山形県舟形町産 はえぬき20kg (平成28年産 はえぬき10kg×2袋) ・3万円⇒山形県舟形町産 はえぬき60kg (平成28年産 はえぬき10kg×6袋) ・3万円⇒あきたこまち・ひとめぼれ・コシヒカリ食べ比べセット60kg (平成27年産 あきたこまち20kg、ひとめぼれ20kg、コシヒカリ20kg) |
ほか、1万円で「A4ランク以上! 山形牛焼肉セット(モモ・カタ 各300g計600g)」などがある | ||||
【寄付金の使い道】子育てを支援するまちづくり/健やかに暮らせるまちづくり/地域の活力あるまちづくり/環境にやさしいまちづくり/安全で安心なまちづくり/国宝「縄文の女神出土」の西ノ前遺跡整備/こだわらずに支援 | |||||
3位 | 山口県山口市 | ||||
・3万円⇒阿武川源流米60kg (コシヒカリ白米または玄米10kg×6袋) ・5万円⇒阿武川源流米100kg (コシヒカリ白米または玄米10kg×10袋) ・10万円⇒阿武川源流米200kg (コシヒカリ白米または玄米10kg×20袋) ・3万円⇒鳴滝清流米玄米60kg (鳴滝清流米玄米30kg×2袋) |
ほか、1万円で「秋穂産 活き車えび(約400g 10~15尾)」などがある | ||||
【寄付金の使い道】大内文化の薫るまちづくり/山口市発 新しい芸術の創造/詩人 中原中也の世界を全国へ広げよう/育てよう!やまぐち元気キッズ/蛍が飛び交う自然を生かしたまちづくり | |||||
※以降のランキングはコチラ! ⇒【2016年度版】お得な「ふるさと納税」ランキング~お米編~特産品でもらえる「お米」で得する自治体は? |
今年は、昨年にも増して、コストパフォーマンスが優れた自治体が多数登場した。どこに寄付しようか迷ってしまったら、お米の品種や寄付金の使い道がどう異なるのかを吟味して、自分の好みに合った自治体を探してみるといいだろう。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体は1500以上に上るため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
もし、この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2016年度お米ランキング第1位に輝いた
茨城県稲敷市の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!
「ふるさと納税ランキング・お米編」において、2年連続で第1位を獲得し、着実にその存在感を示してきている「茨城県稲敷市」。今回は、「稲敷市」のふるさと納税担当者・大湖(おおこ)さんにインタビューを行なったぞ!
「稲敷市では、昨年の7月15日に『ふるさと納税』をリニューアルし、お礼の品を拡充しました。もちろん、今年もラインナップを拡充しています! はっきりとした数字は、まだ出していないのですが、4月初旬から7月下旬までに、合計3000万~4000万円の寄付金が集まっています。今年は、6000万円の歳入を見込んで『ふるさと納税』をスタートさせたので、想定よりも速いペースで寄付をいただいています」
「ふるさと納税」を利用している人にとって、特典の選択肢が増えるのは嬉しい限り! コストパフォーマンスも優れているので、「稲敷市」に寄付金が集まるのもうなずける。では、ここ1年間ほど「ふるさと納税」に本格的に取り組んでみて、どのような反響がありましたか?
「寄付をしていただいた方々から、多くのメッセージが寄せられています。例えば、『初めて稲敷市を知った』とか、稲敷市出身の方から『昔食べていたものを久しぶりに食べられた』とか、そのような感想が届いています。もちろん、『おいしいお米を食べられました』という声も伺っています! 『ふるさと納税』によって、稲敷市の農産物や特産物をPRできていると感じていますね」
たとえ、故郷から遠く離れた地に住んでいたとしても、故郷の名産物を気軽に味わえるのも、「ふるさと納税」のメリットだ。それでは、今回、第1位を獲得した「特別栽培米あきたこまち25kg」にまつわるエピソードもお教えください。
「お礼の品は、あくまでも事業者の方々のご協力があって初めて提供できるものですから、あまりにも多くの数を要求すると、事業者の方の負担になってしまいます。『できるだけ稲敷市をPRしたい!』と考え、1万円の寄付で『特別栽培米あきたこまち25kg』を提供することに決めたのですが、『事業者の方の負担を最小限にしたい』と考えた結果、『限定100名』の特典にさせていただきました。今年は、4月25日に受付を開始したのですが、ありがたいことに、たった1~2分で募集上限に達してしまいました。この『あきたこまち』は、化学肥料や農薬を減らして栽培しており、『エコ農業』『環境にやさしい農業』として作られているお米ですので、一般的な『あきたこまち』よりもおいしいはずだと自負しております」
昨年は、「限定30名」が5分で受付終了になったとの逸話があったが、今年は、それを上回るスピードで締め切られてしまうとは! 自治体への注目度が高まってきている中、来年度以降の展望はいかがでしょうか?
