【※本記事は2014年時点の内容です。「SPGアメックス」は、2018年8月18日にポイントプログラムや特典内容をリニューアルしました。最新の情報については、下記の記事をご確認ください】
⇒SPGアメックスは、アメリカン・エキスプレス発行のカードの中で、専門家がイチオシする最強カード!カードの達人が「アメックスの魅力と活用法」を解説
⇒SPGアメックスがさらなる進化で“神”カードに!? マリオットホテルのスターウッドホテル買収により、世界No.1ホテルチェーンでも得する最強カードに!
⇒【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!(プラチナカード編の最優秀カードに選出!)
航空会社のマイル系カードだけでいいの?
トラベラー必携の高級ホテルステイが充実する1枚!
ゴールドカードやプラチナカードを所有している方、またはこれから所有したいとお考えの方の中には、国内外のあちこちを旅して回るのが趣味だったり、仕事の関係などで、世界を股にかけて頻繁に旅をしていたりするような方も多いのではないでしょうか?
そんな旅慣れたみなさんなら、旅をより快適にしてくれるようなサービスを提供してくれるクレジットカードを、必ず1枚や2枚は所有したいと考えるでしょう。
というと、すぐに思い出されるのは、マイルが貯まるエアライン系のカードかもしれません。確かに、多忙なトラベラーであれば、必然的に飛行機にはしょっちゅう乗るわけですから、エアライン系のカード――それも、ゴールドカードやプラチナカードといった上級クレジットカードを持っておけば、マイルがどんどん貯まります。
例えば、ANA(全日空)では、たくさんの「ANAカード」を発行していますが、その中の上級カードには、年会費が高いものの、マイルはかなり貯まりやすい仕組みになっているものが何枚もあります。
その一つである「ANA JCBカードプレミアム」は、年会費が7万円(税抜)かかりますが、ANAグループ便に搭乗する度に、通常のフライトマイルに加えて、ボーナスマイル(「区間基本マイレージ」×「クラス・運賃倍率」×50%」で算出)をもらえます。
ボーナスマイルの計算式の中にある「50%」とは、ANAカードの種類によって異なる積算率で、一般的なカードだと10~25%ですが、上級カードになると50%まで跳ね上がります。さらに、ANAの航空券を「ANA JCBカードプレミアム」で購入すると、自動的にマイルが2倍貯まる特典も。これほど特典だらけなら、マイルはすぐに貯まりますから、飛行機によく乗る人ならば、7万円の年会費を支払ってでも十分に元が取れるはずです。
ほかにも、この種のエアライン系カードはたくさんあり、確かに便利ではあるのですが、今回、私がおすすめしたいのは、エアライン系のクレジットカードではありません。
旅行の楽しみの一つでもある「ホテル」のクレジットカードです。
旅といえば、飛行機とともに、滞在するホテルの予約も必要不可欠です。「どうせホテルでは寝るだけだから、こだわりはない」という意見もあるかもしれませんが、大多数の方は「せっかくだから、旅先では優雅なホテルステイを楽しんで、移動や観光、ビジネスの疲れを取りたい」と思われるのではないでしょうか?
そこで今回は、ホテルステイを充実させてくれるカードの中でも、特に注目すべきスペシャルな一枚をご紹介します。
超高級ホテルチェーンと提携した「SPGアメックスカード」は
ホテル好きにはこたえられない、メリット盛りだくさん!
