【今回のまとめ】
1.注目のIPO、フィットビットが今週デビューする
2.マーケットシェア85%のリーダー企業
3.ユーザーのニーズに合わせて、きめ細かい商品戦略を展開
4.ひとつの機能をしっかりこなすデバイスが求められている
5.フィットビットの業績には目を見張るものがある
6.初値レンジの2倍の30ドルで寄付いても、まだ買える
ウェアラブル市場No.1企業、
フィットビットが今週木曜にIPO
今週木曜日にフィットビット(ティッカーシンボル:FIT)がニューヨーク証券取引所にデビューします。
フィットビットはウェアラブル市場で最大のマーケットシェアを誇る企業です。2015年第1四半期の市場占有率は85%でした。
同社の製品は世界50か国4万5000の小売店で販売されています。
フィットビット(Fit bit)は6種類の
フィットネス・トラッカーを発売中
フィットビットは6種類のウェアラブル・デバイスを発売しています。
Fitbit Zipは入門者向けのフィットネス・トラッカーで、歩数、距離、カロリー消費量、運動した時間などを記録できます。クリップで留める方式で、ポケットやベルトに装着します。5色の中から自分の好きな色を選べ、時計のバッテリーを内蔵しており、電池は6か月間持ちます。単価は59ドル95セントです。
Fitbit OneはFitbit Zipの上級機で、上に述べた活動に加え、階段を上った数と睡眠時間を記録できます。バイブレーター式のアラームが内蔵されており、目覚まし時計の役目も果たします。充電式バッテリーを内蔵しており、一回の充電で10~14日使用できます。単価は99ドル95セントです。
Fitbit Flexはリストバンド型トラッカーで、歩数、距離、カロリー消費量、運動時間、睡眠を計測します。目覚まし時計機能もあります。LEDで毎日の運動目標の達成率が示されます。10色の中から選べます。充電式バッテリーを内蔵しており、一回の充電で5日間使用できます。小売価格は99ドル95セントです。
Fitbit Chargeはプレミアム・バージョンのリストバンド型トラッカーで、Flexの機能に加えて、オフィスビルなどを徒歩で登った階数を計測できます。さらにOLEDディスプレイを備えています。またスマホと連動し、着信した際、誰からの電話かを表示できます。小売価格は129ドル95セントです。
Fitbit Charge HRはFitbit Chargeの機能の全てに加えて心拍数を計測できます。小売価格は149ドル95セントです。
Fitbit Surgeは別称「スーパー・ウォッチ」とも呼ばれており、Fitbit Charge HRの全ての機能に加えてGPSウォッチの機能を具備しています。LCDタッチ・スクリーンはリアルタイムの運動統計を表示できます。さらにテキストやミュージック・コントロールなど、スマホが持っている機能の少なからぬ部分を持っています。小売価格は249ドル95セントです。
ウェアラブルはひとつの機能を
しっかりこなせることが重要
フィットビットがこのように6種類ものフィットネス・トラッカーを出している理由は、個々のユーザーが必要としている機能ならびにフトコロ具合に、ぴったり一致する商品を用意するためです。
言い換えればウェアラブルは「あれも、これも」こなせる汎用性が決め手ではなく、ユーザーが一番必要とするひとつの機能を、しっかりこなせることが重要なのです。
だから例えばApple Watchがいかに優れた商品であっても、それがフィットビットに代表するその他のウェアラブルをすべて駆逐してしまうという考え方は現実的ではありません。
すでに2000万ユニットを販売。
業績には目を見張るものがある
フィットビットの業績は、社歴の若い、この手のスタートアップ企業としては立派です。
まずこれまでの販売実績ですが、既に累計で2000万ユニット(2015年5月現在)を販売しています。

フィットビットのウェブサイトではユーザーがダッシュボードを通じて過去の運動記録を管理出来ます。ペイド・アクティブ・ユーザー数は2014年末の時点で670万人でした。

つまり同社は単にデバイスを売るだけではなく、ウェブサイトを通じた健康管理で、ユーザーとの間に継続的なリレーションシップを築いているわけです。これは将来、そのユーザーからリピート・ビジネスが期待できることを意味します。
同社の2014年の売上高は7.45億ドルでした。

また同社は既に黒字化しており、2014年のEPSは完全希釈化ベースで$1.07でした。これはスタートアップ企業としては珍しいです。
今回売出される株数は2985万株で初値設定は14~16ドルです。上場初値は、ひょっとすると30ドルほどになるケースも考えられますが、そこからでも買える株だと思います。
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