「2年連続で1位になったのは嬉しいですね。『ふるさと納税』をリニューアルしてから1年ほど経ったのですが、お礼の品を増やすことによって寄付額も増えていますので、来年以降も、さらに寄付が集まるように『稲敷市』のPRを強化していきたいと考えています」
大湖さんのインタビューから伝わってくるように、「ふるさと納税」は、寄付者と自治体を「Win-Win」の関係で結んでくれるありがたい制度だ。おいしいお米をお得にいただくことが、その自治体の応援にもなるはず。ぜひとも「ふるさと納税」を活用して、お得に全国各地の自慢のお米を味わおう!
(取材・文/森井隆二郎[A4studio])
【2015年度版】
お米を特典にしている自治体は150超!
第1位の自治体は昨年の記録を5kgも上回り、さらにお得に!
お米は「ふるさと納税」でもらえる特典の中でも「牛肉」などと並んで人気が高いジャンルだ。昨年のランキング上位だった「長野県阿南町」や「岡山県吉備中央町」では、今年の募集受付開始当日に申込が殺到し、自治体のサーバーがパンクする騒ぎとなったほど。
1年間に日本人1人あたりが消費する米の平均量は約60kgと言われているが、ブランド米の市場価格は5kgで2000円~3000円するため、60kgなら年間2万4000円~3万6000円ほどお米代に費やしている計算になる。この出費を「ふるさと納税」を賢く利用して節約しようと考えている人が多いということだろう。
それゆえ、多くの自治体がよりお得に感じてもらえるように「特典の目玉」として、お米の量を大盤振る舞いでプレゼントする傾向にあり、今年度は昨年度よりも寄付金に対してもらえるお米の量が大幅に増えた自治体が数多く存在しているのだ!
今回はそれらの自治体でもらえる量を調査した結果をランキングにして発表するのだが、その前に改めて「ふるさと納税」について説明しておこう。
「ふるさと納税」とは“納税”と銘打っているが、要するに各自治体への寄付金制度。寄付した翌年に、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。例えば控除の対象となる寄付金上限額が5万円の人の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち4万8000円が控除対象額となる。
さらに! 制度改正により2015年から控除額が約2倍にUP! つまり昨年までの控除額が3万円だった人なら、今年は6万円ほどを寄付しても、実質負担額は2000円で済むようになっている。
しかも! 昨年まではサラリーマンであっても、寄附金控除を受けるためには確定申告をする必要があったが、今年からは寄付先が年間5自治体までであれば確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」も創設されている。
要するに、控除対象額以内におさえれば実質負担額は2000円のままで、よりお得に、よりお手軽な仕組みになっているのである。「ふるさと納税」は利用しなければ損をする制度と言えるのだ!
そこで今回は、お米を特典として用意している150以上の自治体を調査して、寄付額に対してもらえるお米の量が多い、コストパフォーマンスが高い自治体のランキングを作成! お米がもらえる全国の自治体の中でも、特にお得な自治体はココだ!
【第1位】1万円以上の寄付でお米25kg!
限定30名ながら圧倒的なお得度で一瞬で締切に!
堂々の1位に輝いたのは「茨城県稲敷市」
昨年1位だった「長野県阿南町」の“1万円で20kg”を上回るコストパフォーマンスで、突如「お米ランキング」第1位に登場した新星が「茨城県稲敷市」。
「稲敷市」では、2015年7月15日に「ふるさと納税」の特産品をリニューアル。その目玉として1万円を寄付すると、なんと「あきたこまち」が25kgももらえるようになった!