早速ですが、私が今最も注目しているのは「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(以下、SPGアメックスカード)」です。
■スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード (SPGアメックス・カード) |
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還元率 |
1.875% (※1マイル=1.5円換算。6万ポイントを一度にマイルに移行した場合) |
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発行元 | アメリカン・エキスプレス | |
国際ブランド | AMEX | |
年会費(税込) | 3万4100円 | |
家族カード(税込) | あり(年会費1万7050円) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
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関連記事 | ※「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」は2022年2月23日に新規発行が停止されました。2月24日に後継カードとして「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」が登場しましたが、年会費や特典内容が変更されているので、詳しくは下記の記事を参照ください。 ■「Marriott Bonvoyアメックス」のメリットを解説!「SPGアメックス」の後継の「プレミアム」なら、年400万円の利用で「プラチナエリート」資格を獲得できる! |
カード名にある「プリファードゲスト」とは、「特別なお客さま」という意味です。つまり、「SPGアメックスカード」は、「スターウッド・ホテル&リゾート」の特別な顧客向けのクレジットカードということになります。
「スターウッド・ホテル&リゾート」とは、「シェラトン」や「ウェスティン」、「ル・メリディアン」、「セントレジス」、「ラグジュアリーコレクション」、「W」、「アロフト」、「エレメント」、「フォーポイント・バイ・シェラトン」という9ブランドのホテルを、世界100カ国に1100以上展開する大手ホテルチェーンです。
国内にもたくさんあるので、みなさんも名前を知っているホテルブランドがいくつもあるのではないかと思いますが、これらはすべて、「スターウッド・ホテル&リゾート」という同一グループのホテルなのです。
世界中から観光客が集まるエリアには、「スターウッド・ホテル&リゾート」のホテルがたくさんあります。例えば、ハワイなら、かの有名な高級ホテル「モアナ サーフライダー ウェスティン リゾート&スパ」や「シェラトン ワイキキ」、「ロイヤルハワイアン ラグジュアリーコレクション リゾート」など、いずれも「スターウッド・ホテル&リゾート」の系列ホテルです。
もしかしたら、特に「スターウッド・ホテル&リゾート」の名前は意識していなくても、何度となく系列ホテルに泊まったことがある――なんて方も多いかもしれません。「SPGアメックスカード」は、そんな「スターウッド・ホテル&リゾート」のホテルにお得に泊まれる、ホテル好きにはたまらなく魅力的な一枚です。
私自身、今個人的に、最も持ちたいと考えているのが、この「SPGアメックスカード」です。旅行好きで、優雅なホテルステイも大好きな私には、「SPGアメックスカード」はおあつらえ向きだと思います。
「スターウッド・ホテル&リゾート」の系列ホテルは、隅々まで洗練された都会的なホテルもあれば、歴史を感じさせる重厚感たっぷりのホテル、開放的なリゾート風ホテルもあり、コンセプトからして多種多様です。「SPGアメックスカード」で、こうした個性的なホテルにお得に滞在できたら、旅がますます楽しいものとなりそうです。
そんな「SPGアメックスカード」のスペックは、下表のとおりです。
■スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード (SPGアメックス・カード) |
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還元率 |
1.875% (※1マイル=1.5円換算。6万ポイントを一度にマイルに移行した場合) |
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発行元 | アメリカン・エキスプレス | |
国際ブランド | AMEX | |
年会費(税込) | 3万4100円 | |
家族カード(税込) | あり(年会費1万7050円) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
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関連記事 | ※「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」は2022年2月23日に新規発行が停止されました。2月24日に後継カードとして「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」が登場しましたが、年会費や特典内容が変更されているので、詳しくは下記の記事を参照ください。 ■「Marriott Bonvoyアメックス」のメリットを解説!「SPGアメックス」の後継の「プレミアム」なら、年400万円の利用で「プラチナエリート」資格を獲得できる! |
発行されたのは2013年9月で、流通し始めてから1年強が経ちましたが、かなり人気があって、新規加入の申し込みが後を絶たないそうです。
ゴールドカードでもプラチナカードでもありませんが、年会費は3万4100円と一般的なプラチナカード並みに高くなっています。それでも人気があるのは、「3万円以上の年会費を支払っても惜しくない」と多くの人に思わせるほど、「SPGアメックスカード」に魅力がある証拠と言えます。
「無料宿泊特典」を使えば超高級ホテルの1人1泊分が無料に!
