マグロの返礼品を用意している自治体は約90カ所!
「ふるさと納税」でマグロのトロやカマなどを堪能しよう!
「好きな魚は?」「好きな寿司のネタは?」などと聞かれたら、マグロを挙げる人は多いだろう。つややかな赤い身で、食卓をパッと華やかに彩ってくれるマグロは、昔から日本人の大好物。一説によると、日本人は、縄文時代からマグロを食べていたそうだ。
しかし、昨今では、資源管理や環境保護といった観点から、国際的にマグロの漁獲を規制する動きが見られる。この影響もあり、年々、マグロの価格は上昇。晩酌のお供にマグロの刺し身を楽しんでいる人などは、以前よりもマグロの価格が高くなっていることから、少々、買うのをためらってしまうこともあるのではないだろうか。トロのような高級部位ともなれば、なおさら手を出しにくいだろう。
そこでおすすめしたいのが「ふるさと納税」だ。この制度を活用すれば、刺身用のマグロから、スーパーなどでは滅多にお目にかかれないレアな部位まで、多種多様なマグロを大量かつお得にゲットできる。
今回、ザイ・オンライン編集部では、昨年に引き続き、「ふるさと納税」の寄付額に対してもらえるマグロの量を調査。コストパフォーマンスが高い自治体をまとめた「ふるさと納税ランキング~マグロ編~」を作成したので、今年の「ふるさと納税」の参考にしていただきたい。
2017年4月に、総務省が各自治体へ「返礼品の価格を寄附金額の3割以下に抑えるように」との通知を出したことにより、「いまさら『ふるさと納税』をやったって、たいして得しないんじゃないの?」と思う人もいるだろう。しかし、昨年よりも今年のほうが、コストパフォーマンスが優れた自治体が増えているので、安心して「ふるさと納税」を活用してほしい。
さっそく、ランキング発表といきたいところだが、まずは「ふるさと納税」の仕組みについて改めて説明しておこう。
「ふるさと納税」とは、「納税」と銘打っているが、要するに各自治体への寄付金制度のことだ。寄付した翌年に、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。例えば、控除の対象となる寄付金上限額が5万円の人の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち4万8000円が控除対象額となるのだ。
※2000円以外が戻ってくる上限額の詳細は下記の記事を参照!
⇒ふるさと納税の仕組みと始め方をわかりやすく解説!自己負担額たった2000円だけで返礼品をもらう方法や通信販売並みに便利に使いこなすワザを一挙紹介!
また、以前はサラリーマンであっても、寄附金控除を受けるために確定申告をする必要があったが、現在は、寄付先が年間5自治体までであれば確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」も創設されている(「ワンストップ特例制度」を利用するためには、マイナンバーの記入と本人確認の書類が必要)。
※「ワンストップ制度」と「確定申告」の詳細は下記の記事を参照!
⇒ふるさと納税して確定申告が必要になる人とは?「ワンストップ特例」と「確定申告」の違いやそれぞれの注意点、用意すべき書類をまとめて紹介!
それではいよいよ、2017年の「ふるさと納税ランキング~マグロ編~」を発表しよう!(※寄付額が高額な特典は寄付できる方が限られてしまうため、今回のランキングでは寄付額が10万円以上の特典は除外しています)
【第1位】2万円の寄付でマグロ5kg!(1万円につき2.5kg)
身から皮まで無駄なく堪能できる
「びんちょうマグロ一節(ひとふし)」がもらえる「三重県尾鷲市」!
2017年の「ふるさと納税ランキング~マグロ編~」第1位に輝いたのは「三重県尾鷲市(おわせし)」。2015年と2016年の同ランキングでトップ10にランクインしていたが、今年はついに首位を射止めた。
三重県の南部にある「尾鷲市」は、熊野三山と伊勢神宮という2つの聖地を結ぶ「熊野古道」の一部になっている町。また、全国的にも珍しい「マグロの供養塔」が建てられているなど、昔からマグロと根深い関係にある地域だ。「尾鷲市」にある「須賀利町(すがりちょう)」では、江戸時代からマグロの網漁が行われていたそうで、1833年に天保の大飢饉が起こったときも、マグロの大漁に恵まれたおかげで難を逃れられたのだとか。
そんな「尾鷲市」に2万円の寄付をすると、「びんちょうまぐろ一節(ひとふし、約5kg)」がもらえる。つまり、寄附金額1万円あたり約2.5kgのマグロをもらえる計算だ。
ビンチョウマグロは、比較的にあっさりとした味なので、「トロよりも赤身派」という人にはうってつけ。また、この特典は、皮つきの状態で送られてくるというのもポイントだ。マグロの皮は、湯引きにしたり、カリカリに焼いたりと、ひと手間を加えれば酒のつまみに最高なのだとか。
ただし、この特典は、配送日が年末年始(12月29日~1月1日)に限られているので注意しよう。ピンポイントでの配送となるが、家族や親戚などで正月を祝う人には、むしろピッタリの特典と言えるだろう。
ちなみに、本記事の最後には「尾鷲市」の「ふるさと納税」担当者のインタビューを掲載している。2万円の寄付でもらえる「びんちょうまぐろ一節(約5kg)」にまつわる裏話も伺ったので、ぜひ最後まで読んでみてほしい。
【第2位】1万円の寄付でマグロ1.8kg!