「稲敷市」と言えば北は霞ヶ浦、南は利根川に挟まれ、新利根川や小野川も流れている肥沃な土地が広がっていたため、古くからとても稲作が盛んな地域。実際「稲敷市」の耕地面積の9割は水田で、早場米の産地としても有名だ。
今回、「稲敷市」に寄付するともらえる「特別栽培米あきたこまち」は、そんな肥沃な水田地帯で、茨城県で進めているエコ農業及び環境にやさしい農業を通して作られたお米で、従来よりも化学肥料や化学農薬を減らして栽培されたものというから、その味にも期待ができる。
しかし、残念ながらこの特典はすでに受付締切されている。というのも、この特典は最初から「限定30名」の募集だったためで、受付開始日のスタート直後から応募が殺到し、当日すぐに締め切ることになってしまったという。
当記事の最後に「稲敷市」のふるさと納税担当者のインタビューを掲載しているので、受付当日の様子はこの記事の最後を読んでみてほしい。
【第2位】3万円以上の寄付でお米60kg+みそ750g!
多数の自治体がひしめく激しい同率3位争いから
「みそ」のオマケで一歩抜け出した「福島県広野町」
第2位となった「福島県広野町」も、人気のためすでに受付は締め切られてしまっているが、こちらも昨年1位だった自治体を上回るコストパフォーマンスになっている点に注目。

「広野町」に3万円以上を寄付するともらえるのは「広野産米コシヒカリ」が60kg。さらに、そのお米に加えて「広野産大豆の無添加みそ」が750gもついてくる。この「みそ750g」で、同じ量のお米がもらえる同率3位集団から一歩抜きん出た形だ。
もともと阿武隈山系から流れ出る水を引いた広野町産のお米は人気が高かったが、同町が福島第一原発から30km圏内にあったため、震災後、農家は米作りを自粛していたそう。しかし、その後は粛々と除染を進め、2013年から米作りを再開。もちろん国の食品基準よりも厳しい基準で放射性物質の検査を行っており、誰でも安心して口にできる「広野町産のお米」を再び提供できるようになったのだ!
「ふるさと納税」は震災後に急増するなど、被災地への「復興支援」という目的もある。そう考えれば、復興の手助けをしながら、しかも「安全お米とみそ」がもらえるのであれば「広野町」が人気化するのは必至。
来年以降も早期に締め切られる可能性があるので、忘れないようにチェックしておこう。
【同率3位】1万円以上の寄付でお米20kg!
「ふるさと納税」の特典用に合計2万俵も用意し、
まだ申し込める「岡山県総社市」にチャンスあり!
第3位にはなんと11もの自治体がランクイン。しかも、もらえるお米の量は1万円で20kg(もしくは3万円で60kg)と、これら第3位の自治体のコストパフォーマンスは昨年の1位と同じ。つまり、各自治体がお礼の特産品として昨年よりも「お米」の量を増量させているのがわかる。
さて、ここからはそんな11の自治体がひしめく同率3位のうち、現時点(8月16日時点)でまだ締め切られていない自治体から、編集部がセレクトした3つの自治体を紹介していこう。

まず紹介するのは「岡山県総社市」だ。「総社市」では現在、特別企画「そうじゃの新米 第2弾」として1万円以上の寄付で新米20kgを特典としている。
新米の品種は「ヒノヒカリ」「にこまる」「あさひ」の予定(ただし、特典として受け取る品種の指定は不可)。
「ヒノヒカリ」は九州、中四国などで盛んに栽培されており、艶がよく、ほどよい粘りがある品種。「にこまる」は「きぬむすめ」と「北陸174号」というコシヒカリ系のお米を掛け合わせており、「コシヒカリ」よりも粘りがあり、モチモチした食感が抜群の品種。「あさひ」は大粒で程よい粘りと歯ごたえが特徴で、ご飯はもちろん寿司などにも適しているとされる品種だ。
8月末日まで受け付け募集しているが、用意している2万俵分まで達した場合、予定より早期に受付終了する可能性もあるので、申し込みはお早めに!
【同率3位】3万円以上の寄付でお米60kg!