毎年の年会費分はこれだけで簡単に回収することができる!
それでは、「SPGアメックスカード」にはどんなメリットがあるのでしょうか? 主なものは次のとおりです。
「SPGアメックスカード」の主なメリットとしては、次の4つが挙げられます。
①毎年継続利用すると、世界中で利用可能な「無料宿泊特典」が受けられる
②保有しているだけで、「SPGゴールド会員」の資格を得られる
③「スターウッド・ホテル&リゾート」の系列ホテルでカードを利用すると、
もらえるポイントが大幅に増える
④ポイントは、高い交換比率で数多くの航空会社のマイルと交換できる
上記の「SPGアメックスカード」のメリットを順に説明していきましょう。
この4つの特長は、いずれも大きな魅力だと思うのですが、私が中でも一番魅力的だと感じるのは、①「毎年継続利用すると、世界中で利用可能な『無料宿泊特典』が受けられる」です。
「SPGアメックスカード」の年会費を毎年払って継続利用すると、「スターウッド・ホテル&リゾート」が展開する、ほとんどのホテルの「無料宿泊特典」がもらえます。「スターウッド・ホテル&リゾート」では、展開するホテルを「カテゴリー1」から「カテゴリー7」まで、7段階に分けており、数字が大きくなるほど高級になるのですが、「無料宿泊特典」は、「カテゴリー6」までのホテルのレギュラータイプの部屋で利用できます(スイートルームなどは不可)。
ちなみに、先ほど例として挙げたハワイのホテルは、いずれも「カテゴリー6」です。「ウェスティンホテル東京」や「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」といった日本の系列ホテルは、「カテゴリー5」が最高です。
例えば、「ウェスティンホテル東京」といえば、「カテゴリー5」なのが不思議なほどの高級ホテルです。正規料金で1泊しようと思えば、一人あたり3万円以上はかかりますから、その「無料宿泊券」がもらえると考えると、すぐに年会費分は回収できる計算になります。
しかも、この種の特典には、たいてい「年末年始などの繁忙期は利用不可」などの条件があるものですが、「SPGアメックスカード」の無料宿泊特典は、空室があればいつでも利用できます。そのため、連休や年末年始といった繁忙期で宿泊価格が高騰しているときに使うと、簡単に年会費分以上の金額を浮かすことができて、よりお得なのです。
無料宿泊特典の使い方は自由ですが、お子さんがいる方なら「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」に宿泊して、東京ディズニーリゾートに遊びに行くというのも、いい家族サービスになりそうです。女性なら、「ウェスティンホテル東京」に宿をとり、リッチな女子会を楽しむ――といった過ごし方も楽しそうですね。
このように、「スターウッド・ホテル&リゾート」にはさまざまなタイプのホテルがあるので、ビジネスやプライベート、家族や友人、恋人同士など、宿泊する用途や宿泊する相手に応じてホテルを選べるので「無料宿泊特典」の使い道に困る、ということはないでしょう。
■スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード (SPGアメックス・カード) |
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還元率 |
1.875% (※1マイル=1.5円換算。6万ポイントを一度にマイルに移行した場合) |
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発行元 | アメリカン・エキスプレス | |
国際ブランド | AMEX | |
年会費(税込) | 3万4100円 | |
家族カード(税込) | あり(年会費1万7050円) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
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関連記事 | ※「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」は2022年2月23日に新規発行が停止されました。2月24日に後継カードとして「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」が登場しましたが、年会費や特典内容が変更されているので、詳しくは下記の記事を参照ください。 ■「Marriott Bonvoyアメックス」のメリットを解説!「SPGアメックス」の後継の「プレミアム」なら、年400万円の利用で「プラチナエリート」資格を獲得できる! |
「SPGアメックス」を持てば「スターウッド・ホテル&リゾート」の
「ゴールド会員」として自動的に登録され、優遇サービスが受けられる
続いて、②「保有しているだけで、「SPGゴールド会員」の資格を得られる」という点についてですが、「SPGゴールド会員」をご説明する前に、「SPGアメックスカード」のポイントプログラムについて詳しく解説しておく必要があります。
【※「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」は、2018年8月18日にポイントプログラムや特典内容をリニューアルしています。最新情報は下記の記事を参照ください】
⇒SPGアメックスは、アメリカン・エキスプレス発行のカードの中で、専門家がイチオシする最強カード!カードの達人が「アメックスの魅力と活用法」を解説
⇒SPGアメックスがさらなる進化で“神”カードに!? マリオットホテルのスターウッドホテル買収により、世界No.1ホテルチェーンでも得する最強カードに!