マグロの部位の中でも脂がたっぷり乗った
「マグロのカマの焼き物セット」がもらえる「大分県津久見市」!
第2位にランクインしたのは、2016年の「ふるさと納税ランキング~マグロ編~」で第1位だった「大分県津久見市」だ。
人口1万8000人ほどの「津久見市」は、大分県と愛媛県の間にある「豊後水道」という海域に面した町。「津久見市」に属する「保戸島」という離島は、明治時代中期からマグロの遠洋漁業の拠点となっており、ここ最近は、「ヨコヅーナ」という名前のマグロの養殖にも取り組んでいるそうだ。
そんな「津久見市」に1万円の寄付をすると、「マグロのカマ400g×3個」「カマのスライス300g×2個」がセットになった「まぐろカマとカマのスライス焼き物セット(合計1.8kg)」がもらえる。エラの後ろにある「カマ」は、脂がたっぷりと乗っている部位。塩焼きや照り焼きといった焼き物にすれば、魚でありながら、高級和牛のような食べごたえを感じられるはずだ。
ちなみに、「津久見市」には、マグロの赤身をゴマダレで和えて、ご飯に乗せた「ひゅうが丼」という郷土料理がある。こちらは、2年連続で「おおいたグルメグランプリ」の金賞に選ばれるほど人気が高い一品。「津久見市」に1万円の寄付をすると、「まぐろ漁師飯セット」として「ひゅうが丼」の材料がもらえるので、気になる人は、こちらも申し込んでみてはいかがだろうか。
【第3位】1万円の寄付でマグロ1.7kg!
市場ではそうそう買えないほど貴重な
「メバチマグロのハチの身&カマ」がもらえる「神奈川県三浦市」!
続いて紹介するのは、第3位の「神奈川県三浦市」だ。
神奈川県の南東部に位置する「三浦市」の南端には、全国トップクラスのマグロ水揚げ量を誇る「三崎漁港」がある。漁港近くの下町には、マグロを用いたラーメンやカツ丼など、ユニークなメニューを扱った飲食店が点在しているそうだ。また、京急電鉄では、京急線往復とバス乗車券に加えて、食事券も付いた「みさきまぐろきっぷ(大人1人2850~3060円)」というお得な乗車券を販売しており、首都圏から日帰り旅行で訪れる人も少なくない。
そんな「三浦市」に1万円の寄付をすると、メバチマグロの「ハチの身350g×2パック」と「カマ1kg」がセットになった「目鉢鮪頭の希少部位刺身用+目鉢鮪カマ(合計1.7kg)」がもらえる。
「ハチの身」とは、「脳天」や「ツノトロ」とも呼ばれるマグロの頭の肉のことで、脂が多く、濃厚な味わいがする部位。しかし、「希少部位」と謳われるだけあって、マグロ1匹から2本しか取ることができず、スーパーなどでは、ほとんど入手できない貴重な部位とのこと。こちらの特典は「刺身用」となっているが、火を通しても、また違った口当たりを楽しめるそうだ。
このほかにも「三浦市」では、さまざまなマグロの特典を用意している。もっと珍しいマグロ食品を食べたい人は、1万円の寄付でもらえる、マグロを使った中華まん「とろまん」や「三崎のまぐろが入ったオリジナルカレー」などの特典に申し込んでみるのもおすすめだ。
【第4位】5000円の寄付でマグロ800g!(1万円につき1.6kg)
土佐の技術から生まれたブランドマグロの
「おとめマグロのカマ焼き」がもらえる「高知県室戸市」!