ブランド米の「山形産はえぬき」を大盤振る舞い。
果物の特典も充実の「山形県寒河江市」
続いて紹介する「山形県寒河江市」は、3万円以上の寄付で「山形産はえぬき」を60kgもらえる。
山形県のほぼ真ん中に位置する「寒河江市」は、最上川と寒河江川が合流する肥沃な土壌を市の東側に有している。また、盆地特有の内陸型気候のため、米の生育期の気温の寒暖差が激しく、米作りに適した地域と言われている。
そして「はえぬき」は、山形県立農業試験場庄内支場が「庄内29号」と「あきたこまち」を掛け合わせて生み出したブランド。高低の気温差に強いうえに倒れにくいという特徴を持ち、しっかりした歯ごたえと弾力が魅力の品種である。
そんな「寒河江市」で育った「はえぬき」が絶品であろうことは想像に難くないが、同時に同市は県内随一の「さくらんぼ」の産地としても知られていて、ほかにも「ラ・フランス」や「りんご」などの果物の特典が充実している点にも注目だ。
今年は「さくらんぼ(紅秀峰、佐藤錦)」の受付は終了しているが、「りんご」はまだ受付中。寒河江市産の「はえぬき」を食べて、デザートに寒河江市産の「りんご」を食べるというのもオツなのでは?
【同率3位】3万円以上の寄付でお米60kg
6万円以上でお米120kgという
コースも設けている「福島県湯川村」

最後に紹介するのは「福島県湯川村」。
「湯川村」は会津盆地の中心に位置し“会津のへそ”とも呼ばれているが、面積はわずか16.36平方キロメートルと福島県内最小の自治体で、人口も約3600人程度。とは言えキャッチフレーズとして「米と文化の里」を掲げるだけあり、お米の一反あたりの収穫量は県内一だという。
そんな「湯川村」でも3万円以上の寄付で湯川村産米の「コシヒカリ」が60kgももらえるが、なんと6万円以上の寄付では120kgもらえるコースもある。さすが米どころを自負する村だけのことはある。食べ盛りの子どもが多い大家族に打ってつけではないだろうか。
改めて、今回紹介した第1位、第2位、同率3位のランキングをまとめると以下のとおり。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
◆2015年度 「ふるさと納税」で「お米」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2015年8月16日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | |||
寄付金の使い道 | |||||
1位 | 茨城県稲敷市 | ||||
・1万円⇒特別栽培米あきたこまち (合計25kg、あきたこまち5kg×5袋) |
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【寄付金の使い道】産業及び観光の振興/自然環境の保全/福祉の充実/教育、文化活動及びスポーツ振興/その他、市長におまかせ | |||||
2位 | 福島県広野町 | ||||
・3万円⇒ 広野産米コシヒカリ(60kg、特別栽培米)+広野産大豆の無添加みそ(750g) |
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【寄付金の使い道】自然環境の保全と活用/文化及びスポーツ/生涯学習と人材育成/健康で安心して暮らせるまちづくり/地域産業の振興/事業の指定のないもの | |||||
3位 | 岡山県総社市 | ||||
・1万円⇒そうじゃの新米 (合計20kg、ヒノヒカリ、にこまる、朝日のいずれか5kg×4袋) ・5万円⇒そうじゃの新米(合計60kg)+そうじゃ消防署カレー (合計60kg、ヒノヒカリ、にこまる、朝日のいずれか5kg×12袋) |
ほか、1万円で「白桃のシロップ漬とジャムのセット」(白桃のシロップ漬(3瓶) 白桃ジャム(3瓶))など | ||||
【寄付金の使い道】ふるさとの父母・子育て応援団/鬼ノ城・吉備文化応援団/水とみどりの応援団/ふるさとなんでも応援団 | |||||
3位 | 山形県寒河江市 | ||||
・3万円⇒清流寒河江川育ち 山形産はえぬき (合計60kg、20kg×3回) ・2万円⇒厳選 つや姫(15kg) |
ほか、1万円で「さがえまごころ便」(寒河江産厳選つや姫2kg、いも煮2人前、冷たい肉そば2束、手巻納豆11本などの詰め合わせ)などがある | ||||
【寄付金の使い道】グラウンドワークによる市民参加のまちづくり/次世代を担う子どもたちの育成/地域福祉の充実/さくらんぼのまちづくり/中心市街地の活性化/美しい景観づくりなど | |||||
3位 | 福島県湯川村 | ||||
・3万円⇒湯川村産米(合計60kg、コシヒカリ) ・6万円⇒湯川村産米(合計120kg、コシヒカリ) |
ほか、5千円で「地酒」(瑠璃光4合瓶2本)など | ||||
【寄付金の使い道】安全・安心で、快適に住めるむらづくり/いつも健康、共に助け合う社会づくり/美しい田園風景、活力ある産業基盤づくり/笑顔で学ぶ心豊かな人づくりなど | |||||
※第6位以降のランキングはコチラ!⇒【2015年度版】お得な「ふるさと納税」ランキング~お米編~特産品でもらえる「お米」で得する自治体は? |
なお、同率3位は前述したとおり11自治体もあり、その中には昨年上位にランクインしていた「長野県阿南町」や「岡山県吉備中央町」も名を連ねているので、上記5つ以外のランキングも要チェックだ!