⇒【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2021年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2021年の最優秀カード”を詳しく解説!(プラチナカード編の最優秀カードに選出!)
そもそも、「スターウッド・ホテル&リゾート」では、「SPGアメックスカード」の発行以前から、会員向けのポイントプログラムを用意していました。「スターウッド・ホテル&リゾート」をよく利用する人は、会員になって系列ホテルに泊まることで、ポイントを貯めることができます。また、ホテルのサービスを利用したり、商品を購入したりすることでもポイントは貯まります。
「SPGアメックスカード」で貯めたポイントは、宿泊料金の割引などに利用できるほか、提携航空会社のマイレージプログラムへ移行できる仕組みです(ポイントの交換先については、後ほど詳しく説明します)。
また、ポイントがどんどん貯まるほど「スターウッド・ホテル&リゾート」を利用している会員は、会員としてのランクが上がっていきます。マイレージの上級会員のようなもので、利用頻度の高い顧客は、ホテル側から「エリート会員」と認定され、より手厚いサービスを受けられるようになるわけです。
誰でも年会費無料でなれる会員は「プリファードレベル」と呼ばれます。そこから、「スターウッド・ホテル&リゾート」系列ホテルに年間10回以上、または25泊以上滞在した人だけが、エリート会員である「ゴールドプリファードレベル」となることができます。その上には、さらに「プラチナプリファードレベル」もあります。
話を戻しますが、「SPGアメックスカード」で貯まるポイントは、アメックスのポイントではなく、「スターウッド・ホテル&リゾート」のポイントです。通常のホテルの会員と大きく異なるのは、日常的な買い物のカード決済でもポイントが貯められるという点です。
しかも、「SPGアメックスカード」を保有すると、初期段階の「プリファードレベル」を飛ばして、いきなり「ゴールドプリファードレベル(=ゴールド会員)」の資格を得ることができます。しかも、カードを保有している限りは、ゴールド会員以下のランクに下がることもありません(「SPGアメックスカード」利用者ではなくホテルの会員になっている場合、継続利用をしなければランクは下がります)。
ゴールド会員になっていると、チェックイン時の空室状況により、滞在する部屋をレギュラールームからアップグレードしてもらうことが可能です(スイート以外。「アロフト」「エレメント」の両ホテルは除く)。このサービスを利用したい場合、旅行会社を通じて手配するのではなく、対象ホテルに直接電話をして予約するか、対象ホテルか「SPG会員サイト」のオンライン予約で部屋をとる必要があるので、その点は注意したほうがいいでしょう。
ほかにも、一部ホテルを除いて、チェックアウトの時間を16時まで延長できる「レイト・チェックアウト」ができたり、滞在のたびに「ボーナス・スターポイント」か、「部屋での無料インターネット」、「ドリンク・サービス(1杯)」のいずれかのプレゼントをもらえたりと、至れり尽くせりの優遇サービスを受けられます。
普通にホテルに滞在しているだけでは縁のない、ホテルに「特別なお客さま」として扱ってもらえる気分のよさを、この「SPGアメックスカード」を所有していれば存分に味わうことができるのです。
■スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード (SPGアメックス・カード) |
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還元率 |
1.875% (※1マイル=1.5円換算。6万ポイントを一度にマイルに移行した場合) |
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発行元 | アメリカン・エキスプレス | |
国際ブランド | AMEX | |
年会費(税込) | 3万4100円 | |
家族カード(税込) | あり(年会費1万7050円) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
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関連記事 | ※「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」は2022年2月23日に新規発行が停止されました。2月24日に後継カードとして「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」が登場しましたが、年会費や特典内容が変更されているので、詳しくは下記の記事を参照ください。 ■「Marriott Bonvoyアメックス」のメリットを解説!「SPGアメックス」の後継の「プレミアム」なら、年400万円の利用で「プラチナエリート」資格を獲得できる! |
ポイントは30社以上の航空会社のマイルと交換可能!