第4位には、「高知県室戸市」がランクイン。
高知県の東南部にある「室戸市」は、全国で初めて「海洋深層水」の研究を始めた町。日の光が届かないほどの深さから汲み上げた「海洋深層水」には、ミネラルが豊富に含まれており、調味料やスイーツ、お酒といったさまざまな商品開発に利用しているそうだ。
そんな「室戸市」に5000円の寄付をすると、「おとめ鮪カマ焼き(合計800g)」がもらえる。つまり、寄付金額1万円あたり1.6kgのマグロが手に入る計算だ。調理済みのカマ焼きを個別に包装したものが6~8個(合計800g)が送られてくるため、湯煎やレンジで加熱すれば、すぐに食卓に並べられるのも嬉しい。
「おとめマグロ」とは、2012年から「高知県まぐろ船主組合」がブランド化を進めているビンチョウマグロのこと。船の上でビンチョウマグロの血抜きやドレス加工(頭、内臓、エラを取り除くこと)を施して、-60℃の冷たさで急速凍結させることで、獲れたて同様の鮮度を実現しているそうだ。ちなみに、「おとめ」という名前は、土佐の英雄である坂本龍馬の姉・乙女が由来とのこと。
カマ焼きではなく、別の食べ方で「おとめマグロ」を味わいたいのなら、7000円の寄付でもらえる「土佐おとめまぐろハラス800g」がおすすめだ。こちらは、生食用として届くので、刺身にしてもムニエルにしても、おいしく食べられる。また、海洋深層水を使ったスイーツや調味料のほか、カツオや金目鯛などの特典も充実しているので、海の幸を味わいたい人は、「室戸市」の「ふるさと納税」ページをチェックしてみるといいだろう。
【第5位】1万円の寄付でマグロ1.5kg!
合計1.5kgの「天然メバチマグロ」に加えて、
500gの「天然メカジキ」がもらえる「千葉県船橋市」!
第5位には、2015年と2016年の「ふるさと納税ランキング~マグロ編~」ではランク圏外だった「千葉県船橋市」がランクイン。
東京都心まで20kmという利便性からベッドタウンとして栄えてきた「船橋市」は、約63万人が暮らしており、全国に48カ所ある中核市の中では、もっとも人口が多い。ゆるキャラの「ふなっしー」で知られるように、梨が名産であることが有名だが、同市にある東京湾の干潟「三番瀬」では、スズキやアサリなどが獲れるなど、ベッドタウンながら農業や漁業が盛んな町だ。
そんな「船橋市」に1万円の寄付をすると、天然メバチマグロの「切り落とし500g」「ネギトロ用のたたき500g」「カマ先500g」に加えて、天然メカジキの「切り落とし500g」がセットになった「旬鮮 天然目鉢まぐろ 三味(マグロの合計1.5kg)」がもらえる。もらえるマグロの量は1.5kgなので、今回のランキングでは第5位となってしまったが、メカジキ500gもセットになっていることを考えると、かなりお得な特典だろう。
メバチマグロの切り落としは刺身にして、たたきと一緒にご飯の上に乗せれば、それだけで極上のマグロ丼の完成だ。また、脂が乗っているカマ先は、塩焼きや煮付けにして食べるのがおすすめとのこと。
「船橋市」では、このほかにも、「三景」「三色」「三彩」といった名前で、メバチマグロの特典を用意しており、いずれも1万円の寄付で申し込める。メバチマグロのほほ肉のほか、ミナミマグロの中トロがセットになっているものもあるので、興味を持った人は「船橋市」のWebサイトをチェックしよう。
さて、改めて今回紹介した自治体をまとめると、以下の通りだ。
※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
◆2017年度 「ふるさと納税」で「マグロ」がもらえる自治体のお得度ランキング! (※2017年10月4日時点) |
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順位 | お得な特産品の商品と量 | 備考 | ||
寄付金の使い道 | ||||
1位 | 三重県尾鷲市 | |||
・2万円⇒びんちょうまぐろ一節 約5kg (びんちょうまぐろ約5kg) ・1万5000円⇒とろびんちょうまぐろ詰合せ 2kg (トロビンチョウブロック200~300g×8~9個) ・1万円⇒マグロ丼詰合せセット(合計880g) (まぐろの角煮100g×2袋、まぐろのど旨い漬け(ごま風味)80g×4袋、 まぐろのど旨い漬け(ピリ辛)80g×2袋、まぐろのカマ煮付200g) ・1万円⇒マグロお刺身・干物のコラボセット880g (もちもちまぐろサク170g×2、まぐろ味醂180g×3) |
ほか、1万円で「アワビ・サザエセット」(活きアワビ3~4匹、活きサザエ8匹)などがある | |||
【寄付金の使い道】産業の振興/福祉の充実/防災対策/教育の充実/都市基盤整備/その他 | ||||
2位 | 大分県津久見市 | |||