昨年度のランキングでは「1万円以上の寄付で10kg」でもベスト10にランクインできていたことを考えると、今年度のお米のお得度がどれだけ上がったかが理解できるだろう。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体は1500以上に上るため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
もし、この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2015年度の「ふるさと納税ランキング~お米編」第1位の
茨城県稲敷市の「ふるさと納税」担当者を直撃!
今回のリサーチで、限定30名ながら他自治体に圧倒的な差をつけて「ふるさと納税ランキング~お米編」で第1位に輝いた「茨城県稲敷市」。編集部は同市の「ふるさと納税」担当者にインタビューを試みた!
「『ふるさと納税』のお礼の特典は3年ほど前から設けており、その中にもちろんお米も入っていましたが、そこまで力を入れていたわけではないんです。ですが、今年の7月15日から特典の内容をリニューアルしまして、特典数を一気に約60種類にまで増やすとともに、その中の目玉として『1万円でお米25kg』という特典を設けさせていただきました」
お米を特典にしている他の自治体も意識したんでしょうか?
「もちろんです。我々の市は『ふるさと納税』の特典においては後発だと認識しておりましたので、他市町村さんを参考にはさせていただきました。とは言っても、このようなランキングで1位になれるとは思っておらず、正直、かなり驚いております。“美味しいお米が取れる地”ということで、少しでも『稲敷市』の名前を覚えてもらえるように、注目してもらえるようにと考えて行ったリニューアルでしたので、すでにその効果は出ているかもしれないですね」
特典内容をリニューアルした7月15日はものすごく応募が殺到したとお伺いしましたが、どのような感じだったんでしょうか?
「はい、おかげさまで。7月15日の15時から受付開始と告知してあったのですが、15時になったとたんに申し込みが殺到しまして、このお米の特典は開始からわずか5分で締め切らせていただくことになったほどです。この日だけで約300名の方から申し込みがあったのですが、限定30名様の先着順とさせていただいておりましたので、約270名の方には申し訳ないのですが別のお礼の品に代えさせていただきました」
開始5分で終了とは! 有名ミュージシャンのライブチケット並!
「『あきたこまち』は8月末に収穫できる予定で、他の品種である『ひとめぼれ』や『ミルキークイーン』などよりも早い時期に収穫できます。そのため、寄付者の皆様には早い時期にお届けできると思いますので、楽しみに待っていていただきたいですね。また、稲敷市はブドウやイチジクの産地でもあるため、果物の特典も充実しております。市内に9つのゴルフ場を有しているのも特徴のため、ゴルフの無料プレー券といった特典もございますので、お米以外の特典もチェックしていただけますと幸いです」
同市では当初、寄付金総額を年間1000万円程度と予想していたが、リニューアルした7月末時点で約800万円の寄付金が集まるほど人気を集めているそうだ。
「ふるさと納税」は決して特産品などの特典がメインではなく、地方自治体への寄付制度ということが前提なのは言わずもがなだが、このように各自治体にも寄付者にもメリットのある制度となっている。
こちらの記事(【2015年度版】お得な「ふるさと納税」ランキング~お米編~特産品でもらえる「お米」で得する自治体は?)には、「ふるさと納税」の特典でお米がもらえる自治体のランキング上位を掲載している。たくさんお米がもらえたり、自分が好きなブランド米がもらえたりして、なおかつ「ふるさと納税」の使い道に共感できる自治体を選んで、あなたも「ふるさと納税」にチャレンジしてみよう!
(取材・文/昌谷大介、日下部貴士[A4studio])
【2014年度版】
お米を特典にしている自治体は150超!