交換レートも高く、還元率は最大1.25%に!
次に、③「『スターウッド・ホテル&リゾート』の系列ホテルでカードを利用すると、もらえるポイントが大幅に増える」という点を説明します。
「SPGアメックスカード」の特徴の③「『スターウッド・ホテル&リゾート』の系列ホテルでカードを利用すると、もらえるポイントが大幅に増える」について説明します。
「SPGアメックスカード」ではポイントは、100円の買い物につき3ポイントのペースで貯まります。これは、ポイントを売りにしているクレジットカードに比べても遜色のない水準なので、「SPGアメックスカード」は上級カードとしては珍しい、ポイントもお得なカードということもできます。
しかも、「スターウッド・ホテル&リゾート」系列のホテルでカードを利用すると、1米ドルにつき12.5ポイント(1米ドル=110円の場合、110円で12.5ポイント)貯まります。「プリファードレベル」の会員の場合は1米ドルで10ポイントですが、「SPGアメックスカード」を持っていると「ゴールド会員」になるので、プリファードレベルの25%増しのポイントがもらえるのです。
また、これはホテルでの利用に限ったことではありませんが、「SPGアメックスカード」入会後3カ月以内に10万円以上利用すると、3万ポイントをプレゼントしてもらえます。日々の買い物を「SPGアメックスカード」に集中させれば、すぐに10万円くらいは使うことになるでしょうから、この特典もぜひ活用したいところです。
「SPGアメックスカード」で貯めたポイントは、前述のようにホテルでの割引などで利用することができますが、先ほど特長④「ポイントは、高い交換比率で数多くの航空会社のマイルと交換できる」という側面もあります。
元々「スターウッド・ホテル&リゾート」は150社以上の航空会社と提携しています。したがって、ポイントを150社以上のエアラインの航空券に交換できます。特典除外日はありません。いつでも好きなときに利用できます。
加えて、30社以上ある提携航空会社のマイルへの移行も可能です。しかも、マイルに移行する時点で価値が毀損するポイントも多いですが、「SPGアメックスカード」で貯めたポイントではそのようなことはありません。
しかも、1回の手続きで移行された6万ポイントごとに、1万5000ポイントが自動的にプレゼントされるので、ポイントの移行は6万ポイントごとに行いましょう。そうすると、6万ポイントで2.5万マイル、つまり100円で1.25マイル獲得できる計算になるので、実はマイルを効率的に貯めることもできるのです。
ここまで、「SPGアメックスカード」のたくさんある魅力を駆け足で説明してきました。ざっとお読みいただいただけでも、非常に画期的なサービスが充実したクレジットカードであることがおわかりいただけたと思います。
魅力的な部分が多いので、欠点はあまり気にならないのですが、敢えてデメリットを挙げるとすれば、家族会員の年会費が1万5500円(税抜)と高額な点です。通常、家族会員の年会費は、プラチナカードでも無料のものがあるほどで、年会費1万円を超えるカードではあまりありません。
また、加入するにあたって、事前に「スターウッド・ホテル&リゾート」に会員登録をしておく必要があることも、盲点かもしれません。ただ、この会員登録自体はさほど大変な作業ではないので、「SPGアメックスカード」に興味を持ったら、まず登録をしましょう。
持ったらすぐにでも旅をしたくなる 「SPGアメックスカード」。これからのホリデーシーズンに、頼れる一枚になるはずです。
(取材・構成/元山夏香)
■スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード (SPGアメックス・カード) |
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還元率 |
1.875% (※1マイル=1.5円換算。6万ポイントを一度にマイルに移行した場合) |
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発行元 | アメリカン・エキスプレス | |
国際ブランド | AMEX | |
年会費(税込) | 3万4100円 | |
家族カード(税込) | あり(年会費1万7050円) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
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関連記事 | ※「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」は2022年2月23日に新規発行が停止されました。2月24日に後継カードとして「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」が登場しましたが、年会費や特典内容が変更されているので、詳しくは下記の記事を参照ください。 ■「Marriott Bonvoyアメックス」のメリットを解説!「SPGアメックス」の後継の「プレミアム」なら、年400万円の利用で「プラチナエリート」資格を獲得できる! |
【※「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」は、2018年8月18日にポイントプログラムや特典内容をリニューアルしています。最新情報は下記の記事を参照ください】
⇒SPGアメックスは、アメリカン・エキスプレス発行のカードの中で、専門家がイチオシする最強カード!カードの達人が「アメックスの魅力と活用法」を解説