・1万円⇒まぐろカマとカマのスライス焼き物セット(合計1.8kg) (まぐろカマ400g×3、カマスライス300g×2) ・1万円⇒まぐろ漁師飯セット(合計780g) (ひゅうが丼120g×4、ネギトロ100g×3) ・1万円⇒まぐろほほ肉 ステーキ用セット(合計750g) (まぐろほほ肉250g×3) ・3万円⇒本まぐろ赤身 お刺身用800g |
ほか、1万円で「ぎょろっけ エビマルカツ セット」(冷凍揚げぎょろっけ10個×2袋、冷凍エビマルカツ10個)などがある | |||
【寄付金の使い道】安心して暮らせるまちづくり/地域資源を活かしたまちづくり/笑顔があふれるやさしいまちづくり/未来を拓く人づくり/指定なし | ||||
3位 | 神奈川県三浦市 | |||
・1万円⇒目鉢鮪頭の希少部位刺身用+目鉢鮪カマ(合計1.7kg) (メバチまぐろハチの身350g×2パック、カマ1kg) ・1万円⇒三崎港まぐろ 超人気の希少部位!大集合セット(合計1.3kg) (まぐろ大カマ400g、ほほ肉300g、アゴ身300g、 テールステーキ150g×2枚) ・2万円⇒三崎港まぐろ 超人気の希少部位!大集合セット(合計2.6kg) (まぐろ大カマ400g×2パック、ほほ肉300g×2パック、 アゴ身300g×2パック、テールステーキ150g×4枚) ・1万円⇒三崎のメバチまぐろ・本まぐろ詰め合わせ 大容量!1.23kg (メバチまぐろ頭身3~4本で550g、本まぐろ赤身120g、 ほほ肉320g、ネギトロ120g×2) |
ほか、1万円で「佃煮詰合せ・三味」(かじき角煮2袋、かじきしぐれ煮2袋、そぼろ味噌2袋)などがある | |||
【寄付金の使い道】使い道はおまかせ/三浦の伝統文化を守るために/観光に力を入れて魅力ある三浦市にするために/三浦の子どもたちのために/三浦国際市民マラソンのためになど | ||||
4位 | 高知県室戸市 | |||
・5000円⇒おとめ鮪カマ焼き800g ・1万円⇒高鮮度!!活〆キハダ鮪セット(合計1.2kg) (キハダまぐろサク3~5本で800g、ネギトロ200g×2パック) ・7000円⇒土佐おとめまぐろハラス800g ・1万円⇒天然マグロセット700g (まぐろ3種類合わせて700g) |
ほか、5000円で「青のりアイス(6個セット)」などがある | |||
【寄付金の使い道】地域資源の保全や整備/地場産業の振興やまちづくり/子どもたちの健全な育成/医療及び福祉の充実/市長におまかせする | ||||
5位 | 千葉県船橋市 | |||
・1万円⇒旬鮮 天然目鉢まぐろ 三味(合計1.5kg+α) (メバチまぐろ切り落とし500g、 ネギトロ用たたき500g、カマ先500g) ・1万円⇒旬鮮 天然目鉢まぐろ 三景(合計1.9kg) (メバチまぐろ切り落とし3パックで900g、 ネギトロ用たたき500g、ほほ肉2個で500g) ・1万円⇒旬鮮 天然みなみまぐろ・目鉢まぐろ 三色(合計1.1kg) (ミナミまぐろ中トロサク200g、 切り落とし400g、メバチまぐろカマ先2個で500g) ・1万円⇒旬鮮 天然みなみまぐろ・目鉢まぐろ 三彩(合計1kg) (ミナミまぐろ中トロサク200g、 メバチまぐろ切り落とし300g、たたき500g) |
ほか、1万円で「猪肉ロース・モモたっぷり1.2kgセット」(猪ロース200g×3袋、猪モモ200g×3袋)などがある | |||
【寄付金の使い道】ふるさとの自然環境を保護する事業/ふるさとの文化遺産を保存・整備する事業/ふるさとの青少年の健全育成に資する事業/障がい者・高齢者に優しいまちづくり事業/その他(市に発展に寄与する事業) | ||||
■以降のランキングはコチラ!⇒お得な「ふるさと納税」ランキング~マグロ編~特産品でもらえる「マグロ」で得する自治体は? |
ランキングの下位には、一本釣りしたマグロを1匹丸ごと送ってくれる自治体のほか、お得に大トロや中トロをもらえる自治体がいくつも名を連ねている。上位38自治体まとめた「お得な『ふるさと納税』ランキング~マグロ編~特産品でもらえる『マグロ』で得する自治体は?」も公開中なので、ぜひ、そちらもご覧いただきたい。
ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体は1700以上に上るため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。
この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認のうえ、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)
2017年の「ふるさと納税ランキング~マグロ編~」で第1位に輝いた
「三重県尾鷲市」の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!