実質負担額2000円で60kgももらえる自治体も
日本人の主食である「お米」。1年間に日本人1人あたりが消費する米の平均量は約60kgだそうだ。スーパーではブランド米なら5kgで3000~4000円程度なので、60kgなら年間3万6000円~4万8000円。家族3人ならなんと10万円以上も必要なのだ。ほぼ毎日食べるものだからこそ、普通に購入していれば結構な出費になってしまう。
しかし、「ふるさと納税」をうまく使えば、その出費を抑えることができる。
というのも、「ふるさと納税」のお礼として、「お米」を特典にしている自治体が多く、その数は全国で150以上。なかには3万円の寄付(実質負担額2000円~)で、60kgのお米がもらえる自治体も存在する。つまり、人によっては実質負担額がたったの2000円で、1年間に消費するお米を「ふるさと納税」の特典でまかなうことも可能なのだ!
「ふるさと納税」は、納税(寄付)した翌年に確定申告をすれば、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。いくら控除されるかは納税者によって異なるが、例えば控除の対象となる寄付金の上限額が3万円の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち2万8000円が控除対象額となる。つまり、3万円寄付して60kgのお米を貰ったとしても、そのうち2万8000円が控除されるので、実質負担は2000円ということになるのだ。
そこで今回は、寄付額に対してもらえるお米の量を調査して、コストパフォーマンスが高い「ふるさと納税」のランキングを作成! 全国の自治体の中でも、特にお得な、優れた自治体を紹介していく。
【第1位】1万円以上の寄付で新米20kg!
他の追随を許さない圧倒的な量で大人気!
堂々の1位に輝いたのは「長野県阿南町」

第1位になった「長野県阿南町」では、地元で作っているコシヒカリ、あきたこまち、天竜乙女をブレンドした「あなんの誉」をもらうことができる。しかも、その量は1万円以上の寄付で20kg、2万円以上の寄付で40kg、3万円以上の寄付で60kgと、多くの自治体でもらえる特典の相場、「1万円で10kg」の2倍!
つまり、阿南町に3万円を寄付すれば、日本人1人が1年間に食べる量のお米を手に入れることができるのだ!
ただし、昨年から始めたこの特典が大人気で、2014年分にも応募が殺到し、残念ながら3月上旬に2014年度分の申し込みを一旦締め切っている。今年度中に募集を再開するかどうかは、今のところ未定だそうだ(詳細は記事の最後にある長野県阿南町の「ふるさと納税」担当者への取材で確認してほしい)。
【第2位】1万円以上の寄付で米15kg!
昨年度に比べて量は減り、1位から陥落するも
まだまだコスパは最高レベルの「滋賀県多賀町」

第2位の滋賀県多賀町は、2013年度は1万円以上の寄付で多賀産の「キヌヒカリ」21kgと、長野県阿南町を上回るお米をプレゼントしていたが、残念ながら2014年度は1万円以上で15kgと、6kg減量となり、第2位に。
しかし、それでもコストパフォーマンスが優れていることに変わりなく、今年度も4月4日時点で申し込みを締め切ってしまっているほどの人気だ。なお、10月には申し込みを再開する予定とのことなので、要チェックだ。
【第3位】1万円以上の寄付で米13.5kg
江戸時代に名を馳せた幻の米の生産地でもある
「埼玉県幸手市」がランクイン!

第3位はなんと意外にも首都圏の埼玉県幸手市がランクイン。1万円以上の寄付で幸手産「コシヒカリ」を13.5kgもらうことができる。
あまり知られていないが、実は埼玉県幸手市は豊富な水に恵まれている穀倉地帯で、江戸時代には「白目米」という最高級米の栽培がおこなわれていたほど。量だけではなく、味にも満足できるはずだ!
