特売日の「まとめ買い」は本当にお得?
自炊が苦手な人におすすめの「買い物の頻度」とは?
まずは「買い物をする頻度」です。みなさんは、どのようなペースで食材を買っているでしょうか? 週末などにまとめ買いする人もいれば、毎日のようにスーパーへ足を運ぶ人もいると思います。
「どちらが得なのか?」という疑問がわきますが、原則的には「まとめ買い」するほうが得する可能性が高いでしょう。まとめ買いは「食費節約の基本」とされています。というのも、スーパーなどでは特売日があるので、そのタイミングで肉や野菜を大量に買っておけば、ちょこちょこ買い物をするよりも安上がりになるからです。
大量に買った食材は、可能な限り冷凍保存するに限ります。肉やご飯はもちろん、野菜も下処理して冷凍保存できるものが多いので、冷凍庫で保存します。そうすれば、冷蔵庫で保存するよりも長持ちします。節約の達人クラスになると、月に1~2回の特売日にスーパーで大量にまとめ買いをして冷凍し、あとはほとんど買い物しない人もいます。
しかし、まとめ買いは簡単なようで、実は非常に難しい行為です。なぜなら、まとめ買いをする際には、ある程度の献立を頭に描きながら買い物をしなければなりません。つまり、「計画性」が求められるのです。そして、冷蔵庫や冷凍庫に食材をきちんと保管する必要があるため、「整理能力」も必要です。ただ食材をギュウギュウ押し込むだけだと、奥のほうに入ってしまったものがわからなくなり、使いきれなくなることがあります。
計画性も整理能力もない人、それどころか、そもそも自炊がそれほど得意ではない人がまとめ買いすると、食材を大量にムダにするかもしれません。せっかく安いときに買っても、食材を腐らせたり、傷ませたりしてしまったらもったいないですし、節約どころかひどい浪費をしたことになってしまいます。
それに、食材を冷凍するのは、意外と難しいものです。私自身、主婦業もしていますが、冷凍する前に食材を下処理するのは非常に面倒に感じます。例えば、青菜などは茹でてから冷凍するとよいといわれていますが、忙しいときにはその時間すら惜しかったりするもの。「時給に換算すると、この作業は労力がかかりすぎている」などと感じることもあります。
ですから、自炊が苦手な人、計画性や整理整頓スキルに自信がない人は、まとめ買いを避け、せいぜい1~2日分の食材だけをちょこちょこ買うようにしましょう。
自炊が得意で計画性がある人でも、多忙な人は「ちょこちょこ買い」がベターです。仕事などが忙しいと、たとえ自炊の計画を立てて買い物をしておいても、それを実行に移せず、食材を余らせがちになります。「絶対に自炊する!」と思っていたとしても、常にそれができるとは限りません。なるべく過信せず、少しずつ買い物すべきです。
スーパーで買い物するときの注意点とは?
ルールを守れば食材のムダ買いを予防できる!
ここからは、スーパーでの買い物する際の節約術として、基本的な注意点を紹介していきましょう。
◆カートではなくカゴを手で持つ
カートを使うと、つい買いすぎる傾向にあります。カゴを手で持ち、重さを体感しながら回ったほうが、買いすぎを予防できます。
◆割高でも使い切れる分だけを買う
例えば、「にんじん3本150円」と値札にあり、1本だけで買おうとすると60円だったとします。この場合、3本買ったほうがお得なわけですが、使う予定がないのであれば、割高でも少量を買うようにしましょう。「割安だから」と多めに買った結果、残りをムダにして、結局高くついてしまうということがよくあるからです。「何かに使うかも……」は危険です。必ず使うものを想定してから買ってください。
◆チラシをチェックしてから買う
多忙な人向けではありませんが、比較的時間がある人は、事前にスーパーのチラシを見て買い物に行くことをおすすめします。チラシには特売品の情報が載っているからです。場当たり的に、目についた特売品を深く考えずに買うのは浪費のモトですが、家で検討してから特売品狙いで買い物に行くのなら、食費の節約につながります。
ただ、新聞をとっておらず、チラシを目にする機会のない人も多いでしょう。そんな人におすすめなのが、チラシアプリの「チラシル(www.chirashiru.jp/)」や「Shufoo!」です。「Shufoo!」はアプリだけでなくウェブサイト(http://www.shufoo.net/)でも情報を閲覧できます。
例えば、「チラシル」は自分がよく使う近所のスーパーを登録しておくと、そのスーパーの特売情報が載ったチラシをいつでもチェックできます。もちろん、全国のすべてのスーパーを網羅しているわけではありませんが、所定地域の大手スーパーならカバーされているので、エリア内に住んでいる人には使い勝手がいいはずです。このチラシを見ながら、お買い物計画を立てるようにしましょう。
◆“専用調味料”を買わない
例えば、ドレッシングや焼き肉のタレ、あるいはガラムマサラのような香辛料などもそうですが、用途が広くない調味料や香辛料は買わないようにしましょう。「週に3回は焼き肉をする」などという場合は別ですが、せいぜい月に1回の焼き肉のためであれば、塩や醤油で代用できるかもしれません。ドレッシングや香辛料は、なかなか使いきれないこともよくあるはず。家にある調味料を混ぜ合わせれば近いものを作れるので、買わずに済ます工夫をしてみてください。
◆空腹の状態で買い物に行かない
お腹が空いていると、つい不要なものやお菓子などをカゴに放り込みがち。自分だけでなく、家族と買い物に行くときも同様です。スーパーに足を踏み入れる前には、ある程度小腹を満たし、喉も潤しておきましょう。
◆在庫をチェックし、買い物メモを作っていく
毎回、買い物に行く前に家にある食材の在庫をチェックすることが重要です。その上で買うものをメモしたり、スマホのメモ機能に入力しておいたりして、それだけを買って帰るルールにするのもおすすめです。何も決めずに行くから余計なものを買ってしまうわけで、「メモにないものは絶対買わない」と決めるほうがいいでしょう。
◆特売コーナーとレジ付近の陳列棚は見ないようにする
最初から特売コーナーで買いたいものがある場合は別ですが、そうでないときは「特売」という言葉に踊らされ、余計な買い物をしないためにも、特売コーナーではあまり立ち止まらないほうがいいでしょう。また、レジの前にはちょっとしたお菓子などの心くすぐる商品が並んでいますが、これも浪費のモト。そもそも買うつもりがないなら、陳列棚はあまり見ないようにするのが得策です。
スーパーでの基本的な心得は以上です。
買い物をするには、スーパー以外にも選択肢があります。コンビニやドラッグストアにも食材は売っていますし、最近はネットスーパーも人気です。そこで次回は、食材を買う場所と、場所ごとの注意点などを紹介していきたいと思います。
(取材・構成/元山夏香)
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