2017年の「ふるさと納税ランキング~マグロ編~」の栄えある第1位は、2万円の寄付で約5kgのマグロがもらえる「三重県尾鷲市(おわせし)」。そこで今回は、「尾鷲市」の税務課・山本誠太さんにインタビューを行なった。
まず、今年は、「ふるさと納税」でどのくらいの寄付が集まっているのか伺った。
「8月末までにいただいた寄付は、件数で約1500件、金額で約3800万円です。2016年は、『ふるさと納税』の返礼品を40~50品目ほどご用意していたのですが、2017年は約100品目と倍以上に増やしまして、現在も順次追加しております。返礼品を増やしたおかげもあって、昨年を上回るペースで寄付をいただいています」
今年は、昨年の倍以上の返礼品を用意しているとのことだが、具体的にはどのような返礼品を追加したのだろうか。
「『尾鷲市』は、『ふるさと納税』で“食”を売り出していこうという方針でして、今までの返礼品のラインナップは、海産物が多かったんです。しかし今年は、実際に『尾鷲市』に訪れていただくために、『体験コース』の特典を増やしました。例えば、『尾鷲市』は磯釣りが有名なので、寄付者の方を船で磯まで送り迎えする『磯渡し』のコースのほか、漁師町のゲストハウスに宿泊後、朝ごはん作りを体験していただけるコースなどがございます」
自治体が誇る自慢の味覚だけでなく、町の魅力を実際に体感すれば、「尾鷲市」のファンになる人が続出しそうだ。
では、今回のランキングで第1位を獲得した「びんちょうまぐろ一節(約5kg)」の提供を始めたキッカケとは?
「『びんちょうまぐろ一節』は、市内でも人気のある商品なんです。そこで、『全国のみなさんにも味わっていただきたい』という思いから、事業者さんに『ふるさと納税』の返礼品として提供していただくことをお願いしました。こちらは年末年始限定の返礼品なので、当初は、『その時期は市内の方への対応で手一杯だ』と断られたそうです。しかし、担当者が『尾鷲市の魅力を多くの人に知っていただきたい』と熱弁したところ、業者さんに『そういうことなら』と納得していただき、今回の提供に至ったんです」
「ふるさと納税」担当者の熱意、そして事業者の英断が実を結び、今回のランキング制覇につながったというわけだ。
続いて、集まった寄付金はどのように活用しているのか伺った。
「例えば、発達障害などを持つお子さんを担当する『加配保育士』を増員する事業に寄付金を使わせていただきまして、親御さんからも『ありがたい』というお声をいただいております。過疎化や少子高齢化によって、今後も厳しい財政状況が見込まれる中、『ふるさと納税』で何千万円という大きな金額をいただけるのは非常に助かりますし、歳入不足に少しでも充当していけたらと思っております」
「ふるさと納税」の寄付金は、寄付者が想像する以上に、その自治体を支える力になっているようだ。
最後に、今後の「ふるさと納税」の抱負について伺った。
「ランキングの第1位を獲得したということで大変驚いておりますし、嬉しく思っております。今後もお得な特典を用意するとともに、来年以降は『ふるさと納税』でいただいた寄付金を、さらに『尾鷲市』の住民の方々に還元できるように尽力していきます」
「尾鷲市」の山本さんが語ったように、「ふるさと納税」の寄付金は、過疎化が進む地域などでは貴重な収入源となっている。自治体の助けになるだけではなく、寄付をすれば節税につながるお得な制度なので、面倒臭がったりせず、今後も「ふるさと納税」をどんどん活用していこう。
(取材・文/森井隆二郎[A4studio])
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【2024年11月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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◆イオンカードセレクト |
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0.5~1.0% |
永年無料 | VISA JCB Master |
WAON モバイルSuica SMART ICOCA (モバイルSuicaと SMART ICOCAへの チャージ分は還元率0.25%) |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールドダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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