【第4位】8000円以上の寄付で米10kg
中途半端な金額設定8000円が特徴で
寄付者の心理的負担が軽減されそうな「奈良県御杖村」

第4位の奈良県御杖村では御杖村産「コシヒカリ」をもらうことができるのだが、寄付金の設定が特徴的で、8000円の寄付で10kg。これは仮に1万円で換算すると12.5kgと、相場の「1万円で10kg」を上回るお得さだ。
1万円以上や5000円以上の寄付で特典が貰える自治体は多いが、8000円以上という設定をしている自治体は珍しい。「1万円以上で10kg」という自治体が横並びの中、「実質負担は2000円」とはいえ、実際は自分の財布から支出をする「ふるさと納税」では、1万円ではなく8000円以上で同量の10kgをもらえるというのは心理的な負担が少なく、人気化する可能性もありそうだ。
【第4位】2万円以上の寄付で米25kg
お米のほかにも豪華な特典がたくさん用意されている
「高知県奈半利町」が同率4位!

奈良県御杖村と同率4位にランクインしたのは、高知県奈半利町だ。
奈良県御杖村が8000円の寄付で10kgがもらえて「1万円で換算すると12.5kg」だったのに対し、同じ「1万円で換算すると12.5kg」でも高知県奈半利町の場合は2万円以上の寄付で「なはりの米」25kgをもらうことができる。コストパフォーマンスとしては奈良県御杖村と同じだが、こちらのほうが寄付する金額は高くなる。
ちなみに、高知県奈半利町では、お米のほかにも1万円以上の寄付でキンメダイ2匹や豚肉1kgなど、豪華な特典がたくさん用意されている。かなり太っ腹な自治体といえるので、ほかの特典もチェックしてみよう。
改めて、第1位から第5位までのランキングをまとめると以下のとおり。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
◆2014年度 「ふるさと納税」でお米がもらえる自治体のお得度ランキング!(※2014年4月17日時点) |
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順位 | もらえるお米の量と品種 | 備考 | |||
寄付金の使い道 | |||||
1位 | 長野県阿南町 | ||||
・1万円→20kg ・2万円→40kg ・3万円→60kg ※あなんの誉(コシヒカリ、あきたこまち、天竜乙女のブレンド米) |
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【寄付金の使い道】米作り農家応援事業(町内のコメ生産農家の支援) | |||||
2位 | <滋賀県多賀町 | ||||
・5000円→6kg ・1万円→15kg ※キヌヒカリ |
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【寄付金の使い道】環境保全に関する事業/子育て支援および福祉に関する事業/教育またはスポーツ・文化の振興に関する事業など | |||||
3位 | 埼玉県幸手市 | ||||
・1万円→13.5kg ※コシヒカリ |
10月以降に 送付予定 |
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【寄付金の使い道】こどもたちの教育に関する事業/こどもから高齢者までの健康・福祉に関する事業/資源のリサイクルなど環境に関する事業など | |||||
4位 | 奈良県御杖村 | ||||
・8000円→10kg ・3万円→20kg ※コシヒカリ |
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【寄付金の使い道】心癒される豊かな自然を守り、再生に関する事業/教育の推進並びに文化の保全及び育成に関する事業/災害等、防災対策に関する事業など | |||||
5位 | 高知県奈半利町 | ||||
・2万円→25kg ※なはりのお米(コシヒカリ、ヒノヒカリ) |
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【寄付金の使い道】観光で賑わうまちづくり事業/活力のあるまちづくり事業/元気な人づくり事業/その他、よりよいまちづくり事業 | |||||
※第6位以降のランキングはコチラ! |
なお、6位以下には「1万円以上の寄付で10kg」の米がもらえる「山形県中山町」や「広島県三原市」、「北海道南幌町」などの自治体が横並びとなっている。その自治体数は、およそ25超!
上位の5つの自治体と比較すると「お得度」は低いが、実質2000円の負担でお米10kgがもらえるのだから、どれも「寄付しないよりは、寄付したほうが絶対にお得!」なのは間違いない(第6位以降のランキングはコチラの記事を参照)。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体は1500以上に上るため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
もし、この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
お米がもらえる「お得なふるさと納税」ランキング第1位の
長野県阿南町の「ふるさと納税」担当者を直撃!