⇒SPGアメックスがさらなる進化で“神”カードに!? マリオットホテルのスターウッドホテル買収により、世界No.1ホテルチェーンでも得する最強カードに!
⇒【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“20233年の最優秀カード”を詳しく解説!(プラチナカード編の最優秀カードに選出!)
※クレジットカードの専門家2人が選んだ、2023年の最強カードは?
⇒【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】
「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!
全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!
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【2025年3月24日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円分」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短10秒発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大7%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率7%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆三菱UFJカード |
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0.5~5.5% (※1) |
永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
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【三菱UFJカードのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、セブン‐イレブンなどのコンビニのほか、オーケー、松屋、ピザハットオンライン、スシロー、くら寿司などでの利用分は還元率5.5%の高還元に!(※1)カード利用で貯まる「グローバルポイントは、スマートフォンアプリ「MUFGカードアプリ」を利用することで「Amazonギフトカード」「Apple Gift Card」「Google Play ギフトカード」などのギフトカードに“即時交換”できるのもメリット! また、2024年8月から年会費が“永年無料”になって、さらにお得なクレジットカードになった。 ※1「1ポイント=5円相当」の商品に交換した場合の還元率。還元率5.5%はセブン‐イレブンなどの対象店舗で利用した場合(AMEXブランドのみ一部加盟店が5.5%還元特典の対象外)。各社の利用金額は合算されず、各社単位の1カ月の利用金額合計1000円ごとにポイントを付与。なお、Apple PayはQUICPayでの利用が対象(Apple PayとQUICPayはMastercardまたはVisaのみ利用可能)。 |
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【関連記事】 ◆「オーケー」「オオゼキ」「東武ストア」などのスーパーでも5.5%還元になる「三菱UFJカード」は主婦にもおすすめ! コンビニや飲食店だけでなくスーパーでもお得! ◆「三菱UFJカード」の年会費が“永年無料”になり、最大5.5%還元の対象加盟店も大幅に追加! スシロー、くら寿司、オーケーなどでもお得にポイントが貯まる! |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - |
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【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」や、世界1300カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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【関連記事】 ◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは“プラチナ”を超える“ゴールド”! 日本初のゴールドカードを受け継ぐ「新生ゴールド」を解説! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する15枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう! ◆アメックスの新規入会キャンペーンをまとめて紹介!「アメリカン・エキスプレス」の入会特典で、ポイントやマイルをお得に獲得しよう! |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD |
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【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトで要確認。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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