今回の調査で他の自治体に圧倒的な差をつけて第1位の座に輝いた長野県阿南町。
なぜ「1万円の寄付で20kg、3万円なら60kg」という大盤振る舞いをしているのだろうか。そこで、長野県阿南町役場振興課「ふるさと納税」担当者の田嶋由章さんにお話を伺った。
「日本人1人あたりが1年間に食べる米の平均量が60kgだそうなので、3万円以上の寄付で60kgという設定にしました。昨年度は6500件の申し込み、金額で1億4100万円の寄付をいただきまして、大変ありがたく感じております」(長野県阿南町役場振興課「ふるさと納税」担当者の田嶋由章さん)
1年間の米の消費量を基準に特典を用意するとは、なんとも太っ腹! その効果もあってか、1人あたりの寄付金額の平均も2万円を超えている。
しかし他の自治体と比較しても圧倒的にコストパフォーマンスがよく、昨年も11月には受け付けを締め切った。今年度分の募集を開始する際に、お米の量を減らすという検討はしていなかったのだろうか?
「いえ、お得だと感じていただいたからこそ大きな反響をいただけたと思いましたので、今年度も同額・同量で募集させていただきました。今年度もすでに7300件ほどの『ふるさと納税』申請書の送付希望をいただいており、ご応募を検討されていた方には申し訳ないのですが、米の送付できる見込み量に達したのでの申し込みを締め切らせていただいております」
これだけ寄付金が集まり、全国的にも注目を集めれば、阿南町にも何か変化があったのでは?
「昨年度に始めたばかりなので、目に見えた経済効果はまだ出ていませんが、予想以上の反響に驚いております。もちろん嬉しい誤算といいますか、喜ばしい限りです。農家の収入増にもつながっていますので、農家の方々からは『今年もまたお願いしたい』と言っていただけていましたし、寄付者の方からも喜びの声をいただいております。阿南町としても遊休荒廃農地の防止につながるので今後も続けていきたいと思っています」
「ふるさと納税」は、決して特典がメインではない。しかし、特典がもらえることで「ふるさと納税」を活用する人が増えれば、それは「ふるさと納税」を本当に必要にしている自治体、そしてそこに住む人にとってもいいことづくめで、まさに「win-win」の関係になる。
こちらのページには、「ふるさと納税」の特典でお米がもらえる30の自治体のランキングを掲載する。たくさんお米がもらえたり、自分が好きなブランド米がもらえたり、「ふるさと納税」の使い道に共感できる自治体を選んで、あなたも「ふるさと納税」にチャレンジしてみよう!(第6位以降のランキングはコチラの記事を参照⇒【2014年度版】お得な「ふるさと納税」ランキング~お米編~特典に「お米」がもらえるコスパ最強の自治体は?)
(取材・文/千葉雄樹、昌谷大介[A4studio])
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【2025年4月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短10秒発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大7%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率7%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆三菱UFJカード |
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0.5~5.5% (※1) |
永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
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【三菱UFJカードのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、セブン‐イレブンなどのコンビニのほか、オーケー、松屋、ピザハットオンライン、スシロー、くら寿司などでの利用分は還元率5.5%の高還元に!(※1)カード利用で貯まる「グローバルポイントは、スマートフォンアプリ「MUFGカードアプリ」を利用することで「Amazonギフトカード」「Apple Gift Card」「Google Play ギフトカード」などのギフトカードに“即時交換”できるのもメリット! また、2024年8月から年会費が“永年無料”になって、さらにお得なクレジットカードになった。 ※1「1ポイント=5円相当」の商品に交換した場合の還元率。還元率5.5%はセブン‐イレブンやローソンなどの対象店舗で利用した場合(AMEXブランドのみ一部加盟店が5.5%還元特典の対象外)。各社の利用金額は合算されず、各社単位の1カ月の利用金額合計1000円ごとにポイントを付与。なお、Apple PayはQUICPayでの利用が対象(Apple PayとQUICPayはMastercardまたはVisaのみ利用可能)。 |
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【関連記事】 ◆「オーケー」「オオゼキ」「東武ストア」などのスーパーでも5.5%還元になる「三菱UFJカード」は主婦にもおすすめ! コンビニや飲食店だけでなくスーパーでもお得! ◆「三菱UFJカード」の年会費が“永年無料”になり、最大5.5%還元の対象加盟店も大幅に追加! スシロー、くら寿司、オーケーなどでもお得にポイントが貯まる! |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - |
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【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」や、世界1300カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD |
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【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトで要確認。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!(最優秀メインカード部門) ◆「楽天ポイント」のお得な貯め方を解説!【2024年版】「楽天カード+楽天銀行+楽天証券」など、楽天市場のSPUでお得にポイントが貯まるサービスを活用しよう! |
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